エッチな学園性活/保健体育2

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 またアソコを見られるなんて……。
 あたしが隠す手を横にどけると、男子は食い入るように視線を集めてくる。目で撫でられるような気分がして、貝の表面がじわじわと熱を帯びてきた。
「では手で広げて見せなさい」
「くぅっ……」
 あたしは両手をソコへ伸ばし、人差し指でピンクの肉ヒダを開いて見せた。
「なんか濡れてね?」
「見られて感じてんじゃないか?」
 そんな……! 違う!
 だいたい、そうだとしたって、こんなものは望まない快楽にすぎないのに……。
 ぎらぎらした全員の目つきと、撫で回すような視線が、皮膚の表面をいやらしく攻め立ててくる。あたしの指にはもう、ねっとりとした分泌液の感触がかかり始めていた。
「さて皆さん、実物を見ながら性器の名称をおさらいしましょう。内木くん、クリトリスの位置はわかりすね?」
 岡部が内木に振った。
「はい」
 内木はにやりとしながら返事をする。
「では確認のため、指でさしてみてください」
 その指示を聞いて、あたしは焦った。
 体育でも散々擦れた後なのに、今そんな場所を触られたら……!
「ここですよね」
「ひっ!」
 指でつつかれ、あたしは声をあげてしまった。
「ほらほら、咲夜君。感じていないで正解かどうか教えてあげなさい」
「感じてなんか……」
 あたしが歯を食いしばると、内木は再び突起をつついてくる。堪えきれない刺激に、身体をビクッと、痙攣でもするみたいに震わせてしまう。
「うぅっ……! もういいでしょ……?」
「やっぱり咲夜たん、ここがいいんだね」
 早く勘弁して欲しいのに、一番敏感な箇所を内木は指の腹で刺激してくる。腕全体を振動させるような、バイブを真似たやり方に、とろりと液が垂れてしまう。
 歯を食いしばることで、声はどうにか堪えきれたけど、愛液だけはどうしようもなかった。
「早く当たっているのか教えてお」
 そういいながら、内木は愛撫をやめない。
 言えば少なくとも触るのはやめてくれるのかもしれないけど、あたしは喘ぎを聞かれるのが嫌で、どうしても口を閉じずにはいられない。
「咲夜君。キミなら当然、ちゃんと授業の内容を覚えているものと見込んでいましたが、答えないのであれば、私自ら答え合わせをするしかありませんねえ」
「わかる! わかるから――ああん!」
 岡部にせかされ、口を開けてしまったあたしは、結局喘ぎを漏らしてしまう。
「あってる…そこで――あっ、当たってる……から――んんっ」
 喘ぎながらなので、あたしの喋りはかなり聞き取りにくいものとなっていた。一瞬、もしや言い直しでも命ぜられるのではという予感がしたけど、幸い、それでもちゃんと正解を教えたものと判定してもらえたらしい。
 だけど……。
「では内木くん、次の問題です。尿道口はどこですかな?」
「ここかと」
 内木は正解の場所をつついてくる。
「あっていますかな? 咲夜君」
「……あってる」
 言うと、指が離れる。
「小陰唇は?」
「ここだお」
「んんっ、あってる……」
 このまま、この調子で次々と問題を出してくるつもりなわけ?
「膣口はどのあたりですかな?」
「ここと思われる」
 次の問題に、内木は中指を挿入してきた。ゆっくりと出しいてしてくるので、すぐに快楽がこみ上げてきた。
「ひっ、いい……あぁ……」
「さあ咲夜君。あっているのかどうか、答えてあげられますね?」
 答えはそりゃわかるけど、こんな愛撫を受けながらなんて!
 あたしは喉に力を入れ、どうにか喘ぎ声を抑え込む。
「あってる! 正解だから指抜いて!」
「何故に? 気持ちいいんでしょ? いいじゃないか別に」
 内木は聞く耳を持たずに愛撫を続行する。
「あぁっ、んんん!」