廊下を渡り歩く際、形の浮き出た尻肉の動く様子が見て取れていた。足の動きに従って、尻たぶがぷりぷり動くのだ。それらは実に官能的な光景なので、委員長の文香の注意などすぐに忘れ、男子達は尻を注視していた。
列で歩いている関係で、自分より前を歩く女子の尻が観察しやすい。
金髪美少女の安奈、小柄な幼児体型の美冬、体つきのラインが美しいポニーテールの麗華、それぞれの尻に視線が集中していた。
美冬は小柄である分、尻も小ぶりだが、形がいい。
麗華の尻も、官能的な丸みを持った、美しい形状をしている。
どの尻も割れ目がくっきり出ていて、ブルマ越しであろうと充分に卑猥である。いや、むしろ中には、ブルマだからこそ生尻より余計にエロいと思う者さえいた。
前から二番目の位置にいる男子は、さきほど注意を飛ばしていた相手である、文香の尻を拝んでやっていた。
『絶対に女子の体には注目しないこと!』
などと声を張り上げていた、その張本人の尻を視姦してやることの、なんと気分の良いことか。ブルマからはみ出る尻肉もさることながら、水色のパンツが微妙にはみ出ているのを確認できて、興奮した。
おそらく、文香のパンツは水色一色の無地であろう。
彼女はきちんと前を向いて歩いているので、後ろからの視線には気づかない。他の女子も、男の視姦行為は止めようがなく、仕方がないものと考えている子が多いので、ここでクレームが飛ぶことはないのだ。
真横を歩く先頭の男子も、横目でチラチラと文香の胸元を見ていた。金髪巨乳の安奈ほどではないが、ある程度のサイズがあれば、体操着の上からでも乳房の形はわかる。腕で覆って隠していようと、はみ出た乳肉を見れば楽しめた。
こうした男子は、最初から言いつけなど守る気のない層である。
中には後ろめたさを感じ、女子への気遣いを意識する層もいるが、いかんせんその女の子の肉体に魅力がありすぎる。どんなに見ないように気をつけても、安奈の巨乳や美冬のロリボディ、文香や麗華の体の方が、本人の意思に関わらず男の視線を吸引するのだ。
なので結局のところ、見ようとしない人間など一人もいない。
強いて言えば、せいぜい、好みの違いによってそれぞれ観察対象が違う程度だ。例えばロリ趣向のない人間は美冬を見ないし、巨乳派ではない層は安奈よりも文香や麗華に注目する。そうした意味でなら見ない男はいるが、それだけだ。
だから女子達はみんな、恥ずかしそうなぎこちない歩き方になっていた。
視力検査に耳鼻科検診、眼科検診などが滞りなく終わると、次は身長と体重測定が待っている。その検査会場となている体育館の中で、生徒達はそれぞれ列を作って並んでいた。列だけは男女別である以外、特に決まった並び順はないので、みんなの順序はランダムだ。
まずは安奈が身長計に背中をぴったりとつけ、気をつけの姿勢になる。
ここでは背筋はしっかりと伸ばし、手は横にしなければいけないので、今まで隠していた大きな胸も、曝け出すより他はない。
すると浮き出た固い乳首が隠せなくなり、男の視線を集めてしまう。大きさがあるために、布地が突っ張るので、乳房全体の形までもがしっかりと視認できる。胸元を見れば、微妙に谷間まで出来ていた。
「やっぱ安奈の胸っていいよなぁー」
隣で列を作っている男子達が、安奈の胸に注目してひそひそと盛り上がる。
布地が白であるために、周りの肌より色の濃い乳首はやはり透けて、勃起した透け乳首が男の目をかき集めてしまうのだ。
視線の先は胸だけではなく、太ももと、そして浮き出た股間にも注がれている。
――ああもう! やっぱり見るんだから!
安奈は真っ赤な顔でその男子を睨みつけるが、恥ずかしそうな顔で睨まれても男がひるむことはない。むしろ、それこそが一種の興奮材料となった。
「怒った顔もいいよな」
「もっと見てやろうぜ」
にやけた男子は逆に調子付いて、露骨な視線を向けてくる始末だった。
――くぅ~っ! 早く終わりたい!
男の視線のせいで、ノーブラであるせいで、ただ身長を測るだけの時間が羞恥地獄だ。おまけに座高の測定もあるので、二度までもこの視線を浴びなければならない。もはや羞恥的な磔の刑を受けている気分だ。
「こら! 女子の体に注目するなって言ったでしょうが!」
順番待ちの文香が注意すると、男子は一応目を逸らす。
だが一時的に逸らすだけで、すぐにチラチラ視線を動かし始める。同じ注意を繰り返しても、誰も言う事は聞かなかった。
二度、三度と同じ注意をするのだが、結果は変わらない。
――何よあいつ、全然駄目じゃない。
ようやく自分の番が終わり、安奈はささっと身長計から降り去っていく。
しかし、座高計でも同じ衆人環視に晒されて、嫌な思いをするのだった。
そして、次は文香の順番がやってくる。
文香が身長計に背中をつけ、気をつけの姿勢になると、それを取り囲むかのように、数人の男子がぞろぞろと集まってきた。
「あなた達! 言った側から……!」
「え? 俺らは自分の測定終わったから、残りの人が終わるのを待ってるだけだけど?」
憤慨する文香に対して、男子はそ知らぬ態度を取る。
さっきまで注意を飛ばしていたその本人に向けて、彼らは視線の雨を注いでいた。
浮き出た乳首と、見ただけでも肌触りの良さが想像できる、真っ白な太もも。赤く染まった三つ編眼鏡の顔つきと、恥ずかしがりながらもムッと膨れて、男を睨み返す目つき。どれもが男の本能を刺激する。内股からそびえる女性器の膨れ具合も最高だ。
何より男子にとって楽しいのは、さっきから注意を飛ばしてくるその相手、文香自身を視姦してやることだ。
「みんな最低です!」
文香がそう頬を膨らませると、そこで男性教師が言った。
「あ~、文香くん。恥ずかしいのはわかりますが、測定中にあまり大声を出さないように」
――せっ、先生まで……!
文香にとって、それは衝撃だった。
いくら男に欲求があるとはいえ、教師だけは、少なくとも形式上の注意くらいはしてくれるはず、男子側へ何か言ってくれるはずと信じていた。
それが、他でもない自分に注意をしてきたのだ。
しかもだ、仁王立ちして視姦行為に参加してくる。
「あーあー、委員長が注意されちゃっていいんですか?」
文香は男子の嘲る視線を浴びながら、次の座高計でも羞恥に悶えていた。
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