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 教卓で四つん這いとなった晴香のお尻は、俺達のいる教室側の方向へ向けられている。白いショーツが丸く膨らみ、ゴムから尻肉をハミ出している。逆V字となった太ももの隙間からは、セーラー服が垂れることで腹とブラジャーの下弦が覗けて見えた。
「もぉぉ!」
 晴香は黒板方向へと俯き、握り拳を固めた腕が肩の先から震えていた。
「可愛いよ? 晴香」
「何がよ。こんなことさせておいて……」
 晴香の声の震え具合は、喉が痙攣しているのではと思えるほどだ。
「さあ、そのパンツをきちんと膝まで下げてごらん?」
「みんな見てるのにぃ……」
 大げさな例えになるが、晴香にしてみれば、本当に死ねと言われているぐらいの厳しい命令なのかもしれない。
 晴香は一時的に膝立ちになり、やや前のめりの姿勢でショーツの両側に指をかける。
「お?」
「脱ぐか脱ぐか?」
 約二名が期待の声を上げた。
「ちょっ、脱ぎにくい……」
 晴香は言う。
「だーめ。脱ぎなさい」
 俺は再度命じた。
「最っ低!」
 文句しかない目つきで肩越しに俺を睨み、晴香はそれから、ショーツを下へとスライドさせ始める。
 ショーツが脱げるにつれて、割れ目のラインが見え始め――。
「おおおお?」
「見えてきた見えてきたぁ!」
 男達のテンションは上がっていく。
「……だ、だからやりにくいってば」
 そして、晴香の手は止まる。やりにくいあまりに一瞬だけ中断して、けれど動かずにいてもまた俺に注意されるだけ。晴香は止めた手をすぐに動かし、俺の指示通りに膝の位置まで下げきった。
 お尻が丸出しになった。
 四つん這いに戻ることで、割れ目の穴が開けて見え、アソコも丸見えになっている。桜色の雛菊皺と、貝殻のように美しいアソコの合わせ目に、俺達の視線は一気に集中して、晴香の顔から立ち上る恥じらいの蒸気がみるみるうちに濃くなった。
 もうね、水の蒸発するジュゥゥゥゥって音が聞こえてもおかしくないよ。
 存在しない真っ白な濃い湯気が見えてくるようだよ。
 そして、晴香の顔はそれほど熱いわけだ。もしかしたら、触れば「アチッ」って手が引っ込むくらいにはなってるかも?
 白いお尻の肌も桃色がかって、ほんのりと赤みがまぶされている。食べたら美味しい桃のように見えてきて、実はその肉は甘いんじゃないかとさえ、想像がよぎっちまう。
 俺はそんな晴香の尻穴にギョウチュウ検査シートを貼り付けた。

「――――――っ!」

 晴香は見るからにピクっと反応していた。
「さあ、いくよ?」
 添えるかのように、そーっと乗せたフィルムを介して――。

 ぐにぃっ、ぐにん、ぐにっ、ぐにに――

 肛門へのマッサージを開始した。
「おおっ、始まった始まった」
「どんな気持ちなんだろう」
「俺達が見届けてやるからなー」
 男子三人分の声がかけられ、その他全員も少しずつざわめいている。視線に篭る淫らなニヤけが強くなり、晴香のこの屈辱的な姿は存分に視姦されていた。
 晴香から、声はない。
「~~~~~~~~~っっっ!」
 ただ、心が何かを叫んでいた。
 言葉というわけではない『何か』としか言い様のない叫びは、晴香の心の中から、まるで絶叫のように響いている。
 きっと、答えは単純だ。
 それだけ恥ずかしくって、屈辱的でたまらない。
 ただそれだけのシンプルな感情が、まともな人間の許容を超えて叫びのように現れている。
「~~~~~~~っ!」
 もしかしたら、これは精神に対する拷問と同じなのかもしれない。
 これが痛みを与えるための拷問だったなら、今頃は本当の絶叫が部屋中に満ち溢れ、校舎の外にまで恐ろしい声が漏れ聞こえていたはずだ。
 ただ、恥ずかしさ――。
 だから晴香の絶叫は、心の中だけの話で済んでいる。

 ぐりっ、ぐりっ、ぐり――。

 だからこそ、俺は丁寧に肛門をほぐしてあげた。
 そもそもこのポーズ自体、四つん這いでお尻を高く掲げること自体、犬でもしないような人権無視の行いである。性交渉のできる二人きりならいざ知らず、不特定多数の前でこんな姿を要求されるのは、晴香にしてみれば、尊厳を剥奪された気分に違いない。

 ぐりっ、ぐりっ、ぐり――。

 このまま終わる手があるだろうか?
 勿体無い。
 もっともっと、楽しんでやる。
「仰向けでまんぐり返し」
「……え?」
 力の抜け切った震えの声は、恥じらいが篭ったという意味で熱っぽい。顔の温度が上昇しているに違いない晴香の声の艶は、とても平常時のそれとはいえず、声さえ熱湯で茹でたかのようにふやけていた。
「聞こえなかった? 仰向けでまんぐり返し」
「そんなぁ……」
 悲しい声を上げながら、晴香は身体を反転させる。
 表返った晴香は、涙を溜め込んだ表情で、唇を内側に丸め込んだ頬の強張った顔つきで、必死に耐え忍んでいる。自ら膝を胸元に抱えた股の丸見えなポーズで、俺は再び肛門をグリグリしながら表情を眺めてやった。

 ぐにぃっ、ぐにん、ぐにっ、ぐにに――

「こ、こんなことするなんてぇ…………!」
「せっかくだ。みんなにもしてもらおうよ」
 俺は教卓の黒板側へ回り込み、かといって黒板消しのところにあるカメラを俺自身の体で邪魔しない、適度な斜め位置へ移動した。
 みんなを呼び寄せ、教卓の回りに集合してもらう。
 カメラを持った月子も接近して、まんぐり返しの姿勢を上から映した。

「これから、みんなで一人ずつ順番にお尻の穴をグリグリしてあげてね?」
 



 
 
 

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