記事一覧タグ: 催眠

 ただすれ違って行くだけで、誰もが嫌そうに顔を顰めて、逃げるかのような小走りで離れていく。特に女性がそんな反応を示しやすいのは、それほどまでに醜悪極まりない外見をしているオジサンだからだ。  もう五十歳を越える老け込みも・・・

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 雨野狭霧は催眠オジサンの所業について察知していた。  きっかけは冬空コガラシの言葉から、このところ幽奈が何度か、ついさっきまでの自分の行動記憶を失くして帰ってくると聞いてのことだ。狭霧としても気にかかり、コガラシのクラ・・・

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 あれ? 幽奈がいないな……。  ゆらぎ荘の寝室で目覚める冬空コガラシは、毎日のように湯ノ花幽奈に密着される。寝相の悪さで胸を押し付け、抱きついて、そのまま起きて気が動転――ポルターガイスト現象の引き金となって、コガラシ・・・

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