モスティマは部屋から連れ出されており、今頃はどこでどうしているのか。
連れ出したのは中年だ。
そして、エクシアが全裸になったところで中年だけが戻って来る。モスティマのことが気になって落ち着かず、かといって今は羞恥心でたまらない。置かれていた台に脱いだものを乗せてあるが、服の恋しさにそちらへチラチラと視線を向けてしまう。
(あたしがこんなことになるなんて、思いもしなかったな……)
エクシアは中年と向かい合う。
「ではエクシア様。横になってお待ちください」
「はいはい」
施術台に上がり、ひとまずは仰向けとなる。
これから始まるマッサージに身構えて、強張った顔で天井を睨んでいると、周囲から聞こえるのは何かを整える物音だった。一体、何を用意しているのか、音だけでは判別など付かないが、瓶だの容器だのといった小物の用意だけではない。
何か機材でも準備しているような、大きなものを扱う音に聞こえるのだ。
気になって顔を上げると、ベッドの周りには三脚台のカメラが置かれていた。
「なにこれ、撮る気!?」
「エクシア様は見世物です」
中年はあっさりと、そんなことを宣言する。
「見世物って、まさか動画まで売る気じゃ……」
「いえいえ、見えやすくするのですよ」
中年はリモコンを手に画面を着ける。
すると、壁に埋め込まれたスクリーンには、三脚台のカメラを介した映像がリアルタイムで流れ始めていた。
「これはちょっと……勘弁……」
エクシアは引き攣る。
仰向けであるエクシアは、顔を横に寝かせることで画面を見るが、そこに映っているのは自分の足の裏側だ。足の向こうにある一台の映像が出ているようだが、左右に置かれた三脚台の映像にも、きっと切り替えられるのだろう。
「さて、準備が整いましたところで、エクシア様。当店のリフレッシュコースではオイルを使用させて頂きます」
白い清潔な施術着を身に纏い、中年はガラスの瓶を握っていた。
そのフタを開け、中身を手の平に垂らした後、中年はいよいよマッサージを開始する。その技巧に満ちた手に触れられ、どんな風に感じさせられるというのか、緊張しきって身構えていると、まずは左手の甲に指が乗る。
ぴたりと、オイルを纏った指の腹が乗った時、そのままオイルで粘着して、指がくっついてきたように感じられた。そんな第一の接触に始まって、手の甲はオイルが塗られていく。一本の指だけで、くすぐるように塗り伸ばすタッチには、決して感じる要素はない。
ずっとこの調子であってくれればいいのだが、マッサージが進んでいけば、いずれ際どい位置に指が来る。
その時こそ、我慢を試される。
(耐えてみせるよ。モスティマ)
左手が、中年の両手に包まれる。
温かな手の平の感触は、どうやら心地の良いものだ。好意の欠片も湧かない異性からの接触など、嫌悪感の方が勝るはずだと思っていれば、それが魔法のように気持ちいい。手の平をぐにぐにと指圧して、解きほぐしてくるタッチに肉が溶かされ、皮膚の内側が甘ったるくなっていくかのような感覚に、思わずうっとりしかけていた。
違う、相手は敵だ。
モスティマを辱めた敵に他ならない。
受け入れるべき快感ではないと、ぐっと堪えようとする気持ちを抱くが、しかし中年は指を一本ずつ丁寧に溶かしてくる。親指を、人差し指を、一本ずつ順々に揉みしだいていく手つきによって、五指がとろけて消えるような錯覚さえ覚えていた。
指先から順番に溶かされる。
皮膚の内側が甘ったるい液体に変わっていくかのように、マッサージが進むにつれてとろけていく。本当は筋肉がほぐれているだけなのだろうが、もっとそれ以上の感覚が腕の中には溢れていた。
手が、手首が、肘が、二の腕が、順々に気持ち良くなっていく。
片方の腕が終わればもう片方も、指から順番に溶かされて、それが終われば今度は足がやられてしまう。やはり指から始めて太ももまで、指圧しつつの揉み方が異常なほどに心地いい。モスティマへの辱めも忘れ、思わずうっとりと目を細めそうになるほどに、中年のマッサージは上手いのだった。
もう四肢が全て溶けてなくなっている。
意識をやり、試しに指を動かしたりしてみれば、本当は溶けてなどいないことはわかるのだが、どろりと流れ落ちでもしているような錯覚は否めない。
オイルも浸透していた。
手の平にその都度オイルを乗せ、皮膚の表面にまぶされ続けてきたおかげで、表皮はまんべんなくしっとりしている。水分を吸収した皮膚は、風呂上がりのように潤って、オイルの輝きでツヤツヤとしていた。
四肢が終わったからには、次は胴体へのマッサージとなる。
瓶の中から、ヘソへとオイルが垂らされた。腹部に手圧をかけながら、ぬるぬると塗り伸ばしていき、光沢は広がっていく。
肋骨も、鎖骨にもオイルを塗られ、エクシアの体は着実に輝きを増していく。
(まずい……これ、続けられたりしたら……)
息が乱れ始めていた。
まるで体中にあるスイッチを一つ一つ入れられているように、しだいしだいに興奮状態へと導かれ、熱っぽい吐息が出るようになっていく。ふとすれば顔に恍惚を見え隠れさせ、快感に飲まれそうな自分に気づいてハっと表情を引き締める。
「では両足を上げて頂きましょうか」
「それはちょっと……ねぇ……?」
「モスティマ様はこちらでお預かりしていますが」
「…………」
それを言われて、エクシアは黙って脚を上げ始める。膝を立てたところで、中年の両手が膝裏に潜り込み、体重をかけて押してくる。
エクシアの股はM字にされていた。
押し倒すような力のかけ方で、しかしマッサージの一環で股関節を伸ばすためにしている風な振る舞いで、中年はエクシアに卑猥なポーズを強いている。
それはカメラにばっちりと映っていた。
ちょうど中年の身体は、ベッドの横へどうている。中年自身の体が壁となり、カメラの邪魔にならないようにポジションを取っている。おかげでエクシアのアソコは丸見えに、それが巨大スクリーンに映さていた。
「ほら、ご覧下さい」
中年がモニターを指す。
「うぅ…………!」
頬から熱が弾け、エクシアは顔を顰めた。
両手を伸ばすよりもなお大きな画面サイズに、実物よりも大きく拡大されたアソコがくっきりと映し出されている。まだ一度も触れられていないワレメは、熱っぽく蒸し蒸しとしたものを醸し出して見えていた。
例えるなら、熱湯に漬け込んだものを取り出した直後のように熱が伝わる。白い湯気が晴れてなお、周囲にはまだ温かい空気を纏っているように、しっかりと温まった感じが滲み出ている。
エクシアのアソコは水気を帯びていた。
まだはっきりとは濡れていないが、オイルが及んですらいないのに、どことなく皮膚がしっとりとしている。僅かばかりの愛液が表皮に広がり、皮膚が水分を吸い込んだための潤いと、マッサージで血行が良くなって、体温が上がってのアソコの状態は、そこだけが蒸し暑いかのように映っていた。
「おいおい、物欲しそうに見えるぜ?」
「エクシアちゃーん? セックスしたいのかなー?」
「はははははは! 一体どんな声で鳴くんだろうなぁ?」
客席から冷やかされ、不快感から横目で睨む。
「うるさい!」
声を荒げる。
「怒っちゃった? 可愛いなぁ?」
「今のエクシアが怒っても、別に怖くないぜ?」
「なんたって、セックスしたそうなアソコしてるもんな」
その言葉が男達のあいだではウケたらしい。
客席のあいだに笑いが広がり、その笑顔に対してエクシアは惨めになる。
「さてエクシア様、ご自分で膝を抱えて頂けますかな?」
「あたしは……絶対、イカないからね」
宣言しながら抱えることで、エクシアはせめてものプライドを保とうとしていた。
モスティマはきっと、何度か通っている。肉体が開発され、感じやすくさせられていたのかもしれないが、エクシアはそこまで敏感に育っていない。性感帯の未発達な体なら、中年にいくら技術があろうと、イカずに済む余地はあるはずだ。
股の周りを集中的に揉みほぐされた。
性器に触れることはない、せいぜい陰毛の部分を指圧するだけのタッチが繰り返される。皮膚の内側にあるものを押し流し、ほぐそうとしてくる中年の手は、決して明快な愛撫をしてこない。
モスティマに対してもそうだった。
乳首も、性器も、決して触らずマッサージに徹してくる。それでいて感じさせ、肉体を高ぶらせる。性器に触れることなくイカせてしまい、モスティマは何度絶頂していたことか。
鼠径部のラインに指を押し込み、内側にあるものを押し流す。
性器にギリギリまで近い位置をくすぐるが、きちんと触ってくることはない。
太ももと尻の境目を揉み込むが、尻にさえ明確には触らずに、せいぜい端っこに一瞬だけ掠める程度である。
肝心な部分へのタッチがなく、中年はひたすらにマッサージに徹してくる。
エクシアは天井だけに視線を注ぐか、さもなくば目を瞑るかして、その快感をどうにかやりすごそうとしていた。
(ちょっと……良すぎる……なんなの、これ…………)
全身がポカポカと暖かい。
その上で、皮膚がしだいに敏感になっている。最初はただただ、ごく普通のマッサージが気持ちいい感覚にすぎなかった。それが異常に快感で、徐々にマッサージの域を超えている。
まるで全身が性感帯になってきたかのようだ。
手足も胴体も、どこもかしこも敏感に、体中の至る所が愛撫を求めてウズウズしている。細胞が接触を求めてやまず、指が来るなり喜んでいる。
エクシアは後悔しつつあった。
やはり、この男に勝てるはずはなかったのだ。
*
顔から火が出るような思いであった。
それもそのはず、エクシアはそれから十分以上にわたってマッサージを受け続け、その時間のあいだ性器に一度も触れられていない。今にも触れてきそうな際どい位置に来るだけで、きちんと触ってくることは決してない。
そんな焦らし続けるタッチのせいか、ワレメからは女の蜜が溢れ始めていた。
それはスクリーンに拡大され、だから客席にもよく見える。
「あれあれぇ?」
「まだ触られてないはずだぜぇ?」
「どうしてそんなに濡れてるんだぁ?」
エクシアのアソコははっきりと濡れていた。
滲み出た愛液により、オイルも塗っていないのに光沢を帯び始め、ついには誰が見ても濡れている状態にまで達していた。染み出た愛液で皮膚の潤いが増していき、なおも分泌が続いたことで、徐々に水気を纏って見えるようになり、ついにはヌラヌラとした光るぬかるみを帯びていたのだ。
男達はそれに気づいて盛り上がり、大喜びで指摘する。
「アソコがウズウズしてるんだろ?」
「おいおい、さっきよりもずっとセックスしたそうに見えるぜ?」
「もうイっちまえよ!」
「セックスしちまえー!」
一つ一つの声がエクシアを苛ませる。
(ああもう! なんで濡れちゃうかな!)
これ以上なく歪んだ顔は、耳にまで赤らみを及ばせていた。羞恥によって表情は激しく強張り、力むあまりに頬の筋肉が痙攣して見えていた。
「エクシア様? 濡れ濡れですね」
中年さえもが、アソコの具合について指摘してくる。
人の顔を覗き込みながら、いかにも勝ち誇った顔である。そんな中年から反射的に顔を背けそうになるのだが、そうすれば視線の先にくるのは、客席かスクリーンのどちらかである。そのどちらを見ても、エクシアにとってはますます羞恥を煽られる。
どこに視線を逸らすことさえ出来ず、エクシアはたまらず目を瞑った。
「おやおや、お恥ずかしいですか?」
可愛くてならないものに対するような猫なで声は、実にわざとらしくねちっこい。人を煽るためにわざわざ出しているものだった。
「う、うるさいから!」
「では羞恥心に気を遣い、うつ伏せになって頂きましょう」
「はいはい、なればいいんでしょう!?」
エクシアは苛立ち紛れにさっさと姿勢を変えてしまう。
そして、そうすることでベッドシーツに視線を落とし、右も左も、何より中年の顔さえ見ないで済ませようとしているのだった。
背面に対するマッサージが行われる。
中年はやはり手の平にオイルを乗せ、それを改めて塗り伸ばす。とっくにオイルを吸い込んで、しっとりモチモチとしている肌に向け、さらにオイルを染み込ませる。手足などとっくに済んでいるが、四肢の一本ずつも改めて行っていた。
指先から生え際にかけ、細やかなパーツごとに順々に揉みしだき、やがて四肢を終えたところで背中全体を撫で回す。肩甲骨、肋骨の後ろ側、背骨に沿ったライン、背筋など、背中は背中でも、やはりパーツごとに丁寧に指圧して、ツボ押しの効果でも狙ったように食い込ませる。
もちろんオイルも塗りたくり、エクシアの背中は輝きを帯びつつある。
皮膚が十分な吸水を終え、もうオイルを取り込みきれないまでになってなお、中年は背中にオイルを伸ばす。ヌルヌルとした光沢は輝きを増し、皮膚の表面がオイルでコーティングされたかのような状態に近づいていく。
尻にもオイルが垂らされた。
瓶から直接、尻山の頂上にかかってくる。てっぺんから広がるオイルの円は、重力に伴い下へ下へと流れ落ちるようにして面積を広げている。
中年はそんな尻に手を置いた。
(あ……!)
ぎょっとして、エクシアは強張った。
今の今まで、決して恥部に触れられることはなかったが、ついに中年の手は尻を触り始めている。置かれた手は表面を這い回り、まずはオイルを伸ばしていた。ひとりきり塗り伸ばし、まだ塗り足りないかのように手の平に乗せたオイルを押し込んで、エクシアの尻は輝きを増していく。
傍から見れば、その作業は手の平を使った研磨であった。
表面を滑らかに輝かしくするために、地道に磨いて整える。職人作業でもしているような、集中しきった顔でありながら、中年の目指すところはオイル濡れのエロティックな尻である。
しっとり、もっちりとした尻に仕立て上げられていた。
風呂上がりの皮膚が瑞々しく、潤いに満ちているかのように、エクシアの尻は水気に満ちて瑞々しい。成分のたっぷりと籠もった果実のように香しく、これに魅力されない男などいないだろう。
中年はさらにオイルを足していた。
瓶の中身が空になっても、次の瓶の蓋を開け、尻山の頂点にオイルを垂らす。吸水の限界を迎えた皮膚は、もうオイルが浸透することはなく、ただ表面に広がるだけである。吸収されることはないにも関わらず、それでも中年はオイルを垂らす。
無駄に使い切っても構わないかのように、存分に垂らしたオイルによって、エクシアの尻は本当に輝いていた。
尻の表面をコーティングするための、オイルの層が何ミリかにわたって出来上がっていた。
そんな層の上になお垂らし、流れ落ちるオイルは尻の割れ目にも入り込む。肛門がオイルを吸って、さらにアソコにまで伝って流れていき、シーツに染みが広がっていく。
エクシアの尻は輝かしかった。
そして、そんなオイルまみれの尻に対して、ペチペチと激しいリズムを刻む執拗なタッチが始まった。
ペチペチペチペチペチペチペチペチ――――
それは尻たぶを左右交互に、素早いリズムで行うタップであった。尻がプルプルと激しく振動して見えるほど、ピッチの早い打撃のリズムは、秒間数発分にも渡る打音が警戒に鳴り響き、観客席を一気に湧かせた。
「おお? お尻ペンペンか?」
「いやいやマッサージだろマッサージ」
「そうそう。ああやって筋肉に刺激を与えるのさ」
「調理の肉だって叩いて柔らかくするだろ?」
「そっかそっか。マッサージにも似たような方法があるってか」
観客の興奮が伝わって来た。
こんな方法が本当にあってのことなのか、それとも辱めのためなのか。どちらであれたまったものではない。ただでさえ真っ赤なエクシアの顔は、ますます激しい歪みを帯びて、脳の温度さえもが一気に上がる。
(いやっ、いやだ! 嫌すぎるでしょ!)
間隔の短い衝撃は絶え間なく、だから尻肉に振動を感じ続ける。
エクシアは苦悶した。
中年の行うタップは痛みを与えようとするものではなく、ただただ軽快な音を鳴らして肉を揺らすばかりである。痛くはないが、そんなことより恥辱でならない。お尻を叩かれるという屈辱が一気に膨らみ、それを人に見られている恥ずかしさで脳が沸騰しかけていた。
(やだ……やだ……)
頭から蒸気が立ち上る勢いで、赤面しきった顔が熱を発する。
叩かれ続けた尻にも赤みが浮かび、薄らと桃色に変化した頃、やっとのことで中年のタップは終わる。
「よくも……こんな……!」
「四つん這いになって頂けますか?」
「くぅ……!」
エクシアは姿勢を変える。
中年が要求したのは、尻だけを高らかにした姿勢であった。頭と胸を低めての、下半身を目立たせたポーズはそれだけで羞恥を煽る。しかも、頬をシーツになすりつけ、モニターに視線を向けた状態を要求されて、エクシアは自分自身の下半身を嫌でも拝むことになる。
映像に浮かび上がるのは肛門とアソコのセットであった。
尻の割れ目を拡大して、肛門を実物よりも大きく見せた映像には、その数センチほど下にあるワレメまでも映り込む。
(やぁぁぁぁ…………!)
肛門さえも、この場の全員に視姦された。
「ケツの穴が可愛いねぇ?」
「ヒクヒクしてらぁ」
「エロいぞー? エクシアー!」
エクシアは頭を沸騰させた。
発火しそうな勢いで熱を上げ、脳を一気に蒸発させんばかりの勢いで、より激しく恥じらっていた。
そして、その時だ。
「ひあぁぁ…………!」
エクシアは急に絶頂した。
不意打ちのようにして、今の今まで決して触ることのなかった性器をなぞられて、ワレメへのたったひと撫でで愛液が弾けていた。ビクンっと激しく腰が弾んで、尻も震えた瞬間に、絶頂の飛沫が飛んでいた。
「あ……あぁ……なんで……そんな…………」
自分が信じられなかった。
いくら全身の感度を上げられて、肉体を興奮させられていたとはいえ、こんなにもあっさりとイカされるとは思ってもいなかった。
ショックに打ちのめされ、呆然としていると、そんなエクシアに中年は指を挿入する。愛液で滑りの良い、異物をあっさりと受け入れる状態の膣口は、たったの指一本など容易く飲み込み、次の瞬間にエクシアは翻弄された。
「――あっ! あぁあああ! ああぁあああ!」
全身で仰け反っていた。
背中を反り上げ、その勢いで首まで上向きにして、エクシアは勢いよく天井を見上げていた。体が激しく捩れるほどの快感は、まるで指から電流を流され続けているかのように激しいものだった。
エクシアは大声で喘ぐ。
(よ、良すぎる! なにこれ! なんなの!?)
おぞましい快感に動揺していると、次の瞬間に頭は真っ白に弾けていた。
「――――――――っ!?」
また、イってしまっていた。
もはや一回どころではない。
中年は淡々と指をピストンさせているだけに見えるが、ここまで高まったエクシアの肉体は信じられないほどに敏感で、しっかりとイキやすくなっている。感度の上昇もさることながら、単なるピストンに見えて上手いところを擦っており、中年の指は自由自在にエクシアを絶頂に導いていた。
「んぅぅぅぅぅ…………!」
三回目。
シーツを強く握り締め、肩のあいだに頭を落として震えていた。
「――――――――っ!」
四回目。
シーツを噛み締め、声を出すことなく、尻だけを震わせて絶頂していた。
「んぅぅ――――――――!」
五回でも六回でも、何回でもイカされ続けた。
やがて体力が持たなくなり、失神してしまうまで、執拗なまでにイカされ続けた。
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