六花とマナのバレンタイン(非エロ)
明日は二月一四日のバレンタイン。 菱川六花はウキウキしながらボウルでチョコをかき混ぜて、愛情いっぱいに仕上げたチョコを丁寧に包装してリボンを結ぶ。 ――美味しいって言ってくれるかなぁ? 明日を想像するだけで顔がに・・・
明日は二月一四日のバレンタイン。 菱川六花はウキウキしながらボウルでチョコをかき混ぜて、愛情いっぱいに仕上げたチョコを丁寧に包装してリボンを結ぶ。 ――美味しいって言ってくれるかなぁ? 明日を想像するだけで顔がに・・・
二人きりでアイスを食べて以来、レジーナはたびたびマナの前に姿を現すようになった。ある時は学校、ある時は通学路、ことあるごとに顔を出してはマナに擦り寄る。 「マナぁ! 私も一緒に帰る!」 その放課後も、校門から出てくる・・・
前編へ (マナの馬鹿、マナなんて知らない。マナなんて……) 六花はベッドにうずくまり、組んだ両膝に顔を埋めて、マナへの恨めしい気持ちばかりを煮つめていた。 体が熱っぽくなって、どことなくだるい。 学校には風邪で休む・・・
後編へ ジコチュートリオなんていなくても、人の自己中心的な心は解放される。 (遅い……) 駅前にある広場の中で、菱川六花は何度も腕時計を確認する。もはや秒針が一つ動くたびに苛々し、六花は繰り返し足裏で地面を叩いていた・・・