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「――――――――――――――!」

 晴香は声にならない悲鳴を上げていた。
 まんぐり状態のまま、まず一人目の男子の指先で肛門を揉まれ、晴香は恐ろしく悶絶している。唇を丸め込み、頬の肉に力が入り、まぶたも力の限り閉ざされている。赤面度合いも極限まで色を増し、ジュワァァァァと湯気が上がっている。
 試しに額に触ってみると、風邪でも引いたかと思う熱さになっていた。
 顔から火が出るほど、なんて言い回しがあるが、これだけ熱ければ、そのうち本当に発火するんじゃないだろうか。
「うひひっ」
 二人目が尻穴をグリグリする。
「なんで……こんな…………」
 晴香は熱にうなされるかのように髪を振り乱し、額から脂汗を滲ませる。悩ましげに首をよがらせ、表情は羞恥に歪みきっているその姿は、まさに俺が求めていた晴香の姿そのものだ。
 身内から受ける仕打ちも恥ずかしいだろうが、全くの赤の他人からされるのも、それはそれで違った感情を覚えるはずだ。
 三人目、四人目。
 列を作った男子達は代わる代わるに尻穴をツンツンして、それぞれの指遣いでマッサージを施している。アソコが丸見えな以上は当然じっくり視姦していく。そして、そうされている晴香の有様は全て動画に収められ、今や晴香の感じている恥ずかしさは、完全に計り知れない領域に達しているはずだ。
 真っ直ぐ上を向くことなく、ほとんど顔を横向きにしているのは、正面を見てしまうとカメラレンズと視線が重なるからかもしれない。
「さーて、俺の番か」
 五人目は中指を真っ直ぐ伸ばし、指のお腹をそーっと乗せて、ぐるりぐるりと、まわすような揉み方で肛門を揉んでいく。
「もうやめてよぉ…………」
「それはお兄ちゃんに言うんだね」
「うぅ…………」
 晴香はもう、決して目を開けなかった。
 まぶたを強く閉じたまま、顔面の筋力の許す限り表情は歪められ、恥ずかしがる気持ちを表示したまま固定されきっていた。
 そうして五人目が終了し――。
「可愛いねぇ? 晴香ちゃん」
 六人目な指でツンツンとノックして、執拗に叩いていた。
 七人目は顔をギリギリまで接近させてアソコを眺め、息まで吹きかけてから離れていく。
 八人目は片手で尻を鷲掴みにして揉んでいた。
 九人目と十人目に至っては、わざわざ両手で尻たぶを掴み、左右の親指で中央を揉み解す方法で肛門を弄っていった。
 そして、十人が終われば俺へと戻る。
 俺は改めて晴香の肛門をグリグリしてやり、上から表情を眺めてやった。
「どうだった? みんなにお尻の穴をマッサージしてもらった気分は」
「最悪! すっごい最悪!」
「そう? 晴香ってば、すっごく真っ赤で可愛かったよ?」
「バカ! バカバカ! 死ね!」
 うわぁ、涙を溜め込んだ目で物凄い睨んでくる!
 その表情とってもいいよ?
「今、お尻に力が入ったね?」
「うるさいよぉ! バカぁ!」
 恥じらいに震えた声は俺の耳をよく癒す。

 ぐりっ、ぐりぃ、ぐりん――。

「んんんん――――!」

 ぐりっ、ぐりっ、ぐりっ、ぐりっ――。

「うぅ――――!」

 さて、そろそろ剥がすか。
 俺は今まで押し込んでいたフィルムの角を指先で摘み、まるでセロテープでも剥がしていくかのように、ゆっくりと持ち上げていった。

 ぺりんっ、

 と。その粘着力によって、肛門のシワをほんの少しだけ持ち上げながら、晴香のお尻からギョウチュウ検査シートは離れていった。

「はい、終了~!」

 俺はにこやかに微笑んでいた。




 
 
 

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