白かったセリアンヌの尻は手形状の赤みを帯び、空気に触れればややヒリヒリするような若干の腫れさえある。忌まわしい恥辱を肌に刻み付けられたような気持ちがして、やはり身体的な痛みというより精神的に辛かった。
「さあ、かかって来いよ」
何を思ってか。デュックは自分の剣を拾い上げ、セリアンヌの両腕を縛っていた皮紐を断ち斬る。胸の鎧は拾わせてもらえず、上半身は裸のままにされはしたが、長剣を構え直す時間だけは与えられ、決闘は仕切り直しの形となった。
「後悔させてやるぞ。デュック!」
セリアンヌは柄を強く握り締め、切っ先の方向をデュックの喉元へ定める。敵の情けというのは屈辱だが、おかげで逆転のチャンスを手に入れた。
必ず後悔させてやる。
問題は乳房が見られ放題なことだ。
片腕で隠すことで少なくとも観客からの視姦は防げるが、胸をガードしていては剣も片手でしか握れない。
別に戦闘自体は片手でも行える。そもそも両腕で力を込めるよりも、まず片腕で素早さを重視した太刀を振るうのがセリアンヌの戦闘法だ。隠しながら戦うことはできる。ただ、剣を左右に持ち替えたり、腕でバランスを取るということができなくなる。有象無象の格下相手なら良かったが、それで勝てるほどデュックは弱い相手ではない。
「後悔ねぇ? ま、させてみなよ」
デュックは余裕の笑みをこぼしていた。
決闘を開始した序盤まではセリアンヌが圧倒的な実力を見せたものだが、途中で鎧の紐を器用に斬られて上半身を裸にされた。肌を傷つけずに紐のみを斬り、見事に脱がせたのだ。そんな技量の持ち主が、本当にあそこまで追い詰められるものなのだろうか。あれは粋な逆転を披露するための単なる演技で、実はわざと劣勢を演じていたのではと疑念が沸く。
デュックはそういうことをする奴だ。自分を相手にしてまでお遊びをする余裕があるなど気に入らないが、事実お尻を叩かれた。ならばデュックの実力は格上なのかもしれない。認めたくなどないことだが、己の慢心を反省しないわけにもいかなかった。
「私はもはや迷わん。貴様のような奴に負けるわけにはいかないのだ!」
セリアンヌは乳房を隠すのをやめ、会場あの視姦を受け入れながら構えを取った。
「お? いいの? 見られちゃっても」
「半端なことでは勝てはしない。貴様に力があることだけは認めてやる。だが! その力を他者を辱めるために使う愚か者には制裁があってしかるべし! 必ずや貴様を倒すぞ!」
セリアンヌは声を張り上げることで気合いを込めるが、デュックはそれをせせ笑った。
「でもさあ、顔が真っ赤だよ? セリアンヌちゃん」
「だ、黙れ!」
図星を突かれ、セリアンヌはムキになった。いくら覚悟が決まっていても、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。屈辱的な尻叩きを受けたのもあり、客席に集まる男の目は総じてギラついている。セリアンヌの乳を嬉しそうに見つめてくる。肌中に視線の雨が降り注いでくるような環境下にいる限り、赤面した顔の色が戻ることなどありえない。耳さえも触れれば熱いほどに染まり上がり、首の上と下では肌の色が別々に分かれている状態だった。
そんな赤面状態のセリアンヌが覚悟を声にし、鋭く切っ先を構えたのだ。デュックや観客達からすれば面白い光景でしかない。
「いくぞデュック!」
強気に飛び掛る姿など、観客を別の意味で喜ばせるばかりである。
「へへっ、おっぱいが揺れてるッスよ?」
デュックはいやらしい顔つきで攻撃を受け流し、ルーレットのように身体を回転させてセリアンヌの背後へ回る。Tバックの尻へ剣を振り、割れ目に食い込んだ紐だけを実に器用に切り落とした。
「貴様! また姑息な!」
セリアンヌは怒りに任せて振り下ろす。
「悪いねぇ、姑息で」
デュックはそんな単調な攻撃などあっさりかわし、そのまま通過しすれ違っていくおりにも剣を一閃。腰を守っていた鎧の留め紐を切り落とし、金属の塊は股下へポロリと落ちる。今度は下半身さえもあらわになり、セリアンヌは完全な丸裸だ。
「すげー! 女騎士のすっぽんぽんだ!」
「――うひょぉぉぉおぉぉおぉおお!」
「期待してたぜデュック! アンタを応援してよかったぜ!」
歓声が沸き上がり、セリアンヌの顔にますます血流が集中する。既に十分に赤く染まっていた顔面だ。これ以上は変色のしようがなく、変わりに熱が上がっていく。触れば高熱の病人と間違われるほどの強い羞恥がセリアンヌを締め付けた。
よもやセリアンヌとて耐え切れない。
限界だった。
四方八方から突き刺さる視線という視線の嵐、デュックのにやけた顔。胸を見られただけでも死にたいほどだというのに、公衆の面前でスパンキングを受け、その挙句に丸裸だ。まともな女ならば生きてはいけない。
もはや羞恥を堪えて戦うことはできなくなった。
「――み、み、見るな! 見るなァァァアア!」
石畳に長剣を落とし、大事な部分を必死になって覆い隠してしゃがみ込む。およそ気高い騎士の見せる姿とは到底言えない。品位を失った女の惨めな姿に他ならない。
「無様ッスねぇ? セリアンヌちゃん」
デュックの表情は実に卑猥に歪みきり、邪悪に陰りを帯びてもいる。剣を石畳に突き刺し武器を捨て、素手のままセリアンヌへにじり寄り、乱暴なまでに押し倒した。両腕を強引に掴んで横へ下ろさせ、仰向けで気をつけの姿勢を取ったような状態にさせる。胴体へ跨り身動きを封じ込め、無防備になった乳房を思うままに揉みしだいた。
「やめろォ! やめろと言っている! こんな――こんなこと!」
じたばたしても意味はない。どうもがいたところで、重心に圧迫された両腕は使えずされるがままになるしかない。丁寧なマッサージが快楽を呼び覚まし、セリアンヌの息遣いさえも熱くする。
「大丈夫大丈夫。ちゃんと気持ち良くするッスから」
デュックの技巧は確かにセリアンヌを感じさせていた。
「き、貴様ァ! あっ! こ、この――その汚い手を――はぁん!」
感じたくもない快楽に襲われ、セリアンヌは髪を振り乱しながら喘ぎ始めた。甘い痺れが静電気のように充満し、乳房の中身を性感で満たしていく。乳首は限界まで固くなり、まだ触れられてもいない下腹部にまで疼き始める。
「何故! 何故こんな!」
それはデュックの蛮行に対するというよりも、どうして自分は感じてしまうのか。どこからこんな快楽が引きずり出されているのか。己自身への問いにようになっている。
それだけではない。
「犯っちまえー!」
「セックスだ! セックスを見せてくれぇ!」
「犯せ! 犯せ! 犯せ!」
観客はこの場でセリアンヌが強姦され、穢されることさえ望んでいる。どうして人々はそんなことを平気で願い、犯せ犯せとコールを飛ばすのか。この恐ろしい状況に対してでもある。
「困ったッスねぇ? どうする? セックスしちゃう?」
「ふざけるな! そんなことは許さん! 許さんぞ!」
セリアンヌはデュックを呪わんとするまでの凶眼を剥き出し、性感に乱れながらも拒絶の意思をはっきりと示す。
「いいよ? とりあえず勘弁してやるよ」
「そうだ! 騎士にあるまじき行為などすべきでない!」
「そうッスね。ま、このおっぱいは使うッスけどね」
デュックはおもむろに腰周りの鎧を外し、投げ捨て、ズボンの奥から太く勃起した肉棒を取り出す。丸い乳房の谷間へ沈め、楽しげに腰を揺すり始めた。
「な、なんだ! 今度は何をしている!」
「何ってパイズリだけど? お堅いセリアンヌちゃんは知らないッスか?」
「そういう事を聞いているのではない! 今すぐその汚いものをしまえ!」
自分の谷間に生暖かい堅肉が挟まれているのだ。
セリアンヌの視点からすれば、デュックが腰を突き出すたびに赤錆びた亀頭が接近し、今にもアゴや唇に触れそうになっているのだ。一物が自分の体に触れているだけでも気持ち悪いのに、顔にぶつかってくるのが余計に嫌だ。セリアンヌは懸命に顔を背け続けた。
「はは! 気持ち良いよ? セリアンヌちゃん! すっごくいいじゃん!」
柔らかな丸肉に股間を包まれる心地良さもさることながら、決闘中のはずの女騎士を思い通りに扱っている優越感が堪らない。相手を奴隷かペットにでも仕立て上げ、自由に扱っているような気持ちがした。
デュックが喜びを増すごとに、セリアンヌの恥辱は際限なく膨らんでいく。女にとって大切な乳房をおもちゃにされ、こうも自由にされるなど、セリアンヌにとってどれほどの屈辱だろうか。唯一自由な足をばたつかせても、まるで逃げられそうにはない。いいようにされ続けているセリアンヌには、デュックを睨み返すことしかできなかった。
「もうやめろ! 勝負はついた! だから早くやめてくれ!」
「ああ、射精したらやめてやるよ」
デュックは容赦なく腰を振り、乳圧を味わい続けた。先走りの透明汁をアゴにくっつけ、亀頭の先から糸を引かせて、セリアンヌはゾッと背筋に寒気でも走ったような顔をする。
しばらくは足をばたつかせることで脱出を試みていたが、上手いことデュックの背中を蹴りつけたとしても彼は動じず、身をよじっても抜け出せない。ただ無駄な力が消耗されるだけでしかなく、やがて抵抗を諦めたセリアンヌは隠すことだけに集中した。
なんとか動く手首の先でアソコを隠し、太ももを引き締めることで秘所を見られまいとガードする。顔へ向かってくる亀頭からは目を逸らし、懸命に心を保って耐え続けた。
「セリアンヌちゃんのこと、ずーっとこうしてやりたかったんッスよね。ったく、小うるさいママみてーになんでもかんでも注意してきてよォ。鬱陶しいったらありゃしないの。寝癖直せとか毎日毎日うるさいんッスよ」
デュックは回すような揉み方で乳を刷り上げ肉棒を圧迫し、茎の中の透明汁を乳圧で押し出していく。ねっとりと粘液を含んだ水滴が出るたびにアゴや頬へ擦り付け、亀頭の先から糸を引かせる。
セリアンヌは横目でデュックを睨みのみとなり、衆人環視をひたすら耐えた。こんなことをされている姿を数百人に見られる屈辱は、本当に心の中が押し潰されて圧死しそうだ。いっそ放心でもして心を壊した方が楽なのではと考えてしまうほど、猛烈な羞恥は耐えがたい。
だが、どんなに耐えがたくとも堪え続けた。
この野蛮な行為が終了し、解放さえされればいくらでも抗議ができる。これはおかしいのではないか、騎士にあるまじき蛮行であると問題に上げて審議が起こせる。
この決闘で勝てなくとも、反撃の機会はきちんとある。それまでの辛抱なのだ。セリアンヌはそれを根拠に心を保ち、横目で睨むような目つきでデュックへの敵意を出し、例え負けても心は折れていないことをアピールする。唯一可能な精神的抵抗に徹していた。
その精神的抵抗を鑑賞しながら、デュックは陰茎を上下にしごいている。芯と弾力の通った乳圧に挟まれる快感は堪らないもので、一回しごくごとに確実に射精感が増していく。セリアンヌの表情もエッセンスとなり、股間への刺激はより大きくなっていた。
「そういや、忘れてないッスよね」
「な、何をだ!」
これでも強気でいられることを示すため、セリアンヌは大声を出す。
「俺が勝ったら、アンタが俺の言う事を何でも聞く。初めに約束しちゃったよね? まさか真面目な王国騎士が約束を破ったりなんてしないッスよね?」
「そ、それは……。しかし! 約束のかこつけ人をこれ以上辱めるのか!」
「それが約束ってもんでしょうが」
デュックは乳肉で股間を強く挟み、柔らかい圧迫感の中でピストン運動を開始する。長い肉槍が谷間から突き出てアゴを打ち、頬にも触れる。そのたびにセリアンヌは嫌そうに目を細めて涙を浮かべ、歯軋りした。
「さて、なにをしてもらおっかなー」
性的奉仕を要求するか、あるいは陵辱してやるか。
迷う、実に迷う。あれもしたいしこれもしたい。
セリアンヌをどうしてやろうか考えニヤニヤし、楽しみに思いながら腰を振る。こうして後の楽しみの内容を考えながらパイズリを堪能すること自体、まさにセリアンヌを辱めている実感を得られて楽しかった。
股間の付け根あたりから来る射精感が茎の内側までこみ上がり、発射の予感が亀頭の先端までやって来る。
「そろそろかな。おし、喜べセリアンヌちゃん。このまま顔にかけてやるよ」
宣言するとセリアンヌは目を丸め、髪を振り乱して身をよじる。どうせ逃げられないことがわかっていても、心理的に抵抗せずにはいられないようだった。
「喰らえ! 発射!」
デュックは大喜びで精の塊を顔へ打ち出し、とろみのある白濁がセリアンヌの顔面へ振りかかる。髪へ染み込み、頬に張り付き、唇さえも白濁に濡れる。精液にまみれた赤面顔のセリアンヌは、それでも不満をあらわにデュックを睨み返していた。
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