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  • 魔法の秘密を守るため(みらい・リコ)

    
    
    
     その無職の男性は、女子中学生を狙った犯罪計画を立てていた。過去何度か電車で痴漢を働いて、不審者徘徊としても通報されたことのある男だ。懲役こそないものの、いくらかの厳重注意を受けた経歴の持ち主である。
     まずは学校付近で、可愛い女の子を探して狙いを決める。ストーカーのように毎日毎日行動をチェックして、強姦に持ち込む手段を考えるのだ。
     朝日奈みらい、十六夜リコ。
     彼が目をつけた二人は、驚いたことに魔法使いだ。初めは目を疑ったが、キュアップラパパの呪文で空を飛び、プリキュアなるものに変身して戦う姿も調査の末確認している。この人間世界では魔法がバレてはいけないのも、リンクルストーンと呼ばれる不思議な宝石を捜しているのも、全て突き止めていた。
     そこで男は行動に移った。
     学校終了の下校時間に、最も人目の少ない道で待ち伏せして、二人一緒の帰っていたみらいとリコの前に立ちふさがる。
     当然、いきなり出てきた男に二人は揃って警戒した。
    
    「魔法使いのお二人さん」
    
     すると二人はビクっとして、二人は目の前の男を見つめながら、みるみるうちに冷や汗を流した真っ青な表情へと染まっていく。
    「え? ええ!? ま、魔法?」
     みらいは必死にとぼけようとしている。
    「ひ、人違いじゃありませんか?」
     リコも引き攣った顔で、なんとか誤魔化そうとしていた。
    「実は見たんだ。二人が箒で空を飛んだり、プリキュアに変身したり、喋るぬいぐるみとお話しているとこともね」
    「だから! それは何かの間違いじゃ……」
     みらいの声は自信なく細まっていく。
    「だいたい、あなた誰ですか」
     苦し紛れのようにリコは敵意を向けてきた。
    
    「魔法のことがバレちゃいけないんだよねぇ?」
    
    「……」
    「……」
     二人は完全に沈黙した。
     言い逃れできない状況に、みらいはただ口をあたふたさせている。リコの視線は不審者を警戒するそれとなり、強張った顔で睨んでいる。
    「それでね。もし黙っていて欲しければ――」
     男が言いかけた瞬間だ。
    「キュアップラパパ!」
     リコは既に杖を取り出していた。
    「ちょ! リコ!」
     みらいの制止など聞かず、
    「記憶よ! 消えな――――」
     男に魔法をかけようとした。
    
    「リンクルストーンを見つけたんだ」
    
     そして、杖を振り下ろすはずだったリコの手は、この一言によってぴたりと止まった。
    「え? リンクルストーン?」
    「そうだよ。そっくりな宝石を見つけてね。もしかしたら、君達がいつも探しているものなんじゃないかって」
    「ちょっと待ってよ! どうしてあなたが、そこまで私達のことを知っているの?」
    「さあねえ? それより、リンクルストーンはいらないの? 魔法の秘密も、バラされたら困るんでしょう?」
    「それは……」
     返す言葉の出せないリコは、脅迫を前に押し黙る。
    「も、モフルン……」
     みらいがバッグに呼びかけると、ジッパーの開いた隙間から、クマのぬいぐるみが顔を出す。
    「甘い匂い……するモフ……」
     困り果てた声でモフルンが言うと、二人は暗く沈みきっていた。
    
         †††
    
     このとき、まだリンクルストーンは揃っていない。
     男に連れられていく二人は、その自宅まで上がらされ、あまつさえベッドのある部屋にまで案内されてしまって、不安でならない面持ちだ。
    「二人はとても賢そうだし、どういうことかはわかっているね?」
     男がねっとりと告げた時だ。
    「あの! やっぱり、こういうことはよくないと思います!」
     真っ先に言い出すのはみらいであった。
    「わ、私もそう思います!」
     リコも後に続いた。
    「うーん。そうは言っても、おじさん元から悪い人だからねぇ?」
     即座にそう返されてしまっては、二人とも閉口するしかない。
     しばし、沈黙が続いて……。
    「せめて、パンツを見せるだけとか……」
     リコは思いついたように恐る恐る提案した。
    「だーめ」
    「ですよねぇ……」
     完全に引き攣るリコ。
    「観念しよう? プリキュアさんたち」
    「プリキュアのことまで……」
     と、みらい。
    「そうだよ? みらいちゃん。二人のことは、ずーっと見ていたからねぇ?」
     さーっと、二人の顔はみるみるうちに青ざめて、恐怖も不安もたっぷり含めたドン引きの表情へと変わっていく。
    「ほら、まずは二人で服を脱ごう」
    「……」
    「……」
     そう言われたからと、いきなり脱ぎ始めることはできない。ここまで来て、未だに何もせずにすむ打開策を頭の中で探している。
    「魔法をバラしちゃうよ?」
     重ねての脅迫によって、やっとのことで二人は脱衣に意識を向ける。
     それでも、躊躇いというハードルを安々と越えるほど、恥じらいのない中学生などどこにもいない。
    「み、みらい……?」
     そーっと、ブレザーのボタンに指を運んで、リコはみらいに視線をやる。
    「あっ、あははは……。どうしよっか……」
     みらいもボタンに触れこそすれ、それを外すことができずにいる。
    「どうしたの? 不思議な石もあげるからさ」
     リンクルストーン。
     そのためだと思えばこそ、二人はやっとボタンを外し始めて、前のはだけたブレザーの袖を引き抜く。丁寧に畳んで足元に置き、ワイシャツの首に通したリボンを取るが、そこから先の手が止まった。
    「おやぁ? いいのかな?」
     男はとても穏やかに脅す。
    「しょ、しょうがないね! リコ!」
    「リンクルストーンのためだものね」
     ひどく上ずった声を上げ、二人はワイシャツのボタンを外し始める。上からだんだん、左右に開けていく隙間から、それぞれのジュニアブラジャーが見え隠れして、全てのボタンを外したところで二人は胸を覆い隠した。
     下着を見せるのも恥ずかしい。ウブなところがかわいらしい。
    「靴下は履いたままでいいからねぇ?」
     しかし、遠回しに次も早く脱ぐよう要求すると、ワイシャツの袖は引き抜かれ、下着のみの上半身が曝け出された。
     最高だ。実にいい。
     控えめな膨らみを包むジュニアブラも、みらいが爽やかなオレンジと、リコが涼やかな水色で、それぞれのイメージに合っている気もした。
     スカートのホックが外れ、下半身もショーツだけの姿となる。
     大いに抵抗があることだろう。
     下着から先は脱ぐのを躊躇い、どうするでもなくモジモジしている。
    「ほらほら、どうしたの?」
    「あの、本当に……」
     この期に及んでリコは、許して欲しい眼差しで男を見た。
    「そうだよ。本当にすっぽんぽんになるんだよ?」
    「うぅ……」
     涙目のリコ。
    「わ、私が先に脱ぐから、リコも後に続いてくれる?」
    「みらい……」
     みらいの方が先にブラジャーを脱いでいた。控えめな膨らみと、淡い桜色の乳首が見えると、リコも続いて脱ぎ去って、同じような乳房を晒す。
     下を脱ぐのは躊躇うが、それでもみらいは思い切ってぐいっと下げて、薄い毛を生やしたアソコを見せた。リコもショーツを下げていき、まだ未使用の綺麗に閉じ合わさった割れ目を披露していた。
    「おお……!」
     男は中学生の生裸に感激していた。
     これぞ、見たかったものだ。
    「さあ、二人とも僕の隣に座ってごらん?」
     ベッドに腰を下ろした状態で二人を招くと、一層躊躇う顔をしながら、右手にリコが、左手にみらいが座る。両手に二人を抱いた男は、ズボンのベルトを外してチャックを下げる。
    「……ひっ!」
     みらいが軽い悲鳴を上げ、
    「な、何を出してるんですか!?」
     リコが震えた声を上げていた。
     二人の視線は男のペニスに釘付けになっていた。戦慄したような引き攣ったような顔で、赤面しながら目を逸らすが、引力に吸われるようにチラチラと視線は向き、やがて釘付けのまま固定された。
    「二人で協力して、僕のオチンチンを気持ちよくしようねぇ?」
     リコの右手と、みらいの左手を導いて、自分の肉棒を握らせる。左右から根元に巻きつく二つの手は、あまりにもたどたどしく、拙く上下に動き出し、握り具合も控えめだ。本当は触りたくもないものから、どうにか手を引っ込めるのを我慢して、最低限の握力だけでしごいている状態だ。
     それでも、気分はいい。
     手を握り合うかのように作った輪は、絡み合った四指の下で親指同士が重なり合い、そうして出来た手コキのリングが動いている。
    「……ど、どうですか?」
     恐る恐るといった具合のリコの声が、耳の穴へとかかってきた。
    「うーん。まあまあかな」
    「もっと頑張ろうか。リコ」
    「そうね。みらい……」
     揉むような指圧が加わって、肉棒への刺激は強まる。
    「うん。いいねぇ」
     二人の腰を両手に抱き、くびれた部分を上下に撫でる。まだ発育の足りない貧しい膨らみが二の腕にぶつかってくるのを感じつつ、男は時間をかけて快楽を味わった。
     その後はおさわりタイムとして、ベッドに寝かせた二人の裸を自由に弄ぶ。リコとみらいの乳房を揉み比べ、毛の生え具合も見比べる。
     二人は始終、耐え忍んでいた。
     全身から汗を噴き出して、嫌がる素振りで身をくねらせ、好きでもない男にいいようにされる屈辱を我慢する。
    「二人とも、オナニーをしてごらん?」
     リコとみらいは半泣きだった。自らの股に手を伸ばし、指で割れ目をなぞる姿にビデオカメラを向けてやり、二人並んだ自慰行為を映像に収めてやる。
     しかし、なかなか濡れない。
     ならば今度は男の手で、過去の痴漢行為で磨いた愛撫を施す。右手でリコを、左手でみらいのアソコをそれぞれ弄り、否応なしに感じさせ、少しずつ濡らしていく。
     そして男はペニスを向けた。
    「さーて、どっちの処女から貰おうかなー」
     わざとらしい品定めで、男は挿入の順番を思案する。
    「君かな? リコちゃん」
    「……ひっ!」
     リコの秘所へ近づけると、明らかにそれを恐れた。
    「待って下さい! 私からお願いします!」
    「み、みらい……!」
    「いいですよね! 順番くらい!」
     みらいは自ら脚をM字にして、リコを庇わんばかりに男を誘う。
    「そうだねぇ? そんなに言うなら、みらいちゃんからにしてあげるよ」
     男はみらいのアソコにペニスを当てた。
     亀頭の先で何度かなぞり、愛液とカウパーを絡み合わせていくことで、何となく馴染ませてから腰を前進させていく。
    「んんんん……!」
     悲鳴とも喘ぎ声ともつかない苦悶を上げ、太い肉棒が処女穴を広げることにみらいは耐えた。
    「おおっ、これはいい! これが中学生のおマンコか!」
    「いっ、あぁぁぁ……!」
     感激する男は、根元まで埋め込むなり、すぐにピストン運動を開始していた。
    「み、みらい!」
    「リコぉ! リコぉ……!」
     まるで出産の苦痛に耐える母親と、その傍らで妻の手を握る夫のように、リコに手を握って貰いながら、初めてのセックスを堪えている。よほど仲良しなのだろうから、まあそのままにして腰を振る。
    「いいねぇ? 君達仲良しで」
    「本当にこんなことまでするなんて! あなた――」
    「次はリコちゃんだよ?」
    「うぅ……」
     男が肉棒を引き抜くと、入れ替わるようにしてリコが寝そべり、みらいがリコを見守る位置につく。
    「はいっ、そうにゅーう!」
     とても楽しそうに押し当てて、男は腰を沈めていった。
    「あぁ……! くぅ……!」
     肉棒を飲み込んだリコの膣は、その太さによって広げられ、内側から下腹部を圧迫する。初めての感覚に苦しげな声を吐き出して、リコは苦悶がちな表情で髪を乱した。
    「リコ……!」
    「み、みらい……!」
     今度はリコが、みらいに手を握ってもらう番だった。
    「あっ、あくぅぅ……! んっ、んんぅ……んっ、んいぃぃ……!」
     男はピストンによって奥深くまで抉り抜き、中学生の小さな身体からなる締め付けを大いに味わう。
     その快感に図に乗って、男はさらに要求した。
    「四つん這いになって並んでみてよ」
     男の前には、そうしてみらいとリコの二つの尻が並び聳えた。
     小ぶりだけれど丸っこく、可愛らしさに溢れたお尻は、お互いにくっつき合って、尻たぶからなる山の連なりを成している。
    「さーて」
     男はみらいの腰を掴んで挿入した。
    「はぁぁぁぁ……! くぅっ、くはぁん!」
     大いに腰を振りたくり、がむしゃらに味わって棒を引き抜く。
     続けてリコに挿入した。
    「んん! んぁぁ……!」
     リコの尻を打ち鳴らし、また引き抜いてみらいに移る。
    
    「あっ! あふっ! あぁ――あっ、いやぁぁ……!」
    「も、もう許し――あぅっ、んん! んはぁぁ……!」
    
     二人は延々と味わい尽くされ――。
    
     やっとの思いで解放され、男の家から出る頃には、二人はただたた俯いていた。
    「リンクルストーンじゃなかったね……」
    「ええ、そうね……」
    「帰ろう? リコ」
    「ええ……」
     二人は、つい先ほどまでの出来事に決して触れない。
     ただ静かに、本当に静かに、手を繋いで家に帰った。
    
    
    


  • キュアップラパパ!性奴隷になりなさい!(みらい、リコ)

    
    
    
     キュアップラパパ!
     朝日奈みらいよ!
     言うことを聞きなさい!
    
     ナシマホウ界には魔法界出身の人々も暮らしている。
     もし、洗脳魔法を身につけた悪い人が、女の子に言うことを聞かせていたら、そんな人間が学校で教師として働いていたら、どうなるのかは言うまでもない。
    
    「んじゅっ、じゅるぅぅ――じゅむぅぅ――――」
    
     洗脳されたみらいはいま、教師の肉棒を咥えていた。
     初めて魔法をかけてから、今日までの上達速度は目を見張る。スポンジのような吸収力で性技を学んだみらいの腕は、とても中学生とはいえない領域に達していた。
    「いいねぇ? 上手になったね。みらいちゃん」
     トイレの個室に腰をかけ、股のあいだにみらいを置き、悪徳教師はビデオカメラで撮影まで行っている。太い勃起を含んだ顔が、きょとんとしたような不思議そうな目で教師を見上げ、素直の頭を前後させていた。
    「上手って、言いました?」
    「うん。言ったよ?」
    「私、上達したんですね。嬉しいです!」
     まるでテストで良い点数が取れて嬉しいように、みらいは疑いもなく喜んでいる。
    「じゃあ、もっともっとエッチになろうね?」
    「はい! 先生!」
     みらいはより熱心に亀頭を舐めた。
     舌先で先端をくすぐるように、鈴口を自由に舐め取り、少しだけ口に含めて唇の筋肉で揉みしだく。
    「じゅむぅぅぅ――」
     顔を前進させていき、口内の深さで可能な限り奥まで咥える。限界のところで頭を引き、亀頭の付け根を往復ポイントとして、また前に進んでいく。両手でしっかり根元を支え、前後運動に励むみらいは、時折アゴを休めて手でしごく。
    「はぁぁぁぁ……」
     風呂の湯に心地よさにくつろぐようなため息をこぼし、教師は快楽に心を癒した。
     みらいのフェラチオはとてもいい。
    「じゅむっ、むじゅっ、むぢゅぅ、じゅじゅぅぅ――」
     未発達の中学生ということもあり、口の大きさに見合わない肉棒を咥えるから、極限まで丸く開いたはずの唇が、それでも竿を締め付ける。唇の筋肉だけで噛み付かれている刺激の上、舌がべったりと密着したまま前後に動く快感は言い知れない。
    「ちゅぅっ、ちゅちゅぅぅぅ――」
     しかも、こんなことをしていながら、穢れを知らない無垢の乙女であるような瞳で教師のことを見つめるのだ。肉体は汚しても、魂は純潔なままなのかと錯覚する。きっと、実年齢より幼く見える小学生じみた顔立ちのせいもある。自分がそんな禁断の果実を食べているから、背徳感ということもあるだろう。
    「んぢゅっ、ちゅちゅっ、んぷぅ――むじゅぅ――」
     ああ、もっと懐かれたい。子犬のようなみらいにじゃれて欲しい。
     悪徳教師は杖を出すなり呪文を唱えた。
    
     キュアップラパパ!
     みらいよ! オチンチンを欲しがりなさい!
    
     これが効力を成した途端だ。
    「んぅ……!」
     みらいは急に顔色を変え、赤みがかった面持ちで自分のアソコを意識する。肉棒を欲しがるように仕向ける魔法は、すなわち媚薬的効果で膣が濡れ、キュンと引き締まってムラムラするということだ。
    「欲しいかい? みらいちゃん」
    「は、はい! 入れて下さい!」
    「しょうがない子だ。壁に手をついてお尻を出して」
    「わかりましたっ」
     みらいはスカートの中に手を入れて、白いショーツを膝まで下げると、丈を捲った尻が丸出しの状態で腰を突き出す。
     まだ発育の終了していない、もっと成長する余地を残した尻は、くびれかかった腰から可愛らしく膨らんで、既に十分な丸っこさを帯びている。
     教師はその尻たぶに両手を置き、己の肉棒を挿入した。
    「あぁぁ……!」
     みらいは仰け反る。
    「動くよ? みらいちゃん」
    「はいぃぃ……!」
     教師は小刻みなピストンを開始した。小ぶりな膨らみを好きに撫で回していきながら、狭くてきつい膣穴をたっぷり犯す。決して初めてではない。もう何度目か。だから痛がらせることもなければ、破瓜の血が流れることもない。
     それでも、中学生の性器に対して大人の肉棒だ。幅の狭い穴に対して、それより太いものが出入りしているのだ。ただでさえ強い締め付けに加え、キュンッと下腹部に力が入れば、その膣肉による圧迫は一層のものとなる。
    「あぁぁ……! あぁん! あん! ひああぁぁ……!」
     みらいもみらいで、散々かけ続けてきた魔法が染み込んでいる。
     ――気持ちよくなる魔法だ。
     体位を変え、対面座位となるよう指示すれば、教師の首に腕を回して抱きついて、一生懸命快楽を貪り始める。
    「あっ、せ、先生ぇ……! 気持ちいいですかぁ……?」
    「もちろんだよ」
    「よかったぁ……! あぁぁ……!」
     こちらが気持ちいいかどうか気にかける優しさがたまらない。
     それに――。
    「あん! リコ! リコぉ……!」
    「十六夜リコちゃんかい?」
    「はい! わらひ――リコも、一緒ならってぇ……!」
     魔法によって、セックスは幸せなものだと思い込ませている。教師としても問題ない。料理が美味しくて幸せ、ゲームが楽しくて幸せなど、気軽に友達と共有したがる程度のものとして認識させてあるのだ。
     楽しいことは友達と一緒がいい。リコと一緒がいい。
     みらいにとって、当たり前の気持ちなのだろう。
    「リコ! リコぉ……!」
     友達――否、親友の名を呼びながら喘いでいた。
    「じゃあ、次はリコちゃんも一緒に誘うかい?」
    「本当ですか! 先生!」
    「もちろんだよ」
     3Pがやれて幸せなのは、むしろ男の方なのだから。
    「んんんん! ワクワクもんだぁ!」
     今から次のセックスを楽しみに、みらいは盛大な絶頂を迎えていた。
    
         **
    
     キュアップラパパ!
     十六夜リコよ!
     言うことを聞きなさい!
    
     その日、悪徳教師はリコとみらいの二人をホテルに連れ込んでいた。
    「……先生とセックス?」
     呼び出した用事について、ホテルの部屋で初めて告げると、まだ魔法の効き目が不完全なせいか顔を顰める。
    「そんなの普通だよ。私だって、いっぱいしてるし」
    「みらいが?」
    「うん! セックスって、すっごく気持ちよくて幸せで、ワクワクもんだよ?」
    「まあ、みらいがそう言うなら……」
     遠慮と躊躇いを帯びた顔つきのリコは、渋々といった具合に服を脱ぎ、催眠効果で普通よりも抵抗なく脱衣を済ませる。
    「ほら、触ってみよう?」
    「ええ!? 触るってみらい、これに?」
    「そうだよ。手コキっていってね。先生を気持ちよくしてあげるの」
    「うーん……こうかしら……」
     ベッド上に仁王立ちする教師を前に、リコは正座をしながらそっと触れ、小さな手の平に肉棒を包み込む。
     たどたどしく前後にしごいた。
    「うん。いいよリコちゃん」
    「……そうですか?」
    「もう少しだけ力を入れて? そうそう」
     教師はリコに性技を教え込み、手の次は口も使わせ、フェラチオまで習得させる。そうしたあとは、いよいよベッドに押し倒し、幼い肉体に愛撫を始めた。
     乳房に触れ、そっと揉む。
    「あぁ……」
     全身をまさぐっていくことで、くすぐったそうに身悶えするリコは、赤らんだ顔でわずかにアソコを濡らし始める。指先でなぞってやれば、より赤らんでいき、催眠効果もあって感度よく悶え始めた。
    「そろそろ入れようか」
     そして、教師は肉棒を挿入した。
    「あぁ――!」
     腰のくびれを掴んで振りたくる。
    「んぁ! あぁ! ああん!」
     幅の狭い穴の締め付けが、肉棒をよく圧する。
    「み、みらいぃぃ――!」
     初めてで気持ちいいせいか、まるで助けを求めるように、リコはみらいに手を伸ばした。
    「大丈夫だよ? すぐに慣れるからね」
     みらいはそんなリコの手を握る。
    「う、うん――」
     リコの様子を見守るみらいと、そのみらいに心の中で縋るリコ。そんなリコに対して腰を振る教師という構図となって、セックスは続いていった。
     体位を変え、バック挿入となる際は、四つん這いとなったリコはみらいの膝枕に顔を埋め、高く掲げられた尻を打ち鳴らすこととなる。
    「出すぞ! リコちゃん!」
     ラストスパートの勢いで、ピストンペースを速めた教師は、射精直前に棒を引き抜く。
     尻にふんだんに振りかけた。
     丸くて可愛い、これからもっと大きく膨らむはずのリコの美尻は、精液濡れによって甘美な香りを漂わせて見える。綺麗な肌が火照って赤らんだ上に、白濁の色彩がこの上なく卑猥に引き立てられているせいだろう。
    「やったね! リコ」
    「みらい……」
     見詰め合う二人、そこには普通の友達同士ではありえない空気がある。
     一体誰と誰がセックスしたはずなのかわからない。
     まあ、ともかく。
     これで、これからは3Pセックスが可能となるわけなのだ。
    
    
    


  • リコとみらいの一緒にお風呂!

    
    
    
    
    「――あの! 一緒にお風呂入りませんか?」
    
     元気な笑顔で、朝日奈みらいがキラキラと瞳を輝かせているのは、補習授業二つ目の課題をクリアしたその夜である。
     その日は少し喧嘩していた。
     お湯を沸かす魔法という課題で、リコが一人頑張る横で、みらいは他のみんなと押しくら饅頭なんてことを始める。人が真面目にやっているのに嫌だったし、それでいってみらいは一発で魔法をこなすから、それでムッときたリコは、ずっとみらいに対して腹を立てていた。
     けれどみらいにはみらいなりの気持ちがあって、リコもみらいの魔法成功が羨ましかった気持ちを打ち明けて――。
     だからまあ、そんな喧嘩も終わって……。
     その日は初めて名前を呼んだことで、みらいはとても大喜び――未だにはしゃいでかは知らないが、今夜は風呂にまで誘ってきたというわけだ。
    「別にお風呂くらい一人で……」
    「駄目かな? リコ!」
     ぐいぐい迫るみらいを相手に、リコは首を横に振れなくなる。
     いや、本当に嫌だったら、リコだってもう少し躊躇うはず。強い意志を持って跳ね除けたり、冷たく切り捨てるような性格などはしていないが、こうも早く折れはしない。
    「だ、駄目じゃないけど……」
     しかし、リコは自然と折れていた。
     なんとなく、みらいともう少し仲良くなってみたいような――そんな気が、まあ少しくらいはしないでもなくて……。
     こうなれば、みらいはますます舞い上がる。
    「ありがとー! さっそく行こうよ! リコ!」
     すぐさま、みらいはリコの手首を掴んで引っ張った。
    「ちょっ、ちょっとみらい! 引っ張らないで!」
     前のめりにこけそうになりながら、そしてリコは浴室へ向かっていく。
    「ふんふふーん。お風呂っ、お風呂っ、お風呂っ」
     うきうきしながら、みらいは一枚一枚脱いでいく。
    「もう……。はしゃぎすぎよ」
     半ば呆れながら、リコもまたシャツやスカートを脱いでいく。下着だけになり、その下着まで脱いで裸になって、二人は浴室へと入っていった。
    「さて、お背中流しましょうか?」
    「いや、いい」
    「そんなこと言わないでさー」
    「いいってばぁ……」
    「お願いリコ! もっとリコと仲良くしたいの!」
    「私と仲良く……うーん……」
     そう言われると弱い気がしてリコは悩む。
     結局、流してもらうことにした。
     椅子に座ると、
    「……ひっ! 素手?」
     泡をたっぷりと乗せた両手に触れられ、リコはびくんと背中を反らした。
    「その方がいいと思いまして」
    「いや、なんでよ!」
    「いいからいいから! ね?」
    「うー……しょうがないわねぇ……」
     みらいの手の平を受け入れれば、まずは両肩に泡が塗られる。ナメクジのようにゆったりと流れ落ちていく白い固まりは、背骨のラインに沿って下へ下へと、椅子の上で潰れる小尻にまで到達した。
     肩甲骨をぐるぐると両手が這う。
     背中全体を撫でたみらいは、さらに腰のくびれにまで泡を塗りたくり、リコの背面はすっかり泡にまみれていた。
     そして――。
     ギュッ、とみらいは抱きつく。
    「おーしくーらまーんじゅっ!」
     腹にまわされた腕が、しっかりとリコを締めつける。膨らみかけの胸が背中にぶつかり、押し付けられた身体が上下に動く。乳房がスポンジ代わりとなって、滑りよく柔らかに動いているのに、顔を赤らめたリコは身を硬くした。
    「ちょっとぉ……!」
    「えへへ! リコもやろうよ!」
    「えぇ……」
     今度はみらいが椅子に座って、リコが石鹸の泡を作って両手にすくう。たどたどしい手つきで背中に触れ、リコはみらいの背中を洗い始めた。まんべんなく白い泡を塗り広げ、やがてみらいは言ってくる。
    「リコもぎゅーって」
    「わかったわよ。仕方ないわね」
     リコもまた身体を押し付け、乳房をスポンジ代わりのように上下にすり当てる。
    「お、おーしくーらまーんじゅっ!」
    「おーされーてなーくな!」
    「おーしくーらまーんじゅっ!」
    「おーされーてなーくな!」
    
     ――完。
    
    
    


  • みらいのモフ姦

    
    
    
     まだプリキュアの力に目覚める前……。
     リコとも、出会う前――。
    
     夢から目覚めた朝日奈みらいは、しっとりとした寝汗でパジャマを濡らして、息切れのような息遣いで肩を上下に動かしている。
    「やだ……なんだったんだろう……あの夢…………」
     みらいが見た『夢』なのだが、不意にそこであった出来事の痕跡に気づく。
    「濡れてる……」
     ショーツのクロッチにねっとりとしたぬかるみが染み込んで、アソコのあたりがヌルヌルとして気持ち悪い。見ればパジャマズボンの股にも染みは浮かんでおり、みらいは信じられないものを見る表情で自分の顔を覆っていた。
    「…………そんな……私……お漏らし?」
     もう中学二年生だ。
     性知識が皆無だなんてことはないのだが、朝起きて股がぐっしょり濡れていれば、自分がこの歳でお漏らしをしてしまったような気分になる。
    「あんな夢を見るなんて、私ってよっぽどモフルンと……」
     モフルンとお話がしてみたい。
     夢物語のような願望を抱くみらいは、生まれたときからモフルンと過ごしている。おばあちゃんがくれたぬいぐるみで、まるで兄弟のように大切に思っている。
     だからこそ、夢にまで出たのだろうか。
     あんな形で……。
     その夢の内容は――。
    
     ――ずっとみらいとエッチがしてみたかったモフー。
    
     丸裸でベッドの上に横たわったみらいへと、大きなモフルンが覆いかぶさっている。
    「い、いま、えっちなことって言いました?」
     みらいはぎょっとした表情で、そのモフルンを見つめ返す。
     成人男性のような体格といえば一言で済むが、手足の指の作りにかけてまで、モフルンは人間とよく似た姿形と化していた。腹筋があり、胸板があり、首元も逞しい。いっそ着ぐるみ用のクマの被り物でも被ったという方が正しいようなナリをしていた。
     しかし、ならば生身の首と、頭を通すための被り物の穴の境目があるべきで、首から下の肉体も普通の肌色であるべきだ。モフルンは違う。クマの頭部と人型の肉体は完全に一体で、皮膚の色も元ぬいぐるみだと言わんばかりに茶色である。
    「みらいはずっとモフルンとお話したいって思っていたモフ」
    「……う、うん! 私もだよ?」
     嬉しい。
     嬉しいのだが、素っ裸でこの状態で、素直に喜べるかというと違う。
     どうしたって、みらいの笑顔は引き攣っていた。
    
     ――え? どうしてこんなことになってるの?
     ――なんで私、はだかなの!?
    
     少しばかり、パニックさえ起こしていた。
    「だからみらいとエッチして、いっぱい仲良くなるモフ」
     モフルンはみらいの胸を揉み始める。
    「ええええ!? なんでそうなるの?」
     みらいは慌てふためいて、軽く押しのけようとするのだが、仮にも大切なモフルン相手に本気で抵抗ということにはならない。
     だから、揉まれるままとなっていた。
     膨らみの薄っすらとした微乳に両手が這って、左右の五指が巧みに蠢く。掴み取るようにして指を食い込ませる揉み方は、しかし力を入れすぎない労わりがあり、少しずつ加減を覚えて着実に優しい愛撫となっていた。
    「みらいのオッパイ可愛いモフ」
     大切なものを優しく労わるような揉み方は、確かに愛情が込められている。
    「そ、そんなこと言われてもぉ……!」
     しかし、初めて裸を見せた上、触られまでしているみらいとしては、とてもとても緊張してしまう。
    「みらいは嫌モフ?」
    「そうじゃないけど……」
    「だったら、モフルンと仲良くするモフ」
    「……うん」
     恐る恐る受け入れて、モフルンの指遣いに集中する。
     踊る五指の片方は秘所へと移り、右手が縦筋をなぞりつつ、左手は乳房を揉み続ける。アソコまで触られているみらいはガチガチに硬くなり、恥ずかしくて顔も真っ赤になっていた。
    「おチンチンを入れるモフ」
    「え? いま、おチンチンって言いました?」
     みらいの表情が一変したときには、既に入り口に亀頭が押し付けられていた。膣奥へと進行していく肉棒が、狭い穴を左右に拡張させていき、内側から押し広げられるようなキツさにみらいは呻く。
    「あぁ……うぅ…………」
    「大丈夫モフ?」
    「うん。なんとか」
    「じゃあ動くモフ」
     すぐにピストン運動は始まった。
    「――えっ、あぁッッ!」
     初めは様子を見るかのようにゆったりとした抜き差しで、モフルンはみらいの髪を優しく撫で上げながら動いている。
    
     ――は、入ってる!
     ――わたし、初めてシてるんだ……!
    
     まるで大事件に遭っているような衝撃で、半ば動揺しているみらいは、モフルンの愛情を心豊かに受け取る余裕がない。ほとんど緊張で強張ったままに腰振りを受け、頭が真っ白なままの時間が続いていた。
     濡れていくにつれペースは上がり、だんだんと水音が響き始める。
    
     じゅぷ……じゅぷ……。
    
     粘液を練り合わせるような卑猥な音が、静寂の中に響いている。
     そのペースは速まり――
    
     じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん!
    
     やがて激しく打ち付ける。
    「あっ! ああ! だ、だめ! モフルン! モフルン!」
    「イくモフ! イくモフゥゥゥゥ!」
    
     ――ドクン! ドクドク! ビュルン!
    
     膣内に熱いものが広がると同時であった。
     ――バ!
     と、勢い良く布団を跳ね返しながら、みらいは夢から目覚めていた。
    「……夢?」
     そう気づくや否や、カァァァっと顔を赤らめて、みらいは一人俯くことになる。
    「なんて夢見ちゃったんだろう。あんなすごくエッチな……」
     みらいの股は濡れている。
     夢の内容のせいか、熱く疼いた下腹部は、何かを求めてやまない。
    「うぅ…………」
     そっとパジャマのズボンを脱ぎ、ショーツも脱いだみらいは、モフルンを片腕で抱き締めながら、そっと右手の指を秘所に押し合わせていた。
    「――ひっ!」
     思いのほか強い刺激に自分で驚く。
     凄く、気持ちいい。
     すぐに取り憑かれたように手を動かし、いやらしい指遣いで自身の秘所を捏ね込んで、いつしか膣に指まで入れていた。
    「あっ……あぁっ………………!」
     凄く凄く気持ちいい。
     どうしよう!
     私、イっちゃう……!
    
     ――ビクン!
    
     みらいは背中を大きく反らして絶頂していた。
     そして、快楽から覚めて、後々冷静になったみらいは思う。
    「私ってはしたないのかなぁ……」
     けど、モフルンとはお話したい。
     できたら、いいな。
    
     その夢が数日後に実現することを、この時点のみらいはまだ知らない。