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 多目的トイレは清潔だった。
 通常のトイレよりも広い個室に、フェリーン女は内側から鍵をかけ、これでこの場は外界から遮断されたことになる。
「ねえ、あなた。お名前は」
「どうでもいいだろう」
「つれないわねぇ? これから、肌を確かめ合う仲だっていうのに」
「気色悪いことを言うな。さっさと手錠を外せ」
「そうねぇ? 手錠ねぇ?」
 フェリーン女はおもむろにチェンへと迫る。
 確かに、近づかなければ外しようはないのだが、とても素直に外すとは思えない。一体、何を目論んでいるのかと、警戒心からチェンは自然と一歩後ずさり、睨む眼差しでフェリーン女の接近を待ち構えた。
「これがいるのよね?」
 フェリーン女はポケットから鍵を取りだし、チェンに向かって見せびらかす。
「そうだ。さっさと外せ」
「そうねぇ? もちろん、最後には外してあげるけど、なーんにも起きずに終わるだなんて、まさかそんなおめでたいこと、あなただって考えていないでしょう?」
「……ちっ」
 わかっていた。
 このフェリーン女がただ手錠を外すはずがない。欲望のままに相手を嬲り、満足するまで解放する気などない。
 迫るフェリーン女を前に、チェンはまず一歩後ずさる。
 一体、何をしてくるつもりかと、警戒心をあらわにした眼差しで見据えていると、フェリーン女はその美麗な顔を微笑ませ、口角を釣り上げながら、急にチェンへと抱きついてくる。その密着に顔を顰めて、嫌そうにしているところへ、さらにフェリーン女の唇は重なってきた。
「んぅ……!」
 唇が塞がれていた。
 まず手始めにそっと重ねて、そのまま激しく貪ってくる。大きく口を開けて頬張るキスに、チェンは後ろへ逃げようとヨロヨロと動きかけるが、もう何歩も後ずさることはできずに、足が便座にぶつかっていた。
 そのままフェリーン女に身体を押されていき、チェンは便座に座らされる。
「あぁ……いい味ねぇ……?」
 唇が離れた時、そこにあるのは恍惚とした眼差しだった。
 美味しくてたまらなずに、満足しきった表情だった。
「もういいだろう」
 散々に頬張られ、貪られてしまったせいで、口周りに唾液が広がっている。できればそれを拭い取り、直ちに綺麗にしたかったが、手錠のためにそれはできない。
「ええ? まだよ? まだまだ」
 一体何を言っているのかと、冗談はやめて欲しいとでも言わんばかりの顔をして、フェリーン女は改めて唇を重ねてくる。チェンは反射的に顔を背けて、その再びのキスを避けようとはしたものの、しかし頬が両手によって包まれて、強制的に前を向かされていた。
「んぐぅ……!」
 眉間に皺を刻んだ顔で、チェンはキスを受け止めていた。
 今度は頬張るに飽き足らず、舌を入れようとしているのか。舌先が唇に触れてきて、閉じ合わせたラインを執拗になぞってくる。侵入しようと、ねじ込もうともしてくる気配に抗って、チェンは唇に力を込めていた。
(こんなことに……いつまで耐えれば……)
 頬を押さえ、無理に前を向かせてくる両手のうち、一方が急に離れる。そうやって拘束が緩んでも、唇を力強く押しつけてられて、壁とフェリーン女の顔に挟まれ圧迫される形となり、チェンは自分の顔を背けられない。

 ブィィィィィ…………!

 その時、ショーツの中身がひどく震えた。
 今の今まで、ずっとスイッチは入ったまま、静音式の抑えられた駆動音は絶えず鳴り続けていたものの、それが急に強さを増す。ショートパンツの内側の、ショーツを卵形に膨らませたその部分は、より一層の愛液を滴らせていた。
「んっ、んぅ…………!」
 口が開いてしまう。
 快感で声が出そうになり、そのせいで開いた口へと、ここぞとばかりにフェリーン女は舌を押し込む。とうとう口内に侵入され、歯や歯茎にフェリーン女の舌は当たってくる。あらゆる箇所をなぞり尽くされ、チェンの舌へとフェリーン女の舌は触れてきて、舌と舌とが絡み合う状況にまで発展していた。
 不快感の極みであった。
 恋人相手でなければ普通は受け入れることのない、心を許した者同士で行う行為を見知らぬ他人ごときにされるなど、それほどおぞましいことはない。
(こいつ……やめろ……!)
 チェンは必死の形相で、フェリーン女を突き飛ばしてやりたい衝動に駆られていた。それをするための両腕が使えないまま、ただそうしてやりたい気持ちだけが爆発して、それは形相として顔に滲み出ているのだった。
(やめろ! 離れろ……!)
 心で拒絶を叫んでも、チェンは唇を閉ざせずにいた。
 抵抗をするのなら、入って来た舌を噛んでやる方法もあるにはあるが、ローターの刺激が強まっているせいで、絶えず声が出そうになっている。唇が塞がれている以上、実際には喘ぐことなく、くぐもった声が出るのがせいぜいだが、本当なら喘ぎ声が出ているはずの反応が、チェンの顎や口周りの筋肉には現れていた。
 おかげで、なかなか口を閉じていられない。
 閉じたいはずが、口の開きそうになる反応ばかりが肉体に迫っているせいで、口内はされるがままだった。
「んっ、んぅ……んぅぅ…………」
 しかも、フェリーン女は乳房を揉み始める。
 ブラウス越しの、水鉄砲に濡らされた胸に五指が絡むと、すぐさま甘い痺れが走り始める。
「んぅ、んぅぅ……!」
 声の出そうで出ない反応は、より大きなものとなっていた。
 フェリーン女の唇に塞がれて、結果的にはっきりとした喘ぎ声の出ないチェンだが、喘いでいるはずの状況に確実に陥っていた。
「んっ、んぅぅぅ…………」
 乳房の扱いを心得た手つきであった。
 デリケートなものを扱うタッチで、軽やかに揉み潰し、蠢く指をさりげなく乳首に絡める。敏感な部分に摩擦を与え、乳房に溢れる甘い痺れが胴体にまで広がる一方で、アソコからの刺激によっても体中に電流は広がっている。
「あら、いい顔」
 やっと唇が離れた時、濃密な唾液の糸が伸びていた。
 自分を見つめる恍惚とした表情に目を向ければ、チェン自身の視界にも、その下垂したアーチは入り込む。お互いの唇を繋ぐアーチの存在に気づいた時、チェンはすぐさま首を振り、それを断ち切っていた。
「もっともっと感じましょう? 楽しみましょう?」
 フェリーン女はブラウスのボタンを開き始める。
 どうにもできない。
 ただ脱がされるままでいるしかない悔しさを胸に抱え、ボタンが一つ外れるごとに乳房が外気に晒されていく。
「いつまでやる気だ」
「あら、いつまででしょうね?」
 その返答でチェンは悟った。
 一体、どれほど時間をかけて楽しむ気でいるのかは、本人にすらわかっていない。とにかく満足ゆくまで楽しんで楽しんで、やっとのことで楽しみ尽くして去っていくのは、向こう数時間は先の未来に違いなかった。
(冗談じゃないぞ……)
 仕事が、任務がある。
 いや、それを抜きにしても、見知らぬ他人ごときに肉体を好きにされる状況など、受け入れられるはずがない。
「ふふっ、水気を纏ったオッパイも、なかなか色っぽいものよねぇ?」
 その両手によって胸をはだけられた時、皮膚が直接大気の流れを浴びるため、濡らされた表面がひんやりとしていた。
「くぅ……!」
 生の乳房を直接揉まれる。
 性感帯のスイッチが入り、敏感となっているチェンの乳房は、直接のタッチによってより一層の反応を示していた。
「あらあら、いい顔」
 反応が面白くて気に入ったようにして、フェリーン女はより活発に、激しく指を蠢かせる。ブラウス越しの時よりも、明らかに快楽は増している。柔らかな胸を捏ね合わせ、揉みしだいていく手つきには、ただ手の平で味わっているだけではない、たまに乳首に指をやったり、押し込んだ指で乳腺の刺激を狙っていたりと、さりげない技巧が満ちているのだ。
「ぐっ、んぅぅ……ぬっ、ぬっ、ぬっくぅぅ…………!」
 チェンは必死に歯を食い縛り、声など出すまいとしていた。
 誰がお前なんかのために悦ぶものかと、そう訴えかけるための、それはチェンなりのアピールであり、手錠のかかった状態で行うせめてもの抵抗でもあった。

     *

 この都市で調査対象としている違法組織は、企業の機密や研究者の成果など、人の生み出したものに手を伸ばし、利益を掠め取ろうとしている犯罪集団である。他にも違法薬物の売買から、あの手この手で詐欺の手口を編み出す活動など、そういった方法で社会に寄生し、自分自身で何かを生み出すことはなく、ただただ人から吸い取っている。
 経済に貢献することも、アイディアや製品を生み出すことも何もない。
 寄生虫としか言いようのない、誰にとっても迷惑な組織である。
 紛れもない悪党集団は当然のように摘発対象として挙げられるも、都市内の警察組織だけではお手上げだった。そんな時に某企業とロドスのあいだにパイプがあり、そしてチェンの存在がたまたまそこに知られていた。
 というのが、こうしてチェンが捜査監督を行い、捜査網や監視網を張り巡らせるための指揮を執ったきっかけと聞く。
「それで、その隊長さんからの連絡が途絶えていると」
 青い髪のサンクタ――モスティマは、喫茶店のテーブルでティーカップを持ち上げながら、背中合わせの席に座った赤髪のリーベリと言葉を交わす。
 周辺の席に人はいない。
 混雑の時間帯を避けているため、席の埋まり具合は実にまばらで、声量にさえ気を遣えば、無関係の一般人に会話を聞かれる恐れはない。ただただ、トランスポーターが仲間と合流している場面だけが、違法組織のメンバーの、密かな監視の目には映っているだろう。
「定期連絡が途絶えたまま、何のメッセージも入っていない。いつものルートにも姿を現さないそうよ」
「そりゃ、何かあったね」
「さっさと助けた方がいいんじゃない? モスティマ」
「そうだね。フィアメッタ」
 モスティマは手元の資料を片付けて席を立つ。
 今の今まで、ずっと目を通し続けていた資料には、違法組織の人数や収益から、最近利用した手口にかけてまで、実に細かな報告が書かれていた。家出少女を匿ったまま買収をやらせた内容から、息子のフリをしておばあちゃんに金の振り込みをさせる詐欺、フィッシングサイトの開設まで、多岐に渡る犯罪の数々が資料の中には詰まっていた。
 そして、それらに関わっている末端メンバーは既に特定できており、大元に辿りつくために泳がせている状態だ。
 さらに言うなら、もうかなりのところまで、辿り着きつつあるようだ。
(深入りしたせいで消されかけてる? なんてね)
 モスティマは当然のように、そういう想像をしていた。
 カウンターで支払いを済ませ、着いて来るフィアメッタを後ろに伴い、チェンが消えたという駅へと向かって行く。
 この二人の頭の中には、チェンが痴漢に連れ込まれ、多目的トイレで辱めを受けているなどというシチュエーションは、まず可能性として頭を掠めすらしていなかった。

     *

 チェンはすっかり、息遣いを乱していた。
 走り込んだ息切れであるように、肩を大きく上下させての呼吸と共に、肺の収縮に合わせて乳房も前後させている。乱れきった呼吸と共に、その赤く染まった表情を見れば、いかに色気に浮かされて、興奮紛れに呼吸を荒くしているかがわかるだろう。
 だが、ふとした拍子に目覚めたように、チェンは元の眼差しに立ち戻る。
 頬の赤らみだけを残して、チェンは目つきを鋭くしていた。
「もう飽き飽きだ。いつになったら終わるんだ」
 チェンは裸にされていた。
 手錠の関係で、ブラウスやジャケットこそそのままでも、ショートパンツは既に脱がされ、残されたショーツもぐっしょりと愛液を吸い込んでいる。濡れきったその部分は、未だローターの卵形によって膨らんで、駆動音と共に振動を刻み込んでいた。
 広がる染みは、周囲の皮膚にまで及ばんばかりに、内股が僅かに湿っぽい。
 ローターが可動している限り、その湿り気はまだまだ広がる余地があるのであった。
「私は飽きないわよぉ? 持ち帰っちゃいたいくらい」
「……ふざけるな」
 チェンの声は震えていた。
 恥辱のあまり、怒気を大いに含んでいた。
「あらぁ? まだ元気がいいみたいね? それもそれで可愛いけど、もっと素直になれるようにしてあげるわ?」
 フェリーン女はチェンのショーツに手をかける。
「よ、よせ……!」
 チェンは慌てて制止する。
「だーめ、脱ぎ脱ぎしましょうね?」
 そして、そんな言葉で留まろうはずもなく、フェリーン女はショーツを引っ張り、するすると太ももへ下ろしていく。
 蓋の閉まったままの便座の上に、ローターがぽとりと転がり、そのピンク色の卵形は表面にまんべんなく愛液を纏っていた。それどころか、下がりゆくショーツとのあいだに、しばしのあいだ糸さえ引いている始末であった。
 もう何十分も嬲られ続け、感じさせられ続けたチェンの体は、すっかり快楽に犯されている。どこの皮膚をなぞられても気持ち良く、耳やうなじをやられても声が出る。全身が敏感になってしまった状態で、足を暴れさせる余裕もなく、チェンはただただ、自分のショーツが足首へ向かっていくのを見送るだけとなっていた。
 脱がされたショーツがフェリーン女の手に渡る。
「ぐっしょりね?」
 両手で持ち上げ、濡れた部分を満足そうに観察しているフェリーン女の視線によって、まるでアソコを視姦されているような気持ちになり、チェンは恥じらいを感じて唇をひどく歪める。
「……返せ」
「え? 貰ってもいいでしょう?」
「冗談はやめろ」
「もー。冗談なわけがないでしょう? それとも、まだまだ色々と教えたりていないのかしらね?」
 フェリーン女はおもむろにバッグを漁り、何かの道具を手で探る。
 取り出したものはディルドであった。
「な……!」
 見た瞬間から、チェンは唖然とした顔に戦慄を浮かべていた。
 黒々とした色合いの、男性器を模したフォルムは、一体どんな使い道の道具であるかなど一目瞭然だ。
(まずいぞ……)
 当然、挿入するだろう。
 まだ男を知らないチェンのアソコは、道具なんかによって初めてを奪われて、好きに掻き回されることになる。ただでさえの抵抗感は、未だ処女である事実によってより大きく膨らんで、全身に危険信号を放っていた。
 このままではまずい、このままでは――神経が激しくアラートを放ち、危機感を大いに煽るが、チェンは後ろ手に拘束されたまま、やはり両手の自由が利かない。
「これをアソコに咥えてみましょうね?」
「く、来るな……!」
 ディルドを片手に迫るフェリーン女に、チェンは足を大いに暴れさせ、気づけば腹部に蹴りを入れていた。
「痛いわねぇ?」
 大して怒ってもいなそうに、ニヤニヤと受け止めて、フェリーン女はせいぜい物をどかす程度の気持ちで足首を掴む。力ずくで開脚させつつ、もう一方の手に掴んだディルドを入り口に接近させて、チェンの中で危機感は膨らむ一方だった。
(ふざけるな……!)
 これ以上なく焦りが浮かび、極限まで引き攣った顔に汗が浮かんだ。
 ぴたりとワレメにディルドが当たり、肉貝のぷにりとした膨らみが亀頭部分によって潰れた時、その表情はより壮絶なものとなっていた。
(ふざけるな……ふざけるな……!)
 押し込まれる。
 切っ先がワレメを押し開き、先端が一ミリずつ、徐々に侵入を開始する。
「やめろ……やめろと言っている……!」
「遠慮しないでいいのよぉ?」
 チェンの必死な訴えは、むしろフェリーン女を悦ばせるエッセンスとなっていた。チェンが嫌がり、必死に訴えかけている表情は、彼女にとって面白いものでしかないのだった。
「嫌だ……やめろ……!」
「あらあら、もしかして初めてぇ?」
 優越感すら浮かべていた。
 ディルドが止まることはなく、もう亀頭の半分までは膣口に埋まっている。始末の悪いことに、チェン自身の分泌した愛液が活性油となり、その挿入を存分に手助けしている。膣に力を入れてみたところで、挿入を拒む意味など成さず、埋まり具合は増す一方だ。
「あぁ……ぐぅぅ…………!」
 生まれて初めて、男性器が収まっていた。
 正確には性器を模した道具を入れられ、その挿入によって性交に不慣れな穴が内側から拡張される。その苦しさと、しかし初めてなのに気持ちいい感覚に、チェンは脂汗を噴き出しながら、よがるように髪を振り乱し、そして喘いでいた。
「あーあー。最初っから、きちんと私を捕まえていればよかったのに。ねぇ?」
 ディルドの半分以上が膣に収まる。
 直後にピストンが始まって、チェン自身の愛液によってその滑りは実に良い。摩擦が負荷となることはなく、ヌルっとした粘液は、膣壁の表面であっさりとディルドを滑らせる。
「私ねぇ? わかるのよぉ?」
「あっ、ぐぅ……うっ、やめろぉ……」
 チェンのことを喘がせながら、フェリーン女は嬉々として語り始める。
「あなたって、何か訳があって我慢していたんでしょう? 男の痴漢は突き出したのに、私は突き出さないなんて、おかしいものねぇ? 最初は同じ同性愛者って可能性も考えたけど、どうも私に触られて嬉しい風でもなかったし」
 ディルドがピストンを繰り返す。
 フェリーン女の細い指と、しなやかな手首によって、軽やかなスナップの利いたピストンが続く分だけ、内股に走る甘い痺れもまた走り続ける。迸る電流は絶えず筋肉を反応させ、足首がビクっと反り上がっていた。
「読めちゃうのよ。汗とか、顔とか、様子とかで。そういうの、すっごく得意なの。何か理由があって我慢していたのよね? サラリーマンみたいに、いちいち対処して遅刻できなかった? それとも、もっと何か別のことでもあったのかしら?」
 フェリーン女はそれまでのチェンの心境を言い並べる。
 それが悔しさを膨張させ、より大きな屈辱を感じていた。
「こっ、この……ずっと……!」
 つまり、逆らえない、抵抗できないとわかった上で、好きなように触ってきたのだ。何度も何度も尻を触り、それがエスカレートした末にこれである。
 見越した上でやってきていた卑劣さと、それにみすみすかかった自分自身の情け無さと、何よりもフェリーン女に対する憤りが酷く心に膨らんでいた。
(やはり……か、必ず……逮捕を…………!)
「やっぱり、どうにかしようって、今更になって思っているのよね?」
「なっ!?」
 チェンは唖然としていた。
「遅いわよね? だって、今から私をどうにかしたって、もうこんな玩具なんかで、あなたは初めてを失っているんだもの」
 フェリーン女はさらに活発なピストンを繰り出してくる。
「あっ、くぅぅ……! あっ、やめ……ろ……!」
 チェンはひたすら喘いでいた。
 なすすべもなく、ただただ快楽に翻弄され、髪を振り乱し続けていた。



 
 
 

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