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 身体検査の機会をマリーサが逃すはずはなかった。
 もちろん、マリーサ自身、特に裸を見られて興奮するわけではない。穴の中まで探られる羞恥と屈辱を耐えがたく思うのだが、そうした代償を払ってでも、アリッサの痴態はマリーサにとって見たいものなのだ。
 小屋の中、テーブルの上にベルトを置き、小袋を、剣を並べて、ビキニアーマーも外し始める。
 二人して全裸で並んだ時、マリーサの中で羞恥が大きく膨らんだ。
 変態性が滲み出て、装着中は裸よりも恥ずかしいようにさえ思ったが、いざ脱いでしまえば心許ない。アリッサの場合は乳輪がはみ出ているが、マリーサの乳首はきちんと隠れ、アソコもきっちり覆われていた。
 せめて恥部だけは隠れていたのだ。
 そんなせめてもの装備を手放すことで、マリーサは改めて羞恥に染まる。
「ではアリッサちゃんから」
「もう、わかったわよ。さっさとしなしさい」
 アリッサは言われるまでもなく頭の後ろに両手を組み、足は肩幅程度に開く。さっさと検査を済ませてもらうための体勢を取るや否や、三人の重役は一斉にアリッサを取り囲む。

 マリーサは興奮した。

 アリッサが男に囲まれている。
 そして、これから辱めを受ける。
 この状況にこそ、マリーサは興奮して息を荒げ、この密かな性癖がバレないように必死になって事務的な表情を装っていた。
「……んっ」
 乳房を揉まれ、軽く喘ぐ。
 真正面から鷲掴みに、アリッサの胸は指の食い込みに合わせて変形している。揉んでいる男は頬を緩め、いかにもだらけた表情で、ヨダレさえ垂らしそうになっている。検査よりも、好奇心から揉んでいるのは明らかだ。
「んっ、んぅっ、んっ、んぁ……」
 感度が高まっているのだろう。
 揉まれることで、アリッサの身体は前後左右にくねくねと、モゾモゾと動いている。
「はい。動かないよ?」
 と、後ろから腰を両手で掴み、一人の男がアリッサの身体を固定しにかかった。前後を男に挟まれて、乳首までやらている姿を見ているうちに、マリーサはしだいに堪え始めた。
 オナニーの衝動があった。
 今まさに目の前にあるアリッサをネタにして、できることなら今ここでオナニーしたい。
(でも、そんなこと……)
「マリーサちゃん」
 不意に肩に手が置かれた。
「……なんでしょう」
「あなたのお考えはね。僕も聞いて知っているんだ」
 ニヤニヤと何かを企む表情から、この男が一体何を言い出すかなど、マリーサには簡単に予想がついた。
「検査、してあげるよ」
 人前でオナニーなどできない。
 しかし、検査ならしてもらえる。
「よろしくお願いします」
 興奮にじわっとアソコを濡らしたマリーサは、背後に回り込んでもらい、後ろから抱きつくように胸を揉んでもらいながら、アリッサの痴態を鑑賞し始める。
「んんんっ、いい加減に……も、もう十分っ……!」
「いえいえ、まだもう少し調べませんと」
 アリッサの乳首が指先でいじめられ、発せられた快感に肩がくねり動いている。引っ張り、押し込み、乳輪をぐるぐるなぞる。あらゆる刺激の数々に、アリッサは苦悶を浮かべて喘いでいた。
 そんな光景に興奮して、マリーサの乳首も突起する。急速に感度が高まり、揉んでくる手つきで乳房に快感が膨らんでいた。
「そろそろアソコの方を」
 アリッサを調べる男は、乳房から手を離すと、アソコの目の前に座り込み、嬉しそうに陰毛を掻き分ける。長く伸び放題の、決して見栄えの良くないであろう性器を指先で弄ぶ。
「ひん!」
 急に喘いで腰を引っ込める反応は、クリトリスをやられてのものに違いない。
「マリーサちゃんも、アソコに移るかい?」
「……お願いします」
 マリーサにとって、この男は親切だった。
 同性愛者であるマリーサは、あまり男に興奮することはないのだが、それでも愛撫さえあれば身体は生理的に反応する。普通なら感謝をする要素はどこにもないが、この場においては大いに助かる。
「んぁぁぁぁ……!」
 男がアリッサのアソコに指を立て、挿入していた。
「ではこちらも」
 マリーサに対しても、アソコの真正面に顔が迫る形で手も近づき、ワレメへのタッチが始まる。既に濡れていたアソコは、ヌルヌルと滑りが良く、滑りに乗って指はするすると動いていた。
「あっ、あぁぁぁ……! ちょっとっ、こんな……! け、検査でしょう!?」
 アリッサは声を荒げている。
「あ、穴に隠してないかって、んんっ、んぁ……名目っ、くうっ、いっ、入れたら……すぐに抜きなさっ、あぁぁぁ……!」
 男はピストンをやめる気配がなく、嬉々として指を上下して、くちゅりくちゅりと、粘液をかき混ぜる音が喘ぎ声に紛れている。喘ぎ声に対して小さな水音は、意識さえしていれば、喘ぎの途切れ途切れの隙間から聞き取ることができるのだった。
「んふっ、んぅ……」
 マリーサ自身も喘ぐ。
 アリッサをネタにしながら、クリトリスへの愛撫を受け入れて、足腰に走る甘い痺れに満足そうに目を細める。
「あぁぁぁっ、あぁぁぁ!」
 アリッサの喘ぎ。
 かなりの感じようとなっているアリッサは、快感に合わせて腰を踊らせてしまっている。踊り子が前後左右に動かすように、しかしダンスのキレと違ってピクっピクっと、快楽電流に反応してのくねり動きを披露している。
 それを後ろ側の男が両手で押さえ、腰の動きを固定しようとしているが、どうにも止められないらしい。
「ほらほら、動かない!」
 ぺん!
 と、尻が強く打ち鳴らされて──。
「やっ……!」
 叩かれたのはアリッサなのに、マリーサまでもが反応して、真っ赤な顔で小さく喘いでいた。
「ん! んんんんん! やっ、やめっ、あぁぁぁぁぁ……!」
 アリッサは急に背中を丸めて痙攣する。全身を震わせて、直後には潮を噴き、アリッサは絶頂しているのだった。
 ぐったりと座り込もうとするのを、男は素早く受け止める。まるでアリッサの方から男にすがりついたような絵が出来上がり、後ろ側の男は尻を叩いた。
「ほらほら」
 ぺん! ぺん!
 くの字に突き出た尻に平手をかます。
「まだ肛門が残ってるんだから、壁に両手を突いて」
「ううっ、もう……!」
 内股に愛液を伝わせて、アリッサはフラフラと壁に向かう。両手を突かされ、尻を突き出すポーズを取らされたアリッサは、そして肛門検査を受けることとなる。
「あぅぅぅぅぅ……!」
 アリッサが首で仰け反る。
 マリーサはその後ろ姿に目を奪われていた。男の後頭部が尻を隠すも、すべらかな背中と金髪ロングがよく見える。壁に向かってうなだれていたアリッサの頭が反り上がり、その視線が天井を向くことで、肛門に指が入っていることが様子でわかる。
「アリッサ……アリッサ……はぁっ、はぁ……!」
 マリーサは興奮で息を荒げ、そんな自分の口元を手で押さえる。
「おおおぁぁぁぁ……!」
 アリッサは呻き声のように喘いでいた。
「あっ、あっ、んんんっ、んぅ……んぅ……」
 マリーサは囁かながらに喘いでいるが、内股には愛液が伝っていた。
 この絶景をもっと見てみたい。
 日頃自信に満ちたアリッサがここまで乱れ、みっともなく愛液を流す姿がこの上なくたまらない。いつまでも見ていたい。

「んぅぅぅぅぅぅ──!!!」

 アリッサが肛門でイっている。
 潮を噴いているだろう後ろ姿に目を奪われ、いつしかマリーサ自身も高まって、ふとした瞬間に思考が弾ける。頭が真っ白になると同時に、アソコの奥から電流が弾ける感覚があった。
 腰が抜けそうになっていた。
 フラっとしたところで踏みとどまり、どうにか姿勢を維持したが、さもなくば尻餅をついていたかもしれない。気づけばアソコから流れるものが増え、それでなくとも内股に滴っていた水気はより濃いものとなっていた。
「マリーサちゃんも、お尻調べようか。僕の指をよーく味わえば、アリッサちゃんと同じ気持ちになれるかもよ?」
 その言葉に期待を煽られ、かといっと明らかに卑猥な表情を浮かべることは出来ず、顔つきだけは涼しいままに、マリーサもまた壁に両手をつく。クールそのものと言えたが、しかし顔は真っ赤なもので、耳さえ染まりきっていた。
 肛門に指が触れ、アリッサは歯を食いしばる。

 ずにゅぅぅぅ……。

 異物が侵入してくる違和感に襲われて、マリーサがまず感じたのは、アリッサはこれを感じていたのかという、しみじみとした実感だった。きっとアリッサの感度には程遠いが、少しばかりの快感に気づき、自分もこのくらいは感じるのだとマリーサは悟っていた。
「動くよ?」
 指が蠢き、中身を探る。
 そのピストンにより、指に肛門が引きずられる。指が出て行く時は皺の窄まりも外側へ、入る時には内側に、ピストンに連動して動いている。その摩擦が快感となり、マリーサは壁に向かって悩ましげな顔を浮かべた。
「あっ……!」
 軽く、絶頂した。
 少しばかり震え、愛液を増やしているのだった。




 
 
 

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