それは警察署にたどり着いてのことだった。

「動くな」

 突如としてかかってきた男の声の、ただ一言によって、クレア・レッドフィールドは自分に向けられた銃の存在を感じ取り、即座に両手を挙げていた。
「待って! 私は人間よ!」
「いいから動くな! 銃も捨てろ!」
「ここまで逃げて来たのよ!?」
「捨てるんだ!」
 顔も見えない背後から、振り向くことさえ許されず、有無も言わさず、動くな、銃を捨てろとばかり繰り返す。銃を向けられている恐怖と焦燥から、クレアは口早に喚いていた。文脈も無視して、会話らしい会話も成立せず、自分は逃げて来た一般市民だと言い張る言葉と、あくまでも抵抗を許さない男の声に、やがてクレアが折れる形となっていた。
「わかった。捨てるわ」
「それでいい。その腰の荷物もだ。ベルトを外して、横に投げろ」
「なんてことよ……どうしてこんなこと……」
 レオンという名の警察官に危機を救われ、共にラクーンシティへ向かった先で、しかし二人は突っ込んで来るトラックの事故に巻き込まれ、ガソリン漏れから起こる炎上によって、離れ離れにならざるを得なくなる。
 署で落ち合おう。
 彼が無事であることを祈りつつ、死人の群れをかいくぐり、どうにかたどり着いたまでは良かったが、警察署さえもまともに機能してはいなかった。扉がバリケードに遮られ、床には血痕らしきものが散在している。
 ここでも騒動が起こり、無事な警察などいるのかどうかもわからない。
 署内の散策を始めようと、少しばかり歩き始めてこれである。ひとまず安心できるかと思いきや、次の恐怖が待ち受けていたとあっては、自分の運命が悲しくなる。
 銃を床に滑らせて、ベルトとポーチも投げ捨てる。
「ジーパンを下げろ」
「何ですって?」
「下げろ。いいか、太ももの途中までだ。それ以上は下げるな」
「嫌よ許して!」
「聞かなければ外に追い出すぞ」
 有無を言わせぬ圧力に、クレアは泣く泣くジーパンの留め金を外し、言われるまま太ももの半ばの位置まで下げるしかなくなった。次には留め金をかけ直すようにも命じて、ジーパンが落ちないようにさせられた。
 これで咄嗟の身動きは取りにくくなったことになる。
「ねえ、まさか。おかしなこと考えてないでしょうねぇ?」
 赤いジャケットの丈に守られ、少しは隠れていることだろうが、それでも白いパンツの色が見えないはずもない。
「白か」
「考えてるわけ? この状況で?」
「そっちに手錠を投げる。自分ではめろ」
「そこまでする!?」
「いいからやれ!」
 乱暴に投げたのだろう手錠が、ちょうどクレアの足下にやって来る。拾い上げ、自らの手首を拘束した。
「あなた警察? こんなことしてる場合?」
「アンタは上玉だ。俺に従えば守ってやる」
「……最低」
「そこにソファがある。そこまで移動して、そこに両手をつけ」
 その通りのポーズを取れば、尻を後ろに突き出す形となる。丸々とした尻肉の厚みが、下着を膨らませている光景は、もはやジャケットの丈にも隠れてはくれない。きっと視姦されているだろう状況に、クレアの頬は恥じらいの朱色に染まっていた。
 男の足音が迫る。
 ソファに置いた自分自身の両手と、皮の生地ばかりに目を落とし、尻のすぐ真後ろに近づく気配に神経を強張らせる。金具の音と、衣擦れの音で、男のズボンの中から一体何が出てきたのかも、状況からすればよくわかった。
「いい尻だ」
 割れ目に合わせて腰を押しつけ、肉棒を当てて来る男は、尻山の狭間で前後に動かし、下着と擦れ合う刺激を楽しみ始めていた。
 尻コキなどという知識のないクレアは、ただただ痴漢行為を受けているのだと感じていた。
 しかも、右手では相変わらず銃を構えたままでいるのだろう。
「ねえ、どこまでする気? どうすれば許してくれるの?」
 大きく開いた手の平が、尻の形に沿って撫で回す。乗せられている肉棒も、ピストンのように前後している。
「安心しろ。ゴムは持ってる」
「嫌よ。最後までなんて」
「選択肢は二つだ。気持ち良くなるか、痛いやり方か」
「三つ目はないの?」
「無いな」
「どうしても? 他の言うことなら聞くわ」
「他のこともするさ。最初にやるべきことを済ませたらな」
「最高の贅沢ね」
「お前にも贅沢な快感を与えてやるとも」
「本当に、最っ高…………」
 屈辱を受け入れるより他はなかった。
 油断なく銃を握り続ける男は、空いた左手のみで愛撫を行い、尻をまんべんなく撫で回しては性器も弄る。下着越しのワレメをなぞり、刺激を与え、内股の皮膚もさすって、クレアの肉体を少しずつ高めていた。
 触れるか、触れないかといったタッチの上手さで、くすぐったい感覚にも似た刺激をじっくりと、時間をかけて与えていく。

 すり、すりすり、すりぃっ、しゅりっ、すり、しゅっ、しゅりっ、

 尻を丁寧に撫で回す左手の、生地に人肌が擦れる音が、静寂に満ちた空気の中でよく聞こえる。時には指を押し込み揉みしだき、また撫で回し、内股の肌にも手を及ばせ、性器の周辺を指でくすぐり、尻撫でへと戻って行く。
 長時間にわたる愛撫であった。
 十分も撫でられているうちに、尻の皮膚は敏感に発達して、触れられていると何か疼くような感覚に見舞われる。性器に近い場所へのタッチでも、アソコに疼きが溜まっていき、穴の奥では肉欲が膨らんでいく。
 二十分、三十分。
 時計などなくとも、あまりにも長々と続く愛撫には、それくらいは経っているような気がしてくる。
 とっくにアソコは濡れていた。
 そこに指を当てられれば、にじゅりと、粘液を捏ねた音が鳴る。
「糸が引いてるぞ?」
 気持ち良くなっている証拠を見て、男のいい気になった声がかかってくる。調子に乗って微笑む声だけで、未だに顔すら見ていない相手の、優越感に満ちた表情が想像できた。
「汗でもかいたかしら」
「暑いなら涼しくしてやる」
 パンツのゴムを掴み、ゆっくりと下げていく手つきは、いかにも皮を剥いた中身の果実が楽しみでならないものだった。皮膚の表面から生地が離れて、露出の面積がじわじわと広がる感触にクレアは震えた。
 太ももの位置に下着は絡み、全ては丸出しとなっていた。
「ほら、尻の穴もよく見える」
「そんな場所……」
「ほれ」
「なっ!?」
 クレアが目を見開いてまで驚くのは、肛門にぐりっと、指を押し込まれてのことだった。
「顔から火が出そうか?」
「早く済ませて」
「楽しんだ方が特だぞ」
 男は指先でぐにぐにと、押し込むような、皺をなぞるようなマッサージを施した。
 汚い場所を見られ、弄られ、遊ばれている羞恥に耳まで染まり、歯を食い縛って堪えるクレアは、次には膣に指を入れられて、ますまそ顔を歪めていた。
「あっ、うぅ…………」
「さすがに気持ちいいか」
「ううぅぁぁあ……あふっ、ふぁ……ふはぁぁ………………」
 指の出し入れによって内部を探り、知り尽くそうとする男は、すぐにでもクレアの敏感な反応を見つけ出す。膣壁に刺激を与え、ゆっくりとしたピストンを少しずつ活発に、技巧に満ちた手つきにクレアは翻弄されていた。
 抜き差しに伴って、いやらしい水音が響いてくる。それが自分のアソコから出る音だと思うと、さらに恥辱感が膨らんで、もう丸めた唇を食い縛っているしかない。
「お待ちかねのチンコだ。ゴムは付けてやる」
 ビニールにパッキングされたものを破いて、中身を取り出そうとしている音で、いよいよコンドームの装着に移っているのがクレアには伝わった。
「ねえ、十分楽しんだでしょう? 今からでも考え直さない?」
「せっかく生きた女に出会えたんだ。お前には俺ってもんを叩き込む。この世の終わりみたいな光景が広がってるからこそ、英気を養わなくちゃあ、やっていけないからな」
「やっぱり、諦めるしかないってわけ……」
「悪いな。お詫びにたっぷりイカせてやる」
 性器の入り口に亀頭が当たり、そのまま腰が押し込まれる。ワレメが左右に開けていき、肉棒の太さに応じて穴も広がり、

 ずにゅぅぅぅぅぅ――――――。

 と、クレアの中には、顔も名前も知らない男の逸物が収まった。
「なかなかの心地じゃないか」
 腰のグラインドが始まると、クレアの尻にパンパンと、男の身体がぶつかり続ける。
「んぅっ、んあ! あっ、あうっ、あ! あぁ……! あっ、あん……!」
「可愛い声も聞こえて来た」
「んん! んんんんん! あぅ、ダメ! ダメよ! おっ、おかしくなる! こんなのっ、おかしくなるわ……!」
 想像を絶する快感がクレアを襲っていた。
「ほう? そいつはよかったな」
「ああああん! だめっ、ダメ! 許してッ、ゆるして――!」
「何が許すだ天国を味わってるくせに」
「んん! んあ! あっ、あぁ――だめッ、なにか――! あ! あ! あん! あぁっ、あううう! んっ、んあ、はっ、あっふぁあ――!」
 脳が快楽に侵食されていた。甘い痺れが全身に向かって流れていき、指先さえも敏感に発達していく肉体は、もはやピストンに翻弄されているしかない。

「――あぁあああああああああああああああ!」

 絶頂など、時間の問題似すぎなかった。
「はぁ……あぁぁ……なんてことなの…………」
 それでなくとも、感じることに体力を使い続けていたクレアは、絶頂によってぐったりと、ソファに顔も胸も沈めていた。しかし、なおも突き刺さったままの腰だけは、なおも持ち上がったまま、沈まぬように男の手で掴まれもしていた。
 男はもはや拳銃をホルスターに収めていた。
「もっとイカせてやる」
「待って! こんなのもう十分――――――あぁぁぁ――あああ…………!」
 慌てて男を止めようとする声は、ピストンの再開によって、いとも簡単に快楽の絶叫へと変わっていた。
「あん! あっ、あん! あふっ、んんん! ん! ん! ん! ん!」
 ひたすら喘ぎ、水音が響き、尻は打ち鳴らされている。
 数分後には、次の絶頂が待っていた。

「――あっ! ま、またッ! ああああ!」

 ビクビクと、痙攣にも見える震えで全身の筋肉を振幅させ、次の瞬間にはぐったりとへたり込むものの、男の両手がクレアの腰を掴んでいる。尻だけは沈むことなく、肉棒の収まった状態から逃れられない。

「ああああああああああああ――――あっ、こんな――三回も――――」

 三度目の絶頂後も、休憩を与えてやるとばかりに動きを止めるが、決して肉棒を外に出すことはしていない。逃げようとするなら腰を掴んで引き寄せて、串刺しの状態を長々と維持していた。

「あぁぁぁ――あぁっぁあっぁあああああッッ!」

 四回目の絶頂。
 やはり、肉棒の栓は抜かれずに、一分も休めばピストンは再開される。

「あああぁぁぁぁぁぁぁ――!」

 しばらくピストンが続いていけば、五回目の絶頂も時間の問題だった。
 そして、男はまだやめない。

「あうぁああああ――――――!」

 六回イカせた。

「あぁあああああああああああああああああああ!」

 七回イかせた。
 なお続き、八回、九回、十回と、ついに二桁の数字にまで突入して、クレアの穴はこの男の気持ち良さを覚え込む。
「もう無理、お願い……せめて、もっと休ませて……!」
「フェラチオしろ。そうしたら手錠も外す」
「ええ、もうそれでいいわ」
「名前は」
「クレア・レッドフィールド」
「ペイニスだ」
「よろしくペイニス。最高の出会いをありがとう」
「この出会いを記念して、こいつはプレゼントだ」
 ペイニスは少しばかり腰を揺すって、今まで溜め込んでいた射精感を吐き出す。クレアの膣内でコンドームが大きく膨らみ、薄いゴム越しの熱気とトロ味が広がっていた。



 そして、クレアは初めて男の顔を見た。
 短髪に切り揃え、ルックスの良くも悪くもない平凡な風貌から、何か酷い犯罪をやる姿はとても想像できなかった。何より彼は、ここの警察官の制服を着ていたが、残念ながらペイニスは、クレアを散々にイカせ尽くしたばかりである。   
「こんなの、したことないわ」
 クレアは床に膝をついていた。
「できないってのは無しだぞ?」
 ソファに座したペイニスは、背もたれに身体を沈めつつ、大胆に脚を広げている。そんなV字に開いた膝のあいだにクレアはつき、これから肉棒を咥えるのだ。
「わかってるわよ」
「好みの顔だ。その口に俺のチンポが入ったところを、好きなだけ鑑賞してやる」
「それはどうも。始めるわよ」
「ああ、よろしく」
「……あむっ」
 するしかなかった。
 ペイニスのホルスターには拳銃が収まっている。クレアが捨てた銃は、この場所から何メートルも離れた床の上だ。おまけに手錠ときて、抵抗は得策ではない。ペイニスの肉体は肩幅が広く、そのガタイの良さは服の上からでも明白だ。
 それに、クレアのアソコにはかなりの余韻が残っている。
「はじゅぅ……ずっ、ずず……ずぅ……れろっ、れろぉぉ…………」
 咥えてみて、前後に動き、そしてペロペロ舐めてやる。
 そうするクレアの下半身は、ジーパンも下着も両方とも、太ももの半ば辺りに下げたままの、尻を丸出しにした状態だ。もしもクレアの背中を映すアングルがあったなら、肉厚の丸っこさがよく目立つ。
 さらにアソコを覗き見たなら、今まで絶頂してきた愛液が、内股にまんべんなく広がって、陰毛もぐっしょりと濡らしているのがわかるだろう。
 そんなクレアのアソコの中は、すっかりとペイニスの肉棒を覚えきり、少しでもセックスを思い返せば、反りや太さの形状が頭に浮かぶ。何十分にもわたって膣内に居座って、ピストンを続けた感触は、まだ挿入が続いていると錯覚しそうになるほどに、鮮明なまでに肉体の記憶に刻まれている。
(これが入っていたのね……)
 と、そういうことも思いつつ、クレアは頭を前後に動かしている。
「はじゅっ、ずずずっ、ちゅるぅ……じゅむっ、ずむっ、んじゅぅぅ…………ずぅ…………」
 ずぅ…………ずぅ…………
 急に犯され、それでいてイカされ続け、休ませて欲しければという条件で、こうして奉仕に励む羽目にまでなっている。ここまでペイニスの思い通りに扱われ、それに従うしかないクレアには、従属心めいたものが育ちつつあった。
「顔がよく見えるようにしてくれよ」
「ずずぅ……じゅぽっ、こうかしら……れろっ、れろれろっ、あむぅぅぅぅ…………」
 首の角度を上げ、ペイニスと目を合わせ、先っぽを舐めるなり咥え直す。ニヤニヤとした顔つきでクレアのことを眺めてくるのは、人の咥え顔を見るのが嬉しいからに決まっていた。
「んっ、んむっ、んずぅ……ずずっ、ちゅぅ…………」
 ペイニスを視覚的に喜ばせ、肉棒にも奉仕している。
 好きでもない、出会ったばかりの相手にだ。
 だというのに、自分の中のメスを疼かせ、やや積極的にしてしまっている。肉棒を丹念に味わって、ゴム越しの射精の際に残った表面の白濁も、口内に取り込んでいた。
(お礼してる気分……)
 ふと思ってしまうクレアは、自分の気持ちをすぐさま戒めた。
(何を考えているのよ、私は……あんなにイカされたせいだわ……気持ちよくしてもらったお礼だなんて…………)
「んむっ、んくっ、あぁ……じゅぅ……」
 喉にぶつかるまで顔を押し出し、カリ首に唇が引っかかるまで後退させる。見え隠れする肉棒には、クレアの唾液がたっぷりとまとわりつき、ねっとりとした水分を吸収している肉棒の皮膚は、ヌラヌラと光沢を放っていた。
「美味しそうにしゃぶるもんだな」
「そんなわけ……じゅじゅずっ、ぢゅるん――ずむっ、はじゅぅぅ…………」
「ははっ、いいもんだ。外してやるから、オッパイ出してパイズリしてくれ」
 ペイニスは手錠の鍵を見せびらかし、すぐにクレアは両手を差し出す。鍵穴にかちりとはめてもらい、拘束から解放されると、次に取るべき行動は、ジャケットの内側でシャツを持ち上げ、ブラジャーもずらして乳房を露出することだった。
「これも、初めてよ」
 そう言いながら、クレアは胸に肉棒を抱き込んだ。
「構わん。頼むぞ」
 しごき始めるクレアは、数分かけてコツを掴んで、腰を上下に動かしていた。身体ごと動いての乳房の上下で、膨らみの中に挟んだ逸物に刺激を与える。表面がぬかるんで滑りが良いのは、クレア自身がフェラチオでまぶし続けた唾液のおかげであった。
 噴火のような射精が顎を撃ち、唇から鼻の周りにかけてを濡らす。漂う精液の香りが鼻孔を突き、そしれペイニスはクレアの白濁濡れとなった顔を喜んだ。
「マンコは十分休めただろう」
「まさか、もう!? 冗談でしょう?」
「全裸になれ。嫌なら拘束する」
「あなたって最高の警察ね」
「法なんて機能していない。組織もだ。見返りもなく市民を守る気にはならないね」
「明日じゃ駄目? 今日はその、代わりにもっと奉仕するから」
「脱げ」
「本当に疲れてるの」
「わかった。いいだろう」
 おもむろに立ち上がるペイニスは、顔がクレアの主張を聞き入れていなかった。あくまでも自分の欲望しか考えず、言うことを聞かないのなら乱暴にしてしまえと、ペイニスはクレアの肩を掴んで押し倒した。
「いや! やめて!」
 暴力を働く男と、それに抗う女の、傍からすれば誰もが性犯罪の現場と認める光景が、そこにはすぐさま出来上がった。
「脱ぐんだ!」
「いや! よして! 駄目よ! 他のことするから! 許して!」
 じたばたと手足を暴れさせ、腰もくねらせ必死にもがき、それでもクレアの身体から赤いジャケットが奪われる。シャツが、ブラジャーが、ジーパンが、パンツまでもが力ずくで脱がされていき、全裸は時間の問題だった。
「じっとしていろ」
 口ぶりだけなら、まるで犯人でも抑え込んだように聞こえる。再び手錠を取り出して、クレアの両手にかけてしまう。テーブルの足に手錠の鎖を通しての、両腕が頭上に封印されてしまったクレアは、またしても挿入を受け入れるしかなくなっていた。
「もう一度言うが、痛いか、気持ちいいかだ。これでも暴れるなら、殴って暴れる気をなくさせてから挿入する」
「………………」
 それに対するクレアの答えは、黙って足をM字に開き、どうぞ挿入して下さいとばかりのポーズを取ることだった。
「いい返事だ」
 ニヤリと、ペイニスは覆い被さる。
 どこか諦めた表情で顔を背けて、亀頭の気配にまた挿れられてしまうのだと感じたクレアは、他にどうしようもなく角度を決める。
 快感に翻弄され、何度もイカされることへの覚悟だ。
「いくぞ」
 手始めとばかりに、亀頭が入り込む。
 次の瞬間だ。

「ぬぁあッ……! あッ、あぁぁああ――――!」

 クレアは絶叫じみた喘ぎを上げ、背中もビクンと弓なりに弾ませていた。
 ピストンが始まった時には、途方もない快感に頭の中まで染め尽くされ、もう喘ぐことしか出来ていない。ものを考える思考も潰れ、全身もビクつかせ、チンポで喜ぶためだけに生きる存在へと返られていた。
「あッ、ああッ、あああ……! ぬっ、あふぁッ、あぁ……!」
 絶頂の回数など、誰も数えはしていない。
 ただでさえ潰れた思考がさらに弾けて、頭の中から脳さえ消えてしまったような、真っ白になった状態に何度も陥り、その時だけは休憩とばかりに腰振りを止める。快楽も沈んでいき、だから少しは正常な思考を取り戻すが、動き出せば簡単にかき消された。
 クレアは教え込まれていた。
 誰が偉くて、どちらが従うべきなのか。何度も何度も、執拗なまでにイカせて許しを請わせ、ペイニスは自分の顔を見つめさせる。これがお前をイカせた男の顔だと、しっかりと網膜に焼きつけさせ、またさらに腰を振っては絶頂させる。
 ペイニスが肉棒を引き抜く頃には、実に十個以上のコンドームが消費され、精液をたっぷりと溜め込んだ臭気と共に、それらはクレアの周りに散乱していた。
 犯し尽くすに飽き足らず、ペイニスはどこかで拾ったカメラのシャッターを切り落とし、クレアの痴態を収めていく。ありとあらゆるポーズを取らせ、性器のアップも、肛門の接写も行って、フェラチオの咥え顔まで撮影した。
 その後、クレアはペイニスに付き従った。
 署内から脱出するため、通路の道を開く鍵となるメダルを集める。ゾンビが蠢く危険な探索を行いつつも、休憩と称して何度も犯し、毎日のように絶頂していた。


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