ドクロクシーはあらゆるものを取り込んでいた。
文字通りに骨太の姿となり、巨大な体躯で二人のプリキュアを圧倒して、キュアミラクルとキュアマジカルさえ体内に取り入れたのだ。
――我と一つになれぇぇぇ……!
口腔の骨格に飲み込まれ、嚥下のように腹に収められた結果として、二人のプリキュアはまるで異空間に飛ばされた体験をしていた。
「……ここは?」
倒れたミラクルが起き上がる。
「ここがドクロクシーの中?」
マジカルも周囲を見渡し、不安に表情を染め上げていた。
大理石のようにつるりとして、硬く冷たい床の上は、闇色を照らした黒い光沢である。景色には果てがなく、漆黒の霧がどんよりと漂っている。
「はーちゃん! はーちゃん! どこなの? 返事をして!」
ミラクルはすぐに大声を上げていた。
「そっか、ミラクル。ドクロクシーの中でなら」
「うん。きっと、はーちゃんがどこかにいるはず」
二人は颯爽と駆け出そうとした。
そのとき――
――まだ完全には取り込めないか。
――ならば精神的に屈服させる。
「この声は!?」
「ドクロクシー!」
声だけが、どこからとなく響いている。
――貴様達も我の力となるのだ。
「誰があなたのものになるもんですか!」
「はーちゃんを返して!」
――無駄だ。我が力を受けるがいい。
「――んッッ!」
「――んんん!」
二人は同時に太ももを強く引き締め、腰をくの字に折りながら両手で股を押さえるという、あたかもオシッコを我慢して見えるポーズを取る。
「なに? この感じ……」
「あ、あそこが……」
いかに存在を維持しているとはいえ、プリキュアとてドクロクシーの糧として、吸収成分のように取り込まれかけているのだ。大いなる闇の力を持ってすれば、二人の感度を意のままにすることなど容易い。
――出でよ。我が分身たちよ。
その瞬間、数々の黒い男性体が出現した。
闇を凝縮することで作り出したドクロクシーの仮想男性は、どんな人種というわけでもなく、ラメ光沢じみた漆黒で全身をムラなく染めている。のっぺらぼうのように目玉はなく、眼球のあるはずの部位にはそれらしい窪みがあるだけだが、唇はきちんと生えている。
そして、当然のように肉棒がそそり立っていた。
「うぅ……!」
マジカルは当然青ざめる。
「なに……これ……?」
中学生にすぎない二人だ。最後に男性器を見た記憶といえば、せいぜい幼少期のまだ父親と風呂に入ることがありえた時期くらいか。
思春期の年頃で、勃起したペニスに方位されては、ミラクルの表情も不安ばかりに染まっていく。
「あ、あなた達の相手なんてしている場合じゃないのよ!」
マジカルは凄んでみせる。
「そうよ! 私達は、はーちゃんを返して欲しいだけなんだから!」
ミラクルも叫んだ。
「――フン!」
「――ハァァ!」
二人同時に地面を蹴り、消えたとさえ錯覚しかねない勢いでその場を飛ぶ。ミラクルとマジカルの拳を合わせ、一気に大量に吹き飛ばそうと試みる。
――無駄だ。
ドクロクシーの声が響いた途端、さも石にでもつまずいたように二人は転び、胸や顔を勢いよく地面にぶつける。
「ううっ!」
「あぁぁ!」
決して、痛みなどの悲鳴ではない。
喘ぎ声だった。
「か、からだがァ……!」
ミラクルは首を逸らす。
「熱い……熱いわ……!」
マジカルも腰でよがった。
ドクロクシーの与えた感度により、全身という全身に性感のスイッチが入り、二人は快楽のあまりにのた打ち回っているのだ。
微妙な大気の流動による空気と肌の摩擦に、身じろぎによって服と皮膚が擦れること。
そんなことが刺激となり、条件反射によって動いてしまい、動いたからまた刺激が走る悪循環の渦に飲み込まれている。
――やれい! 我が分身達よ!
黒男の集団は、一斉にプリキュアへ群がった。
「いやぁぁぁぁぁ!」
ミラクルの悲鳴。
「やめなさい! やめなさいってば!」
マジカルも必死にわめいた。
無数にある手という手が、プリキュアの胸を揉んでいる。腰のくびれを撫で回し、存分に尻を触っている。ドロワーズ(スカートが捲れても脚やショーツが見えないための履物)は剥ぎ取られ、下着越しの性器に愛撫が始まる。
「んんんんん!」
「んんんぁ! ああああ!」
拷問に等しいほどの快楽に責め立てられ、喘ぎ声は既に絶叫じみていた。
「んんッ! んんんッ!」
すぐにミラクルは絶頂していた。
(そんな……! 気持ちよくなってる場合じゃないのに!)
ドクロクシーが許せない。はーちゃんを取り戻したい。ただそれだけで頭を満たしているミラクルにとって、よりにもよって性的に道を阻まれるなど屈辱でならない。
(ミラクル……!)
何かを求めるような眼差しで、マジカルは隣へ手を伸ばし、ミラクルと握り合おうと懸命に腕を伸ばした。
みらいがいたから、色んなことを乗り越えられた。
きっと、ミラクルの手を掴めれば……。
「マジカル……!」
ミラクルの方からも、どうにか手を伸ばそうとしていた。
指先が触れ合い、もう少しで握り合える。
そのタイミングで――。
「ンァァァァァァァ!」
膣へ挿入された指により、そのピストンがあまりにもあっさりと、マジカルをイカせてしまっていた。
もはやドクロクシーにとって、プリキュアなど触れば喘ぐ玩具でしかない。
そして、黒い男は全てドクロクシーの意思によって動いている。
プリキュアの心を屈服させ、完全に吸収してしまうため、ドクロクシーは二人の肉体をこれでもかというほど弄んだ。
――べじゅっ、ぶじゅぅぅ!
マジカルの股を抱え上げ、ショーツを引き裂き、開いた脚に顔を埋めてベロベロ舐める。舌が割れ目をなぞるばかりか、膣口にも入り込み、出てくる愛液を汚く吸い取る。大きく開いた唇によって性器全体を頬張りながら、クンニ男は存分に舌を暴れさせていた。
「んふぁぁぁぁ!」
四肢がX字状に押さえつけられたミラクルは、衣服越しに探り当てた乳首をつままれ、股間が丸出しになるようスカートを捲られている。膣には指が出入りして、クチュクチュと水音を立てている。
(こんなことに負けられない……!)
喘ぎながらも、心で叫ぶマジカルは、立たされた状態で集団痴漢のように撫で回される。手はスカートの中の尻を揉み、正面からは乳房が鷲掴みにされ、クリトリスを苛める指もある。
ガクガクと、気持ちいいあまりの痙攣で脚を震わせて、一生懸命歯を食い縛ったマジカルは、イカされた果てにくず折れて、地面に尻をついてしまう。
「負けない! 負けないから!」
両手にペニスを掴まされ、二本分の手コキを強要される。まともな力など入らなくて、開けてしまう手の中に強引に握らされ、男の両手がそれを押さえるので、指を開くことでペニスから手を離すことが許されない。
射精に至れば両耳に精液がかかるに違いない位置取りで、黒いグローブの手は否応なしに肉棒を上下にしごく。
そんな中でも、マジカルは快感に抗っていた。
どんなにイカされても、何をさせられても、自分の意思だけは保とうと、心で踏ん張っているのだった。
「いま、負けないって言いました……?」
どこか力ない声のミラクルだが、パワーを貰って満ち溢れたような表情が一瞬だけ、ちらりと浮き上がっていた。
「私も負けない!」
しかし、それも快楽に沈んでいく。
四つん這いにさせられたミラクルは、スカートを捲って丸出しにされた尻を覗かれている。肛門の視姦である。性器には当然指が出入りし続けて、感度のあまりに絶頂を繰り返す。十数秒おきに尻が左右に振りたくられ、その都度愛液の潮が噴いていた。
背中には一人の黒男が馬乗りになっている。
犬のポーズだけでも屈辱なののい、背中に乗るなど人間扱いしていない。その上、背中の男はミラクルの後頭部に射精するため、自分のペニスをしごいているのだ。
「んむぅぅ……!」
正面からもペニスが迫り、ミラクルの意思とは関係なく捻じ込まれた。歯を立てても通用しない。噛み切ることはおろか、快感で力の入らない顎ではダメージすら与えられず、口内に肉棒が出入りすることを許すしかないのだった。
――ドクン! ドクン! ビュルン!
多大な白濁の放出が、ミラクルの喉と舌を大胆に汚し、後頭部の髪にも振りかかる。
マジカルの手コキも射精に達し、左右から放出される精の弾丸は、耳と頬をまんべんなく染めていた。
――ビュルゥゥゥゥゥ!
――ビュルル! ドクゥゥン!
――ドックン!
それからは射精大会が始まっていた。
「いやぁぁぁぁ!」
「く、臭いじゃない! やめなさいよ!」
プリキュアを包囲するペニスの群れが、四方八方から白濁の弾を放って、二人のいたる箇所がドロっとした白色にまみれていく。
――ドピュピュピュピュ!
――ドピュゥゥゥゥ!
――ドク! ドク! ドク!
何十人もの集団から放たれる精液は、もはや水鉄砲を抱える部隊が一斉射撃を行う光景といっても良く、二人はおびただしい量に塗らされた。
ミラクルの赤いリボンと、胴を包んだ濃いピンクは、色彩として精液が目立ちやすい。布の白い箇所はわかりにくいが、ずぶ濡れとも言える量を浴び、水分のせいで布が肌に付着するほどの状態だ。
マジカルの青い髪と、青い衣装。黒いグローブについた精液もわかりやすい。
冗談でない汚れ方だ。
頭の上から白いペンキを被ったとも、土砂降りの中を傘無しで歩いたとも例えられる白い濡れ方は、髪の上から頭皮にかけ、毛穴にさえ白濁が染みている。顔や二の腕のような露出部分も、そういうローションを塗りたくったようで最悪だ。
山や砂場でドロの汚れを浴びる方が、数百倍はマシに違いない。
頭からつま先にかけ、滴り落ちる精液だけで、白濁の水溜りが完成していた。
それでも、折れない。
――まだ自我を保つか。
「絶対、絶対に……!」
「負けないんだから!」
瞳に闘志を残していながら、ハァハァと荒れた二人の息遣いには、疲弊以外のありとあらゆるものが混じっている。高ぶる肌の感度と散々イカされた快楽の余韻と、精液の香りが鼻を貫くことの興奮が、プリキュアの頬を朱色に染め上げていた。
――我と一つとなれ。
次にプリキュアが組み伏せられ、二人同時に四つん這いとなった時には、尻の後ろからアソコへと、肉槍の先が押し当てられていた。
「ま、まさか……!」
マジカルが大いに焦る。
「そんなこと……させない……!」
ミラクルは一生懸命になって尻を左右に振り回し、挿入されないように、照準がずれるようにと抵抗する。それを見たマジカルも同じ抗い方を行うが、二人並んだ四つん這いが、いくら抵抗のためとはいえ、そこまで懸命にお尻をフリフリしている光景は、滑稽かつ一種性癖の興奮を誘うものでしかない。
そんな腰も両手で押さえつけられて、二人は無残に挿入された。
「……そ、そんな!」
衝撃に見開くミラクルの尻に、パンパンと良い音を鳴らすよう腰が打ち付けられている。
「――ぬ、抜きなさ――あぁぁん!」
マジカルの尻も打ち鳴らされ、快楽を堪えるために脚と腰に力を加えて踏ん張った。
「あふぁあ! あッ! あん! だ、だめ――抜いて――!」
「こ、こんなッ! は、はーちゃん……! んんぁぁ!」
布に深く染み込むことで、スカートの裏地にまで通過していた精液が、この肉棒の出入りによって多少なりとも膣内へ紛れ込む。
――じゅぷっ、ぐちゅ、くちゅっ、じゅく。
とっくに濡れきっているプリキュアの性器は、なおさら水音を鳴らしていて、二人分の卑猥なメロディが重なり合う。
「ぬぁぁぁ! あぁっ! あんッ! あんん!」
「あッ! ふぁッ、んふぁあ! はうんん!」
自分達の頭が快楽に塗られていくのが、二人にはわかっていた。
大胆に貫く肉棒を自ら締め付け、逃がさんばかりに膣壁を巻きつけてしまう。溢れでる愛液が、トロリと太ももを伝って流れ落ちていく。
(このままじゃ……)
(……負けちゃう!)
二人は視線を重ね合わせ――。
「りっ、リンクルステッキ!」
「りっ、リンクルステッキ!」
マジカルとミラクルの手には、伝説の魔法の杖が出現していた。
ここはドクロクシーの内側だ。どこに放っても、きっとダメージになる。そう信じて大技を放つつもりだ。
「ダイヤ!」
「ダイヤ!」
バックから突かれながらの必殺技など、言うまでもなく初めてだ。
神経の一つ一つを溶かしていくほどの快感が、腕の先にまで伝わって、真っ直ぐ前に向けたリンクルステッキはだんだん下へ傾いてしまう。
「んぁぁッ!」
「いや! ああん!」
ピストンのたびに握力が抜け、指が緩んでステッキを落としそうになりながら、命懸けの思いで握り締める。
「え、永遠の輝きよぉ……! 私達の手にぃ……!」
「永遠の輝きよォ……! わらひ達の手に……!」
何とか喘ぎ声を抑えての掛け声は、みっともなくヨダレが垂れて格好がついていない。いつもよりタイミングがずれている。
「くる! くる! リンクル!」
「くる! くる! リンクル!」
それでも、辛うじて二人はやりきった。
「プリキュア! ダイヤモンドエターナル!」
「プリキュア! ダイヤモンドエターナル!」
二人の杖から、巨大なエネルギーの放出が巻き起こる。ダイヤモンドの力が放たれ、それは無差別に狙った体内のどこかを貫くはずだった。
――無駄だ。
黒い波動が、二人の力を押し返す。
ミラクルも、
「んんんんんんん!」
マジカルも、
「くぅぅぅぅぅぅ!」
果たして、力の押し合いで踏ん張っている声なのか。肉棒から来る快楽を堪えて歯を食い縛っている声なのか。どちらともわからない――いや、両方なのだ。
「んんんんんん!」
「うぅぅぅぅぅ!」
二つの力が拮抗する一方で、腰振りは激しさを増していき――。
「――――んッ!」
「――――うぁ!」
二人は同時に絶頂した。
その瞬間、ダイヤモンドの力は相殺され、死に物狂いで放った技は無に帰してしまっていた。
「そんな! 私達……」
「イカされて……」
快楽のせいで押し負けたという事実。
それは二人の心を大きく抉り取っていた。
「あっ、ああ……!」
「んぁぁ……!」
貫かれる快感で、ついにリンクルステッキを落としてしまう。
そして――。
それからは、あとは摘み取るだけのプリキュアの心を屈服に導くため、じっくりとした輪姦に及んでいた。
二人ともの口が肉棒に塞がれて、尻を打つピストンで腰が前後に揺すられる。
一人が口内射精を終えれば、順番待ちのごとく次の黒男が肉棒を捻じ込んで、膣の方でも中出しによって後ろの男と交代していく。
(はーちゃん……)
ミラクルの口内を出入りするのは、とっくに何本目かもわからない。それは後ろも同じことで、射精のたびに膣も食道も汚される。舌の上に精液が残っていても、膣内が白いままでもお構いなく、次から次に代わる代わる肉棒が現れる。
(みらい……モフルン……みんな…………)
体位を変えたマジカルも、もう何十本目かになる肉棒を加えながら、騎乗位によって下から突き上げられている。上の口でも、下の口でも、一体何リットルの精液を飲んだのか。胃の中身は真っ白に違いない。
やがて、二人がドクロクシーに吸収されてしまうまで……。
それは続いた。
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