ギルド登録所で行われる手続きでは、性別や生年月日といったプロフィールの記入はもちろんのこと、さらには男女を問うことなく全裸となり、全身の写真を撮影する。カメラと呼ばれる魔法道具で取り込んだ絵は、個人登録データの作成に使われ、登録した人間の情報は電波水晶によって各地に送信されるのだ。
 ギルドカードを持つ冒険者は、あらゆる国や町に出入りする際、検問所にカードを提示しなければならない。
 カードを受け取った検問兵は、電波水晶からデータを取り出し、冒険者の肉体を写真と照合する取り決めである。
 つまり、全裸にして、撮った写真と見比べる。
 看破魔法で嘘を見抜くだけでは物足りず、そこまで厳しくした原因は、擬態能力を持つ魔物の増加や変化魔法の悪用にある。特に看破魔法が効かずに、嘘をつき通せる手合いは厄介で、検問所でルール改正がなされる前は、随分と魔物や悪人の通行を許してしまった。
 しかし、写真照合の取り入れにより、これは激減する。
 何故なら、擬態や変化では、本人が知っている姿にしか化けられない。顔だけを知っていて体格を知らない相手に化ける場合、おっぱいのサイズが本物とは異なってしまう。服の下に隠れたアザを再現できない。といったことが起こるのだ。
 まして肛門のシワの数など把握する機会はないものだから、尻の穴を見れば偽物と本物の区別は一発で可能である。。
 もちろん、戦闘に負けるなり、捕まるなりした冒険者が、裸をじっくりと観察されてしまえば、肛門の形に至るまで正確な変化が行える。肉体関係の男女なら、服の下に隠れた身体敵特徴を知ることができるから、女を騙くらかす男や、ハニートラップ的な手口がないでもない。
 絶対完璧、というわけではない。
 看破魔法で嘘を見抜く手もあるが、対看破の魔法を身につけた奴には通用しない。
 しかし、たとえ抜け道を通っていくプロが存在しても、過去のザル状態に比べれば、水準は驚くほど上がっている。恐るべき確立で魔物の擬態を平和な町に通していた過去の現状は、おかげで可愛いものになったわけである。
 今を上回る優れた身体検査方法が登場しない限り、現状のやり方が続くだろう。
 そして、そんな検問所での身体検査が俺の仕事であった。

「いいオッパイだな」

 俺は全裸となった女剣士の前に立ち、直立不動を保つ姿を、手元のページに載った写真と見比べる。
 ここで使うのは『登録情報の書』だ。
 この書物は普段は白紙のページしかないのだが、電波水晶が受信した情報を取り込むと、直ちに写真や文章が現れる。そこに基本プロフィールやギルドでの評定を記す項目と、それから裸を撮るだけ撮った裸体続きのページに差し掛かる。
 薄い胸だが、ぷっくりと控え目に膨らんだ形が可愛いもので、だいぶ好みだ。
 俺は乳房をしばらく眺め、写真との比較に相違がないことを確かめる。乳首の大きさや色合いも、特に問題はない。股間のアップもあるが、毛の具合もビラのハミ出た形も一致。
「肛門を見せろ」
 女剣士は何も喋らず、ただ粛々と背中を向け、腰を折り曲げていた。
 自分で自分の足首を掴むポーズを取らせれば、尻の割れ目は左右に広がり、肛門は自動的に丸見えになる。俺は遠慮なく手を乗せて、存分に撫で回してやりながら、放射状の皺の窄まりを観察した。
 皺の本数に、色合いも一致。
 看破魔法を使った質疑応答でも問題はなく、この女剣士は善良な冒険者であると、この時点でとっくにわかりきっていた。
 普通はここで服を着せ、そのまま町に入れるのだが、どうも最近の権力者様は、俺達に甘い汁を吸わせてくれるらしい。検問兵にいい目を見せ、それがどんな政治的な意味合いを持つのかは知らないが、吸えるものは吸わせてもらう。
「なお、ここで脱いだ衣服、持ち物、武器や防具など装備一式は、検問審査の手数料として一時的に押収され、所定の業務を済ませたのちに返還ということになっている」
「……そう。噂通りね」
「なに、長くとも一時間か二時間。中には三時間って奴もいるが、仕事さえ済めばアンタは無事に通れるよ。何なら温かいベッドに空きがある、一晩休んで出発してもいい」
「丁重なおもてなしをありがとう。その手をどけてくれる?」
「はいはい」
 俺は尻から手を引くが、ついでのようにペチンと、一発ばかり叩いてやると、姿勢を戻した女剣士は、肩越しに露骨に睨んできた。恨めしい視線の下では、頬が熱く燃えたぎり、顔から火が出るとはこのことかと言いたくなるほどの恥じらいに歪んでいた。
 この瞬間を待ちに待ち望んでいた俺の部下は、俺が目で許可を出している様子を見るに、女剣士を別室に連れて行く。
 どんなお仕事かは、想像にでも任せよう。

 次も女剣士だった。

 リーゼという名で、茶髪をゴムで束ねた彼女は、腰のベルトを取り外し、背中にかけていた弓矢もテーブルに並べていく。グローブに、革の胸当てに、次々に装備を外していき、シャツとスカートを残すのみとなったリーゼは脱衣を始める。
 ここの実態を知っている顔だった。
 そして、この実態を作り上げた権力者も、冒険者がここを利用せざるを得ないことをわかってやっている。
 俺が務めるこの検問所を出入りしなければ、冒険者はロクに稼げない。高額な依頼の現場は、そのことごとくがここを越えた先で、逆にギルド本部付近は平和過ぎて仕事がない。ないことはないが、稼ぎの少ない雑魚モンスター狩りの仕事を大勢で奪い合うより、魔物が多く生息している危険地帯へ出向いた方がいい。
 そして、危険な地域へ続く場所には検問があるのが普通のことで、他の村や町へ行ったところで変わらない。検問の設置がされていない村などは、自衛しなければ定期的に魔物が襲撃に現れ、自衛しきれなければ滅ぼされる。
 検問を越えなければ、大きな仕事はほとんどない。
 徒歩で半日程度の遠出せざるを得ず、必然的にここを通過してく必要があるのだ。
 身体検査を嫌って迂回して行こうにも、俺の地域の場合は、険しい剣山と、そこに住まう巨竜の群れが遠回りを阻止している。空でも飛べれば話は別だが、飛べたとしても巨竜とやり合う覚悟がいる。
 冒険者にでもなって、剣や弓の腕前で稼ぐしかない連中にとって、検問所の出入りは死活問題である。たとえ実態をわかっていても、嫌でも通らざるを得ないところに、権力者はこういう実態を作り出したのだ。
 もう何度でも出入りしているベテランなら、実態に
噛みしつつも、そうそう恥じらうことなく脱いでしまい、中にはあっけからんとした顔でお勤めをこなす奴もいる。逆に初めて通る者、いつまでも羞恥心の強い者は、なかなかに躊躇いの宿った手つきでシャツを上げ、下着を脱ぐのだ。
 余談だが、男の通行に関しては、痴女か同性愛者が審査を行う。痴女を相手にお勤めを果たせるのなら運の良いもので、そちらの気もないのに男同士など苦行もいいところだろう。もちろん俺も苦行は真っ平だ。
 リーゼは初めての通行だった。
 だから、恥ずかしい体験をしたのはギルド登録時の写真撮影のみで、オッパイどころか肛門までパシャパシャと撮られる気持ちはどんなものであっただろう。
 シャツを脱ぎ、スカートも脱いだ純白の下着姿で、リーゼは太ももにナイフを巻き付け隠し持っていた。
「なるほどな」
 書類通りだ。
 脱いだブーツを改めれば、こちらにもナイフが隠れていた。盗賊や他の悪質冒険者を警戒して、見えない場所にも武器を潜ませているわけだ。戦闘で剣を失うなり、宝箱をこじ開けるなり、まあ色々と汎用性はあるだろう。
 こうした隠し持つ武器に関しても、書類への記入を行わせ、俺や他の検問兵で検める。だから身体検査で危険物が出てきても、申告通りのものなら問題にはならない。
 テーブルに並んだ剣、弓矢、ナイフの本数は申請通りだ。
「確認した。下着も脱げ」
「ええ、脱げばいいんでしょう? ついでに余計なお勤めを免除する方法は?」
「金だな」
「よくわかったわ。いい仕事ね」
「ああ、いい仕事だ」
 下着まではどうにか平気でいられたリーゼの様子も、ブラジャーを外したところで朱色へと変わっていき、ショーツを脱げばしっかりと顔は赤らみきっていた。
 さて、あとは『登録情報の書』に電波水晶の中にある情報を取り込んで、ページの中に浮かび上がる裸体と比較する。
 乳首、問題なし。
 乳房の大きさも写真と一致、毛の生え具合については、写真の方が濃く、現在は剃ってあるものの、毛の具合くらいはいいだろう。根本的な毛質が違っていれば問題だが、そんなこともなさそうだ。
「見ろ、お前の尻の穴だ」
「――っ!」
 肛門をアップにしたページを見せつけると、リーゼは口元を歪ませ、引き攣って、悔しげに拳を握り締める。
「見比べてやる。後ろを向いて、肛門が見えるようにしろ」
「……くっ」
 リーゼは俺に背中を向け、豊満な尻の割れ目が開ける姿勢へと、腰を二つに折り畳んだ前屈の、自分で自分の足首を掴んだポーズを取る。開けて見える肛門の、灰色に黒ずんだ皺の窄まりをじっくりと観察した。
 ページに浮かぶ肛門と、パっと見た限りは一致している。
 皺の数を数えても一致、色合いは言うまでもない。
 作業に慣れた俺は、肛門の一致も素早く確認できる。細かな皺の具合から本数まで、数秒で判別がつくまでになっているが、せっかくの上玉である。ロクに触りもせずに検査を終わる手などない。
 俺はぺたりと、尻に手を乗せてやり、意味もなく撫で回す。
 いい感触だ。
 スベスベしていて、いつまでも撫でていたくなる。
「うっ、あの……」
「誤判定があったらまずいからな。慎重にやらせてもらう」
「どうせ触ってるだけ……」
「触るだけ? んなわけない、ここをじっくりと確かめてんだよ」
 俺は皺の窄まりをつついてやり、尻がぴくりと、穴もヒクっと反応する。
 さらには、いかに肛門をよーく観察しているか、肌でしっかりと感じてもらうため、俺は息がかかる距離まで顔を近づけ、至近距離から執拗に視姦した。
「ど、どうせ済んでるんでしょ……!」
 声が震えていた。
「そうとも限らない。間違いは誰にでもあるからな。皺の本数が合っていたか、確認のためにもう一度数え直さないとな」
「最悪…………」
 耐え忍んでいることだろうリーゼの尻穴に、俺は指の腹を押し込みグニグニと、凝りでもほぐさんばかりに揉んでやる。
「最悪ついでに、こことアソコなら、どっちをジロジロ見られるのが恥ずかしい?」
「どっちも同じでしょ…………」
「そうか。ところで、登録情報では処女とあるが、今でも処女のままか?」
「……そうだけど」
「なら、性器の穴の形も確かめないとなぁ?」
「絶対もう十分でしょ」
 震えた声には、どことなく怒りさえ籠もっているが、激情に任せて暴れでもすれば、自分が犯罪者として扱われ、逮捕されるとわかっているのだろう。冷静に自分を抑え、何とか耐えている女は実にそそる。
「テーブルで仰向けだ。アソコがよく見えるようにM字開脚になれ」
「本当に……」
 テーブルに上がり、開脚を披露するリーゼは、俺とは目も合わせられないご様子で、顔を背けた赤い耳だけをこちらに向ける。
「なるほどな」
 俺はさっそく指で開いて覗き込み、桃色の肉ヒダにある膣口を拝んでやる。やはり『登録情報の書』とは色合いも何もかも一致しており、穴の周りに張った白っぽいものが処女膜か。
「これで……さすがに検査は終わったでしょう……!」
「検査はな」
「うぅ……それで、お仕事ってわけ……」
「わかってるじゃねーか。話が早い」
 俺はベルトを外し、ズボンの中から滾った逸物を解き放つ。
 なに、避妊魔法は使ってやる。
「今は順番待ちがいないからな。俺が相手してやるよ」
 こちらに目も向けようとしない、耳の染まり具合が目立った横顔を眺めつつ、俺は亀頭を押しつけ腰を沈める。
 いい具合じゃないか。
 何と例えるべきか、熱々に熱せられたスライムかパン生地あたりで、潰れるわけもないのに肉棒を強く圧して、潰そうとしてくるような強い締め付けと、ヒクつく蠢きが至福の快感を与えてくる。
「最悪…………」
 安心しろ、避妊魔法は使ってやる。
 というわけだから、遠慮なく中出しさせてもらう。
「うっ、ぐぅ……くっ、ふぅ…………」
 初めての痛みに、少しばかり苦しそうだ。
 穴の大きさに合わない俺の太さで、挿入によって裂けた部分から、いくらかの出血をしているわけである。痛みには個人差があるものだが、リーゼは痛がっているらしい。こんな場所で初体験を済ませ、さらには痛いだなんて、俺がヤっといてあれだが気の毒な話である。
 親切な俺は治療呪文で裂傷を直ちに直し、さらには感度上昇の魔法までかけ、初体験でも楽しめるようにしてやった。
「よっ、余計な――真似……!」
「ははっ、せめて気持ちいい方がいいだろう?」
 俺はせっせと腰を動かした。
 呪文一つで、あったはずの痛みが消え、スイッチでも入れ替えたように快楽に翻弄されるリーゼの有様は傑作だ。本当に溢れる快感に、明らかに戸惑った顔をして、慌てたように口をパクパクさせながら、歯を食い縛って声を抑えるのだ。
「んっ! んぁぁ……ぬっ、うぅ……んぅ………………!」
 まるで苦痛に耐えるような顔で、喘ぎ声を我慢していた。
 打ちつけるたびにギシギシと、テーブルの板と脚が軋んだ音を立て、リーゼの胸も上下にぷるぷると揺れている。
「んっ、ぐぅ……んぅ……ぬっ、んぅ……んぅ…………」
 よほど声だけは抑えたいのか。
 その我慢している表情が最高だと、本人は気づいていないのか。
「唇をよこせ」
 確かキスも未経験と、登録情報にはあったのだが、俺は遠慮なくリーゼの顔を両手に掴み、問答無用で顔を近づける。キスを拒んで左右に暴れ、唇だけでも守ろうとする耳元に、逆らうと牢獄行きであることを囁けば、簡単に大人しくなっていた。
「本当に……最低………………」
 涙ぐんだ目で、俺を睨んでいた。
 そんな睨み顔に向け、唇を一気に覆い被せてファーストキスを奪い取る。頬張り、舌をねじ込み、俺の口内にリーゼの呼気が入り込む。鼻息も当たって来る。伸ばした舌を踊らせれば、歯の硬い感触と、歯茎に触れた感じから、さらにはリーゼの舌とも絡み合った。
 口を離すと、唾液の糸が引いていた。
「……ご満足?」
 さらに鋭く、俺を睨んでいた。
「ああ、その顔が快感でヒイヒイいったら、もっと満足するな」
「いわないから」
「そうか? ま、試してみるさ」
 俺は固定魔法の呪文を唱え、リーゼの顔をこちら向きに固定した。固定といっても、加減によって数ミリから数センチの稼働は可能だが、基本的な方向から完全に顔を背けることはできなくなる。
 俺とリーゼの、睨めっこが始まった。

 ずるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………。

 じっくりと、時間をかけて腰を交代させていく。
 ぬるり、ぬるりと、俺の肉棒に密着している膣壁は、この股から少しずつ遠ざかる。やがて亀頭だけがはまった状態になり、俺はここから前進させた。

 ずにゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………。

 閉じ合わさった壁の狭間に、亀頭の切っ先を進めて割り開く。
 こんな時間をたっぷり続けて、急に激しくパンパンと、俺の肉棒に慣れきった膣壁を大胆に抉り抜く。
「んっ! んっ、んぅ――んぁ……うっ、んぅ……んぃっ、あっ、くぅ…………!」
「我慢するのも大変だなぁ?」
「くぅっ、んっ! くっ、んんっ、ううっ、ん、ん!」
 睨み続ける目つきは立派でも、下の口はだらしないヨダレを撒き散らし、ピストンで密着させた俺の股には、陰毛にはリーゼの愛液がたっぷりと付着していた。テーブルも汚れ、腰振りだけで卑猥な水音も鳴っていた。
 しかし、続けていれば射精感も限界を迎えてくる。
 かれこれ、十分以上は責め立てても、結局は喘ぎ散らすことのないリーゼの中に、俺は堪えきれない射精を行った。

 ドクン!

 遠慮なく、中に放出した。
「な……!」
「避妊魔法はかけてやっただろ?」
「そうだけど……!」
 それでも、膣内射精には慌てた顔になるものらしい。

 ドクっ、ドクン! ビュクン!

 わかっているはずだ。
 別に孕む心配はないというのに、それでもリーゼの焦燥に満ちた表情と、子宮に注がれたことへの不安の顔立ちが、孕んではいないかと切実に気にかける心境が見て取れた。条件反射というべきか、子宮の中に熱い液体が入っていると、そんな顔にもなるらしい。
「最後までアヒアヒ言わなかったな。お前の勝ちだ」
「……ふん。喜ぶもんでもないけどね」
「勝者へのプレゼントとして、あと三回は注いでやる」
「――は? えっ? ちょ!?」
 傑作だった。
 再びピストンを開始する直前の、いかにも慌てた「え? え?」とばかりの様子から、思い出したように歯を食い縛り、必死をこいた声の我慢に入る姿は、これほど楽しいものはない。
 三回と言いつつも、俺はあと四回も射精した。
 リーゼとのセックスにどれほどかけたかは数えていないが、一時間以上はしていただろう。通行人のいない、暇な時間帯の検問所とはそういうもので、暇なうちに楽しまなければ、行列を捌くときまで遊んでいる余裕はない。
 そう考えると、冒険者は何百人もの列を組んで押し寄せれば、こうした俺達の作る実態を回避出来そうだが、まあ無理だろうな。
 おっと、忘れてはいけないのが写真撮影と記録の更新だ。
 登録情報にあったキス未経験の欄を書き換え、処女だった膣口の写真の次のページに、新たな経験済みとなった穴の写真を挿入する。精液がこっぽりと溢れているバージョンと、指で書き出し、綺麗にしたバージョンで、二種類を用意しておいた。
 どんな気持ちだったことか。
 ヤられた挙げ句、ヤった後の穴も記録として撮影される。
 冒険で恐怖の魔物に囲まれるのと、今回の経験なら、果たしてどちらがマシだろう。さすがに残酷な死に方と天秤にかけたら、ここてちょっと気持ち良くなる方が良さそうだが、言葉の上では魔物の群れに喰われながら殺された方がマシだと言い出す手合いはいくらでもいるのかもしれない。
 リーゼはそれから、検問所を去って行く。
 元の町に戻る時、またここを通るわけなのだが、次はどうしてやろうか。

 おっと、来ないと思った次が来た。
 しかも上玉らしいが、俺は満足したばかりだ。
 さて、ならば誰に譲ってやろう。




 
 
 

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