「んんんん! あぁっ、いいですわ!」
村上麗子は乱れている。
「俺もなかなか気持ちいいぞ? ぎゅって締め付ける感じがいいな」
「わっ、わたくしも、負けてばかりは――」
「ははっ、素晴らしい生徒だな。村上は」
きちんと先生の言うことを聞いているつもりでしかない麗子と、指導者として生徒と接することを振舞う俺のあいだには、生徒と教師の関係以上のものは存在しない。
「――ん! んっ、んぅ! ん! んぅ!」
突けば突くほど揺れるメロンサイズは、掴んでみれば張りがいい。
「はんんっ」
脚を力ませ、下半身が強張ることで、ますます圧力を増す花弁は、俺の肉棒にねっとりと絡みつく。
おまけに美しい。
大胆に散らかる髪が、艶やかな光沢によって美観を高め、ベッドシーツに絡む一本一本と、口元に触れる鮮やかな束が、さながら芸術品のような光景を作っている。ただエロくなった女とはいくらでもヤってきたが、こいつはまるで美術品を抱いているみたいだ。
そこで俺は、ギリギリまで肉棒を引き抜いた。
亀頭だけが収まって、残りの全てが外側に出ている状態で、俺は切っ先に意識を集めて狙いを定める。
「え? ちょっと……!」
その瞬間だ。
――ずぷん!
矢で標的を射抜く気持ちで、俺は一瞬にして根元まで埋め込んだ。
「ひやん!」
麗子は背中をビクンと弾ませた。
「もう一回いくぞ?」
「え、いや――そんな――」
答えなど聞かず、俺は引き抜く。
――ずぷん!
「んひぃい!」
――ずぷん!
「あぁん!」
これは面白い。
俺は何度も、最奥に一撃を加え、麗子が仰け反る姿を楽しんだ。
「も、もう……! 凄く、無理ですわ……こんなぁ……!」
許して欲しくてたまらない表情で俺を見る。
「休憩が欲しい?」
「ええ、欲しいですわ」
「口でしてくれたら、一回休もうか」
「く、口……? そんな……咥えるなんて……」
お上品な口に肉棒を含めるなど、過去一度として考えたことなどないだろう。
しかし、俺の催眠には逆らえない。
肉棒を引き抜いて、コンドームを取り外すと、麗子は仁王立ちした俺の足元に膝をつき、躊躇いながらもたどたどしく、それを口内に飲み込んだ。
「んむぅ……んっ、くぷぅ……」
そして、麗子は頭を動かす。
「あぁ……いいわぁ……」
俺はその頭を撫でながら、口腔粘膜の生温かさと、舌がべったりと触れてくる快感に浸っていた。
「はぶぅ……んっ、むふぅ……んむっ、はむぅぅ……」
指導の一環ということになっているからこそ、与えられた課題をクリアしたいかのような、きちんと平均点を突破して、出来ることなら満点の評価を得たいがための賢明さが、麗子の口には込められている。
普通に誰かと恋仲になって、恋愛の末にしてもらうのでは、こういう特別な心境でフェラチオをしてもらうことは出来ない。
催眠でしか実現不可能。
そんなどこまでも『生徒』としての励みこそ、俺を燃えさせてならないのだ。
「んぶっ、あむぅ……」
励む麗子の口内へと、やがて俺は射精する。
休憩を挟み、二回目のセックスに突入した。
さて、次は――。
次はどの生徒かな?
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