◆それからはイチャイチャと
「助手、懐くのはやめたまえ。久々に会った犬かね君は」
などと言われても、今は離れる気分がまったくしない。
「……いいだろ、別に」
俺はシエスタの胸に飛びついていた。
ついでに言うなら、乳房に頬ずりとかして、背中を抱き締めていた両腕は、だんだんと下に移動させている。ついにはスカートまで捲って尻を揉むけど、シエスタは俺の頭を優しく撫で続けてくれている。
「まったくとんでもない。自分で思いついたプレイで、まるで戦争から無事に帰ってきたような出迎えじゃないか」
「ああ、安心ついでに俺もシエスタとしたい」
「つい一時間前の余韻が残っている。さすがの私も体力が持たないというものだよ」
「そこをなんとか!」
「そういえば、チャラ男くんからは面白い話を聞いたよ。こうやって事後の話をする時は、寝取り役とのセックスがいかに気持ち良くて素晴らしかったか、饒舌に語ってやりながら手コキをするといいとね」
「む、むぅ……」
「おや、少し興味を持ったかね」
「いいや、さほどの興味はないが、物は試しというものだ」
「なるほど、興味津々のようならしてあげよう。だが君、一人で散々抜いていただろう? 匂いが気になるから先にシャワーを浴びてきたまえ」
「なんだよ。匂いなんていつも――」
「始めてから匂うのと、始める前から匂うのは気分が変わるに決まっているだろう。仕方ない、だったら一緒に風呂に入るかね? その汚れた部分を私が洗って上げよう」
「ごくり」
「ごくりじゃない」
とまあ、俺達は愛を確かめ合った。
最初は手だけだと言っていたけど、なんだかんだで、背中を洗うのに乳房を擦りつけてくれたり、口まで使ってくれたり、挿入させてくれたりして、大いに盛り上がるわけだった。
しかし、俺の肉棒で出す声と、チャラ男の肉棒で出す声は、やっぱり色気も大きさも違っていて、寝取り役とする方が気持ち良かったんじゃないか、と不安のような何かは胸に残った。
「ああ、そうだ。また同じことをやりたくなったら言うといい」
「………………」
さて、それはどうしたものか。