『出演者リスト』
 浅倉透 樋口円香
 福丸小糸 市川雛菜

 四人のアイドル達は、自分の仕事が本当はどんなものであるかも知らずにプールで水着撮影を行うが、仕掛け人によるブラジャー剥奪をきっかけに、実はドッキリだったことが明かされる。エロバラエティの企画に沿った撮影をやる羽目になり、顔を赤らめていく四人のアイドル達の姿がここにあり!


第1話 ちょっと気になる水着に始まり第2話 困った撮影へと続く第3話 ドッキリ要素が明かされて第4話 裸でプールを上がれるか第5話 羞恥の全裸公開


 もしもテレビ規制がゆるゆるで、高校生の裸が放送されてもおかしくない、そんな日本があったらどうだろう。
 そこでは様々な試行錯誤でエロバラエティ作り上げられ、毎週どこかの局でお色気ネタが放送される。男にとっては面白い、出演する女にとっては恥ずかしい、そんな企画の数々が飛び交う日本の中で、また新たに一つの企画が産み落とされる。

『出演者リスト』

 浅倉透 樋口円香
 福丸小糸 市川雛菜

『撮影現場』

 プール、更衣室など


 この企画の中では、お色気要素の強さについて、当人達に真実は伝えられていない。
 いわゆるドッキリ要素を含めたものだ。
 しかし、出演者による抗議など、ある一定のトラブルの観点から、お色気番組であること自体は明かしている。そのお色気の程度というのを、さも水着や下着での露出しかないように伝えている。
 それでいて、企画書の中には裸を出さない約束など書いていない。
 四名の出演者は『多少』のお色気に応じたつもりで、裸を晒す覚悟などしてはいないのに、実態としては乳房や性器の露出を伴う撮影が行われる。
 そんなつもりはなかったのに、思いがけない形で裸になるアイドルを撮ることで、その恥じらった様子を全国に流してやろうというわけだ。

     *

 四人のアイドルが着替えをしていた。
 自分達の運命をまだ知らない、平和な水着撮影と思い込んでいるアイドル達は、何の疑問もなく服を脱ぎ、それぞれ衣装を身に着けていく。
 四人は今回の企画をCM撮影、及び取材と聞いている。
 宣伝映像の中、無邪気に水遊びを行うアイドル達の絵を撮る他、売店のジュースやアイスクリームでグルメレポートのようなことも行う。
 もっとも、今はまだ夏ではない。
 本格的なプールシーズンに備え、少し早い時期のうちから撮っておき、前もって準備しておこうというわけだ。
 しかし、それにしても――。
 衣装は微妙に際どいもので、ブラジャーからは北半球と南半球、上下が少しずつはみ出ている。ショーツも布が微妙に、本当に微妙になのだが少ない気がする。
 前側の三角形が通常よりも一センチか二センチか、間違いなく少しは小さい。
 後ろ側に至っては、フルバックに比べて明らかに一回り小さいので、お尻の露出度が普通よりも少し上がるのは確実だ。
 だが、少しなのだ。
 微妙に、なのだ。
 本当に過激かといったら微妙なもので、しかし恥ずかしいことには変わりない。嫌ではあるが、ほどよく文句を言いにくい、絶妙なラインだから困るのだ。
 アイドル達はそれぞれ少し、不満なような気恥ずかしそうな、あまり快く受け入れてはいない顔をしていた。
「あ……。ちょっと、出てるかも」
 まず浅倉透が自らの胸を見下ろして、水着からはみ出た上乳と下乳の、少しぷにりと潰れた感じを気にかける。
 普通の水着は首に紐をかけるのだが、四人が着用するのは背中のみに結びつけ、巻きつけるタイプである。布の形が三角形をしておらず、四角形なので上下がはみ出る。
 はみ出るといっても過剰ではなく、少しばかりのものではあるが、普通に安心感のある布面積に比べれば、いささか心許ないわけだった。
 ショーツの方を穿いてみても、前側が少しだけ……少しだけなのだがえげつない。三角形を微妙に細くしてあっての、いかにも肉貝の形にフィットして、ワレメを浮き出させようとしてくる感じが気恥ずかしい。
 後ろ側の布面積も、やはり三角形を少し細めに、かといってTバックにはならない程度に、お尻をはみ出してしまっている。普通のフルバックよりも恥ずかしいのは間違いないのに、過激かと言われると微妙なもので、衣装に文句を言いにくい。
 その時、透の隣。
「まあ、いいんじゃない。この程度で済むなら安いもんだし」
 樋口円香も着替えを済ませており、冷め切った顔で自分の胸を見下ろしながら、尻に食い込むゴムを気にした。
「安い、かな」
「他のもっとアレな企画に比べれば、こんなの楽だろうし」
 円香の感情や冷ややかだ。
 下らないお色気番組で喜ぶ男など、しょうもない人間ばかりではないかと、内心では薄ら見下している。
「あー。だね」
 透の脳裏に浮かぶのは、昨今のエロバラエティにおける胸やアソコのオンパレードだ。テレビ規制が緩くなり、思春期半ばの全裸すら流れるようになった今、できればやりたくない仕事の数々が駆け巡っていくのであった。
「私もちょっと、気になるなぁ……」
 福丸小糸も気恥ずかしげに自分の水着を少し引っ張り、その薄らとした乳房を覗いている。
「雛菜もなんか、これはなぁ……」
 市川雛菜も似たようにして、身に着けたものを軽く引っ張り、乳房のはみ出具合を気にしている。
 四人にとって、ここはまだ更衣室だからいい。
 同性同士、身内同士の視線しかないうちは、そう本格的に気にすることはないのだが、これから仕事が始まるのだ。この格好で写真や映像撮影を行って、微妙にはみ出たお尻が大勢のファンの元まで届けられる。
 一人一人が微妙に俯いたり、何かを誤魔化すような笑いを浮かべて、どことなく仕方がなさそうに、着替え終わったからそろそろ行こうか……とでもいった具合に、揃って更衣室を出て行った。
 この四人には、正確な企画内容は伝わっていない。
 水着撮影という表面的な情報しか与えられていないのだが、昨今の事情が脳裏にあるせいか、もしかしたら無意識のうちに予感して、本人達でも気づかないうちに、これから起きそうなことについて不安になっていたのかもしれない。




 市川雛菜は売店の前に立ち、ジュースを片手にカメラマンのフラッシュを浴びていた。グルメレポートのようなコメントを求められ、飲んでみるなり思いついた言葉を口にして、今のところ順調に撮影をこなしていた。
 最初の撮影はアイドル達をそれぞれの場所に分断して、各チームに分かれて行う形式だった。
 雛菜はジュースの売店で、小糸はアイスクリームで、透と円香の二人はプールサイドを歩いての映像撮影。
 雛菜は特にNGも出さず、調子良く撮影を進めているのだが、小休憩を挟んだその瞬間だった。
「あ、あの!」
 一人の小さな女の子に声をかけられ、雛菜はその十歳前後の女児に振り向く。
「あはー? 雛菜のことかなー?」
「はい! 私、雛菜さんの大ファンなんです!」
「ほんとー? 雛菜嬉しいなー」
「握手してくれませんか!」
「うん、いいよー? 握手してあげるねー?」
 雛菜は何一つ疑ってはいなかった。
 その女児が本当にただの一般人で、ファンだから声をかけてくれたのだと信じ込み、無邪気に握手に応じている。
 女児の背丈に合わせて少しだけ身を屈め、小さな手を握ってやると、とてもとても、本当に心の底から嬉しそうな、満面の笑みを浮かべてくるので、雛菜もすっかり幸福そうな顔をしていた。
「いつも応援してくれて、ありがとねー?」
「はい! これからも応援します!」
「うん、よろしくー」
「あ、えっと! 本当はもうちょっと……でも、まだお仕事の最中なんですよね?」
 いかにも名残惜しそうな、憧れのアイドルに出会えた幸運をまだ手放したくない風を匂わせている。
 本当なら、もう少し相手をしてやりたい。
 だが、女児の言葉の通りであった。
「そうだよ? 雛菜の撮影、まだ残ってるかなー」
「えっと、そしたら――あ、握手! ありがとうございました!」
「うん。雛菜こそありがとねー」
「あれ? でも行く前にちょっと、背中に何か……」
「んー?」
「何か変な虫みたいのが。あの、付いてたら取りますんで、背中を向けてもらっていいですか?」
「うーん。何か付いてる? そんな気はしないけどなー」
 首を傾げながらも、雛菜は疑いなく振り向いて、その女児に背中を向ける。
 最後の最後まで、雛菜は何一つ疑っていなかった。
 この子は純粋なファンであり、後ろを向いて欲しいのも、何か虫でも飛んでいたのが止まって見えたからだろう。それを確認してもらっているに過ぎないつもりで、雛菜は撮影スタッフと向き合っていた。
(あれ? カメラ、回ってる?)
 カメラマンの担ぐ大型カメラは、先ほど小休憩と聞いたばかりにも関わらず、未だ雛菜へと向けられていた。そんなカメラと真正面から向き合って、どうしてまだ撮影を続けているのだろうか、スタッフさんは休まなくていいのかと疑問に思っていた時、雛菜はやっと、ようやく女児の正体に気づくことになる。
 その時、水着ブラジャーが取り去られた。
「え!?」
 まずはぎょっとした。
 突如としてリボン結びの紐が引っ張られ、その勢いのままに奪い取られて、カメラを前に雛菜は乳房を解き放ってしまっていた。
「えっ、えぇ……!」
 それも、カメラが回っている最中にだ。
 最初の数秒は驚愕と困惑に囚われて、何秒も何秒も遅れてから、ようやく雛菜は両腕のクロスに乳房を隠す。
「やっ――!」
 赤らみながら勢いよく、反射的に両腕に隠し潰して、雛菜はすぐさま振り向いていた。
 女児が走り去っていた。
 ブラジャー片手にすばしっこく、あっという間に小さくなって姿を消してしまっていた。
「えぇ、ドッキリ? 雛菜もしかして、いけない番組にでちゃってるの?」
 そして、雛菜がそう気づいた瞬間と、ほとんど同時刻のことである。

     *

 アイスクリームを頬張りながら、その美味しさのあまり幸せそうな顔をして、福丸小糸はその食べ終わった直後に迫る背後の気配に気づいてはいなかった。
 だが、撮影スタッフは気づいている。
 小糸のことを真正面に捉え、肩に大型カメラを担ぐその男は、小糸の後ろにチラつく人影を確認するなり、いよいよ然るべき瞬間が迫ったと、気を引き締めながら一歩迫った。
 そして、その時である。
「あれ?」
 小糸はまず、突然の出来事にきょとんとしていた。
 一体、自分の身に何が起こったのかをすぐには理解できないまま、不思議そうに自分の胸を見下ろすことで、何秒も遅れてようやく気づく。
「え? え!? なんで!?」
 小糸はすぐさま両腕のクロスで乳房を隠し、真っ赤になりながら慌ただしく周囲を伺う。
 背後に忍び寄る女児により、背中の結び目を引っ張られ、器用にも一瞬にして水着を奪われたのだ。
 その露出した乳房をカメラは捉えた。
 薄らとしたようでいて、ふんわりとした柔らかさを思わせる質感の、マシュマロのような胸を誰もが見た。カメラマンの男はもちろん、音響マイクや現場監督、エキストラとして行き来している老若男女でさえも、小糸の乳房を目撃して、皆が皆その目に焼き付いている。
 今更隠しても、もう遅い。
 エロバラエティに使用する映像としてカメラに収まり、小糸の乳房は全国に放送されることが決定した。

     *

 樋口円香、浅倉透の二人がこなしていた撮影は、CMのワンシーンとして使うイメージ映像だ。
 プールサイドを歩く二人の美少女。
 これを少しでも絵になるように、演出上の采配によってカメラマンが位置を取り、二人はスタッフに囲まれながら歩いていく。
 演技上は二人きり、撮影など関係無しに歩いているつもりになりきって、実際には真正面にカメラマンが立っている。円香と透の歩くペースに歩調を合わせ、後ろ歩きで二人の姿を映し続ける。
 似たような撮影を二人は何度も繰り返していた。
 今は真正面がカメラの位置だが、一つは後ろから、もう一つ前では隣歩きに、カメラマンの位置を変えながら、同じ道のりを何度も歩き直している。
 そして所定の位置まで歩き終わるとカットが入り、二人は同時にスイッチを切る。
 演技をしていた自分から、元の自分へと切り替わり、すっと肩の力を抜いた彼女達の前には、不意に一人の女児が飛び出していた。
「あの! ファンなんです!」
 と、今の今まで飛び出すタイミングを伺って、今なら仕事の邪魔にならないと見るや出て来た女児が、二人に向かって熱っぽい視線を浮かべていた。
「あー。ファン?」
「応援どうも」
 反応薄く女児への対応を始める二人へと、カメラマンが改めてカメラを構え直していたとしても、それを彼女達は不思議になど思っていない。
 ファンに応じる姿など、プールの宣伝に使い道があるのかは知らないが、かといって円香も透も、何故しっかりとカメラを向け、貴重な場面を逃がすまいとしているか、何も疑問を抱いていなかった。
 だが、それは確かに作戦だった。
 一人が前から声をかけ、自分に注意を引くあいだに、他の仲間が背後から忍び寄り――。

「――えっ?」
「……は?」

 二人同時にきょとんとしていた。
 今までのそれと同じく、背後に回った女児が結び目を引っ張って、一瞬にして水着を奪った。
 三人がかりだったのだ。
 一人は囮に、残る二人が背後から奪ったのだ。
 四人のアイドルそれぞれの前に現れた女児達は、誰もがエロバラエティの企画に雇われ、水着を奪う役目を背負った仕掛け人だ。
 そして円香と透も水着を奪われ、その剥ぎ取りに成功した女児達は、イタズラの成功に大喜びて、はしゃぎながら一目散に逃げ出していた。
 後に残された二人は唖然とする。
 すぐに思い出したように両腕のクロスを固め、カメラマンや他のスタッフ達に対して、睨まんばかりの憤りの宿った視線を投げかけていた。
 我が身を抱き締める両腕には、それ相応の力が籠もっていた。

     *

 こうして、四人のアイドル全員の水着ブラジャーは全て奪われ、それぞれの乳房が映像の中に収まった。水着が取れて、中身が飛び出す瞬間は、エロバラエティという本来の企画の中で使われることとなる。





 様々なエロバラエティ番組が撮影され、全国放送されている今の世の中、ならば水着を奪われ、乳房を晒す羽目になったアイドル達も、自分がどんな番組に出ているかを悟っていた。
 悟るも何も、盛大に明かされていた。

「はーい! ドッキリでしたー!」

 マイクを握り、テンション高くカメラに向かって声を上げ、今にも踊り出しそうなほどにノリノリの若い男は、スーツを着こなした司会者だ。
 いくつもの番組でメイン司会を務める彼は、今回の撮影にもまた呼ばれ、内容を盛り上げる使命を背負っている。
「えー、彼女達を使ったプールの宣伝企画はですね? これは本当なんですけども、別の番組企画も並行してね? 同時にやっていたわけですよ」
 宣伝部分を表の企画として、別の番組――つまり、エロバラエティの企画は裏に隠されていたわけである。
「というわけでですね? 彼女達四人も、私の番組に出演して下さることが決定しました!」
 これは放映時、番組の冒頭部分に使われる予定の撮影だ。
 当初、エロバラエティへの出演を拒んでいた四人だが、そこでドッキリを画策し、仕掛け人のイタズラで水着を奪って、ハプニングを装い乳房を撮る。
 もうエロバラエティ用の映像は撮ってしまったので、乳房が放映されること自体は避けられない。おまけに様々な根回しもしてあるので、これ以上の拒否はできず、そうして見事番組に呼ぶことに成功した。
 よってこれから彼女達四人がスタジオに現れ、様々な羞恥企画に則り、ゲームに参加してくれます。
 といった筋書きの冒頭である。

 四人のアイドル達は上半身裸で並んでいた。

 それぞれ腕のクロスで乳房を隠し、頬を赤らめながら水面を背にしている。
 見世物として並べられ、こうして立たされている思いといったらない。
 それぞれ屈辱を味わう中、こうである。

「では樋口円香さん! 現在どんなお気持ちですか?」

 司会者は、横一列の一番右、円香に対してマイクを向け、煽らんばかりのインタビューを開始している。水着を奪われ、乳房の映った映像がエロバラエティに使われることが確定して、その感想はどんなものか。
 これを本人に聞こうなど、煽りや追い打ちである。
「……ず、随分、下らない企画だなーと思いますけど」
 機嫌の良い答えなど、あるはずもなかった。

「では浅倉透さん! どんなお気持ちですか?」

「あー……。えーっと、出演しなきゃ駄目ですか?」
「そうですねぇぇぇ! 既に色々と根回しも済んでいるようなので、出演拒否は無理ではないかと」
「そうですか……」
 いかにも気乗りしていない、本当は出演などしたくもない気持ちが、透の赤い顔にはいくらでも滲み出ている。

「続けて福丸小糸さん! どんなお気持ちでしょう!」

「わ、わたし……! すっごく、驚いてます! いきなり水着取られて、見られちゃって……水着、返して欲しいです……!」
 そして小糸の番になった時、取られたものを返して欲しいという、とても当たり前の言葉が出て来ていた。

「最後に市川雛菜さん! どんなお気持ちでしょう!」

「あ、あはぁー……。雛菜も、今は水着を返して欲しいかなーって、思ってるかなぁー……」
 顔が引き攣っていた。
 カメラの前だからか、それでも笑顔を作ろうとしていながら、腕のクロスでしか乳房を隠せない状況に赤らんで、とても切実な気持ちを口にしている。
 こんなショーツ一枚の格好で、司会者の男が迫って来たり、周りを撮影スタッフに囲まれている状況は、余計に羞恥心を煽ってくる。
 ただでさえ恥ずかしい中、撮影スタッフのさらに周囲にはエキストラがずらりと並び、四人の裸を静かに見学しているのだ。
 騒ぎ立てないマナーはいいが、ニヤニヤした顔で鼻の下を存分に伸ばし、大いに興奮している男という男の数々の表情は、より大きな不快感と羞恥を煽る。
「さぁて! 水着を返して欲しいとのことですが、このプールで行う宣材映像の撮影はまだ残っているわけでしたね? というわけでして、彼女達には新しい水着を用意して、ひとまず撮影の続きを済ませて頂きましょう!」
 司会者がそう告げると、それを合図にしたように、一人のスタッフが四人のアイドル達へと水着を配る。
 四人はそれぞれ、乳房が見えないように気をつけながら、慎重に受け取っていく。両腕のクロスを緩め、片方の腕だけを使う四人は、皆が皆ぎこちなく、胸に残した腕の方にはより一層の力を込めていた。
 その配られた水着も、彼女達にとっては納得のいくものではなかった。
 マイクロビキニに近しい、非常に小さな三角形の布しかない、心許ない水着であった。
 四人のアイドル達は、スタッフやエキストラに背中を向け、後ろを向いた状態で着用する。背中に両手をやって、紐を結ぶ最中までは乳房を見せずに済むのだが、全員の着用が済んだところで、また前に向き直らなくてはならなかった。
 この一連の流れもまた、エロバラエティのための一環として考え出された演出の一部である。
 恥ずかしそうに水着を身に着けるシーン。
 加えて、その水着の露出度が高すぎるので、振り向くことも恥ずかしいというシーン。
 それこそが、企画会議の中で話し合われて、採用された演出意図のようなものだった。
「はーい! 今度はね? きちんと水着があるわけですから、もう腕で隠しちゃ駄目ですよ?」
 などと司会者が言う手前、振り向いたアイドル達は揃って腕を下ろしているが、全員の顔が赤らんでいるのは当然だった。
 ほとんど乳首しか隠れていない。
 乳首や乳輪さえカバーできれば、その周囲にある膨らみの部分がどれだけはみ出ても構わない。
 そんなマイクロビキニのために、四人はそれぞれカメラや見学の群れから目を背け、横向きがちや俯きがちになりながら、顔中まんべんなく染め上げているのであった。
 しかも、話はこれだけに留まらない。
 四人にはまだ、この水着でプールに入り、泳いだり遊んだりしている場面を撮るという仕事が残されている。
 ストレッチなどの準備を済ませ、入水を行う直前の、四人揃っての何かを警戒した表情といったらない。既にドッキリを仕掛けられ、エロバラエティ番組への参加も決定されてしまっているらしい状況で、他にもネタが残っているのではないかと気が気でない。
 目の前に待つプール内での撮影が終わっても、また別の収録があるらしいことを思うと、アイドル達の心は自然と沈み、あまり明るいものではなくなっていく。
 プール内での撮影に、特にこれといった指示はなかった。
 適当に水を掛け合ったり、泳いだり、ぷかぷかと浮いたりしていれば、それを編集側が良い具合に切り取って、素材として使いこなして宣材映像に仕立て上げるという。
 プールの水深は、立っていれば肩から先が出るくらいのもので、学校にある深さと似たようなものである。
 その中で四人は顔を突き合わせ、困ったような無言の気まずい空気を漂わせていた。
「どうする?」
 と、円香が言う。
 だが沈黙が流れ、誰もすぐには答えない。
「え、えっとぉ……。遊ぼっか!」
 小糸が苦し紛れに提案して、その沈黙をどうにか破った。
「そーだね。ざっばーん」
「きゃっ」
 いつまでも突っ立っていても仕方がない。
 とりあえずそうしておこう、といった実に微妙な空気の中で、透は水をかけていた。その水を顔に浴び、小糸は小さく悲鳴を上げていた。
「あはー。じゃあ、雛菜もー」
「あっ、ちょっと……」
 雛菜に水をかけられて、円香も軽くやり返す。
 いかにもたどたどしい水かけっこに、プールサイドのカメラマンはそれでもカメラを向け続け、傍観している監督や他のスタッフ達も、特に指示を出そうとしない。
 もっと自然に、楽しそうに――と、何か注文をつけてもよさそうな、あまりのぎこちなさなのだが、しかし誰も何も言わないのだ。
 その理由は簡単だ。
 始めから、それほど自然さは重視されていないのだ。
 四人はまだ気づいていないが、そこには防水カメラを握ったカメラマンが入り込み、アイドル達を密かに映し始めている。四人が入水を済ませた後を追い、エキストラに紛れたようなさりげない振る舞いで、気づかれることなく撮影を開始していた。
 その防水カメラの目的は、もちろん単に水中での映像を組み合わせ、編集素材とするためだけではない。
 プールの宣材材料は、決してメインではない。
 ドッキリ要素がまだ残っているのだ。
 四人が警戒していたような、その何かがこれから起こる。然るべき瞬間を捉えるためのカメラこそ、水中で彼女達へと向いているのだ。

 水着が上下どちらも溶け始めていた。

 四人はまだ気づいていない。
 ぎこちない水かけっこをしているまま、水面に隠れた自分自身の身体にも、仲間の水着の様子にも気づいていない。
 だが、もちろん時間の問題だった。
 繊維が溶ければ溶けるほど、乳首やお尻を隠す布は厚みを失い、紐の部分もだんだん細くなる。溶ける際にほつれた糸は、水中で分離していきながら、その細かな糸くずも文字通りに溶け消える。
 肌に接触していたものが消え、布のあった部分に水が直接触れてくれば、やがてはその違和感に気づくのだった。
「あれ、なんか……。おかしくない?」
 と、円香が口にした時である。
「あ、あはー……? 本当だー。お、おかしい……ねー……」
 雛菜は逆に笑っていた。
 恐るべき事態を前にした時、人はかえって笑うしかなくなるような、実に引き攣った笑みなのだった。
「こ、これって……これも……!」
 小糸は水中で身を隠す。
 右腕で乳房を押し潰し、左手ではアソコをぴったりと覆い隠して、それを合図にしたように、皆も一斉に自分の恥部を守り始めていた。
「……だね。絶対、これもだ」
 ドッキリとは口にしないが、透は小糸の言わんとしていることに対して頷いた。
「ねえ、浅倉。もしかしなくても、私達……」
「……だね。樋口」
 嫌な予感が漂っている。
 周りではエキストラが遊んでいる中、その中心で自分達は全裸という状況に四人は置かれた。わざと溶ける水着を用意して、人を陥れたのが明白な中、親切に次の水着を用意して、安心させてくれるわけがない。
 昨今のエロバラエティでは、女子高生の裸をテレビで流すことなど、珍しくはなくなっている。乳房もアソコも、お色気番組であれば流すことは当然と化している。
 そして、プールの宣伝企画かと思いきや、エロバラエティという別企画の撮影も兼ねていたのだ。しかもそちらへの出演も、本人達の意思を無視して、決定事項の扱いとなっているらしい。
 ということは、水着が溶けて消えたのも、企画に沿ったシナリオ通りの展開なのだ。
 いきなり全裸にされてしまって、四人は一体どうするつもりか。その様子を面白おかしく追いかけ回し、挙げ句の果てには四人のことを後日スタジオに招き寄せ、そこでVTRを流す予定に違いない。
 今ここでの恥ずかしさに加え、その後の未来に対しても、四人は大いに不安を抱くわけだった。




 全員が赤面しながら、両手で一生懸命に体を隠す。二本しかない腕では、どうしても胸とアソコまでしか守り切れずに、お尻だけは四人とも無防備だ。
「あは……どうしよう……」
 雛菜が完全に引き攣っている。
「いや、どうするって……」
 円香も焦っていた。
 早く何とかしなければ、このままではまずい危機感に晒されたような感情をそれぞれ抱き、周囲の様子を気にかける。
 周りで遊ぶ一般人はエキストラが半数以上を占めている。プールサイドにいるスタッフ達は、カメラを担いだ状態で、四人が上がって来るのを今か今かと待ち侘びている。
 気づいてみれば、あの仕掛け人の女児以外は男ばかりだ。
 女性がいないことはないが、男の比率の方があまりにも高い。
 水から出たくない。
 水面の下に隠しているうちは見えにくいのに、プールサイドに上がってしまえば、何の誤魔化しも効かなくなる。だから出たくないのが、四人の抱く共通の思いである。
 しかし、ずっと水中にいることはできない。
 いつまでもこうしていないで、いずれは動く必要があるとは思っていながら、なかなか動き出す決意ができない。
 その時だった。
「あ、あれ? 何か、周りが……」
 真っ先に気づくのは小糸であった。
「あー……。まずいね」
 そして透も顔の赤らみを強め、身を隠す腕力には、ぎゅっとより一層の力を込める。
 エキストラの男という男達が、防水機能があってのことか、スマートフォンを片手に迫って来たのだ。
 今のところ五人ほど、アイドル達の周囲を取り囲み、明らかに人にカメラを向けて、シャッターチャンスを狙っている。中には水中に潜り込み、水の中から撮ろうとしてくる男までいて、いよいよ動き出すしかなくなった。
 きっと撮影自由なのだ。
 四人の誰も、自分の裸を撮らせる許可などしていないのに、スタッフの方が許可を出し、撮影を自由にしている。全裸で身を固めている四人は今、どうにかしてカメラを逃れ、その上で更衣室まで逃げ切る必要が出て来たのだ。
 ……無理に決まっている。
 誰一人にも、尻すら見せずに済ませるのは不可能だ。
「固まっていこ」
 円香が言うと、残る三人は一斉に頷いた。
 体をくっつけ合うことで、少しでも見える面積を減らしながら行くしかない。そんな作戦で四人は固まり、身体を押しつけ合うようにして動くが、プールサイドへ着いた時、やはり覚悟を決める必要があると気づいてしまう。
(意地でも撮る気? 何? 動画?)
 憤りすら胸に抱え、円香は肩越しに振り向く。
 そこに並ぶ五人の男達は、ずらりと横一列に並び立ち、それぞれのスマートフォンを構えている。四人がプールサイドに上がるのを、今か今かと待ち侘びているわけだ。
 体をくっつけ合ったり、抱き合いながら上がることは出来ない。
 上がる時には、少なからず尻を後ろに突き出すことになる。手を使う必要もあるので、隠している部分を一時的には解放しなくてはならない。
 その上でプールサイドを見てみれば、そちらにもアイドル達にカメラを向け、撮ろう撮ろうとしてくる男達が横並びに立っていた。
 そして撮影スタッフも、横から映そうと膝を突き、担いだカメラを構えている。その位置からは、ちょうど横乳が映ることになるだろう。
「い、行くしかないかなー……」
 雛菜の声が震えている。
「あー……。だね」
 そう答える透の顔にも、心底嫌そうなものが滲み出ている。
「それじゃあ、せーので……」
 と、小糸が言った時、四人は合図と共に意を決し、一斉にプールサイドに上がり始めた。壁をよじ登るようにして這い上がり、少しでも素早く自ら出ると、一時的にでも解放していた恥部をすぐさま隠し直した。
 四人は走った。
 慌てふためくような滑稽な足取りで、一秒でも早く更衣室へ逃げ込もうと、両手で隠しながら走っていた。
 視聴者からすれば、それは面白おかしい映像となる。
 きちんとしたフォームとは程遠い、おかしな走り方を真っ赤な顔で行うのは、本人達にとってはどれだけ切実でも、傍から見れば良い娯楽となってしまう。
 しかも、更衣室に駆け込んでなお、四人にはまだ安心が与えられないのだ。

 服がなかった。

 ロッカーを開いた中に、確かに脱いだはずの服がなく、バッグだけが残されている。あえて私物を残してあるのが、決して人のロッカーと間違えているわけでないことを物語っていた。
 こんなもの、スタッフの仕業に決まっていた。
「そんな……」
 小糸が悲痛の顔を浮かべる。
「いつまで、続くのかなー……」
 雛菜の口からも、そんな言葉が出て来ていた。

 撮影スタッフ達が雪崩れ込む。

 女子更衣室だというのに、お構い無しの男という男がずかずかと踏み込んで、人の羞恥心など気にも留めずにカメラを回す。撮られかねない危機感と、異性に包囲される恥ずかしさに、四人はまた一斉に、改めて両手で恥部を隠していた。

「はーい。それでは一人ずつ順番に、気をつけをしていきましょうかー!」

 そこにマイクを握った司会者。
 四人にとって、それはもはや悪役の登場だった。撮影スタッフという名の戦闘員を従える幹部や怪人のようなポジションに、四人からすれば冗談でなく本気でそう見え始めていた。

 そして、これらプールでの映像が利用され、エロバラエティのために使われるのは数日後のこと。

 四人はその日、スタジオに呼び寄せられ、改めて恥ずかしい思いを味わっていた。
 そのスタジオにはもちろん司会者がマイクを握り、四人には番組の考える様々なゲームが試練として待ち受ける。ボールを投げて点を取るだの、クイズだのを経て、罰ゲームと称して一枚ずつ脱がされて、一人また一人と裸に近づく。




 そして、それはショーツ一枚になってのことだ。
 残り一枚のみとなったアイドルから順番に、プールでの映像は公開され、本人に対しても見せつける。スタジオでの撮影は、そんな番組構成となっていた。
 四人の中でも、最初にショーツ一枚となった福丸小糸は、自分自身の乳房をモニター越しに目の当たりにする。

「や……!」

 と、赤らんでいた。
 スタジオには大型モニターが設置されている。出演者の背後にはでかでかと、映画のスクリーンよりは小さい程度のものが設置され、そこに必要な映像は随時流れる。
 クイズの時にはクイズの内容が、罰ゲームと称してプールでの映像を流す今、水着ブラジャーを取られた瞬間の、初めて乳房を出した小糸の姿が流れている。
 大型モニターの映像は、出演者にとって背後のものだ。客席や視聴者に対してのものであり、小糸が目を向けているモニターは、それとはまた別にある。
 目の前には一般的なテレビサイズのモニターが設置され、そこに小糸は目を向けていた。
 当然、カメラマンも控えている。
 自分自身の映像を見ての、張本人の反応を撮ろう撮ろうと、肩に大型カメラを担いだスタッフが物静かに膝を突いている。
 その前で小糸は、画面に映る自分の胸から、ブラジャーが消え去る場面に小さな悲鳴を上げたわけだった。
 流れる映像はそれだけではない。
 その後の、マイクロビキニで気をつけをしたシーン、プールサイドへ上がる瞬間の、後ろに突き出された尻。更衣室に向かって駆け、滑稽に慌てふためく姿。
 屈辱を煽る映像の数々には、しかもガヤによる笑い声まで入るので、小糸が抱く恥辱はより一層のものだった。

「では映像をご覧頂いたところで、ショーツを脱いで頂きましょう!」

 というのが、番組の流れである。
 更衣室に駆け込んでからの四人は、全裸のままスタッフ達に包囲され、気をつけの姿勢を強要された。全裸で胸からアソコまで、じっくりと舐め回すように撮られた映像を流すと同時に、スタジオの中でも改めて全裸になる。
 モニターには小糸の裸体が映し出されていた。
 控え目な胸の膨らみも、ぴったりと閉じ合わさったワレメも公開されて、そんな自分自身の裸を見ながら、小糸はショーツを下ろしていく。
 そして、全裸は二重に公開されるのだ。
 更衣室での全裸に並び、スタジオでも全裸になった小糸の、二重の気をつけの映像が撮影され、それはテレビでも放送されることとなる。

「では市川雛菜さん! ショーツを脱いじゃいましょう!」

 番組内のゲームで脱衣が進み、そのアイドルが下着一枚になるたびに、プール映像公開とう名の儀式は執行される。
 やはり乳房があらわになる瞬間から、プールサイドでの尻に加え、両手で恥部を隠したままの状態で、みっともないフォームで走る姿を流して、面白おかしく屈辱を煽るのだ。
 しかも、尻はやや入念だ。
 水面から身体を出していき、尻が出て来る際の、体表から水が流れ落ちていく場面は大きく拡大されている。モニターが丸ごと尻で埋めながら、その尻たぶの下弦からポタポタと水滴が落ちていき、太ももの表面にも滴が伝う映像をじっくり流し、その次には滑稽な走り姿というわけだ。
 そして雛菜はショーツを脱ぐ。
 モニターの中、唇をぐにゃっと歪め、真っ赤に染まり変わっている自分自身の姿を見ながら、だんだんとショーツを下げ、足首にまで到達させる。
 最後まで脱ぎきった時、それは司会者に手渡す流れと決められていた。

「では浅倉透さん!」

 透の順番がやって着た。
 このスタジオ撮影において、アイドルが全裸になることは確定事項だ。特にクイズでは、専門学生や博士でなければ答えようのない、理不尽な問題も用意してあり、いつでも好きに不正解にさせられるシステムが組まれている。
 透はそれにやられ、ブラジャーを外し、そしてショーツ一枚になるや否や、プール映像の放映は始まった。
「いやぁ、笑えますねぇ!」
 しかも更衣室まで走った際の、両手で恥部を隠したまま、腰をくの字にして駆け抜けた時の透のことを、その映ったモニターを指しながら、司会者はわざとらしく大笑いをしてくるのだ。
「おっと! 全裸! 全裸が出ました!」
 そして、モニターに乳房やワレメが惜しみなく映し出される瞬間が、そのままショーツを脱げという合図である。
 透はショーツを下げていく。
 モニターに映った赤面から、自分はこんなにも歪んだ顔で、面白いほどに染まり上がっていたのかと、見せつけられた真実に打ちのめされるような心境を半ば胸に、脱いだショーツを司会者へと手渡した。

「最後に樋口円香さん!」

 円香はきつく歯を食い縛り、その力のあまりに顎をぷるぷると震わせていた。拳さえ固くしながら、自分自身のみっともない走り姿を見届けていた。
 腰をくの字に、恥部を隠して走る後ろ姿は、尻を追いかける風に撮られていた。そのパタパタとした足取りは、一体どれだけ慌てふためいていたのかがよくわかり、そこにガヤの笑い声まで入るから、プライドをナイフで抉らんばかりだ。
 その最後に映る直立不動の全裸において、モニターの中の円香は憤然としていた。
 耳まで真っ赤にしながら、目の前のカメラを睨みがちに、下ろした両手の先では拳を微妙に振るわせている。桃色の乳首は晒されて、薄らとした毛の具合まで拡大されて、その上で円香はショーツを脱がされる。
 ただ脱ぐより屈辱だった。
 こんな風に、自分自身の恥ずかしい映像を見せられながら、その上で改めて全裸を晒すのは、四人の誰にとっても本来以上に屈辱的で、表情の大いに歪むものだった。

 四人全員が全裸となった。

 その時、モニターには縦に分割した映像で、更衣室での直立不動を同時に映す。そんな大型モニターの下、同じく全裸の直立不動が並ぶのだった。
 小糸の全裸の下には小糸本人、雛菜の下には雛菜本人。
 映像と生裸がそれぞれ並ぶ場面を最後に、放映時にはこのようなテロップと案内が流れることになる。


『視聴者プレゼントのお知らせ』

 番組の感想を送って下さった視聴者様から抽選で、出演アイドルのショーツをそれぞれ一名様にプレゼント致します。ご希望のアイドルの名前を添えてご応募下さい。


 かくして、四人にはまだ責め苦が残されている。
 見ず知らずの誰かに自分の下着が送られる他、キャンペーンと称して番組の感想が殺到する。どのシーンがどんな風にエロかった、どこにどんな風に興奮した、といった脱衣や裸体にまつわる感想が具体的に書かれた上、それがおぞましい量で殺到するのだ。
 それはまた、いずれかの機会で活用され、四人を辱めることになるかもしれない。
 ともかく、今はただただ、全裸で見世物として並べられた屈辱ばかりを味わっているのであった。


【第1話 ちょっと気になる水着に始まり】
【第2話 困った撮影へと続く】
【第3話 ドッキリ要素が明かされて】
【第4話 裸でプールを上がれるか】
【第5話 羞恥の全裸公開】

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