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 二人同時の出演であった。
 アリッサとマリーサは背中合わせに、周囲を丸ごと客に囲まれた状態で、円形状の台の上に立たされていた。
 ショーツの上にはスカートを、ブラジャーの上には布を巻き、それらの上からマントを羽織った格好が、このストリップ小屋で渡された衣装である。
 男という男の数々は、これから見える裸への期待を膨らませ、全ての視線に熱気が満ち溢れていた。
 マントを取り去り、脱ぎ捨てる。
「ヒュー!」
「いいぜいいぜ?」
 それだけで会場の熱は上がった。
 この小屋は単に脱衣を披露するのでなく、尻を振りたくるダンスでムードを高め、いかにも期待を煽っていきながら、満を持して裸になる。その一連の流れをショーとしており、二人は直前に振り付けを仕込まれている。
(急に踊るだなんて……)
 こういう場でのダンスは初めてだ。
 アリッサは戸惑いながら、たどたどしく客席に尻を向け、どうにかクネクネと動かしてみせるのだが、自分の動きが男を楽しませているのかはわからない。マリーサも同じく尻を振り始め、二人は向かい合わせで踊っていた。
「マリーサ……気にしないでね…………」
 耳元へ囁いて、アリッサはマリーサへと腕を回して抱きついた。尻へ手をやり、スカートを捲ってやることで、会場にマリーサの下着を晒し、すると広がる歓声で、またしても熱気の高まりを感じていた。
 事前指導で言われたのは、せっかく二人で出るのだから、お互いの衣装を引っ張ったり、捲り合ったりする振り付けだ。
 アリッサの背中にも腕が回って、妙にいやらしく撫でる手つきで、スカート越しの尻がひとしきり撫で回される。
(ちょっと、そこまでするの?)
 性的なタッチをマリーサから受けることに戸惑って、自分も同じ風にした方がいいのかと迷うアリッサは、躊躇いながら尻を触って、お互いに撫で合うことになる。
 後ろでスカートが捲れると、またしても熱気が上がる。
 最初のうちは期待を煽ってばかりいて、お互いのスカートを触ってばかりだ。腰をくねらすダンスで丈が揺れ、見えそうになった瞬間や、実際に見えた時には熱気が上がり、つたないダンスの時間ばかりが長いと罵声が飛ぶ。
 客席と向き合って、ステップを踏みつつ脚を持ち上げ、スカートのしょっちゅう揺れる振り付けを披露すると、見よう見ようと血眼になる視線が殺到した。台の真下にいる客に至っては、あからさまに姿勢を低めて覗き込もうとしてくるのだ。
 踊っているうち、後ろから胸の衣装を取り去られ、マリーサの手によりブラジャーが露出する。マリーサ自身も布を脱ぎ捨て、二人は上半身ブラジャーのみに、続けてスカートを脱ぎ去ると、ますます会場は盛り上がる。
 少し踊ると、また背中にマリーサの指が這い、パチリとホックが外される。緩んだブラジャーのまま踊ることで、揺れ動く乳房が今にもカップを内側から押し退けそうな、けれど乳首のなかなか見えないダンスを続けるうち、気づけばマリーサのブラジャーも緩んでいた。
 やがてはブラジャーも取り去られる。
(なんか……さっきから……)
 乳房がプルプルと揺れる有様を見せるため、小刻みなジャンプの多い振り付けで踊っていると、またしても後ろからマリーサの手が伸びる。
(マリーサ、私の毎回脱がしてるような……)
 ショーツのゴムに指が入って、するすると下ろされていくことで、アリッサはいよいよ全裸となり、背中合わせのマリーサも、自身で脱ぎ去っていた。
(まあ、とにかく……ここまで来たら、あとは…………)
 残りはほとんどオナニーショーだ。
 おびただしい視線の数に染まりきり、耳まで赤い顔をしながら指を入れ、アリッサは自らのアソコを掻き回す。マリーサのオナニーも始まって、二人揃っての卑猥なショーは会場を大いに盛り上げていた。
 いつしか大胆に脚を広げて、背中合わせで激しく指をピストンさせて、絶頂と共に潮吹きを披露する。
 ストリップ小屋で数々の賛美を受け取った後、二人は次なる仕事をこなすことになる。



 
 
 

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