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  • レジーナの身体検査

    
    
    
    
     
     
     現物を見てもなお、俺には信じられない気持ちがある。
     小さい頃にママと行った映画館で、ポップコーンを片手にティラノサウルス拝んだ時の、あの幼い興奮に近いものが蘇る――だなんて、そう言っていられればいいんだがな。。
     果たして、これはそんな興奮か?
     目の前にいるのが、本物の宇宙人や超能力者だったとしても、似たような驚きで心臓がテンションを上げているに違いない。手元にポップコーンはなく、奴らはスクリーンの向こうの存在じゃない。現実に生きている以上、何らかの対処を迫られるっつーわけだ。
     俺はとある大きな立場にいる人間だ。
     それこそ、映画の中なら腰の後ろに両手を組み、ちょっと背中を反らして相手を見下し、偉そうにふんぞり返って部下に命令を下している。金と権力を持つ部類の男だ。
     そんな俺がだ。
     さて、『サードエナジー』の研究を行う施設の視察をすれば、報告にあった『本物の恐竜』とやらが大きな窓ガラスの向こうに横たわり、白衣の男達によって解剖を受けている。時空を歪ませ、過去の時代から呼び寄せたというラプトルは、生きていれば素早い動きで飛びかかり、その爪と牙で人間の肉と骨を引き裂くわけだ。
     そいつが鱗と皮膚を捲られて、肉にメスを受けているなんて、クリーチャーの解剖とはそれこそ映画のワンシーンだ。
     本物の生きた恐竜と聞いた時、何を馬鹿みてーなという気持ちは、誰にでもあったさ。どんなお堅い頭をしていようが、目の前に現物がいちゃあ、信じるより他はない。こうして着ぐるみの中には誰もいないってことが、まさに証明されちまってるからな。
     これも、遡ればエージェント達が持ち帰った成果から始まった。
     数ヶ月前。
     極秘裏の兵器開発に関する情報を掴み、スパイを送り込むことが決定された。
     計画通り、まずは一人のエージェントが研究員の一人として潜り込むと、そこにいたのは意外な人物だったという。カーク博士という、表向きには死んでいるはずの人間が、驚くべき研究結果を島全体に残していた。
    
     ――恐竜。
    
     エネルギー工学の権威であるカーク博士は、クリーンなエネルギーを開発していた際の『事故』により、恐竜時代の生物を呼び寄せてしまった。おかげで島はさながらジュラシックパークとなり、映画よろしくティラノサウルスの脅威に見舞われながらも、エージェントはどうにか脱出に成功したってわけだ。
     そんなカーク博士の身柄を確保して、現在の『サードエナジー』研究はカーク博士の手を離れ、俺の目の前ではラプトルの解剖が行われている。
     このとてつもない報告を持ち帰り、大きな評価を受けているのは、レジーナという二十三歳の美女ってのが、また冗談みてーな話じゃないか。
     たまらないね、クールに銃を撃ちこなし、そんじゃそこらの男は簡単に投げ飛ばす。
     そんなレディも、エージェントである以上は定期的な身体検査を受けなくてはならず、実施するのは俺という立場の高い人間だ。美女の肉体を丁寧に細かく調べ上げるお得な仕事は、俺みたいな欲深い人間が手に入れるって、相場が決まっているからな。
    
         ***
    
     定期身体検査。
     ま、エージェントを管理し、精神性を推し量るためのイベントだ。人権団体が聞けば騒ぎそうな裸での検査を強要し、その際の様子を記録に取る。任務を忠実にこなしてくれるか、二重スパイになって裏切らないか、なんて判別をつけたいがための精神鑑定を兼ねるってわけだ。
     コードネーム、レジーナ。
     身体検査の予定を言い渡し、とある一室に呼び出せば、まるで裸が当然の娼婦のように脱ぎ始める。裸を見せるぐらいのこと、別になんてことないのかと思いきや、頬や耳がちょいと赤くなっていて、羞恥心はあるらしいから最高だ。
     実にそそる肉体だね。
     高身長のボディから生える乳房は瑞々しく、形の丸っこい美乳だし、鍛え抜いた腰つきもなかなかエロい。下の毛はハサミかなにかで短くしてあるのか? 薄らとした三角形に整えてある。太ももはむっちりしていて、尻もデカい。
    「それにしても」
     レジーナは出入り口のドアに目をやった。
    「衆人環視の目を増やすのは、紳士とは言えないわね」
     心底不快なご様子だ。
    「美しいレディのヌードだ。二人っきりで過ごすより、俺がケダモノにならないように見張るナイトがいた方が、安心じゃないか?」
     俺は二人の見張りを立てていた。
     なに、どうせ手出しするわけにはいかないんだ。だったら、男の視線を増やしてやり、どんな顔をするのか楽しんだ方がいいだろう? 
    「どうもご親切に」
     訝しげな目が浮かぶが、このくらいの反応ならいいだろう。
    「検査を開始する」
    「ええ、どうぞ。人権侵害の時間を始めて頂戴」
     レジーナは静かにまぶたを下ろしていき、ゆっくりと後頭部に両手を組む。銃を向けられた人間が取るポーズそのもので、一体どんな気分でいるだろうな。
     顔の赤らみが増してきている。
     恥じらってなんていないような、平然とした装いのくせして赤いってのが、なかなかそそるもんじゃないか。
     チェックするのは、傷跡、アザ、ホクロなどなど。
     体中の色んな箇所を点検していき、見覚えのない傷が増えていないか、ホクロの位置が変わってはいないか確かめる。成り代わり、偽装対策ってやつで、特殊メイクで顔を変え、DNA情報までなんとかして誤魔化す奴がいたとしても、最後には区別をつけられるって寸法だ。
     ホクロみたいな身体的特徴なんて、それこそ身柄を確保してひん剥かなけりゃ、とても手に入る情報じゃねーからな。
     あとは恋人と肉体関係になった時くらいか?
     しっかし、後ろから見たラインもいい。
     スベスベの背中は腰のあたりがきゅっと締まって、くびれの部分が良いカーブをしてる上、ケツはデカいときたもんだ。尻の膨らみは手前に向かって突き出ているし、太ももだってむっちりしている。
     さて、チェックだチェック。
     まずはうなじにかかった髪を掻き分け、首の骨周りの皮膚を見る。香りを嗅げちまうほどの距離まで接近してると、勃起したもんをついついデカ尻に擦りつけそうになっちまう。
     ま、ちょっとぐらい、いいだろう。
     役得役得。
     俺はテント張りのズボンを押しつけ、尻山の頂上にクレーターを作ってやる。亀頭に伝わるプリケツの感触がたまらないね。脚の付け根のところに穂先を入れて、肉棒で尻肉をプルっと持ち上げて揺らしてやる。
     お、上手くやるとプルプル振動して面白いな。
    「遊びすぎのようね」
     なんとも、冷たいお声だこと。
    「人権侵害の時間だからな」
    「賠償金はいくらがいいかしら」
    「それならテクニックで払ってやるよ」
     俺は尻にぺたりと手を置いて、ひと揉みぐにっとやってやる。
    「命でもいいのよ」
    「そいつは怖い。積み上がったラプトルの死体の仲間入りか」
     さて、俺は美しい背中に顔を近づけ、鼻先を擦りつけそうなくらいの距離で視線を這わせる。肩甲骨の周りをじっくりと記憶に刻み、背骨のラインに沿って下へ行き、尾てい骨のあたりや腰回りを拝見し、見つけたホクロの位置と個数は全て脳に刻み込む。
     巨尻を鑑賞させてもらい、やっぱり鼻がくっつくギリギリの距離でチェックする。こうやってケツのカーブを鼻先でなぞっていき、息が吹きかかるのを感じてもらった方が、レディの羞恥心を想像して楽しめる。
     じっくり、たっぷり、デカ尻を目で堪能しきった俺は、太ももを調べていき、内股や膝の裏側に、ふくらはぎやアキレス腱まで観察する。片足立ちになってもらい、足の裏側だって確認するんだ。
     俺はレジーナの正面に回り込み、美しい顔がさっきまでより赤くなっているのを拝む。
     顔中まんべんなく桃色、といったところか。
     指を顎にかけてやり、くいっと上を向かせてやる。顔を近づけていくが、別にキスをするわけじゃない。耳元で囁いてやるためだ。
     もう片方の手で髪をどけ、白い耳が見えるようにしてやると、俺は耳穴に唇を接近させた。
    「尻のホクロを教えてやる」
     尻たぶのどの角度に、どんな位置にホクロがあったか。俺は事細かに解説してやり、それから表情を確かめる。
    「熱心な観察ね」
     クールに振る舞っていやがるつもりか?
     目の周りに力が入って、眉間はどう見たって強張ってるし、頬はきっちりとした赤に変わっている。
     いい反応をしてくれて気分がいい。
     俺はレジーナの乳を揉む。
     うむ、なかなかのボリュームで弾力が指を跳ね返す。ゴム玉で遊ぶみてーな、楽しい揉み心地ってところか。
    「…………」
     レジーナは自分には拒否権がねーみてーな、ちょいと悲しげなのか、悔しげなのか、何とも言えない目つきをしてから、すーっとまぶたを閉じやがった。
     さて、おっぱいのチェックか。
     俺はやっぱり、鼻先が触れそうで触れないくらいの距離で観察する。右も左も、しっかりと丁寧に形をなぞってやり、乳首が興奮していやがることも確かめる。乳房を確認し尽くしたところで、左右の脇を順々に覗き込み、肋骨、腹、下腹部に太もも、すね、足の甲にかけてのチェックを行っていく。
     全て覚えきったところで、俺は改めてアソコに顔を近づけた。
    「ほう?」
     ワレメのところが、ちょっぴりだが光っている。愛液が出て、部屋の光を反射しているみたいだな。ここまでの検査で濡れちまっているようだ。
     へへっ、こいつはチェックしないとな。
     俺は指先でワレメをなぞってやる。ヌルっとしたものが付着してきて、肉貝に触った感じはプニっとして温かい。股の隙間に抜き差しするみてーに、前後に擦ってやると、少しずつ愛液が広がっていく。
     なかなか、気持ちよさそうじゃねーか。
    「んぅ…………んっ、んぅ………………」
     かすかに声が聞こえてきやがる。
     ヌルヌルを肉貝の表面に伸ばすにつれ、レジーナは腰を微妙にくねらせている。我慢しているのか、これしきじゃあ刺激が弱いのか、両方だろうな。足腰が左右に動くのは本当にわずかなもんだが、感じちまっているのは十分わかる。
    「足を開け」
     中身も調べる必要があるからな。
     レジーナの足が肩幅程度に広がると、俺はさっそく天に突き入れるように指を挿入する。熱っぽい粘膜で中指が根元まで包まれて、ワレメをなぞっていた時よりも温かい。しっかりと蜜が出ているから、ヌルヌルと滑りもいい。
     ピストンを始めると、じわじわと溢れてくる。
     指を伝って俺の拳に流れ落ち、内股も少しずつ湿り始める。だんだんスムーズなピストンにしていくと、いやらしい水音も聞こえるわけだ。
     愛撫をやめ、指を抜く。
    「なかなかだな」
     立ち上がった俺は、レジーナの眼前に濡れた手を近づける。指のあいだに糸が引くのを拝ませると、コンロの温度でも上げたみてーに、カッと、赤面っぷりが増したらしい。
    「大手柄でも立てた顔ね」
     レジーナの皮肉は、まるで自分にはこのくらい余裕があります、っつーアピールに聞こえるね。顔がトマトでさえなきゃ、説得力があったのにな。
    「この調子でティラノサウルスだって倒してやるさ」
    「その指が通じるといいけど」
    「ふん、最後だ。壁に手を突け」
     俺の目の前で、美人が尻をこちらに突き出す。剥き出しの背中が白くてスベスベして、光を反射して輝いている。エロい腰つきから続くデカい尻ってのは、実にそそるもんだね。
     この魅力的な尻に両手を置き、親指を使ってぐにっと広げてやれば、肛門は丸見えというわけだ。
     ふっ、と、息を吹きかけると――ヒクっと、反応しやがった。
     面白い、このまま尻穴に悪戯を続けたいところだが、ホクロやらシワの数やらを見たところで、ぼちぼちアソコに移らないとな。
     俺は次に性器の中身を確認する。
     桃色の肉ヒダを至近距離でじーっと拝み、処女膜があるかどうかもチェックする。なるほどなぁ、レジーナは――さて、これで一通り終わりか。
    「済んだぞ? レジーナ」
    「そう。これで人権が戻ってきそうね」
    「自分の肛門について聞いてくか?」
     煽ってやると、レジーナは肩越しに一瞬だけ、俺のことをひと睨みしていた。
    「まったく、興味がないわ」
    「そうか。そいつは残念だ」
     ま、せいぜい優越感に浸らせてもらうさ。
     なんたって、本人も知らないだろうホクロの位置まで正確に記憶させてもらったんだからな。
     
    
    
    


     
     
     

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