じぃー……。
と、秘密の部分が観察されている。
触診という建前で陰扉を開帳し、乙女にとっての大切な部分を校医はじっくりと目に焼き付けている。ヒクつく入り口の穴と尿道口、ぷっくりした淫核亀頭を拝み尽くし、蜜の溜まった膣口の様子を指摘する。
「どうして濡れているんですかねぇ?」
「濡れてなんか……」
「いえね、濡れているんですよ。確かに膣分泌液が膣口を濡らし、亜由美ちゃんの女性器は興奮状態にあるようです。蛍光灯が反射して星が輝くかのようにキラキラしているんですよ。とても綺麗なんですが、どうして検査で発情しているんですかねぇ?」
自分では見えない女陰の状態を、校医は嫌というほど丁寧に説明する。
「ぱっくりと膣口が開いてですねぇ、分泌液がこぼれ落ちているんですよ。淫核亀頭も立ち上がっていらっしゃるようですし、亜由美ちゃんは間違いなく検査で見られ触られることによって性感帯を敏感にしていらっしゃるわけです」
見られるだけでも恥ずかしい場所の実況に、みるみるうちに堪えきれなくなり、亜由美は一言言わずにはいられなくなった。
「……うるさいです」
羞恥に震えた、しかし怒りの篭った声で反発する。
「うるさいじゃないでしょう? わざわざ検査を担当して頂いている医者に言うような言葉ではありません。また謝罪を要求しましょうかねぇ?」
校医はいやらしい声で耳をなぞりつけながら、尻たぶをペチペチ弾ませてくる。尻叩きをされながら叱られているのだ。沸きあがる屈辱が胸を締めあげる。
「い、いえ……。すみません」
また最悪な台詞を言わされては溜まらない。
反意を引っ込めるしかなかったが、押さえ込まれた校医に対する嫌悪と敵意はますます膨れ上がった。
「まあいいでしょう。ヒクヒクした亜由美ちゃんのアナルの中の粘液を採取しましょう」
ぶくぶくに太った不潔な容姿の分際で、校医はさも自分が上の立場のように振舞っている。実際、検査をする側とされる側で確かに校医の立場は上にあるが、そんな理屈はどうでもいい。亜由美はとにかく校医が気に食わなかった。
(調子に乗りやがって! こいつの人生あとで破壊してやる!)
豚にしか見えない顔――それこそが全てだ。
「それじゃ挿入しますよー」
校医は亜由美の皺穴に綿棒を挿入する。耳掻きようとは違い、医療用のこの綿棒は綿の頭が片方にしかついていない。棒の長めなそれを突き立てると、亜由美は尻穴から尻尾でも生やしたような有様となった。
「ではでは、粘液採取のあいだに打診もしましょうね~」
そして校医は、亜由美の尻房を楽しそうに叩き始める。
ペチ、ペチ、ペチ、ペチ。
左右の尻たぶを交互にタップし、プルプルと揺れ動く尻肉の様子を観察する。この形状変化から異常がないかを視診し、異常の有無を確かめるのが目的の方法だが、それを自分は偉いと思っている金持ちの女の子に対して行えるのだ。校医のご機嫌さは普通でなく、すっかり有頂天になりながら亜由美の尻へ振動を与えていた。
ペチ、ペチ、ペチ、ペチ。
「弾むねぇ~。亜由美ちゃんのおケツはでっかくてプリプリだから、普通の子よりもバウンドが激しいんじゃないかな? ブルンブルンと揺れてるよ」
校医は楽しそうに実況する。
「いちいち言わないでくれませんか……」
「マンコも濡れてますねぇ。さっきよりも甘そうな蜜の量が増えて、貝の表面がトロトロになっていますよ?」
(この見た目通りのクズが、本当に何なのよ!)
シーツに強く顔を埋め、地獄の終わりを必死に待つ。
亜由美にとって、豚にしか思えない男に尻を叩かれるなど拷問に等しかった。尻たぶがペチンと鳴らされ揺れるたびに、途方もない屈辱が胸を突き刺し心を抉る。
「次はお尻を左右にフリフリして下さい」
「は、はい? 振るって、どういうことですか?」
意味がわからない。
そんな検査方法など過去一度も経験したことがない。
「形状変化の観察で異常の有無を見るのはご存知ですよねぇ? しかし、私はまだまだ未熟者でしてねぇ。普通はやらないやり方なんですが、打診だけでなくもう一つの方法で検査をしておかないといけません」
「そんな話は聞いてませんよ?」
こんな男の前で尻を振るなど、冗談じゃない。
「連絡の不備ですかねぇ? 誤診を招いてもいいのですか? それとも、言う事を聞いてくださらなければ、やはり後日検査で二人きりになりましょうか」
「……わ、わかりました。やりますけど、こんな検査方法が本当にあるのか、あとで調べさせてもらいますからね。意味もなく振らせただけだったら、こっちこそあなたのことを問題にしますからね」
亜由美は涙を飲んで尻を左右に動かし始める。
丸みたっぷりの尻房が右へ左へ、ひどくぎこちなく揺すられた。人に尻を向けなければならない姿勢だけでも屈辱なのに、いきなり豪快にフリフリ動かすなどできないのは当然である。亜由美の尻はゆったりと遠慮がちに動いていた。
「ほらほら、きちんと素早く!」
注意をつけながら、校医はペチンと再び打ち鳴らす。騎手が競馬の馬を鞭で操るのと同じように、校医は尻叩きによって亜由美を従わせようとしてきたのだ。
逆らえば亜由美が不利になる。
父の権力に頼れば、後日検査で二人きりというのも逃れられる可能性はある。今すぐここから逃げ出して、セクハラされたと泣きつく手段もあった――が、タイミングの悪いことに今日という時期から父は多忙になる。大切な仕事を邪魔してまで対応を急がせては、父に仕事をおろそかにさせてしまう。仕事に隙を作れば敵につつかれ、職場での立場を危うくする。父とて二十四時間いつでも亜由美の我がままを聞ける体勢にあるわけではないのだ。
そうこうしているうちに二人きりにさせられるより、今ここで堪えた方が賢い選択だった。
「ほらほらほら!」
ペチン、ペチン!
言う事を聞かせようと、二度三度と叩いてくる。
もはや悔しいというレベルではない。
罰ゲームを通り越した一種の刑だ。何の犯罪を犯したわけでもないのに、地獄のような恥ずかしさと悔しさに亜由美は苛まれなければいけないのだ。
悔し涙を飲みながら、亜由美は尻を左右に振った。肉感的な尻房で大きな弧を描くように、今度はきちんと振ってみせる。ボリュームある尻房がフリフリと尻尾を振る様は、男の目を楽しませるには十分過ぎるほどの絶景だった。
「いいですねぇ。じっくりと観察してあげますからねぇ?」
校医の立つ角度からすれば、それは男を求めて求愛アピールにでも見えることだろう。尻を使ってフェロモンを放出し、魅惑の肉感で男を狼に変えてしまう。現に校医は勃起して、ここが学校でなかったなら犯してやりたい欲求にかられていた。
「この私にこんなことさせるなんて……」
娼婦でもなければストリッパーでもないのに、ましてやAV女優でもないというのに、こんな見世物のような真似をさせられている。屈辱的な姿をさも満足げな顔で拝まれていると思うだけでも、悔しさが煮えくり返って気がどうにかなりそうだった。
「はい、いいですよ~。あと一息ですよー?」
亜由美が尻振りを止めると、肛門から綿棒が引き抜かれる。
安心したのもつかの間、すぐに皺周りにジェルを塗りつけられ、滑りの良くなった肛門に中指が挿入される。
(くっ、入ってる……)
自分の尻の穴に他人の指を入れられる屈辱は、たとえまともな医師が相手であっても耐えるのに苦しいものがある。排泄用の汚い器官を見られ触られ探られるなど、嫌すぎることこの上ないのだ。
指の動き方で一応は症状を探っているのが感じ取れるも、校医はすぐに指をピストンさせ始める。必要もないのに余った片手を尻たぶに乗せ、揉みしだきながら、ズプズプと指を抜き差しした。
(さっさと終わりなさいよ……!)
亜由美は心で悲痛の声をあげる。
順番待ちの生徒もいるはずなのに、普通よりも時間が長く使われている。下心満載の校医が亜由美の尻で遊んでいるのは間違いなく、わかっていながら亜由美はそれを我慢し堪えていなければならない。
ズプ、ズプ、ズプ……。
他人の指が入ってくるのは直腸が苦しい。尻穴に感じる異物感につい力を入れてしまい、穴を引き締め校医の指を締め付けてしまう。
「キュンキュンしてますねぇ?」
肛門括約筋の活動は校医を大いに喜ばせた。楽しそうに指を埋め込み、付け根までを肛門へ沈め込む。指先の間接が見えるほどまで引き抜き、まさ差仕込む。
ズプ、ズプ、ズプ……。
肛門へのピストン運動は長らく続いた。
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