俺は晴香の腰を両手で掴み、くびれのカーブを上下に撫でた。
「おさわりするからね?」
「……ふん」
「じっとしていないと駄目だからね? 晴香」
「ふん。わかってるわよ! そんなこと!」
俺の命令に従うというルール意識が、晴香の口からそんな台詞を引き出した。催眠効果を受けた晴香は、自分の中に芽生えたルールを『妹だから兄には従う』という形で捉えており、人それぞれでそれに対する解釈は変わるらしい。
本来なら長男って理由だけで偉いことにはならないし、晴香の思考的にも到底俺を目上だなんて考えてはいなかっただろう。植えつけられた意識と辻褄を合わせるため、晴香の中で精神的な変化が起きたのだと俺は考えている。
「スベスベだねぇ? すっごく、いい肌触りだよ?」
「……はんっ。当たり前じゃん。何言ってるの」
「おっぱいを揉んであげるね?」
「もう! お兄ちゃんのくせに……」
悔しがるような赤面っぷりをよーく眺め、勝ち誇ったニヤニヤとした笑みを投げかけてあげながら、俺は晴香の胸を揉む。ピンクの縞々ブラジャーを通じた乳房の触感は、それでも驚くほどの柔らかさが指に伝わってきた。
なんて柔らかいのだろう!
ふわふわ、ふにふに。
ワタのように優しい柔軟性で、指を動かすごとに自由自在に変形する。
「すごい! すごいね? 晴香のおっぱい!」
「お兄ちゃん……キモいってば……!」
恥ずかしすぎて、文句を言いたそうにしているその表情!
俺なんかに揉まれて悔しいかな? ムカつくかな?
だというのに、晴香の中で俺の言葉は絶対と化しているので、晴香はひたすら耐えるということしかしないのだ。
楽しいぞ? 面白いぞ?
大好きなジャンルは羞恥だが、その他には生意気な女だとか高飛車で偉そうなのを陵辱して奴隷にしてやるエロ漫画がたまらない。今の晴香が浮かべる恨みがましい視線と、恥ずかしそうに歪んだ全体的な表情の組み合わせは、興奮材料以外の何者でもありはしないのだ。
確かに俺は顔が悪い。
人間関係を構築する能力はほぼ皆無で、家族である妹ぐらいとしかペラペラと饒舌なトークが出来た試しはない。
そして、エロゲーを嗜む二次元オタクという組み合わせだ。
一般的な感性からすれば、確かにキモいであろう要素が固まっている。
その俺が生意気な妹を好き勝手に!
正直、初めて自分がキモくて正解だったと感じている。こういうチャンスでもなければ、俺は生涯自分に自信がないままだっただろう。
だが、しかし!
チートアプリを持つ今の俺なら、むしろキモいままでいた方がいいのだ!
「うーん。モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ」
「きっ、キモいよ! お兄ちゃん! キモいってば!」
「柔らかいねぇ? ふわふわだねぇ?」
「そのネトネトした口調をやめてよ! 気色悪い!」
初めて、晴香はじたばたした。
命令は絶対という意識下の中でも、さすがのキモさに抵抗感が生じたわけだ。
ああ、楽しい。
「ほらほら、暴れない」
という命令。
「ぐぬぬっ」
ただ言葉を唱えただけで、それが絶対であるかのように暴れるのを我慢する。
「モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ」
「キモいっつってんのにぃ!」
この単語連呼攻撃は、晴香にとって物凄い言葉責めとして効いているようだ。
「もーみもーみ」
楽しそうに、愉快そうに揉んでやった。
肉棒はギンギンで、こんな事をしていないで挿入したい欲求が根元の奥からしだいに込み上げてはいるのだが、とりあえずズボンを脱がずにやれている。耐えるのはなんだか辛いが、その変わりに楽しい気持ちも沸いているので、どうにか欲求を誤魔化せる。
しかし。
「ちくしょぉ……ばかぁ!」
この悔しそうな顔を眺めながら挿入したら、どれほど気分がいいかの想像がよぎっちまう。
ああ、挿入してぇ……。
我慢我慢。
我慢記録を伸ばすべく、俺は晴香のうなじを触り、首筋に顔を近づけ香りを嗅ぐ。唇を触ってムニムニしたり、耳を触って遊んみる。身体を丸ごと密着させ、舌なめずりをして耳穴に熱い息を吹きかけた。
「晴香ちゃーん」
「ううっ、ばかばか」
「キスをするからね」
「そんなぁ……」
俺は晴香の唇に口を添え、啄ばむように味わい始めた。月子と散々そうしたように、唇同士を密着させ、肉のぷっくりとした感触と表面に帯びた粘液の感じを確かめる。他でもない妹の唇を奪ったことで沸いてくるのは、富士の山頂にでも登ったような大いなる満足感だった。
舌を真っ直ぐに引き伸ばし、左右に振りたくることで唇を舐めまくる。
おぞましいものに耐えるような顔の口内へ舌を捻じ込み、晴香の舌と俺の舌を絡ませ合う濃密なキスに突入した。
なんと良い味だろう。
高級スイーツでも食べている気分じゃないか。
確かに口にあるのは唾液の味で、こちらの舌に晴香の舌の粘液がまとわりつく。そこに砂糖などありはしないのに、それでも甘いものを食べているような心地で舌も唇もじんわり痺れ、贅沢なケーキでも頬張る楽しさばかりが俺の気持ちを占めていた。
「へへっ、彼氏はいたのかな?」
「………………いない」
「じゃあ、ファーストキスだねぇ?」
「……ばかっ」
ツンとした美少女が照れた時の顔そのもの。
「可愛いよ? 晴香」
「何を当たり前のことを」
「もっともっと揉んであげる」
「あぁ……! もう馬鹿!」
晴香は俺におっぱいを揉まれ続けた。
飽きなかった。
ブラジャーは決して外さず、我慢の特訓と思ってあくまで上から揉み続けたが、乳房が相手というだけで、ただものを揉むだけの行動がこんなにも楽しくなるのだ。これが単なるゴムボールだのだったら、俺はとっくに飽きて寝ていた頃だろう。
揉み続けた。
鷲掴みにして指に強弱をつけるやり方で、もうとっくにわかっている柔軟性をそれでも延々と確かめ続ける。沈めた指が弾力によって跳ね返され、力を入れればあっさり食い込む。この感じを五分以上は楽しんだ。
そして、ブラジャーの表面を優しく撫でるようにして、指ですりすり可愛がる。まるでペットを撫でるかのように、ピンクの縞々をたっぷりと愛でまわした。
乳首があるであろう頂点に指を立て、爪で布地を引っ掻くようにしてくすぐる。カップを介して硬い突起を発見し、俺は乳首をつまんでやった。
その都度触り方を変えた以外、とにかく胸に集中した。
そして――。
俺はトイレでオナニーした。
今から手か口でも使ってもらうことも考えたが、晴香だけは最高の羞恥心を与えたあとで犯したい。確かに催眠アプリの羞恥機能があるとはいえ、性経験がある女と皆無な女の羞恥心ならどちらが強いイメージかといったら、当然未経験の女となる。なんとなく、ペニスを使うことにはその後の恥じらいを弱めるイメージがあった。
すぐに妹を犯さないのは、単に気分の問題といってもいい。
俺にとって、晴香は他の女とは違うのだ。
なのでトイレで一発抜き、月子との体験も合わせればいい加減に肉棒の元気も萎え、今日の性欲は減退した。
もっとも。
「今日は一緒に寝ようね?」
晴香はベッドから逃がさなかった。
「まだ揉むか変態」
晴香の赤面しきった表情には、いい加減に呆れも混じっていた。
電気を消し、一緒に布団に潜った俺は、それでも揉む程度の欲求は残っていたので、まるで自分の所持品であるかのように自由に揉む。さすがにボタンは閉めてやったのでパジャマ越しだが、手と乳房の間にいくら布が介在していたところで、俺のおっぱいに対する気持ちは変わらなかった。
「っていうかお兄ちゃん。こんな風に上から揉まれてたら寝付けないし」
「えー」
「あーあー。よっぽど友達がいないんだね。私に構って欲しいのはわかったから、お兄ちゃんちょっと下になってよ」
「え? 下に? うん」
晴香の言われるまま、布団の中で俺達は上下を入れ替わる。
仰向けとなった俺の胸板に晴香はぎゅっとしがみつき、頭で布団を持ち上げるようにして俺の顔をじーっと見る。脚は正座のように折り畳まれており、丸くなったお尻は俺の下半身の上へと置かれ、ぴったりと隙間ない密着度で俺達は抱き合った。
「やーっと少しは落ち着ける。さっきからお兄ちゃんの体重ウザかったからさ」
「俺ってそんなに重いっけ」
「上から圧し掛かられてたら、力士じゃなくても重く感じるの」
「ごめんごめん」
「キモすぎるお兄ちゃんだけど、私の心が広すぎるから許してあげる。今日したことも、みんなね」
おおっ、散々されておいて上から目線!
自分が上だと思っている少女を辱めるのがたまらないわけだから、こうして生意気なままでいてくれるのは、俺にとっては最高にいい妹だよ。
「残念すぎるお兄ちゃんなんだから、せっかくの妹が相手をしないのも可哀想だしね。私の厚意をちゃんとわかってるの?」
「重々承知です」
と、俺は答えるが、なるほどなるほど。
俺の解釈では、晴香の意識は『妹だから兄の言う事は聞かなきゃ』という事になっているものと捉えていたが、実のところキモすぎて残念だからと、同情意識があったらしい。俺があまりにも駄目な奴だから、逆に私がなんとかしなきゃみたいな気持ちを与え、そうした意識を理由に晴香は俺の命令を絶対視しているわけだ。
井上月子の場合は俺を運命の人と捉えたようだが、晴香は晴香なりの従属をしている。
「言われた通り、一緒に寝てあげるんだから感謝してよね」
晴香は俺の耳横へ顔を埋め、すやすやと眠りにつこうと息を休める。俺はそんな晴香の背中を抱き返し、尻へ向かって手を動かし、撫で回した。この抱き合うような状態は、お尻へ腕が伸ばしやすくて、揉みやすいのだ。
晴香はピクっと反応を示しはしたが、何も言わずに黙認する。
「おやすみ。晴香」
なので俺は、こんな事を言いつつ揉み続ける。
「早く寝てよね。おやすみ」
それが晴香の最後の言葉。
あとは眠りに落ちていき、俺もまたまどろみながらも尻に手は置いたまま、夢の中でも同じ体勢で晴香のお尻を揉んでいた。
朝になり、目が覚める。
目覚めた俺の両腕は、寝る前と同じ状態のまま晴香のズボンへ入り込み、パンツのお尻を存分に味わっていた。
もしかしたら、一晩中揉み込んでいたのかもしれない。
「晴香ー?」
「…………」
反応無し、寝ている。
なので、俺は起きるべき時間になるまで、存分にお尻を撫で回した。
コメント投稿