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 さて、いよいよギョウチュウ検査だ。
 先に行われていた放課前のホームルームでは、既に俺達の手元に検査用のフィルムを閉じた紙袋が配られている。三人とのセックスはそれを受け取った後のことで、それから家に戻った俺は部屋に月子を連れ込んでいた。
 俺は内心ウキウキしていた。
 これだけセックスに慣れておけば、羞恥プレイの最中に勃起が気になりすぎたり、我慢ができなくなることはないだろう。
「月子。お尻を出しなさい」
 俺は命じた。
 すると井上月子は俺のベッドで、俺にお尻を向けた姿勢でスカートを捲くり上げ、真っ白なパンティを下げていく。
 目の前に現れたアヌスを俺は視姦した。
「へぇ? これが月子のお尻の穴かぁ!」
「いや、恥ずかしい……」
「でも綺麗だよ?」
 俺は猫なで声で肛門の感想を聞かせてやり、月子の恥じらう台詞を聞く。
 何故、朝っぱらから月子が家にいるのかというと、月子の都合を一応尋ねた上で、一晩くらいなら他所の家に泊まれそうだというので泊まってもらい、夜は月子と同じベッドの中で眠りについた。
 そして、この朝――。
 俺は四つん這いの尻を丹念に眺め回し、じっくりと目で味わっていた。
「ヒクヒクしているよ?」
「いやぁぁ…………!」
 俺の行う言葉の責め苦が月子を大いに恥じらわせる。
 この日のため、俺はわざわざ三脚に立てたビデオカメラまで用意して、これから行うプレイの全てを動画に残すつもりでいるのだ。自分のお尻が撮られていると知る月子は、嫌よ嫌よと言いたげに尻を振り、ベッドに顔を強く埋め込む。シーツを握る手の握力は強く、肩に力が入って身体も震えていた。
 それにしても――。
 なんとも、良いお尻である。
 美白のあまりに部屋の電気が反射して、ほのかに輝いてみえるほど、俺に向けられた月子の尻は輝いている。
 下半身を高くした姿勢では、尻の割れ目とアソコが両方とも丸見えになるため、閉じ合わさった肉貝と放射状の菊皺を同時に視姦できる。黒ずみの薄い桃色がかった肛門の色合いは綺麗なもので、アソコも白い貝殻のようで決して美感を損なわない。
「よいしょ」
 ちょうどレンズの正面にお尻が来るように、俺はビデオカメラの三脚を移動した。
「ではギョウチュウ検査を始めます」
「はい。よろしくお願いします」
 果たして、月子はどんな気分だろう?
 これから俺の指で肛門をグリグリされ、その様子を全て撮影される。それを自らよろしくお願いさせられるなど、恥辱も良いところに違いない。
 俺は検査シートを手に取って、それを肛門に近づける。
 せっかく撮るわけだから、俺自身の体がビデオの邪魔になってはいけない。このため俺は月子の背中の横へ移動し、上から覗き込むような姿勢で、肛門へフィルムを乗せた。
 そして、指で押し付ける。
「――――っ!」
 月子が震えるのがわかった。

 ――グリ、グリ、グリ、グリ。

 押し当てた中指の腹に強弱をつけ、左右に捻るかのようにする。検査そのものは、ほんの数秒当てていれば完了するが、そう一瞬で済ませてはつまらないため、たったこれだけの動作に何分もかけてやる。
 一分、二分――。

 ――グリ、グリ、グリ、グリ。

 まるでカップラーメンの待ち時間のように、月子はたった数分を永遠のように感じているに違いない。
 三分、四分――。

 ――グリ、グリ、グリ、グリ。

 フィルム越しの肛門が、キュンと強く引き締まった。
「いま、お尻に力が入ったね?」
「そんなこと……」
「万が一ギョウチュウがいたら大変だからねぇ? きちんとフィルムにくっつくよう、もっとヒクヒクさせてごらん?」
「…………はい」
 肛門括約筋に力が入り、皺の収縮する様子が指先でわかる。力の出し入れによって、皺が直腸に丸め込まれるたび、押し当てているフィルムも少しだけ中へ巻き込まれていた。
 五分、六分――。
 それだけの時間を経て、俺はようやく肛門から指を離す。
 しかし、だから終了というのでなく、尻の検査フィルムの貼られた有様を数秒以上は動画に写し、それからようやく、肛門からフィルムを剥がして月子を検査から解放した。
「はい。終了」
「ありがとうございました」
 お礼の挨拶も、あらかじめ言うように指示したのだ。
 どんな気持ちだろう?
 こんな変態プレイをしてもらったお礼を言うなど、大層な恥辱に間違いない。四つん這いの姿勢から起き上がり、顔をこちらに向けた月子の顔面は、湯気が立ってもおかしくないほど赤く染まりきり、表情は完全に恥じらいに歪みきっていた。

 ――は、恥ずかしい。
 ――もう生きていけない!

 そんな叫びが表情から聞こえてくる!
 さ、最高だ!
 月子のそんな表情が見たかった!
 頬を強張らせ、唇を丸め込み、すっかり俯きながら両手を膝元でモジモジさせる。下を向いていても、髪から覗く耳さえも赤く染まって、例え表情を見なかったとしても、月子の中に沸いている羞恥心は手に取るようにわかった。
 俺はビデオカメラを三脚から取り外し、月子のそういった様子を撮影する。
 やっとのことで録画を止め、次に再生モードの操作を行った。
「それじゃあ、月子ちゃん。今までの動画を見てみようか」
「え? あ、はい」
 俺は月子の隣に座り、たった今まで行われていた検査フィルムが尻穴にグリグリされている有様を月子本人に見せつける。
 動画を覗いた月子は――。
 ジュワァァァァ、と。
 赤面で熱くなりすぎた顔から、もう完全に湯気が立っている。
「わ、わたしっ、こんなこと……!」
 動画を見ることで、自分が今まで受けていたプレイをありありと実感しているのだ。
「僕の指にね。月子ちゃんのお尻の穴がヒクンとしてくるのがよーく伝わってきたよ?」
「うぅぅぅ…………」
「どうだった?」
「どうって! これ、もう……。生きていけないよぉ……! 死んじゃいたいくらいだよ。こんなのぉ……!」
 表情から見える悲痛な叫び。
 いっそ、本当に死んだ方が楽かもしれない。
 それほどの感情に見舞われ、月子は顔から湯気を上げ続けた。


 
 
 

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