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  • 腕に怪我をさせてしまって さあや

    
    
    
      表情に影が差し、誰が見ても思い詰めて悩んでいることがわかる表情で、下ばかりを向いて歩く薬師寺さあやが、病院を訪れていた。
     面会の手続きを行い、両腕を怪我したクラスメイトの部屋へ向かう。
     キュアアンジュとなって戦う薬師寺さあやは、オシマイダーとの戦いで攻撃を浴び、吹き飛ばされた拍子にクラスの男子を骨折をさせてしまっている。壁を蹴ることで重心を立て直し、反撃に出ようとした際、直前まで男子の存在に気づかずに、あろうことかプリキュアの力でクラスメイトを蹴ってしまった。
     咄嗟の反応で両腕を盾として、頭をガードした男子は、キュアアンジュが必死になって自分にブレーキをかけようとしたこともあり、幸い死に至ることはなかった。
     しかし、自分の過失で怪我をさせ、重い責任感に潰れそうでいるさあやは、お見舞いの花とお菓子を届けつつ、心から謝ろうと思っていた。
     変身だって見られている。
     オシマイダーの破壊活動に巻き込まれ、その場に居合わせた男子の前ではあったが、執拗に自分達を狙う怪物相手に、いよいよプリキュアの秘密を守る余裕はなくなった。やむを得ずにクラスメイトに正体を明かしたため、このことは誰にも喋らないように約束してもらう必要まであった。
    
     男子の名前は田中健太。
     テニス部で活動していた。
    
     個室の戸をノックして、さあやが病室を訪れると、言うまでもなく健太の両腕はギプスと包帯に封じられ、着替えやトイレといった私生活にも支障があると一目でわかる。
    「ああ、薬師寺さんか。来てくれたんだな」
    「私の……せい……だから……」
    「気にすんなって」
     大怪我をしたというのに、むしろ健太の方がさあやを励まそうとする笑顔を浮かべ、へっちゃらだと気を張ろうとまでしてみせる。
     それが余計に罪悪感を膨らませ、さあやの心は沈んでいった。
    「本当に、ごめんなさい」
     謝罪として、当たり前の言葉を口にした。
     こんなことで気持ちは晴れないかもしれないが、授業に出られないあいだのノートは自分が取る。できる限り顔を出し、何か欲しいものがあれば、お菓子やジュースを買ってきても構わない。そういうことを述べていき、花瓶に花を飾って菓子折りの箱も置いておく。
    「しっかし、これじゃーテニスもできねーよな」
     気を張るのも疲れてか、ようやく健太も沈んだ表情を曝け出す。
     そして。
    
    「責任取れる?」
    
     初めて、健太はさあやを責めていた。
    「……責任。さっきまで言ったことはちゃんとやるから、他にどうすればいいかな」
     腕を治してやれるわけでも、医療費を払う支払い能力があるわけでもない。これ以上のことが思いつかずに、だからさあやは健太の口から要求を聞こうとした。
    「両腕が使えないってことは、どういうことかわかる?」
    「テニスが……。それに、着替えもやりにくいし、お食事だって……」
    「それだけじゃないんだな」
    「え? 他には一体……」
    「調べてみりゃわかるんじゃないの? 腕が使えない男の気持ち」
    「うん。それじゃあ……」
     ノートパソコンを立ち上げて、さあやは検索サイトにキーワードを打ち込んだ。腕が使えないこと、それに健太は『男の気持ち』と少しばかり強調したので、キーワードの組み合わせで何度も検索を試す中で『男の子』という単語も入れてみて、やがてさあやは赤らんだ。
    「あ、あのぉ……もしかして……」
     さすがに引き攣った。
    「俺、テニス出来ないんだぜ? しばらくは指も動かないから、本も読めない。こんな病室で退屈な日々を送って、退院する頃には体力も落ちてるだろうな。レギュラーなんか狙えなくなるだろうし、おまけにプリキュア? どうせ薬師寺さんは、俺に正体を秘密にして欲しいとも思ってんだろ?」
     口早に責め立てられ、罪悪感を煽られていくさあやの気持ちは揺らいでいた。女の子としてはできれば避けたい。けれど健太の言うことはその通りで、つまりさあやは、謝罪するべき相手に秘密を守ってくれる約束までさせなくてはならないのだ。
    「あ、あのね。田中くん」
     どんな気持ちだろう。
     好きなことが出来ず、自分を怪我させた相手から、プリキュアのことは秘密だから黙っていてくれと頼まれる。
    「もし、そういうことを私にさせたいって思うなら……」
     考えれば考えるほど、拒む権利はないように思えていた。
    
    「手だけで、いいかな?」
    
     不安そうに、許しを請うような上目遣い。
    「まずはやってみて欲しいな」
     それを見て、健太はニヤリと微笑んでいた。
    
         ***
    
     転校してきたばかりの野乃はなに図書室の場所を聞かれたら、自ら「案内しようか?」と申し出て、吹奏楽部で忙しそうな男子からプリントを頼まれれば、快く受け取って、自分が代わりに先生に渡しておくと引き受ける。
     学級委員長である薬師寺さあやは、大人しく物腰が柔らかく、一言で言えば優しい性格だった。
    
    「……どうかな?」
    「ああ、いいよ。すっごくいいっ」
    「本当?」
    「もちろん! 本当に不思議だよ! 自分でするのとこんなに違うなんて!」
    「良かった……! の、かなぁ」
    
     さあやは肉棒を手でしごいていた。
     生まれて初めて奉仕を行うさあやは、緊張感とたどたどしさで、ズボンを下げることにも手こずりながら、勃起したペニスを見れば「きゃ!」と可愛く目を背けた。田中も田中で、怪我の恨みに手コキを要求したはいいものの、経験豊富というわけでもなく、初々しい乙女をリードできずに、ただたださあやが握ってくれることだけを待っていた。
    「さ、触るねっ」
     面白いほど裏返っていた声で、指が触れるたびに手を引っ込め、ようやくまともに握ってしごき始めるまでにかかった時間はどれほどだろう。
     驚くほど硬い肉棒の、興奮しきった熱気がさあやの手の平に深く染みいる。
    
    
     おチンチン、触っちゃってる……。
     好きな相手とか、付き合ってる人でもないのに。
    
    
     本当に自分はこんなことをしていいのだろうか。
     当然の疑問はありながら、それ以上に罪悪感の方が大きい。調べてみれば、男の子は自分でオナニーすることで、女の子への気持ちが暴走しないようにコントロールしているとか。今の健太にはそれが出来ない。
    
     私のせいなんだから、私がしてあげないと。
    
     さあやは丁寧に手を動かし、ぎこちなくて仕方のない上下のスナップで、健太の顔色を伺いながら刺激を与える。
    「あぁ……いいわぁ……」
     仰向けに横たわる健太の、いかにも快楽に浸った幸せそうな顔を見ていると、自分の罪が薄まるようで、少しだけ気持ちが楽になる。
    「田中くん。本当に気持ちよさそう」
    「当然。薬師寺さんの柔らかい手に包まれたら、誰だってなぁ?」
     褒め称えられていることで、性的なことを要求されたそもそもの動揺や、初めて触ている緊張さえも和らいで、影の濃すぎたさあやの顔が、いつもの優しさを取り戻しつつある。
     しかし、健太は急に慌てた。
    「や、やべっ!」
     このままでは危険だと、焦りに焦った表情で、脂汗を浮かべる健太の様子にさあやは戸惑う。
    「え?」
    「薬師寺さん! ティッシュティッシュ!」
    「えっ、ティッシュって、急にどうしたの?」
    「出ちゃうの! 射精なの!」
    「ええっ、ど、どこ!? あった!」
     急にティッシュと言われて、すぐそこにあるのに慌てたあまり発見が遅れてしまい、本当に慌てふためき何枚も取り出すが、時は既に遅かった。
    
     噴水のように巻き上がる精液で、健太自身の衣服が汚れた。
    
     やはり、生まれて初めて見る射精に、さあやは呆気に取られてしばし固まる。
    「ご、ごめんなさい! すぐ拭くから!」
     思い出したように拭いてやり、何度も謝りながらティッシュを押し付け、最後にはペニスも拭き取った。
    「まあいいけど、明日もよろしくな」
    「え、うん。明日も、ね」
     少し戸惑い、頷いて、さあやはその日のお見舞いから帰宅する。
    
         ***
    
     翌日。
     失態を取り返そうと、今度はベッドにティッシュを起き、この日の奉仕を始めるとき、健太はおもむろに起き上がった。
    「床に座ってくれない?」
    「床? どうして?」
    「いいから頼むよ。ポジションっていうか角度っていうか、色々と趣味があるんだよ」
    「……うん。まあ、いいけど」
     ベンチに座るかのようにして、健太はベッドの上から両足をだらりと下ろし、さあやはその広がる股のあいだに膝立ちした。
     顔を上げると、自分のことを見下ろす健太の視線が重なって、こうも人とばっちり目が合うことにさあやは赤らむ。
    「えっと、するね?」
     肉棒を手に握り、上下のしごきを開始した。
    
    
     やっぱり、おチンチンって硬いなぁ。
     勃起していない時は柔らかいのに、興奮するとこんなになるって、少し不思議かも。
     田中くん、気持ちいいかな?
     汚いものってイメージがあるけど、ちゃんと洗ってあるよね。
     看護師さんがタオルで体を拭く世話があると思うし。
     男性器のことを検索したら、汚い時は白い垢があるって書いてあったもん。
     今はちゃんと清潔なんだ。
    
    
     優れた手コキのお手本など知らなくても、素人目にも初心者の手つきとわかるほど、たったの二回目であるさあやの手は、あまりにもたどたどしくゆったりしている。
     さあや自身、不慣れなのを自覚していた。
    「気持ちいいかな?」
     だから不安で尋ねるが、健太の方も、さあやが初めての相手である。性技に駄目出しをするほどの経験など持ってはいない。
    「ああ、気持ちいい」
     しかし、本当に心地良く浸っていた。
    「よかった」
     うっとりと浸る表情を見ていると、さあやもどこか安心して、目の前のペニスに集中した。
    
    
     うん、大丈夫。
     最初は緊張しすぎちゃったから、ネットで色んなおチンチンの画像を見て来たけど、おかげで少しは慣れてきたかな。もう二回目なんだし、見たり触ったりするだけでいっぱいいっぱいになったりしません。
     田中くんのおチンチンって、結構大きいのかな?
     わかんないけど、ちょっと立派な気がするし。
     そういえば、将来誰かと結婚して、子供を作ることになったら、これが私の中に入って――って、なに考えてるの!? そんなヘンなこと考えたら、エッチな子みたいになっちゃうよ。
     でも、ちゃんと恋人が出来たり、結婚したら、その人にもこういうことするんだよね。
     本当は初めて触る相手はちゃんとした交際相手が良かったけど、こうなっちゃったら仕方がないもんね。
     予習だって、思っておこう。
     今のうちに知っておけば、彼氏ができた時も、こうやって気持ちよくしてあげられるし。
     えっと、これが睾丸。
     この中に精液が入っていて、射精の時に先っぽから……。
    
    
     手の平に肉棒を馴染ませて、静かにしごき続けるさあやは、左手で玉袋を触ってみて、揉んでみて、自分の知識と実物を照らし合わせる。
     先端に滲み出て来る透明な液体はカウパーだ。
     ここにも精子は含まれていて、子宮に入れば妊娠する可能性があることまで知るさあやは、好奇心から左手の指で触れてみる。
     右手で手コキは続けつつ、左の人差し指ではすりすりと、子供の頭を撫でてやるように、くすぐるように亀頭のことを可愛がる。
    「おぉぉ……」
     その刺激に、健太は感嘆の声を漏らしていた。
    「これも気持ちいいの?」
    「ああ、とってもいいぞ」
     見上げれば、実に満足そうな表情がそこにある。
    「ふふっ、いっぱい感じてね。田中くん」
    「いいのかなぁ? 俺、こんな幸せで」
    「だって、まだ指も動かないんでしょう? 辛い思いをしてるんだから、このくらいのことはしてあげるよ?」
    「なら、フェラチオは?」
    「え!? ふぇ、フェラって、ちょっと抵抗あるかな……」
    「昨日の失態を忘れたのかな。誰かさんのせいでザーメンが……」
    「わ、わかった! わかったから、許して?」
    「じゃあ、頼むよ」
    「……うん」
     さあやは股へ顔を近づけ――。
    
    
     物凄く抵抗あるけど、やんなきゃだよね。
     ぺろっ、変な味。
     おチンチンに口つけちゃった。
     たぶん、慣れれば大丈夫。
     よし、もっともっと、たくさん舐めて上げなくちゃね――ぺろっ、れろ、ちゅっ。キスしちゃった。おチンチン、ピクピク反応してる。キスしながら、こうして舐めて――んっ、んちゅ、れちゅっ、ぺろっ、ぺろっ、気持ちいいかな? 田中くん、さっきより気持ちよさそうな顔になってる。
     慣れてきたから、ちょっと咥えてみようかな――あむぅぅっ、うっ、大きい……こんなに太いの、口を大きく開けなきゃ入らない。すっごく、顎が疲れるし、口が塞がっちゃって、少し苦しいかも……。
     んじゅっ、ずぅ――ずずっ、ずちゅっ、じゅじゅぅ……あ、駄目、ちょっと休もう。
     でも、途中でやめちゃったら可哀そうだし――そうだ、キス――ちゅっ。
     いっぱいキスして、舐めてあげるね?
     ちゅっ、ちゅっ、ぺろぺろぺろっ。先っぽだけ口に含んで――ちゅぅぅぅぅ……っと、吸うみたいに。
     手も使って、ちゅっ、ちゅっ。
     もう一回咥えてみるね?
     はむぅぅぅ――やぱり苦しい……でも、嬉しそうだし、秘密だって守ってもらうんだし、頑張らないとね。
     はじゅっ、ずずぅ――ずぅ……じゅぅ……じゅむっ、ずりゅっ、ちゅるぅ……。
     あ、田中くん、すっごく見てる。目が合うと、ちょっと恥ずかしい。おチンチンの入った顔なんだもん。
     顎、疲れるな。
     ごめんね? また休むね?
     でも、いっぱいキスしてあげる――ちゅ、ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅむ。唇をこうして当てたまま、手を動かして……。
     手でも気持ちいいんだろうけど、なんか田中くん、やめちゃうの? って、なんだか寂しそうな顔してる。
     休憩おしまい。
     もう一度咥えるね?
     あむっ、あむぅぅぅぅ――大きい……苦しいけど……顔、動かして、じゅずっ、じゅるっ、ずずずぅ……ずぅ――おっきいから、舌が勝手にあたっちゃう。亀頭のところはカリ首っていうんだよね? 段差になってて、口を離すときとか、唇が引っかかっちゃう。
     この段差をストッパーみたくして――ずずずっ、ずっ、じゅずっ、ちゅずぅぅぅ……ずっ、ずりゅぅ……ちゅむっ、じゅっ、ぢゅっ、ずっぢゅ――。
     え? 飲ませたい?
     た、確かに口内射精ってネットで見たけど、飲むだなんて、おチンチンを口に触れさせるだけでも抵抗あるのに、さすがに無理だってば!
     ……どうしよう。
     どうしても?
     しょうがない……かなぁ……田中くんの面倒は、私が見なくちゃいけないんだし。
     いいよ? 出して?
     ――んっ! でてきた! ヘンな味っ、これが精液? だ、だめ! どんどん出てる! 溢れちゃうよ! 全部は無理! てぃ、ティッシュ! よ、よかった! 間に合った! スカートに垂れちゃうとこだった。
     んっ、ごくっ、ごくっ、まだ残ってる……青臭いっていうか、なんていうか。
     おチンチンから出たものを飲むなんて……そりゃ、毒ではないけど……。
     はあ、飲んじゃった……。
    
     
     フェラチオを済ませたさあやは、ペニスに残った汚れを拭き取ると、少しだけ席を外してお手洗いへと、口をゆすぎに行かせてもらった。頬の内側にべったりとこびりつき、いつまでも残るのが気になって、水で綺麗にするしかなかった。
    「悪いな。無茶言って」
     病室へ戻ると、健太は少し悪びれる。
    「大丈夫。田中くんの両手が使えるようになるまでだから」
    「あ、ああ。まあ、そうだよな」
     さあやはごく自然と、当たり前のように、骨折が治るまでのことだと考えていた。怪我をさせた責任として、身の回りのことをしてあげているのであり、さあやにとっては罪滅ぼしや人として当然の優しさ以上の意味はない。
     付き合ってもいないのに、本当はいけないことだと思いつつ、性的だけれど看護をしてあげているというのが、さあやの持つ意識の形だ。
    「今日はこれで帰るね? 私も家で宿題しないとだから」
    「待った。明日は?」
    「もちろん来るよ?」
    「明日はキュアアンジュにして欲しい!」
    「え、えっと、うん。明日ね?」
     若干の戸惑い。
    
     プリキュアの姿で?
     みんなのために戦う姿で?
    
         ***
    
     白や水色といったカラーリングが淡く輝くキュアアンジュは、青白い天使と言っても過言でないほど美しく、優し気な瞳をして、天界から舞い降りた神秘の存在ともいうべき光を放っている。
     オシマイダーという名前らしい、巨大な怪物と戦うプリキュア。
     偶然にも巻き込まれ、ビルや路面の破壊で辺りに瓦礫を積み上げられ、逃げ場を失っていた田中健太は、同じく巻き込まれた薬師寺さあやと共にいた。あの時のさあやは騒ぎを聞きつけ大急ぎで走って来た様子で、人の顔を見るなり「大丈夫? 田中くん! 怪我はない?」と、怪物を怖がることより、委員長としてクラスメイトの心配をしてきたのだ。
     本当は秘密を守りたかったのだろう。
     しかし、逃げようにも追いつめられ、余裕がなくなり、とうとう健太の前でプリキュアとなるさあやは、キュアアンジュの姿で健太の両腕を骨折させた。
     本人に悪気はない。そんなことはわかっている。
     だが、罪悪感に打ちのめされ、いかにも許して欲しそうな、クラスの美人にお見舞いに来られては、邪悪な計算で何かエッチな要求はできないかと、責任感を煽る言葉でさあやを責め、気づけば手コキをさせていた。
     健太の方も、それには罪悪感を覚えたが、罪の意識などどこか遠くへ置いてきぼりにしてしまうほど、性的な奉仕をさせる気持ちは最高だった。
    「どう? 田中くん」
     昨日と同じ、ベッドに腰をかけた姿勢で、キュアアンジュが健太の下で膝立ちになり、最初は手でしてくれている。
    「気持ちいいよ。とっても」
     そう答えると、天使が慈しんでくれている微笑みを浮かべてくる。
    「ねえ、田中くんはプリキュアが好きなの?」
    「いやその。薬師寺さんも、キュアアンジュも、どっちも綺麗だから……」
     照れくさく答える健太。
    「ほ、褒めないで……私そんな……」
     見るからに赤らみ、俯くキュアアンジュは、視線を下にしたことで、今度は目が亀頭とばっちり重なり、逃げるかのようにパクっと、優しい唇の中に亀頭を含む。
     肉棒に天国の刺激が走った。
     何度キスをしても足りないように、ちゅっ、ちゅっ、と執拗に口づけして、淡い唇から伸ばした舌でチロチロ舐める。鈴口をくすぐられ、ペニスの芯で細胞が燃焼を始めたような、熱い快楽には、全身がモゾモゾと動いてしまう。
    「はじゅっ、ずず、ずぅ……ずずっ、ずむっ、じゅぅぅ……」
     キュアアンジュは竿を咥えた。
     変身によって変わった髪の、背中にかかったボリュームが大胆となった水色に、髪飾りをかけた頭部がペニスに向かって前後する。健太は上から頭部を眺め、時折向けられるキュアアンジュの優しい瞳に癒される。
     射精感が爆発した。
    「……んっ!」
     キュアアンジュは目を丸め、咄嗟に深く咥えて口内に受け止める。肉棒がビクつくたびに「んっ、んっ!」と、発射に合わせて肩ごと呻き、全てを出し切る次には、零さないために唇の筋肉で圧をかけ、締め上げながら吸い込んだ。
     今度はティッシュに落とすことなく飲み切ると、舌と亀頭のあいだに糸が引く。
    「今日もいっぱい出たね?」
     母性に満ちて、優しく微笑んでくれていた。
    
     ――いいのだろうか?
    
     こんなことをさせている自分に、やはり良心の呵責はある。
     そんな理性は踏み潰し、気持ち良ければいいじゃないかと思おうとする、心の欲望の部分が健太の胸中では暴れまわって、ふと浮かんだ罪の意識は沈んで消えた。
    
         ***
    
    「ね、ねえ……」
     恥ずかしそうに、照れくさそうにしているキュアアンジュ。
     この日も変身してもらい、ベンチで隣同士に座るのと同じ形でベッドに招くと、肩や太ももが触れ合う距離感に座って来て、いっそ健太の方がドキドキした。
    「なに? キュアアンジュ」
     手コキをしてもらっている。
     隣から右手を伸ばし、慣れてきた手つきで上下にしごく。キュアアンジュの柔らかな指の巻きつきは、新鮮で真っ白な羽根にでも包まれるように心地がいい。
    「田中くんのこれって、大きいのかな?」
     頬を朱色に変えながら、肉棒のことを訪ねて来た。
    「どうだろう。わかんねー」
    「そうだよね。あんまり、比べるものじゃないよね」
     何をヘンなことを聞いているのだろうと、自分で自分に呆れる苦笑が、キュアアンジュの美貌の顔にわかりやすく浮かんでいる。
    「おチンチンって言ってみて?」
    「……え? やだ。はずかしい」
     見るからに朱色が増し、耳にも赤みが及んでいた。
    「水泳教室の着替えで、ふざけて比べあった男子がいてさ。だから、言えたら教えてあげようかな」
    「ずるい」
     文句のありそうな顔を浮かべつつ。
    
    「………………お、おチンチン」
    
     羽毛で優しく鼓膜を撫で、耳を癒して来るキュアアンジュの清純な声が、下品な言葉を成して健太の脳に浸透する。
    「大きい方だよ」
    「そうなんだ。やっぱり、そんな気がして」
     興味がありそうにペニスを見下ろし、横倒れのように顔を近づけ、キュアアンジュの口腔粘膜が一物を包み込む。
    「おおぉ……」
     いつもとは違ったポジションで、背中を隠しきるほどの髪のボリュームを見下ろせる。その先にあるスカートが、伸ばせば手が届くことに気がついて、健太は思わず、まだ指の動きも不自由な腕を動かし撫で回した。
    「んっ!?」
     ビクっと震え、キュアアンジュの動きが止まる。
     急に触ってビックリしたのが、全身からひしひしと伝わるが、しばらくするとキュアアンジュは元のように動き出し、尻を撫でても何も言わない
    「ずぅ……ずっ、じゅむっ、じゅずぅ……」
     キュアアンジュの口から出るのは、唾液を絡めた水音だけだ。
     指の稼働が腕の骨折部分の痛みに響き、少しばかり苦痛になっても、そんなことよりキュアアンジュの柔らかさを堪能したい。天使のマシュマロとでも例えたい、揉む指の方がとろけていきそうな心地に、スカートでなく直接触れれば、一体どれほどのものかと想像が膨らんだ。
     そのうちに射精。
     全てを飲み干すキュアアンジュは、フェラチオを終えるに顔を上げ、どこか不満でで怒り気味の、それでも可愛い顔を耳元に近づけた。
    「田中くん。びっくりしたよ」
    「……ごめん」
    「指。まだ動かないんじゃなかったの?」
    「いや、その。動くは動くけど、まだ響いて……」
    「ダメだよ。無理しちゃ」
     心配された。
     尻を勝手に触ったことで、セクハラを怒るというより、怪我人なのに無茶をしたことばかりに重点が置かれていた。
    「きゅ、キュアアンジュ……」
    「なぁに?」
    「優しいんだな」
    「だって田中くんは怪我人なんだもの」
     怪我人。そう、怪我人だからだ。
     きっと惚れられているわけではない。
    
     ――いいのだろうか?
    
     こんな良い子を。
     またしても罪悪感が浮かんでは、また深みへ沈んでいった。
    
         ***
    
     両手が使えない田中くんには私の『看護』が必要だ。
     看護というには度が過ぎるし、交際さってしていないのに、本当はエッチなことなんでするべきじゃないのはわかっている。
     でも、他に誰に頼めるの?
     たまたま私に頼めたからいいかもしれないけど、田中くんにはそういうことを頼む彼女はいないみたいで、家族とか友達にお願いするわけにもいかない。看護婦がそういう面倒を見てくれるとも思えないし……。
     悶々として苦しくなって、それを自分の力で解消できなくなるのはかわいそう。
     今日はベッドの上まで上がり、仰向けに寝そべった田中くんのズボンを下げ、私は上から手コキを始めた。セックスには色んな体位があるし、だったらこういう奉仕でも、男の子は色んな体勢でしてみたいものなのかも。
     変身はしなくていいらしいけど、明日になったらまたキュアアンジュがいいって言うのかな。
    「なあ、俺の腕が治ったらさ」
     遠回しに、田中くんは私に尋ねる。
    「そうね。ずっと続けるわけには……」
    「……だよな。うん。そうだよな」
     物凄く、本当に寂しそうな顔をする。
     そんな田中くんの顔を見てしまうと、いずれやめるのはかわいそうだって気になるけど、そこは私もきっぱりとやめなければ。だって田中くんは彼氏じゃないし、私だって彼女じゃない。
    「咥えるね?」
    「ああ、お願い」
     最初はすっごく抵抗があったのに、今では私はあっさりと、パクっと咥えて動き始める。顎に体力がついたのかな。すぐには疲れなくなってきて、休憩で口を離すことは少なくなった。
    「ずぅ……ずぅ……」
     今日も気持ち良さそう。
     あ、顔上げて、こっち見てる。私が咥えている顔、見たいんだよね。目が合うから恥ずかしいけど、うん、見ていていいよ。
    「ずじゅっ、ふじゅっ、ずぅ……じゅりゅっ、ちゅっ、ぢゅぅ……」
    「ね、ねえ……薬師寺さん……」
    「ぢゅりゅぅ……んっ、なあに?」
    「ロクキューってわかる? それみたいな状態でさ」
    「……うん。いいよ」
     私はお互いの性器を舐め合う方法のことも知っている。
     田中くん、まさか本当に舐めたりはしないと思うけど、前よりは指が動くはずだよね。腕に響くから動かしにくいっていうだけの話だったし。
     体勢を変えてみたら、膝で田中くんの顔を挟むみたいになってしまう。
     パンツ、見えてるよね。
    「……青だ」
     色を声に出されると、私の顔はカァっと赤らむ。
    「言わないでよっ、田中くん」
    「ごめんごめん」
     私はおチンチンを咥え直して、なるべく気にしないように続けてみるけど、下着をじっくり見せたことなんてなかったから、田中くんの熱い視線がすっごく気になる。スカートの影で見えにくいとは思うけど、色ぐらいはわかるようだし、もしかしたら、私が思っているよりも、柄とかはっきりわかるのかな。
    「ふじゅぅぅ……ぢゅっ、ちゅずぅ……」
     あ、田中くん!
     スカート持ち上げちゃうの? そんなにしたら、私、病室でお尻丸出しに……。
    「じゅず、ちゅずっ、ちゅっ、はずぅ……ずるっ、ちゅりゅぅ……」
    「可愛いの履いてるんだね。薬師寺さん」
     パンツのこと、わざわざ言わなくていいのに……!
     ぜったい、ぜったい、ジロジロ見てる!
     下着の中とか、アソコとか、想像してるのかな?
    「じゅぅぅぅ……ずぅぅ……ずりゅぅっ、じゅっ、じゅむぅ……」
    「パンツも脱がせたいけど、やっぱ腕がな。スカート捲っただけで限界かも」
     そんなに痛いのに、無理して脱がせたの?
     ば、バカでエッチ。
    「ふじゅっ、じゅむっ、ずっ、ずずっ、ずぅ……」
    「でも、やっぱり見たいな」
     田中くんが腕をモゾモゾ動かす気配。
     駄目だよ、無理して怪我に響いたらどうするの?
    「いけません。田中くんは動かないで」
     私はフェラチオを中断して、きっぱりと注意した。
    「でもさ……」
    「私が自分で脱ぎますから、それでいいよね?」
     って、何言っちゃってるんだろう。
     私……。
    「ほ、本当!? 薬師寺さんが? 自分で?」
    「ん? う、うん!」
     すごく期待に満ちた目だ。
     勢いで言っちゃっただけとか、やっぱり無理なんて、これじゃあ言えない……。
    「ぬ、脱ぐね?」
     一度ベッドを降りて、私は水色のスクールベストを脱ぐ。ワイシャツのボタンを外し、スカートまで脱いだ私は下着姿。
     こんな格好、初めて。
     田中くん、すっごく興奮しちゃってる。
    「あとは下着だけだね」
     うそ、全部脱ぐことになってるの?
     おっぱいも、アソコも?
     そんな……さすがに……でも、もう断れない。
    「しょ、しょうがないな。田中くんは……はは……」
     私はブラジャーのホックも外し、覚悟を決めて胸を晒すと、最後の一枚まで脱ぎ去った。
     これで丸裸。
    「おお……!」
     え、感動してるの?
     乳首とか、下の毛とか、ジロジロ見られて恥ずかしいけど、田中くんは綺麗なものに惹かれたみたいな目になってて、なんだかすごく……ううっ、嬉しいけど、人の裸をあんまり凄いものみたく見られても困るかな。
    「跨ってくれる?」
     とうとう田中くんは頼んできた。
    「跨るの?」
    「うん。頼む」
     セックスってことだよね。
     それはさすがに……って、思うけど……。
     でも、怪我をしたのも、そのせいでテニスができないのも、レギュラーになれたかもしれない未来を奪ったのも、やっぱりみんな私だし。
     仕方ないのかな。
     ちょっと悲しいけど、田中くんが喜ぶなら、それで私は……。
    「田中くん。今するから、待ってて?」
     買っておいて良かった。
     そういう知識は保健の授業でもやることだから、初めから知ってはいたけど、いざってなると改めて調べ直して、自分の知識は本当に正しいかなって、確かめたくなって、私はもう何日も前に検索を済ませていた。
     買うのも、店員さんにどう思われるか気になって、恥ずかしかったけど。
     今、付けるね。
     ……田中くん。
    
         ***
    
     え? まさか、ひょっとして?
     田中健太が頼もうとしたのは素股であった。本番はさすがにと、毎日のようにフェラチオさせて、それでも残っていた良識のラインで思っていた。セックスは頼むまいと、自分で自分に線を引き、怪我が治れば悲しいかな、この関係は終わるものとも覚悟している。
     しかし、薬師寺さやかは自らのバッグを漁り、取り出したものが何なのか、実物を見るのは初めてでも、ネットのアダルト検索で知識的にはわかっていた。
    「そ、それどこで……!」
    「そのうち使うかもって、コンビニで買っておいたの」
     さやかの白く細い手が、健太の肉棒にコンドームを装着する。
     ちょっ、ちょっと待った!
     健太の心はさやかのことを制止ようと叫んだものの、それは喉元で止まってしまい、本当の声としては出ていかない。
     すぐに期待していた。
     とっくに極限の大きさであるはずの肉棒は、なおも勃起したりないかのごとく、ムクムクと膨らみたがり、血管の容量を超えた血流が集まりきれない代わりにピクピクと反応する。コンドームの桃色が被った先端に、上から跨るさやかの秘所が近づいた。
    
     ぐちゅぅ……。
    
     生涯初の体験に胸が躍って、膣口が自分のペニスを呑み込む瞬間を見よう見ようと、目を血走らせる健太は、処女の狭い膣圧がぎゅっと圧迫してくる快感に震え上がった。
    「おぉぉぉ……!」
     天国だった。
     ぎこちなく上下に動き、初めてなりに懸命に刺激を与えようとしてくるさあやの、破瓜の血が出ているにも関わらず励む姿に燃え上がる。
    「んっ、んぅ……田中……くっ、き、気持ちいい……?」
     自分は苦しそうに脂汗をかいているのに、人が気持ち良くなっているかを心配する。
    「気持ちいい……気持ちいいよ……! 薬師寺さん!」
    「は、早くっ、怪我が、治るといいね……!」
     初体験の痛みを押し殺し、無理に笑顔を浮かべるさあやは、包帯巻きの両腕をそっと撫で、怪我の痛みが少しでも和らげばいいと言わんばかりに包み込む。
    「優しい……! 薬師寺さんって、本当に優しい……!」
     すると、さあやは倒れて来た。
     丸裸の肉体を密着させ、ベッドと背中の狭間に両腕を潜らせると、さあやは力いっぱいに抱き締めた。
    「ぎゅぅぅぅぅぅ……!」
     なんて……。
     なんて優しいんだ!
    「俺、本当は薬師寺さんのこと……薬師寺さんって優しいから……」
     だから、だから罪悪感に付け込んだのに。
     それなのにここまでしてくれて……。
    「わかってたよ」
    「薬師寺さん……!」
    「でも、いいの。そんなに自分を責めないで?」
     そこには天使がいた。
     微笑みから放たれる神々しい輝きで、さあやのことが天界の住人に見えてしまう。恐れ多い存在と交わっている歓喜に打ち震え、たまらない興奮に腰を突き上げ、目一杯のピストンで攻める健太は、さあやの思い遣りを全身で受け止めた。
    「で、でる!」
     もう駄目だ。射精が止まらない。
    「出して! 田中くん!」
     さあやは射精を受け止めるため、これ以上ないほど腰を押し付け、もう上がりようのない密着度をなおも上げようと力を尽くす。その子宮目掛け、コンドーム越しとはいえ白濁を解き放ち、全てを出し切った健太はぐったりと果てていた。
    
         ***
    
     幸せな日々が続いた。
    「ちょっと待ってね。そのぉ……濡れている方が、痛みもないから……」
     仰向けの健太の上に被さって、四つん這いの全裸でいるさあやは、オナニーによってアソコを慣らす準備にかかる。右腕が下へ伸び、モゾモゾ動き、下向きの乳房の向こうに生オナニーの景色が見える。
    「……んっ、く……ふぅ……んぅ……濡れてきた……いれるね?」
     騎乗位で繋がると、すぐに腰を上下させ、さあやは健太の肉棒を慰める。
    「んっ、んぅ……うぅ……」
    「……痛くない?」
    「うんっ、二回目だから――あっ、ちょっとだけ……気持ちいいかなって……」
     さあやが感じている?
     肉棒がムクムクと燃え上がり、健太の方も突き上げる動きを見せ、お互いに行う上下運動が刺激を生み出す。
    「薬師寺さん……きもちいいよ……!」
    「あっ、わっ、わたしも……いっ、いいかも……! あっ、ん、あぁん……!」
    「や、薬師寺さんのナカ――すごく熱いっ!」
    「田中くんのもっ、熱いっ、太いよ……あん! あん! あん!」
    「出る!」
    「いいよ! 出して!」
     本当に幸せだった。
     さあやの中に解き放つと、健太はまだまだ怪我人だから、全ての後始末はしてくれる。コンドームをゴミ用の袋で持ち帰り、ペニスに残った精液の汚れは、わざわざフェラチオで綺麗にしてくれる。
    「んじゅっ、んずっ、じゅるぅ……」
     そんなさあやに二度目の射精を行うと、やはり嫌な顔一つしないで飲み干すのだ。
    「……ぱふっ、飲んだよ? 田中くん」
    「ありがとう。本当に」
    「もうちょっと一緒にいてあげるね」
     さあやはベッドに上がり込み、全身を密着させ、健太のことをぎゅっと抱き締めた。
     健太も全裸だ。
     胸板に乳房が触れ、肉棒が再び大きくなり、それに気づくとさあやは下に手を伸ばす。それとなく包み込み、静かに触ってくれていた。
    「もう、治る?」
     耳元に尋ねる声が、鼓膜をくすぐる。
    「ああ、だいぶ痛みも少なくなって、指は完全に動かせる」
     だから、もう本当は自分でオナニーできる。
     なのに相手をしてくれて、健太はたまらずさあやの尻に両手を伸ばして飲み始める。手首から下の部分は相変わらず包帯巻きで、骨折部分のズレを防ぐための固定がされたままである。
    「本当に、指は完璧だね」
     尻の感触を味わうと、さあやはくすっと笑ってきた。
    「ああ、完璧」
    「えっち」
    「だってなぁ……」
    「へへっ、いいよ。早く治るといいね」
    「……ああ」
     治ってしまったら、もうこの生活はなくなるのだ。
     正直、寂しい。
     しかし、怪我の治りは容赦なく進んでいき、やがて骨が完全に繋がると、数日後には固定しておく必要がなくなった。
    
    「エッチなことはもうおしまい。ちゃんと彼女を作ってしましょうね」
    
     当然の宣告。
     それは少し、健太にとって残酷だった。
    
         ***
    
     田中くん。ガッカリしてたな。
     でも、今までがおかしかったんだし、私は処女まであげたから、田中くんだって私を許してくれると思うし、いっぱいいい思いを出来たのが、きっと支えになったと思う。
     あとはきっぱり、終わりにしなくちゃ。
     だって、私達は恋人同士ってわけじゃないんだもの……。
    
    「お願いします! あと一回! あと一回だけ!」
    
     土下座されてしまった。
     確かに私は田中くんのことを甘やかし、ずっと優しくしてきていた。でもスキンシップで物質が分泌されて、患者さんにはよく聞くって、そういうことを前にネットで見たことあるし、田中くんの助けになればと思ってしてきたこと。
    「お、俺、自信が欲しいんだ! 自分に自信が持てれば、今からでも、頑張ってレギュラー目指して試合に出たいって思ってる! だから、心に火を付けるっていうか、その……!」
     ……そっか。
     田中くんからしたら、いきなり別れるって言い方もおかしいけど、もう今までみたいなことがなくなって寂しいのは当然だもんね。それに退院した後でも頑張るって約束なら、本当に一回だけなら、してあげてもいいかな。
     きちんと最後の区切りをつけた方が、田中くんだって諦めがつくだろうし。
    「ねえ、ちゃんとレギュラー目指すって約束できる?」
    「する! 絶対なる!」
    「一回だけだよ? 最後って約束したのに、また頼んだりしてきたら、ダメだからね?」
    「わかってます! 絶対に約束します!」
    「……なら、いいよ?」
     なんだかんだと、許してしまった。
    
     キュアアンジュとしたいらしい。
    
     だから私は変身して、プリキュアの姿でベッドに上がると、田中くんは治った両手で私の全身を撫で回す。私は仰向けになってみて、興奮している田中くんの顔を見ながら、こっちからも裸体を触ってみる。
     ずっと入院してたのに、でも筋肉が結構あるんだね。
     あ、おっぱい揉んでる――揉み方、優しい。コスチュームの上から乳首見つけて、赤ちゃんみたいにしゃぶりつく。
    「あっ、あぁ……」
     なんだか可愛いけど、私も感じちゃう。
     やっ、下に手が伸びて……スカートの中に……ど、ドロワーズが……これで下着が触られちゃうんだ……ドキドキしちゃうな。あっ、んん! あ、あそこ……下着の上から、なぞりかた上手い……!
    「いい声が聞こえるよ」
    「あっ、だ、って……!」
    「可愛いな。キュアアンジュ」
    「んっ、ん! あぁ……あぁぁ……!」
    「挿れていい?」
    「んっ、うん」
    「それじゃあ……」
     田中くん、今日は自分でコンドーム付けて……そうだよね、もう退院できるんだし――あ、当たって……あぁっ、はいってくる……来てる! あっ、太い太い太い! 田中くんの大きいから、私のナカ広がっちゃう……!
     んんんっ! いいっ、いいよっ、田中くん……!
     ずんずん突き上げられて、力いっぱいの動きで、全身揺れちゃう……あっ、あん! 田中くんのおチンチンで、視界まで上下して……んっ、あっ、ひあっ、はっ、あん! 激しいっ、すごく激しい!
    「あっ、あん! あん! あん!」
    「キュアアンジュっ、キュアアンジュ……!」
    「あぁぁ……!」
     な、なにこの感じ――頭が真っ白になって、爆発して、なんかチカチカして、これがオーガズムなの? わたし――イったの?
    
     ――ドクゥゥ! どくっ、ドックン! びゅるっ、ドクン!
    
     ……いっぱい出てる……コンドームが膨らんで……いつもより濃いよね。
    「ゴム、まだある?」
    「あるよ」
    「バックからさせて?」
    「うん。いいよ?」
     田中くんはまた私の下着をずらして挿入する。四つん這いで両手をついて、後ろからだから田中くんの顔が見えない。
     ちょっと、不安。
     でも、入って来た――あっ、んんん! あっ、動くっ、お尻に腰が――あっ、ぶつかって……パンパン鳴って……っあ、あん! あん! きもちいい! あっ、いい! いいの! 田中くんのおチンチン気持ちい!
     あっ、すごい! あっ、あっ、あっ、あん!
    
     あ、またイク!
    
     ――あぁぁぁぁ!
     ――あっ、ああん!
    
         ***
    
     ゴムを使いきるまで続けるつもりでいた。
     最後を名残り惜しむため、薬師寺さやか――キュアアンジュとの思い出を少しでも濃いものにしておくため、田中健太は一生懸命に腰を振る。
     イっても終わらず、ピストンで尻を何度も慣らしてやり、突かれるがままでいるキュアアンジュの背中を眺めてやる。自分こそがキュアアンジュをコントロールしている気になり、いっそう高ぶり掻き回し、指で肛門までほじくった。
    「……出すよ? キュアアンジュ!」
    「き、来て……!」
     射精を宣言すれば、キュアアンジュは自ら腰を押し付け、精液を一心に受け止めようとしてくれる。熱い膣内で肉棒をビクビク震わせ、コンドームの中に吐き出して、出し切ったあとは新しいものを装着して体位を変える。
     対面座位で、騎乗位で、壁に両手を当てるポーズの再びバックで、何度もイカせて射精して、最後の一つまでゴムを使った。
     そこまで体力を使い込み、肩で息をしているキュアアンジュを、わざわざ床の上に正座させてやり、自分は椅子に座ってフェラチオまでさせていた。
    「ほら」
     突きつけると、キュアアンジュは黙って咥えた。
    「ずじゅ……ぢゅぅぅ……ちゅっ、ずぢゅりゅっ、ちゅちゅぅ……」
     そして、これが最後のプレイとなった。
    
         ***
    
     あれから、何度かテニス部の練習を覗いてみた。
     田中くん。頑張ってるみたい。
     レギュラーに、なれるといいね。
    
    
    
    


  • 魔法の秘密を守るため(みらい・リコ)

    
    
    
     その無職の男性は、女子中学生を狙った犯罪計画を立てていた。過去何度か電車で痴漢を働いて、不審者徘徊としても通報されたことのある男だ。懲役こそないものの、いくらかの厳重注意を受けた経歴の持ち主である。
     まずは学校付近で、可愛い女の子を探して狙いを決める。ストーカーのように毎日毎日行動をチェックして、強姦に持ち込む手段を考えるのだ。
     朝日奈みらい、十六夜リコ。
     彼が目をつけた二人は、驚いたことに魔法使いだ。初めは目を疑ったが、キュアップラパパの呪文で空を飛び、プリキュアなるものに変身して戦う姿も調査の末確認している。この人間世界では魔法がバレてはいけないのも、リンクルストーンと呼ばれる不思議な宝石を捜しているのも、全て突き止めていた。
     そこで男は行動に移った。
     学校終了の下校時間に、最も人目の少ない道で待ち伏せして、二人一緒の帰っていたみらいとリコの前に立ちふさがる。
     当然、いきなり出てきた男に二人は揃って警戒した。
    
    「魔法使いのお二人さん」
    
     すると二人はビクっとして、二人は目の前の男を見つめながら、みるみるうちに冷や汗を流した真っ青な表情へと染まっていく。
    「え? ええ!? ま、魔法?」
     みらいは必死にとぼけようとしている。
    「ひ、人違いじゃありませんか?」
     リコも引き攣った顔で、なんとか誤魔化そうとしていた。
    「実は見たんだ。二人が箒で空を飛んだり、プリキュアに変身したり、喋るぬいぐるみとお話しているとこともね」
    「だから! それは何かの間違いじゃ……」
     みらいの声は自信なく細まっていく。
    「だいたい、あなた誰ですか」
     苦し紛れのようにリコは敵意を向けてきた。
    
    「魔法のことがバレちゃいけないんだよねぇ?」
    
    「……」
    「……」
     二人は完全に沈黙した。
     言い逃れできない状況に、みらいはただ口をあたふたさせている。リコの視線は不審者を警戒するそれとなり、強張った顔で睨んでいる。
    「それでね。もし黙っていて欲しければ――」
     男が言いかけた瞬間だ。
    「キュアップラパパ!」
     リコは既に杖を取り出していた。
    「ちょ! リコ!」
     みらいの制止など聞かず、
    「記憶よ! 消えな――――」
     男に魔法をかけようとした。
    
    「リンクルストーンを見つけたんだ」
    
     そして、杖を振り下ろすはずだったリコの手は、この一言によってぴたりと止まった。
    「え? リンクルストーン?」
    「そうだよ。そっくりな宝石を見つけてね。もしかしたら、君達がいつも探しているものなんじゃないかって」
    「ちょっと待ってよ! どうしてあなたが、そこまで私達のことを知っているの?」
    「さあねえ? それより、リンクルストーンはいらないの? 魔法の秘密も、バラされたら困るんでしょう?」
    「それは……」
     返す言葉の出せないリコは、脅迫を前に押し黙る。
    「も、モフルン……」
     みらいがバッグに呼びかけると、ジッパーの開いた隙間から、クマのぬいぐるみが顔を出す。
    「甘い匂い……するモフ……」
     困り果てた声でモフルンが言うと、二人は暗く沈みきっていた。
    
         †††
    
     このとき、まだリンクルストーンは揃っていない。
     男に連れられていく二人は、その自宅まで上がらされ、あまつさえベッドのある部屋にまで案内されてしまって、不安でならない面持ちだ。
    「二人はとても賢そうだし、どういうことかはわかっているね?」
     男がねっとりと告げた時だ。
    「あの! やっぱり、こういうことはよくないと思います!」
     真っ先に言い出すのはみらいであった。
    「わ、私もそう思います!」
     リコも後に続いた。
    「うーん。そうは言っても、おじさん元から悪い人だからねぇ?」
     即座にそう返されてしまっては、二人とも閉口するしかない。
     しばし、沈黙が続いて……。
    「せめて、パンツを見せるだけとか……」
     リコは思いついたように恐る恐る提案した。
    「だーめ」
    「ですよねぇ……」
     完全に引き攣るリコ。
    「観念しよう? プリキュアさんたち」
    「プリキュアのことまで……」
     と、みらい。
    「そうだよ? みらいちゃん。二人のことは、ずーっと見ていたからねぇ?」
     さーっと、二人の顔はみるみるうちに青ざめて、恐怖も不安もたっぷり含めたドン引きの表情へと変わっていく。
    「ほら、まずは二人で服を脱ごう」
    「……」
    「……」
     そう言われたからと、いきなり脱ぎ始めることはできない。ここまで来て、未だに何もせずにすむ打開策を頭の中で探している。
    「魔法をバラしちゃうよ?」
     重ねての脅迫によって、やっとのことで二人は脱衣に意識を向ける。
     それでも、躊躇いというハードルを安々と越えるほど、恥じらいのない中学生などどこにもいない。
    「み、みらい……?」
     そーっと、ブレザーのボタンに指を運んで、リコはみらいに視線をやる。
    「あっ、あははは……。どうしよっか……」
     みらいもボタンに触れこそすれ、それを外すことができずにいる。
    「どうしたの? 不思議な石もあげるからさ」
     リンクルストーン。
     そのためだと思えばこそ、二人はやっとボタンを外し始めて、前のはだけたブレザーの袖を引き抜く。丁寧に畳んで足元に置き、ワイシャツの首に通したリボンを取るが、そこから先の手が止まった。
    「おやぁ? いいのかな?」
     男はとても穏やかに脅す。
    「しょ、しょうがないね! リコ!」
    「リンクルストーンのためだものね」
     ひどく上ずった声を上げ、二人はワイシャツのボタンを外し始める。上からだんだん、左右に開けていく隙間から、それぞれのジュニアブラジャーが見え隠れして、全てのボタンを外したところで二人は胸を覆い隠した。
     下着を見せるのも恥ずかしい。ウブなところがかわいらしい。
    「靴下は履いたままでいいからねぇ?」
     しかし、遠回しに次も早く脱ぐよう要求すると、ワイシャツの袖は引き抜かれ、下着のみの上半身が曝け出された。
     最高だ。実にいい。
     控えめな膨らみを包むジュニアブラも、みらいが爽やかなオレンジと、リコが涼やかな水色で、それぞれのイメージに合っている気もした。
     スカートのホックが外れ、下半身もショーツだけの姿となる。
     大いに抵抗があることだろう。
     下着から先は脱ぐのを躊躇い、どうするでもなくモジモジしている。
    「ほらほら、どうしたの?」
    「あの、本当に……」
     この期に及んでリコは、許して欲しい眼差しで男を見た。
    「そうだよ。本当にすっぽんぽんになるんだよ?」
    「うぅ……」
     涙目のリコ。
    「わ、私が先に脱ぐから、リコも後に続いてくれる?」
    「みらい……」
     みらいの方が先にブラジャーを脱いでいた。控えめな膨らみと、淡い桜色の乳首が見えると、リコも続いて脱ぎ去って、同じような乳房を晒す。
     下を脱ぐのは躊躇うが、それでもみらいは思い切ってぐいっと下げて、薄い毛を生やしたアソコを見せた。リコもショーツを下げていき、まだ未使用の綺麗に閉じ合わさった割れ目を披露していた。
    「おお……!」
     男は中学生の生裸に感激していた。
     これぞ、見たかったものだ。
    「さあ、二人とも僕の隣に座ってごらん?」
     ベッドに腰を下ろした状態で二人を招くと、一層躊躇う顔をしながら、右手にリコが、左手にみらいが座る。両手に二人を抱いた男は、ズボンのベルトを外してチャックを下げる。
    「……ひっ!」
     みらいが軽い悲鳴を上げ、
    「な、何を出してるんですか!?」
     リコが震えた声を上げていた。
     二人の視線は男のペニスに釘付けになっていた。戦慄したような引き攣ったような顔で、赤面しながら目を逸らすが、引力に吸われるようにチラチラと視線は向き、やがて釘付けのまま固定された。
    「二人で協力して、僕のオチンチンを気持ちよくしようねぇ?」
     リコの右手と、みらいの左手を導いて、自分の肉棒を握らせる。左右から根元に巻きつく二つの手は、あまりにもたどたどしく、拙く上下に動き出し、握り具合も控えめだ。本当は触りたくもないものから、どうにか手を引っ込めるのを我慢して、最低限の握力だけでしごいている状態だ。
     それでも、気分はいい。
     手を握り合うかのように作った輪は、絡み合った四指の下で親指同士が重なり合い、そうして出来た手コキのリングが動いている。
    「……ど、どうですか?」
     恐る恐るといった具合のリコの声が、耳の穴へとかかってきた。
    「うーん。まあまあかな」
    「もっと頑張ろうか。リコ」
    「そうね。みらい……」
     揉むような指圧が加わって、肉棒への刺激は強まる。
    「うん。いいねぇ」
     二人の腰を両手に抱き、くびれた部分を上下に撫でる。まだ発育の足りない貧しい膨らみが二の腕にぶつかってくるのを感じつつ、男は時間をかけて快楽を味わった。
     その後はおさわりタイムとして、ベッドに寝かせた二人の裸を自由に弄ぶ。リコとみらいの乳房を揉み比べ、毛の生え具合も見比べる。
     二人は始終、耐え忍んでいた。
     全身から汗を噴き出して、嫌がる素振りで身をくねらせ、好きでもない男にいいようにされる屈辱を我慢する。
    「二人とも、オナニーをしてごらん?」
     リコとみらいは半泣きだった。自らの股に手を伸ばし、指で割れ目をなぞる姿にビデオカメラを向けてやり、二人並んだ自慰行為を映像に収めてやる。
     しかし、なかなか濡れない。
     ならば今度は男の手で、過去の痴漢行為で磨いた愛撫を施す。右手でリコを、左手でみらいのアソコをそれぞれ弄り、否応なしに感じさせ、少しずつ濡らしていく。
     そして男はペニスを向けた。
    「さーて、どっちの処女から貰おうかなー」
     わざとらしい品定めで、男は挿入の順番を思案する。
    「君かな? リコちゃん」
    「……ひっ!」
     リコの秘所へ近づけると、明らかにそれを恐れた。
    「待って下さい! 私からお願いします!」
    「み、みらい……!」
    「いいですよね! 順番くらい!」
     みらいは自ら脚をM字にして、リコを庇わんばかりに男を誘う。
    「そうだねぇ? そんなに言うなら、みらいちゃんからにしてあげるよ」
     男はみらいのアソコにペニスを当てた。
     亀頭の先で何度かなぞり、愛液とカウパーを絡み合わせていくことで、何となく馴染ませてから腰を前進させていく。
    「んんんん……!」
     悲鳴とも喘ぎ声ともつかない苦悶を上げ、太い肉棒が処女穴を広げることにみらいは耐えた。
    「おおっ、これはいい! これが中学生のおマンコか!」
    「いっ、あぁぁぁ……!」
     感激する男は、根元まで埋め込むなり、すぐにピストン運動を開始していた。
    「み、みらい!」
    「リコぉ! リコぉ……!」
     まるで出産の苦痛に耐える母親と、その傍らで妻の手を握る夫のように、リコに手を握って貰いながら、初めてのセックスを堪えている。よほど仲良しなのだろうから、まあそのままにして腰を振る。
    「いいねぇ? 君達仲良しで」
    「本当にこんなことまでするなんて! あなた――」
    「次はリコちゃんだよ?」
    「うぅ……」
     男が肉棒を引き抜くと、入れ替わるようにしてリコが寝そべり、みらいがリコを見守る位置につく。
    「はいっ、そうにゅーう!」
     とても楽しそうに押し当てて、男は腰を沈めていった。
    「あぁ……! くぅ……!」
     肉棒を飲み込んだリコの膣は、その太さによって広げられ、内側から下腹部を圧迫する。初めての感覚に苦しげな声を吐き出して、リコは苦悶がちな表情で髪を乱した。
    「リコ……!」
    「み、みらい……!」
     今度はリコが、みらいに手を握ってもらう番だった。
    「あっ、あくぅぅ……! んっ、んんぅ……んっ、んいぃぃ……!」
     男はピストンによって奥深くまで抉り抜き、中学生の小さな身体からなる締め付けを大いに味わう。
     その快感に図に乗って、男はさらに要求した。
    「四つん這いになって並んでみてよ」
     男の前には、そうしてみらいとリコの二つの尻が並び聳えた。
     小ぶりだけれど丸っこく、可愛らしさに溢れたお尻は、お互いにくっつき合って、尻たぶからなる山の連なりを成している。
    「さーて」
     男はみらいの腰を掴んで挿入した。
    「はぁぁぁぁ……! くぅっ、くはぁん!」
     大いに腰を振りたくり、がむしゃらに味わって棒を引き抜く。
     続けてリコに挿入した。
    「んん! んぁぁ……!」
     リコの尻を打ち鳴らし、また引き抜いてみらいに移る。
    
    「あっ! あふっ! あぁ――あっ、いやぁぁ……!」
    「も、もう許し――あぅっ、んん! んはぁぁ……!」
    
     二人は延々と味わい尽くされ――。
    
     やっとの思いで解放され、男の家から出る頃には、二人はただたた俯いていた。
    「リンクルストーンじゃなかったね……」
    「ええ、そうね……」
    「帰ろう? リコ」
    「ええ……」
     二人は、つい先ほどまでの出来事に決して触れない。
     ただ静かに、本当に静かに、手を繋いで家に帰った。
    
    
    


  • キュアップラパパ!性奴隷になりなさい!(みらい、リコ)

    
    
    
     キュアップラパパ!
     朝日奈みらいよ!
     言うことを聞きなさい!
    
     ナシマホウ界には魔法界出身の人々も暮らしている。
     もし、洗脳魔法を身につけた悪い人が、女の子に言うことを聞かせていたら、そんな人間が学校で教師として働いていたら、どうなるのかは言うまでもない。
    
    「んじゅっ、じゅるぅぅ――じゅむぅぅ――――」
    
     洗脳されたみらいはいま、教師の肉棒を咥えていた。
     初めて魔法をかけてから、今日までの上達速度は目を見張る。スポンジのような吸収力で性技を学んだみらいの腕は、とても中学生とはいえない領域に達していた。
    「いいねぇ? 上手になったね。みらいちゃん」
     トイレの個室に腰をかけ、股のあいだにみらいを置き、悪徳教師はビデオカメラで撮影まで行っている。太い勃起を含んだ顔が、きょとんとしたような不思議そうな目で教師を見上げ、素直の頭を前後させていた。
    「上手って、言いました?」
    「うん。言ったよ?」
    「私、上達したんですね。嬉しいです!」
     まるでテストで良い点数が取れて嬉しいように、みらいは疑いもなく喜んでいる。
    「じゃあ、もっともっとエッチになろうね?」
    「はい! 先生!」
     みらいはより熱心に亀頭を舐めた。
     舌先で先端をくすぐるように、鈴口を自由に舐め取り、少しだけ口に含めて唇の筋肉で揉みしだく。
    「じゅむぅぅぅ――」
     顔を前進させていき、口内の深さで可能な限り奥まで咥える。限界のところで頭を引き、亀頭の付け根を往復ポイントとして、また前に進んでいく。両手でしっかり根元を支え、前後運動に励むみらいは、時折アゴを休めて手でしごく。
    「はぁぁぁぁ……」
     風呂の湯に心地よさにくつろぐようなため息をこぼし、教師は快楽に心を癒した。
     みらいのフェラチオはとてもいい。
    「じゅむっ、むじゅっ、むぢゅぅ、じゅじゅぅぅ――」
     未発達の中学生ということもあり、口の大きさに見合わない肉棒を咥えるから、極限まで丸く開いたはずの唇が、それでも竿を締め付ける。唇の筋肉だけで噛み付かれている刺激の上、舌がべったりと密着したまま前後に動く快感は言い知れない。
    「ちゅぅっ、ちゅちゅぅぅぅ――」
     しかも、こんなことをしていながら、穢れを知らない無垢の乙女であるような瞳で教師のことを見つめるのだ。肉体は汚しても、魂は純潔なままなのかと錯覚する。きっと、実年齢より幼く見える小学生じみた顔立ちのせいもある。自分がそんな禁断の果実を食べているから、背徳感ということもあるだろう。
    「んぢゅっ、ちゅちゅっ、んぷぅ――むじゅぅ――」
     ああ、もっと懐かれたい。子犬のようなみらいにじゃれて欲しい。
     悪徳教師は杖を出すなり呪文を唱えた。
    
     キュアップラパパ!
     みらいよ! オチンチンを欲しがりなさい!
    
     これが効力を成した途端だ。
    「んぅ……!」
     みらいは急に顔色を変え、赤みがかった面持ちで自分のアソコを意識する。肉棒を欲しがるように仕向ける魔法は、すなわち媚薬的効果で膣が濡れ、キュンと引き締まってムラムラするということだ。
    「欲しいかい? みらいちゃん」
    「は、はい! 入れて下さい!」
    「しょうがない子だ。壁に手をついてお尻を出して」
    「わかりましたっ」
     みらいはスカートの中に手を入れて、白いショーツを膝まで下げると、丈を捲った尻が丸出しの状態で腰を突き出す。
     まだ発育の終了していない、もっと成長する余地を残した尻は、くびれかかった腰から可愛らしく膨らんで、既に十分な丸っこさを帯びている。
     教師はその尻たぶに両手を置き、己の肉棒を挿入した。
    「あぁぁ……!」
     みらいは仰け反る。
    「動くよ? みらいちゃん」
    「はいぃぃ……!」
     教師は小刻みなピストンを開始した。小ぶりな膨らみを好きに撫で回していきながら、狭くてきつい膣穴をたっぷり犯す。決して初めてではない。もう何度目か。だから痛がらせることもなければ、破瓜の血が流れることもない。
     それでも、中学生の性器に対して大人の肉棒だ。幅の狭い穴に対して、それより太いものが出入りしているのだ。ただでさえ強い締め付けに加え、キュンッと下腹部に力が入れば、その膣肉による圧迫は一層のものとなる。
    「あぁぁ……! あぁん! あん! ひああぁぁ……!」
     みらいもみらいで、散々かけ続けてきた魔法が染み込んでいる。
     ――気持ちよくなる魔法だ。
     体位を変え、対面座位となるよう指示すれば、教師の首に腕を回して抱きついて、一生懸命快楽を貪り始める。
    「あっ、せ、先生ぇ……! 気持ちいいですかぁ……?」
    「もちろんだよ」
    「よかったぁ……! あぁぁ……!」
     こちらが気持ちいいかどうか気にかける優しさがたまらない。
     それに――。
    「あん! リコ! リコぉ……!」
    「十六夜リコちゃんかい?」
    「はい! わらひ――リコも、一緒ならってぇ……!」
     魔法によって、セックスは幸せなものだと思い込ませている。教師としても問題ない。料理が美味しくて幸せ、ゲームが楽しくて幸せなど、気軽に友達と共有したがる程度のものとして認識させてあるのだ。
     楽しいことは友達と一緒がいい。リコと一緒がいい。
     みらいにとって、当たり前の気持ちなのだろう。
    「リコ! リコぉ……!」
     友達――否、親友の名を呼びながら喘いでいた。
    「じゃあ、次はリコちゃんも一緒に誘うかい?」
    「本当ですか! 先生!」
    「もちろんだよ」
     3Pがやれて幸せなのは、むしろ男の方なのだから。
    「んんんん! ワクワクもんだぁ!」
     今から次のセックスを楽しみに、みらいは盛大な絶頂を迎えていた。
    
         **
    
     キュアップラパパ!
     十六夜リコよ!
     言うことを聞きなさい!
    
     その日、悪徳教師はリコとみらいの二人をホテルに連れ込んでいた。
    「……先生とセックス?」
     呼び出した用事について、ホテルの部屋で初めて告げると、まだ魔法の効き目が不完全なせいか顔を顰める。
    「そんなの普通だよ。私だって、いっぱいしてるし」
    「みらいが?」
    「うん! セックスって、すっごく気持ちよくて幸せで、ワクワクもんだよ?」
    「まあ、みらいがそう言うなら……」
     遠慮と躊躇いを帯びた顔つきのリコは、渋々といった具合に服を脱ぎ、催眠効果で普通よりも抵抗なく脱衣を済ませる。
    「ほら、触ってみよう?」
    「ええ!? 触るってみらい、これに?」
    「そうだよ。手コキっていってね。先生を気持ちよくしてあげるの」
    「うーん……こうかしら……」
     ベッド上に仁王立ちする教師を前に、リコは正座をしながらそっと触れ、小さな手の平に肉棒を包み込む。
     たどたどしく前後にしごいた。
    「うん。いいよリコちゃん」
    「……そうですか?」
    「もう少しだけ力を入れて? そうそう」
     教師はリコに性技を教え込み、手の次は口も使わせ、フェラチオまで習得させる。そうしたあとは、いよいよベッドに押し倒し、幼い肉体に愛撫を始めた。
     乳房に触れ、そっと揉む。
    「あぁ……」
     全身をまさぐっていくことで、くすぐったそうに身悶えするリコは、赤らんだ顔でわずかにアソコを濡らし始める。指先でなぞってやれば、より赤らんでいき、催眠効果もあって感度よく悶え始めた。
    「そろそろ入れようか」
     そして、教師は肉棒を挿入した。
    「あぁ――!」
     腰のくびれを掴んで振りたくる。
    「んぁ! あぁ! ああん!」
     幅の狭い穴の締め付けが、肉棒をよく圧する。
    「み、みらいぃぃ――!」
     初めてで気持ちいいせいか、まるで助けを求めるように、リコはみらいに手を伸ばした。
    「大丈夫だよ? すぐに慣れるからね」
     みらいはそんなリコの手を握る。
    「う、うん――」
     リコの様子を見守るみらいと、そのみらいに心の中で縋るリコ。そんなリコに対して腰を振る教師という構図となって、セックスは続いていった。
     体位を変え、バック挿入となる際は、四つん這いとなったリコはみらいの膝枕に顔を埋め、高く掲げられた尻を打ち鳴らすこととなる。
    「出すぞ! リコちゃん!」
     ラストスパートの勢いで、ピストンペースを速めた教師は、射精直前に棒を引き抜く。
     尻にふんだんに振りかけた。
     丸くて可愛い、これからもっと大きく膨らむはずのリコの美尻は、精液濡れによって甘美な香りを漂わせて見える。綺麗な肌が火照って赤らんだ上に、白濁の色彩がこの上なく卑猥に引き立てられているせいだろう。
    「やったね! リコ」
    「みらい……」
     見詰め合う二人、そこには普通の友達同士ではありえない空気がある。
     一体誰と誰がセックスしたはずなのかわからない。
     まあ、ともかく。
     これで、これからは3Pセックスが可能となるわけなのだ。
    
    
    


  • ドクロクシーに敗北して(マジカル・ミラクル)

    
    
    
     ドクロクシーはあらゆるものを取り込んでいた。
     文字通りに骨太の姿となり、巨大な体躯で二人のプリキュアを圧倒して、キュアミラクルとキュアマジカルさえ体内に取り入れたのだ。
    
     ――我と一つになれぇぇぇ……!
    
     口腔の骨格に飲み込まれ、嚥下のように腹に収められた結果として、二人のプリキュアはまるで異空間に飛ばされた体験をしていた。
    「……ここは?」
     倒れたミラクルが起き上がる。
    「ここがドクロクシーの中?」
     マジカルも周囲を見渡し、不安に表情を染め上げていた。
     大理石のようにつるりとして、硬く冷たい床の上は、闇色を照らした黒い光沢である。景色には果てがなく、漆黒の霧がどんよりと漂っている。
    「はーちゃん! はーちゃん! どこなの? 返事をして!」
     ミラクルはすぐに大声を上げていた。
    「そっか、ミラクル。ドクロクシーの中でなら」
    「うん。きっと、はーちゃんがどこかにいるはず」
     二人は颯爽と駆け出そうとした。
     そのとき――
    
     ――まだ完全には取り込めないか。
     ――ならば精神的に屈服させる。
    
    「この声は!?」
    「ドクロクシー!」
    
     声だけが、どこからとなく響いている。
    
     ――貴様達も我の力となるのだ。
    
    「誰があなたのものになるもんですか!」
    「はーちゃんを返して!」
    
     ――無駄だ。我が力を受けるがいい。
    
    「――んッッ!」
    「――んんん!」
    
     二人は同時に太ももを強く引き締め、腰をくの字に折りながら両手で股を押さえるという、あたかもオシッコを我慢して見えるポーズを取る。
    
    「なに? この感じ……」
    「あ、あそこが……」
    
     いかに存在を維持しているとはいえ、プリキュアとてドクロクシーの糧として、吸収成分のように取り込まれかけているのだ。大いなる闇の力を持ってすれば、二人の感度を意のままにすることなど容易い。
    
     ――出でよ。我が分身たちよ。
    
     その瞬間、数々の黒い男性体が出現した。
     闇を凝縮することで作り出したドクロクシーの仮想男性は、どんな人種というわけでもなく、ラメ光沢じみた漆黒で全身をムラなく染めている。のっぺらぼうのように目玉はなく、眼球のあるはずの部位にはそれらしい窪みがあるだけだが、唇はきちんと生えている。
     そして、当然のように肉棒がそそり立っていた。
    「うぅ……!」
     マジカルは当然青ざめる。
    「なに……これ……?」
     中学生にすぎない二人だ。最後に男性器を見た記憶といえば、せいぜい幼少期のまだ父親と風呂に入ることがありえた時期くらいか。
     思春期の年頃で、勃起したペニスに方位されては、ミラクルの表情も不安ばかりに染まっていく。
    「あ、あなた達の相手なんてしている場合じゃないのよ!」
     マジカルは凄んでみせる。
    「そうよ! 私達は、はーちゃんを返して欲しいだけなんだから!」
     ミラクルも叫んだ。
    
    「――フン!」
    「――ハァァ!」
    
     二人同時に地面を蹴り、消えたとさえ錯覚しかねない勢いでその場を飛ぶ。ミラクルとマジカルの拳を合わせ、一気に大量に吹き飛ばそうと試みる。
    
     ――無駄だ。
    
     ドクロクシーの声が響いた途端、さも石にでもつまずいたように二人は転び、胸や顔を勢いよく地面にぶつける。
    「ううっ!」
    「あぁぁ!」
     決して、痛みなどの悲鳴ではない。
     喘ぎ声だった。
    「か、からだがァ……!」
     ミラクルは首を逸らす。
    「熱い……熱いわ……!」
     マジカルも腰でよがった。
     ドクロクシーの与えた感度により、全身という全身に性感のスイッチが入り、二人は快楽のあまりにのた打ち回っているのだ。
     微妙な大気の流動による空気と肌の摩擦に、身じろぎによって服と皮膚が擦れること。
     そんなことが刺激となり、条件反射によって動いてしまい、動いたからまた刺激が走る悪循環の渦に飲み込まれている。
    
     ――やれい! 我が分身達よ!
    
     黒男の集団は、一斉にプリキュアへ群がった。
    「いやぁぁぁぁぁ!」
     ミラクルの悲鳴。
    「やめなさい! やめなさいってば!」
     マジカルも必死にわめいた。
     無数にある手という手が、プリキュアの胸を揉んでいる。腰のくびれを撫で回し、存分に尻を触っている。ドロワーズ(スカートが捲れても脚やショーツが見えないための履物)は剥ぎ取られ、下着越しの性器に愛撫が始まる。
    「んんんんん!」
    「んんんぁ! ああああ!」
     拷問に等しいほどの快楽に責め立てられ、喘ぎ声は既に絶叫じみていた。
    「んんッ! んんんッ!」
     すぐにミラクルは絶頂していた。
    
    (そんな……! 気持ちよくなってる場合じゃないのに!)
    
     ドクロクシーが許せない。はーちゃんを取り戻したい。ただそれだけで頭を満たしているミラクルにとって、よりにもよって性的に道を阻まれるなど屈辱でならない。
    
    (ミラクル……!)
    
     何かを求めるような眼差しで、マジカルは隣へ手を伸ばし、ミラクルと握り合おうと懸命に腕を伸ばした。
     みらいがいたから、色んなことを乗り越えられた。
     きっと、ミラクルの手を掴めれば……。
    「マジカル……!」
     ミラクルの方からも、どうにか手を伸ばそうとしていた。
     指先が触れ合い、もう少しで握り合える。
     そのタイミングで――。
    「ンァァァァァァァ!」
     膣へ挿入された指により、そのピストンがあまりにもあっさりと、マジカルをイカせてしまっていた。
     もはやドクロクシーにとって、プリキュアなど触れば喘ぐ玩具でしかない。
     そして、黒い男は全てドクロクシーの意思によって動いている。
     プリキュアの心を屈服させ、完全に吸収してしまうため、ドクロクシーは二人の肉体をこれでもかというほど弄んだ。
    
     ――べじゅっ、ぶじゅぅぅ!
    
     マジカルの股を抱え上げ、ショーツを引き裂き、開いた脚に顔を埋めてベロベロ舐める。舌が割れ目をなぞるばかりか、膣口にも入り込み、出てくる愛液を汚く吸い取る。大きく開いた唇によって性器全体を頬張りながら、クンニ男は存分に舌を暴れさせていた。
    
    「んふぁぁぁぁ!」
    
     四肢がX字状に押さえつけられたミラクルは、衣服越しに探り当てた乳首をつままれ、股間が丸出しになるようスカートを捲られている。膣には指が出入りして、クチュクチュと水音を立てている。
    
    (こんなことに負けられない……!)
    
     喘ぎながらも、心で叫ぶマジカルは、立たされた状態で集団痴漢のように撫で回される。手はスカートの中の尻を揉み、正面からは乳房が鷲掴みにされ、クリトリスを苛める指もある。
     ガクガクと、気持ちいいあまりの痙攣で脚を震わせて、一生懸命歯を食い縛ったマジカルは、イカされた果てにくず折れて、地面に尻をついてしまう。
    「負けない! 負けないから!」
     両手にペニスを掴まされ、二本分の手コキを強要される。まともな力など入らなくて、開けてしまう手の中に強引に握らされ、男の両手がそれを押さえるので、指を開くことでペニスから手を離すことが許されない。
     射精に至れば両耳に精液がかかるに違いない位置取りで、黒いグローブの手は否応なしに肉棒を上下にしごく。
     そんな中でも、マジカルは快感に抗っていた。
     どんなにイカされても、何をさせられても、自分の意思だけは保とうと、心で踏ん張っているのだった。
    
    「いま、負けないって言いました……?」
    
     どこか力ない声のミラクルだが、パワーを貰って満ち溢れたような表情が一瞬だけ、ちらりと浮き上がっていた。
    「私も負けない!」
     しかし、それも快楽に沈んでいく。
     四つん這いにさせられたミラクルは、スカートを捲って丸出しにされた尻を覗かれている。肛門の視姦である。性器には当然指が出入りし続けて、感度のあまりに絶頂を繰り返す。十数秒おきに尻が左右に振りたくられ、その都度愛液の潮が噴いていた。
     背中には一人の黒男が馬乗りになっている。
     犬のポーズだけでも屈辱なののい、背中に乗るなど人間扱いしていない。その上、背中の男はミラクルの後頭部に射精するため、自分のペニスをしごいているのだ。
    「んむぅぅ……!」
     正面からもペニスが迫り、ミラクルの意思とは関係なく捻じ込まれた。歯を立てても通用しない。噛み切ることはおろか、快感で力の入らない顎ではダメージすら与えられず、口内に肉棒が出入りすることを許すしかないのだった。
    
     ――ドクン! ドクン! ビュルン!
    
     多大な白濁の放出が、ミラクルの喉と舌を大胆に汚し、後頭部の髪にも振りかかる。
     マジカルの手コキも射精に達し、左右から放出される精の弾丸は、耳と頬をまんべんなく染めていた。
    
     ――ビュルゥゥゥゥゥ!
     ――ビュルル! ドクゥゥン!
     ――ドックン!
    
     それからは射精大会が始まっていた。
    「いやぁぁぁぁ!」
    「く、臭いじゃない! やめなさいよ!」
     プリキュアを包囲するペニスの群れが、四方八方から白濁の弾を放って、二人のいたる箇所がドロっとした白色にまみれていく。
    
     ――ドピュピュピュピュ!
     ――ドピュゥゥゥゥ!
     ――ドク! ドク! ドク!
    
     何十人もの集団から放たれる精液は、もはや水鉄砲を抱える部隊が一斉射撃を行う光景といっても良く、二人はおびただしい量に塗らされた。
     ミラクルの赤いリボンと、胴を包んだ濃いピンクは、色彩として精液が目立ちやすい。布の白い箇所はわかりにくいが、ずぶ濡れとも言える量を浴び、水分のせいで布が肌に付着するほどの状態だ。
     マジカルの青い髪と、青い衣装。黒いグローブについた精液もわかりやすい。
     冗談でない汚れ方だ。
     頭の上から白いペンキを被ったとも、土砂降りの中を傘無しで歩いたとも例えられる白い濡れ方は、髪の上から頭皮にかけ、毛穴にさえ白濁が染みている。顔や二の腕のような露出部分も、そういうローションを塗りたくったようで最悪だ。
     山や砂場でドロの汚れを浴びる方が、数百倍はマシに違いない。
     頭からつま先にかけ、滴り落ちる精液だけで、白濁の水溜りが完成していた。
     それでも、折れない。
    
     ――まだ自我を保つか。
    
    「絶対、絶対に……!」
    「負けないんだから!」
    
     瞳に闘志を残していながら、ハァハァと荒れた二人の息遣いには、疲弊以外のありとあらゆるものが混じっている。高ぶる肌の感度と散々イカされた快楽の余韻と、精液の香りが鼻を貫くことの興奮が、プリキュアの頬を朱色に染め上げていた。
    
     ――我と一つとなれ。
    
     次にプリキュアが組み伏せられ、二人同時に四つん這いとなった時には、尻の後ろからアソコへと、肉槍の先が押し当てられていた。
    「ま、まさか……!」
     マジカルが大いに焦る。
    「そんなこと……させない……!」
     ミラクルは一生懸命になって尻を左右に振り回し、挿入されないように、照準がずれるようにと抵抗する。それを見たマジカルも同じ抗い方を行うが、二人並んだ四つん這いが、いくら抵抗のためとはいえ、そこまで懸命にお尻をフリフリしている光景は、滑稽かつ一種性癖の興奮を誘うものでしかない。
     そんな腰も両手で押さえつけられて、二人は無残に挿入された。
    「……そ、そんな!」
     衝撃に見開くミラクルの尻に、パンパンと良い音を鳴らすよう腰が打ち付けられている。
    「――ぬ、抜きなさ――あぁぁん!」
     マジカルの尻も打ち鳴らされ、快楽を堪えるために脚と腰に力を加えて踏ん張った。
    
    「あふぁあ! あッ! あん! だ、だめ――抜いて――!」
    「こ、こんなッ! は、はーちゃん……! んんぁぁ!」
    
     布に深く染み込むことで、スカートの裏地にまで通過していた精液が、この肉棒の出入りによって多少なりとも膣内へ紛れ込む。
     ――じゅぷっ、ぐちゅ、くちゅっ、じゅく。
     とっくに濡れきっているプリキュアの性器は、なおさら水音を鳴らしていて、二人分の卑猥なメロディが重なり合う。
    「ぬぁぁぁ! あぁっ! あんッ! あんん!」
    「あッ! ふぁッ、んふぁあ! はうんん!」
     自分達の頭が快楽に塗られていくのが、二人にはわかっていた。
     大胆に貫く肉棒を自ら締め付け、逃がさんばかりに膣壁を巻きつけてしまう。溢れでる愛液が、トロリと太ももを伝って流れ落ちていく。
    
    (このままじゃ……)
    (……負けちゃう!)
    
     二人は視線を重ね合わせ――。
    
    「りっ、リンクルステッキ!」
    「りっ、リンクルステッキ!」
    
     マジカルとミラクルの手には、伝説の魔法の杖が出現していた。
     ここはドクロクシーの内側だ。どこに放っても、きっとダメージになる。そう信じて大技を放つつもりだ。
    
    「ダイヤ!」
    「ダイヤ!」
    
     バックから突かれながらの必殺技など、言うまでもなく初めてだ。
     神経の一つ一つを溶かしていくほどの快感が、腕の先にまで伝わって、真っ直ぐ前に向けたリンクルステッキはだんだん下へ傾いてしまう。
    「んぁぁッ!」
    「いや! ああん!」
     ピストンのたびに握力が抜け、指が緩んでステッキを落としそうになりながら、命懸けの思いで握り締める。
    
    「え、永遠の輝きよぉ……! 私達の手にぃ……!」
    「永遠の輝きよォ……! わらひ達の手に……!」
    
     何とか喘ぎ声を抑えての掛け声は、みっともなくヨダレが垂れて格好がついていない。いつもよりタイミングがずれている。
    
    「くる! くる! リンクル!」
    「くる! くる! リンクル!」
    
     それでも、辛うじて二人はやりきった。
    
    「プリキュア! ダイヤモンドエターナル!」
    「プリキュア! ダイヤモンドエターナル!」
    
     二人の杖から、巨大なエネルギーの放出が巻き起こる。ダイヤモンドの力が放たれ、それは無差別に狙った体内のどこかを貫くはずだった。
    
     ――無駄だ。
    
     黒い波動が、二人の力を押し返す。
    
     ミラクルも、
    「んんんんんんん!」
    
     マジカルも、
    「くぅぅぅぅぅぅ!」
    
     果たして、力の押し合いで踏ん張っている声なのか。肉棒から来る快楽を堪えて歯を食い縛っている声なのか。どちらともわからない――いや、両方なのだ。
    
    「んんんんんん!」
    「うぅぅぅぅぅ!」
    
     二つの力が拮抗する一方で、腰振りは激しさを増していき――。
    
    「――――んッ!」
    「――――うぁ!」
    
     二人は同時に絶頂した。
     その瞬間、ダイヤモンドの力は相殺され、死に物狂いで放った技は無に帰してしまっていた。
    
    「そんな! 私達……」
    「イカされて……」
    
     快楽のせいで押し負けたという事実。
     それは二人の心を大きく抉り取っていた。
    
    「あっ、ああ……!」
    「んぁぁ……!」
    
     貫かれる快感で、ついにリンクルステッキを落としてしまう。
     そして――。
    
     それからは、あとは摘み取るだけのプリキュアの心を屈服に導くため、じっくりとした輪姦に及んでいた。
     二人ともの口が肉棒に塞がれて、尻を打つピストンで腰が前後に揺すられる。
     一人が口内射精を終えれば、順番待ちのごとく次の黒男が肉棒を捻じ込んで、膣の方でも中出しによって後ろの男と交代していく。
    (はーちゃん……)
     ミラクルの口内を出入りするのは、とっくに何本目かもわからない。それは後ろも同じことで、射精のたびに膣も食道も汚される。舌の上に精液が残っていても、膣内が白いままでもお構いなく、次から次に代わる代わる肉棒が現れる。
    (みらい……モフルン……みんな…………)
     体位を変えたマジカルも、もう何十本目かになる肉棒を加えながら、騎乗位によって下から突き上げられている。上の口でも、下の口でも、一体何リットルの精液を飲んだのか。胃の中身は真っ白に違いない。
    
     やがて、二人がドクロクシーに吸収されてしまうまで……。
     それは続いた。
    
    
    


  • リコとみらいの一緒にお風呂!

    
    
    
    
    「――あの! 一緒にお風呂入りませんか?」
    
     元気な笑顔で、朝日奈みらいがキラキラと瞳を輝かせているのは、補習授業二つ目の課題をクリアしたその夜である。
     その日は少し喧嘩していた。
     お湯を沸かす魔法という課題で、リコが一人頑張る横で、みらいは他のみんなと押しくら饅頭なんてことを始める。人が真面目にやっているのに嫌だったし、それでいってみらいは一発で魔法をこなすから、それでムッときたリコは、ずっとみらいに対して腹を立てていた。
     けれどみらいにはみらいなりの気持ちがあって、リコもみらいの魔法成功が羨ましかった気持ちを打ち明けて――。
     だからまあ、そんな喧嘩も終わって……。
     その日は初めて名前を呼んだことで、みらいはとても大喜び――未だにはしゃいでかは知らないが、今夜は風呂にまで誘ってきたというわけだ。
    「別にお風呂くらい一人で……」
    「駄目かな? リコ!」
     ぐいぐい迫るみらいを相手に、リコは首を横に振れなくなる。
     いや、本当に嫌だったら、リコだってもう少し躊躇うはず。強い意志を持って跳ね除けたり、冷たく切り捨てるような性格などはしていないが、こうも早く折れはしない。
    「だ、駄目じゃないけど……」
     しかし、リコは自然と折れていた。
     なんとなく、みらいともう少し仲良くなってみたいような――そんな気が、まあ少しくらいはしないでもなくて……。
     こうなれば、みらいはますます舞い上がる。
    「ありがとー! さっそく行こうよ! リコ!」
     すぐさま、みらいはリコの手首を掴んで引っ張った。
    「ちょっ、ちょっとみらい! 引っ張らないで!」
     前のめりにこけそうになりながら、そしてリコは浴室へ向かっていく。
    「ふんふふーん。お風呂っ、お風呂っ、お風呂っ」
     うきうきしながら、みらいは一枚一枚脱いでいく。
    「もう……。はしゃぎすぎよ」
     半ば呆れながら、リコもまたシャツやスカートを脱いでいく。下着だけになり、その下着まで脱いで裸になって、二人は浴室へと入っていった。
    「さて、お背中流しましょうか?」
    「いや、いい」
    「そんなこと言わないでさー」
    「いいってばぁ……」
    「お願いリコ! もっとリコと仲良くしたいの!」
    「私と仲良く……うーん……」
     そう言われると弱い気がしてリコは悩む。
     結局、流してもらうことにした。
     椅子に座ると、
    「……ひっ! 素手?」
     泡をたっぷりと乗せた両手に触れられ、リコはびくんと背中を反らした。
    「その方がいいと思いまして」
    「いや、なんでよ!」
    「いいからいいから! ね?」
    「うー……しょうがないわねぇ……」
     みらいの手の平を受け入れれば、まずは両肩に泡が塗られる。ナメクジのようにゆったりと流れ落ちていく白い固まりは、背骨のラインに沿って下へ下へと、椅子の上で潰れる小尻にまで到達した。
     肩甲骨をぐるぐると両手が這う。
     背中全体を撫でたみらいは、さらに腰のくびれにまで泡を塗りたくり、リコの背面はすっかり泡にまみれていた。
     そして――。
     ギュッ、とみらいは抱きつく。
    「おーしくーらまーんじゅっ!」
     腹にまわされた腕が、しっかりとリコを締めつける。膨らみかけの胸が背中にぶつかり、押し付けられた身体が上下に動く。乳房がスポンジ代わりとなって、滑りよく柔らかに動いているのに、顔を赤らめたリコは身を硬くした。
    「ちょっとぉ……!」
    「えへへ! リコもやろうよ!」
    「えぇ……」
     今度はみらいが椅子に座って、リコが石鹸の泡を作って両手にすくう。たどたどしい手つきで背中に触れ、リコはみらいの背中を洗い始めた。まんべんなく白い泡を塗り広げ、やがてみらいは言ってくる。
    「リコもぎゅーって」
    「わかったわよ。仕方ないわね」
     リコもまた身体を押し付け、乳房をスポンジ代わりのように上下にすり当てる。
    「お、おーしくーらまーんじゅっ!」
    「おーされーてなーくな!」
    「おーしくーらまーんじゅっ!」
    「おーされーてなーくな!」
    
     ――完。
    
    
    


  • みらいのモフ姦

    
    
    
     まだプリキュアの力に目覚める前……。
     リコとも、出会う前――。
    
     夢から目覚めた朝日奈みらいは、しっとりとした寝汗でパジャマを濡らして、息切れのような息遣いで肩を上下に動かしている。
    「やだ……なんだったんだろう……あの夢…………」
     みらいが見た『夢』なのだが、不意にそこであった出来事の痕跡に気づく。
    「濡れてる……」
     ショーツのクロッチにねっとりとしたぬかるみが染み込んで、アソコのあたりがヌルヌルとして気持ち悪い。見ればパジャマズボンの股にも染みは浮かんでおり、みらいは信じられないものを見る表情で自分の顔を覆っていた。
    「…………そんな……私……お漏らし?」
     もう中学二年生だ。
     性知識が皆無だなんてことはないのだが、朝起きて股がぐっしょり濡れていれば、自分がこの歳でお漏らしをしてしまったような気分になる。
    「あんな夢を見るなんて、私ってよっぽどモフルンと……」
     モフルンとお話がしてみたい。
     夢物語のような願望を抱くみらいは、生まれたときからモフルンと過ごしている。おばあちゃんがくれたぬいぐるみで、まるで兄弟のように大切に思っている。
     だからこそ、夢にまで出たのだろうか。
     あんな形で……。
     その夢の内容は――。
    
     ――ずっとみらいとエッチがしてみたかったモフー。
    
     丸裸でベッドの上に横たわったみらいへと、大きなモフルンが覆いかぶさっている。
    「い、いま、えっちなことって言いました?」
     みらいはぎょっとした表情で、そのモフルンを見つめ返す。
     成人男性のような体格といえば一言で済むが、手足の指の作りにかけてまで、モフルンは人間とよく似た姿形と化していた。腹筋があり、胸板があり、首元も逞しい。いっそ着ぐるみ用のクマの被り物でも被ったという方が正しいようなナリをしていた。
     しかし、ならば生身の首と、頭を通すための被り物の穴の境目があるべきで、首から下の肉体も普通の肌色であるべきだ。モフルンは違う。クマの頭部と人型の肉体は完全に一体で、皮膚の色も元ぬいぐるみだと言わんばかりに茶色である。
    「みらいはずっとモフルンとお話したいって思っていたモフ」
    「……う、うん! 私もだよ?」
     嬉しい。
     嬉しいのだが、素っ裸でこの状態で、素直に喜べるかというと違う。
     どうしたって、みらいの笑顔は引き攣っていた。
    
     ――え? どうしてこんなことになってるの?
     ――なんで私、はだかなの!?
    
     少しばかり、パニックさえ起こしていた。
    「だからみらいとエッチして、いっぱい仲良くなるモフ」
     モフルンはみらいの胸を揉み始める。
    「ええええ!? なんでそうなるの?」
     みらいは慌てふためいて、軽く押しのけようとするのだが、仮にも大切なモフルン相手に本気で抵抗ということにはならない。
     だから、揉まれるままとなっていた。
     膨らみの薄っすらとした微乳に両手が這って、左右の五指が巧みに蠢く。掴み取るようにして指を食い込ませる揉み方は、しかし力を入れすぎない労わりがあり、少しずつ加減を覚えて着実に優しい愛撫となっていた。
    「みらいのオッパイ可愛いモフ」
     大切なものを優しく労わるような揉み方は、確かに愛情が込められている。
    「そ、そんなこと言われてもぉ……!」
     しかし、初めて裸を見せた上、触られまでしているみらいとしては、とてもとても緊張してしまう。
    「みらいは嫌モフ?」
    「そうじゃないけど……」
    「だったら、モフルンと仲良くするモフ」
    「……うん」
     恐る恐る受け入れて、モフルンの指遣いに集中する。
     踊る五指の片方は秘所へと移り、右手が縦筋をなぞりつつ、左手は乳房を揉み続ける。アソコまで触られているみらいはガチガチに硬くなり、恥ずかしくて顔も真っ赤になっていた。
    「おチンチンを入れるモフ」
    「え? いま、おチンチンって言いました?」
     みらいの表情が一変したときには、既に入り口に亀頭が押し付けられていた。膣奥へと進行していく肉棒が、狭い穴を左右に拡張させていき、内側から押し広げられるようなキツさにみらいは呻く。
    「あぁ……うぅ…………」
    「大丈夫モフ?」
    「うん。なんとか」
    「じゃあ動くモフ」
     すぐにピストン運動は始まった。
    「――えっ、あぁッッ!」
     初めは様子を見るかのようにゆったりとした抜き差しで、モフルンはみらいの髪を優しく撫で上げながら動いている。
    
     ――は、入ってる!
     ――わたし、初めてシてるんだ……!
    
     まるで大事件に遭っているような衝撃で、半ば動揺しているみらいは、モフルンの愛情を心豊かに受け取る余裕がない。ほとんど緊張で強張ったままに腰振りを受け、頭が真っ白なままの時間が続いていた。
     濡れていくにつれペースは上がり、だんだんと水音が響き始める。
    
     じゅぷ……じゅぷ……。
    
     粘液を練り合わせるような卑猥な音が、静寂の中に響いている。
     そのペースは速まり――
    
     じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん! じゅぱん!
    
     やがて激しく打ち付ける。
    「あっ! ああ! だ、だめ! モフルン! モフルン!」
    「イくモフ! イくモフゥゥゥゥ!」
    
     ――ドクン! ドクドク! ビュルン!
    
     膣内に熱いものが広がると同時であった。
     ――バ!
     と、勢い良く布団を跳ね返しながら、みらいは夢から目覚めていた。
    「……夢?」
     そう気づくや否や、カァァァっと顔を赤らめて、みらいは一人俯くことになる。
    「なんて夢見ちゃったんだろう。あんなすごくエッチな……」
     みらいの股は濡れている。
     夢の内容のせいか、熱く疼いた下腹部は、何かを求めてやまない。
    「うぅ…………」
     そっとパジャマのズボンを脱ぎ、ショーツも脱いだみらいは、モフルンを片腕で抱き締めながら、そっと右手の指を秘所に押し合わせていた。
    「――ひっ!」
     思いのほか強い刺激に自分で驚く。
     凄く、気持ちいい。
     すぐに取り憑かれたように手を動かし、いやらしい指遣いで自身の秘所を捏ね込んで、いつしか膣に指まで入れていた。
    「あっ……あぁっ………………!」
     凄く凄く気持ちいい。
     どうしよう!
     私、イっちゃう……!
    
     ――ビクン!
    
     みらいは背中を大きく反らして絶頂していた。
     そして、快楽から覚めて、後々冷静になったみらいは思う。
    「私ってはしたないのかなぁ……」
     けど、モフルンとはお話したい。
     できたら、いいな。
    
     その夢が数日後に実現することを、この時点のみらいはまだ知らない。
    
    
    


  • リコの補習授業

    
    
    
     魔法学校に通うリコは、校舎内の廊下を通って一人の教師の個室へ向かう。扉を叩いてノックの返事を聞き、その部屋へ踏み入るなり、内心顔を顰めるのだった。
    「やあ、待っていたよ。リコちゃん。今日もよろしくね?」
    「……はい。キモ太先生」
     驚くほどに容姿の醜いキモ太は、嫌味でもなく冗談でもなく、本当にモンスターと見間違えかねない顔つきだ。浅黒い肌の頬は丸々と膨らんで、分厚い唇は脂っこい。肥え太った腹がTシャツを内側から膨らませ、大きな出ベソが露出している。
     そんなキモ太が、大胆に足を左右に広げながら、椅子にふんぞり返っている。
     リコは床に膝をつき、ベルトに手をかけては金具を外し、チャックを下げて悪臭のする一物を取り出した。
     リコは成績が悪い。
     勉強では学年一位なのだが、実技で点数が取れないため、一つでも落とせば留年決定という厳しい補習課題を強いられている。
     それだけなら良かったが、リコの点数不足を補填するには、それだけでは済まないらしい。
    
     ――リコちゃんが退学にならないように、ボクが他の先生達に掛け合ってあげるよ。
     ――その代わり、わかるね?
    
     定期的な奉仕を課題とされ、今日もリコは肉棒を握る。
    (学校のため、学校のため……)
     リコは右手を上下に動かし、左手の指先では亀頭鈴口をすりすり撫でる。手つきだけなら、愛おしくて仕方のないものを可愛がっているようではあるが、その顔に愛情や優しさなど浮かんでいない。
     リコの頭にあるのはただ、退学回避や進学についでだけだった。
    (こんなことをしないと、私はやっていけないんだ)
     今日、言われた。
     朝日奈みらいが初めて魔法の授業を受け――まあ補習なのだが、リコと共に紙で出来た蝶を追いかけ捕まえた。課題の一つをクリア出来たのは良かったが、朝から言われた勉強が出来ても実践が駄目ではという言葉は、リコの胸に深々と突き刺さっている。
    「箒で飛ぶと落ちちゃうのに、こっちは上手になってきたねぇ?」
    「べ、別に落ちてませんし……」
     肉竿に絡む幼い指は、その太さを完全には包めていない。キモ太のものが大きいのか、たった十二歳の手の小ささか。どちらにせよ、人差し指と親指によって出来たリングは、輪になりきらずにC字型となっていた。
     亀頭の先から滲む透明汁は、左手の指先によって塗り広がる。両手を使った刺激は、初めて要求された頃に比べて、既にかなりの経験を積んでいる。
    「補習はどうだった?」
    「なんとか一つ目は」
    「それなら、きっと進学できるよ。ボクへの誠意を忘れなければね」
    「……わかってます」
     リコは唇を押し当てて、亀頭の口をキスを交わした。両手とも根元を握り、口紅でも塗っているかのように、閉じ合わさった唇の上を左右に往復させていく。やがて頬張り、亀頭を口内に含んだリコは、舌を丹念に這い回らせた。
     といっても、小さな口では奥までは加えきれない。
    「んっ、んふぁ……んちゅるぅ…………」
     鈴口の周りまでしか舐められず、だからそこだけに舌先を強く押し当て、時計回りにぐるぐると刺激を与える。その際、両手が休むことはなく、今度は全体を満遍なく包んで、手での奉仕も続けていた。
    (私、落ちこぼれ……)
     自分の置かれるこの状況は、そのまま成績の悪さを証明している気がした。箒で空を飛んでも落ちてしまうから、実践での負け犬ぶりが、こうやって形にされている。そういう気がしてならなかった。
    (ここまでしないと、学校に残れないんだ)
     亀頭を包む唇のリングが前後に動き、前に進んではカリ首に引っかかる。唾液を引きずりながら後ろへ行き、亀頭にまんべんなく光沢を残しては、鈴口にキスをしているような状態から再び前へと進んでいく。
     この繰り返し――。
    「んちゅ……んちゅぅ……むちゅう…………」
     決して明るいとはいえない表情で、リコは奉仕を続けていき、キモ太は満足そうな顔を浮かべて眺めている。
    「ちゅるぅ……んちゅぅ……ちゅちゅぅ…………」
     延々と繰り返した。
     延々と……。
     …………
     ……
    
    「セックス。しようか」
    「……はい」
    
     キモ太の趣味で、リコは片足にパンツを残した状態で、魔法使いの制服も着たままベッドに横たわっている。
    「初めてで痛かったら嫌だよねぇ?」
     キモ太は微笑む。
    「気持ちいい方がいいよねぇ?」
     そう言って杖を片手に、
    「キュアップラパパ」
     魔法をかけた。
     破瓜の痛みがなくなり、むしろ初めてでも気持ちがいい。そんな魔法を受けたリコの股を割り開き、スカートの中身へ肉棒を突き立てる。
    「あっ、あぁぁっ……!」
     膣口を大きく広げながら、根元までずっぷりと埋まっていく。
    「リコちゃんの処女。ゲットだよ?」
     キモ太は腰振りを開始した。
     まるで自分の肉棒を覚えこませてやりたいように、やけにゆったりとした抜き差しで、刺激に集中させている。
    「あッ、あぁぁ……! んぁぁ……!」
     丁寧に突き上げられれば、よく絞り込んだような喘ぎが漏れる。破瓜の血には存分に愛液が混じっており、よく火照ったリコの下半身には甘い痺れが充満していた。
    
     ずぷぅぅぅ……にゅぷぅぅぅぅ…………。
    
     ゆっくり、ゆっくり、出し入れしている。
     下品な笑顔のキモ太は、そうやって時間をかけて長々と味わっているのだ。
    「うへへへ」
    「あふっ、んふぁ……!」
     やがて時間が経つにつれ、キモ太の腰振りペースは徐々に速くなっている。
    「あ! んああ あっ、あふぁあ! あぁあ……!」
     リコは快楽に髪を振り乱し、大きく喘いだ。
    
     ――ドプゥゥ! ドクッ、ドックン!
    
     温かな精液が子宮に広がる。
     その後の後始末を済ませたリコは、下腹部に残った余韻で内股をガクガクさせながら、今にも転びそうな足取りで部屋を出る。
    
    「私、堕ちてないし……」
    
     気持ちよかった余韻は、ずっと秘所に残っていた。
    
    
    
    


  • バッティに犯される二人

    
    
    
     *1話目でもしも負けたら
    
         †
    
     伝説の魔法使いプリキュアは敗北した。
    
     自分達にプリキュアの素質があることを知らなかった朝比奈みらいとリコは、ヨクバールに追われたピンチの中で偶発的に変身した。初めは善戦。圧倒的な身体能力でトラックにカラスの羽を生やしたヨクバールを追い詰めたが、ある一撃で一発逆転のように叩き伏せられ、二人は高層ビルの屋上で仰向けに並んで伸びきっていた。
    「そ、そんな……」
     衝撃に震えるキュアマジカル。
    「もう立てない……」
     消耗しきったキュアミラクルも、すっかり肩で息をしている。
    「さて、リンクルストーン・エメラルドのありかについて教えて頂きましょうか」
     二人の前に降り立つバッティ。
     リンクルストーンというものを探していたバッティは、強い力を感じ取った場所を訪れて、するとそこには魔法使い。とても偶然とは思えない。何か知っているのではと、逃げ出す二人を追ったバッティの前で、こうして二人のプリキュアは倒れたのだ。
    「……知らない。私だって探してるんだから」
     マジカルの言葉は事実だが、おいそれと信じるバッティでもない。
    「シラを切るおつもりですか?」
    「私は本当に……!」
    「まあいいでしょう。教えるつもりがないというなら、体にお聞きするというのもまた一興」
     バッティはまず、ミラクルへと覆い被さる。
    「……ひっ!」
     いやらしい手つきで足腰を撫で回され、ミラクルは全身を強張らせた。ピンクの衣装の胸を揉まれて、ミラクルは抵抗しようと腕を振り上げるのだが、ロクな力が残っておらずに簡単に押さえ込まれる。
    「やめなさい! その子は関係ないでしょう!?」
     マジカルも立とうとするが、手足を持ち上げるほどの力が入らなかった。
    「ですから、それを決めるのは私ですよ」
     バッティは両手の五指を振るって左右の乳房を揉みしだく。ほとんど膨らみのない微乳を掴み込むようにして、マッサージ的な指圧がミラクルの乳肌に食い込んでいる。
    「や、やめて……!」
    「ええ、やめますとも。リンクルストーンについて教えて頂けましたらね」
     バッティの右手はスカートの中へと移り、ショーツ越しの秘所までもを指圧する。揉むようなくねりを帯びた指先は、ミラクルに確かな快楽を与えていた。
    「んっ! んあぁぁぁぁ……!」
     黄色い髪を振り乱し、ミラクルは脂汗を浮かべて喘ぐ。
    「どうです? 気持ち良くなれる魔法なんてあなた達は知らないでしょう?」
    「こ、こんな――魔法って――――」
    「さあ話なさい。でないと、もっと生々しいエッチなことをしてしまいますよ?」
     桃色のショーツを下げると、それはミラクルの膝へと絡む。
    「ひん!」
     剥き出しの秘所に直接触れるなり、ミラクルの背中はビクンと大きく跳ね上がっていた。
    「さあさあ、どうします?」
     バッティの指には愛液が絡みつく。
    「ひぁっ、あぁぁ……! やっ、だめぇ……!」
     滑りのよう愛撫はミラクルを可愛く鳴かせる。嫌がるように頭を振っては、バッティを押しのけようと手で胸を叩きはするが、それがダメージになるほどのパワーは出ていない。
    「だから私達は何も……」
    「そうですねえ? キュアマジカル。あなたの体にも聞いてみましょう」
     バッティは隣のマジカルの体へ移り、まずは両手で胸を揉むことから始める。踊る五指の指圧的なマッサージにマジカルは顔を赤らめ、ほとばしる快感に青い髪を振り乱した。
    「やぁ……やめなさ…………」
    「ほら、早く秘密を喋りなさい。でないと――」
     スカートの中に両手が入り、ゴムを掴んで水色のショーツを下げる。わざわざ膝に絡ませるのは、また再び立ち上がったとしても、動きを阻害できるからだ。
    「ひっ! ひぃぃ……んぁぁ……!」
     秘所への愛撫でマジカルは喘ぐ。
    「これでも喋る気にはなりませんか?」
    「だ、だから――知らな――――」
    「仕方ありませんねぇ?」
     バッティはマジカルの頭を掴み、髪を引っ張るように上半身を起こさせる。その眼前でチャックを下げ、ペニスを突きつけるなり、マジカルは表情を一変させた。
    「何を出してるのよ!」
    「チンコですよ」
    「そんなの見れば……」
     乙女心に直視は出来ず、マジカルは顔を逸らし気味にする。
    「本当に何も知らないというのなら、代わりにこれを舐めて頂きます。そうすれば、あなたの言うことを信じて差し上げましょう」
    「舐めるって、そんなのできるわけ……」
    「だったら死にますか?」
     バッティは見せつけるように爪を光らせ、マジカルは「ひっ!」と肩を小さく縮める。その背後にはヨクバールも生きている。戦う力の残っていない状態で、暴力以上の恐怖はなかった。
    「……私もやる」
     震えた声を上げながら、ミラクルは上半身を起こしていた。
    「ほう? あなたも進んで舐めて下さるのですか」
     バッティはほくそ笑む。
    「だって、そんなこと一人でさせられないもん」
    「ミラクル……!」
    「二人でやれば、嫌な気持ちも半分こだよ?」
     力なさげに苦笑するミラクルに胸打たれ、マジカルは今にも涙ぐむような顔を浮かべる。
    「これは涙ぐましい友情ですねぇ?」
     それを馬鹿にして笑うバッティは、今一度ペニスを突きつけ、性的奉仕を強要した。
     二人の顔が、亀頭へ近づく。
    「これで、ちゃんと見逃しなさいよね」
     と、マジカル。
    「大丈夫だよ。私も頑張るから」
     仲間を守りたい気持ちでいっぱいのミラクル。
     二人のプリキュアの頬が押し合うようにくっつき合って、その唇から二つの薄紅色の舌先が伸びてくる。大いに抵抗のありそうな顔の二人は、意を決したように舌先を接着させ、細やかな舌遣いで舐め始めた。
    
     ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ…………。
    
     二人が舐めるのはそれぞれ左右。亀頭の三角形のうち二つの辺で舌を上下に動かしている。
    「一時はどうなることかと思いましたが、これが伝説の魔法使いの姿とは、いやはや無様なものですよ」
     フェラチオの知識を持ち合わせているかも怪しい二人は、かなりの抵抗感の中で、嫌なのを我慢している。そんな舌遣いにテクニックがあるはずもなく、先端が微妙に触れるか触れないかの舐め方を行っていた。
    
     ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ、ぺろっ…………。
    
     それでも、順調に唾液を塗り込まれた亀頭は、少しずつ濡らされ唾液を帯びる。かすかな甘い快楽は交互に繰り返され、透明な先走り汁がわずかながらに滲み出る。二人のプリキュアを征服した充足感に満たされて、バッティはご機嫌そうな表情を浮かべていた。
    「いいですねー。もっと先っぽを口に含んだりして下さいよ」
     バッティはその都度注文をつけ、まずはマジカルの口内に亀頭を含ませた。肉竿と亀頭の境目、カリ首に唇の輪を引っ掛けるようにしたマジカルは、まんべんなく亀頭を舐めまわし、そのあいだにミラクルは根元から上へと舐め上げる。
     ほどなくして入れ替わり、今度はミラクルの口に亀頭は入った。
    「あむぅ……ちゅちゅぅぅ…………」
     亀頭の口とキスをしたミラクルは、唇を前へと押し進め、カリ首までを頬張ると頭を引く。亀頭に対する頭の前後で刺激を与え、その下でマジカルは竿の根元に顔を埋め、側面を舐めている。
    「はむぅぅ……」
     また交代。マジカルが亀頭を咥え、ミラクルは竿の根元。
     ねっとりと唾液を帯びたマジカルの舌は、口内で時計回りに蠢いて、ぐるりぐるりと亀頭全体を舐め込んでいく。
    「あむぅぅ――」
     また交代。
     ミラクルの舌は上下に動き、鈴口のラインに沿ってべったり蠢く。肉棒の先から根元にかけてが完全に、二人の唾液にまぶされて、ヌラヌラと光沢を帯びていた。
    「ではお二人さん。そろそろ四つん這いになって下さい」
     最後の締めを味わおうと、バッティは我が物顔で二人に命じた。
     もう、二人に逆らう意思はない。
     マジカルとミラクルは、黙々とポーズを取って尻を並べる。バッティは二人のスカートを捲り上げ、生尻をたっぷり拝んでは、両手でそれぞれの尻たぶを掴む。鷲掴みにして揉んだあとは撫で回し、手の平で堪能してから、秘所の入り口に肉棒を突き立てた。
    「うっ……!」
     強張るマジカル。
    「たくさん奉仕して下さったご褒美ですよ」
     バッティは一気に貫き、膣内に肉棒を捻じ込んだ。
    「――なっ! んぁっ! あぁぁぁぁぁ!」
     マジカルは大きく仰け反る。
    「ほらほら、気持ちいいでしょう?」
     バッティが腰を振れば、尻肌が強く打ち鳴らされる。
    
     ――パン! パン! パン! パン!
    
    「――あっ! ああん! やっ、んふぁぁああ!」
    
     弓なりに引いた腰の一撃ごとが、絶えずマジカルを喘がせ続け、額に脂汗を浮かべて青い髪を振り乱す。激しい快楽に苦悶を浮かべて、わけもわからず喘ぎ鳴くマジカルは、肉棒が抜かれるなり力尽き、ばったりと横向きに倒れていった。
    
     次はミラクルへの挿入だった。
    
    「――あぁぁぁぁああ!」
    
     ――パン! パン! パン! パン!
    
     ミラクルも激しく喘ぐ。
     腰を両手で掴んでのピストン運動は、ミラクルの背筋に甘い痺れを多分に走らせ、何度となく仰け反りながら、髪も左右に振り乱す。力尽きるまで突き込んでから、ぬっぷりと肉棒を引き抜いたなら、愛液の糸が亀頭の先からアーチのように引いていた。
     そして、横向きに倒れるミラクル。
     力尽きた二人のプリキュア。
     そんな二人に向け、バッティは大胆な射精を行った。まるで白いペンキをバケツでぶっかけるかのように、顔から脚まで、コスチュームまで全てを白濁に汚された。
    
    「ではプリキュアを捕らえ、ドクロクシー様の元へ連れて行くとしよう」
    
     その後、二人は……。
     永遠の性奴隷になったのか、はたまたはいつしか脱出のチャンスがあるのか。この現実世界から姿を消すこととなった。
    
    
    


  • ノーブル学園処女検査

    
    
    
     清く正しい淑女を育て上げる名目で、ノーブル学園では処女検査が実施されております。
     さて、方法は簡単。
     新入生は一人ずつ個室に呼ばれ、スカートの中の下着を脱ぐ。分娩台の上で脚を広げ、私が性器を指で広げて確認する。歳が歳なので毛が生えていたりいなかったり、生えていても産毛程度であったりと、なかなか個人差があるものですが、この時点で処女を失っている女の子は極めて少ないといえるでしょう。
     まあ、ゼロではないですが……。
     激しい運動のせいで裂けるケースもありますので、それを差し引けば、性経験のある子はなかなか少ないことになりますね。
     私は数年間この検査を担当してきておりますが、人に性器を見せるのは初めての子が多いでしょう。大きくなれば婦人科検診もありますし、性交渉もあるでしょうが、子供のうちから性器を見せる機会があるなんて、普通はないことですからね。
     なんで、みんな恥ずかしがる。
     当たり前といえば当たり前ですが、とにかくみんな恥ずかしがる。
    
     例えば、私の印象に残っている一人が海藤みなみ。
     海藤みなみです。
    
     彼女は今でこそ生徒会長の役職を得て、バレエでの優秀さということもあり、多くの生徒達から尊敬されておりますが、そんなみなみちゃんも、去年の入学時には私の前で脚を広げ、性器の中身を私に確認させているわけですな。
    
    「海藤みなみです。よろしくお願いします」
    
     と、みなみちゃんは礼儀正しく頭を下げ、どちらかといえばスムーズに、衝立の裏側で下着を脱いで分娩台に座りました。
     躊躇う時間が長かったり、恥ずかしがり方が過剰だったり、普通は恥ずかしくて死ぬような顔をしながら脚を広げているのですが、みなみちゃんだけはゆったりと目を瞑り、全てを受け入れた顔で言ったのですよ。
    「どうぞ。ご確認下さい」
     もちろん、スカートを捲り上げた瞬間、みなみちゃんは一瞬にして赤面して、力いっぱいまぶたを閉じて羞恥心を堪えている様子でしたか。大企業の社長令嬢でもありますから、どんなことにも落ち着きをもって応じたかったのでしょう。
     それにしたって、私みたいなオジサンに見られちゃうのは、決して良い気持ちではなかったんじゃないかと思います。
     いやはや、綺麗なものでした。
     みなみちゃんのアソコを開いた色合いは、キラキラと輝くピンク色で、膣口の部分はきちんと未使用の状態でしたよ。
     さて、撮影も行いました。
     医学サンプルのためなんですが、例え正当な理由があったとしても、目の前で自分のアソコにカメラを向けられる気持ちは、決して穏やかなものではないでしょう。カメラを構えてやると、みなみちゃんもさすがに慌てた顔をしましたが、騒がずきちんと撮影を受け入れました。
    
     パシャ! パシャ!
    
    「中身も撮るから、開いて頂戴ね?」
    「……はい」
    
     パシャ! パシャ!
    
     これ、全員分やるんですよ。
    
         *
    
     で、今年ですね。
     まず、七瀬ゆいちゃんなんですが、三つ編み眼鏡のゆいちゃんは大人しい子で、下着を脱いだり脚を広げるのを躊躇う時間は長い方でしたね。
    
    「な、七瀬ゆいです……。よ、よろしく……。お願いします」
    
     怖がっているというか、何というか。
     これから死刑でもされるんですかっていうくらい、ガクガクと震えながら分娩台で脚を広げて、スカートを捲った時にはもう、完全にガチガチに固まっていましたよ。恥ずかしいのは当たり前に過ぎる話なんですが、それにしたって、わかりやすいほどにわかりすぎる反応をするものですから、まあ印象に残るわけです。
     そんなゆいちゃんのアソコもなかなか綺麗。
    「撮るからねー」
    「……は、はいっ」
     声も一番震えていたね。
    
     パシャ! パシャ!
    
     震えながら耐えていたね。
     とっても可愛かったよ。
    
         *
    
     黒髪のロングヘア、如月れいこ。
     下着を脱ぐ前のれいこちゃんは、とっても何か言いたげで、分娩台に乗ってからも、不服そうな顔で赤面していた。
    
     ――私が経験済みなわけないのに……。
     ――そういうことは、結婚前提の相手と……。
    
     とか、思ってそうな。
     そんなれいこちゃんの可愛いアソコを開いてみると、やっぱり処女で、綺麗な綺麗なピンク色をしていたよ。
     私みたいなオジサンに中身を見られて、どんな気持ちだったかな?
    
         *
    
     さてさて、天ノ川きららちゃん。
     知っているよ? ファッションモデルで活躍しているんでしょう?
     こんな可愛い子が股を広げる瞬間には、むしろ私の方がドキドキしてしまったよ。人前に立ち慣れているせいか、最も堂々としていたけれど、やっぱりどこか恥ずかしそうで、みるみるうちに顔が染まっていくのは見物だったよ。
     指をアソコに置いた途端、さっと強張って。
     くぱっと開くと、さらに表情が変化する。
    
     パシャ! パシャ!
    
     顔が恥ずかしさを叫んでいた。
     モデルの撮影には慣れていても、アソコを撮られちゃうのは無理みたいだねぇ?
    
         *
    
     あとは春野はるかちゃん。
     はるかちゃんはものすごーく顔が真っ赤で、もう湯気が出ているんじゃないかっていうくらいに震えていたよ。スカートの中に手を入れて、ショーツを下げていく瞬間も、分娩台に脚を乗せ、開脚を行う瞬間も……。
    「あわわわわ……はわわわわ…………!」
     なーんてもう、パニックを起こしているんじゃないかっていうほど、はるかちゃんの顔は羞恥に歪んでいたんだよ。
     そんなはるかちゃんのアソコを開く瞬間といったら、もうたまらない!
     両手で顔を覆い隠して、その内側ではまぶたをきつく閉じている。肩も脚も筋肉を硬く強張らせた状態は、本当の本当に可愛らしかったよ?
    
     パシャ! パシャ!
    
     って、シャッターを鳴らすたびにピクンて震えてもう最高!
     来年も良い生徒がくるといいなぁー!
    
    
    


  • きららの裏事情

    
    
    
     これはハルハルには言えないよねー。
     いや、他のみんなのも言えっこないか。
    
     天ノ川きららはプロデューサーにホテルに呼ばれ、そそり立つ肉棒を口にしていた。
    「――じゅぷぅっ、んちゅるぅぅ」
     大きく口を開けたきららは、アゴの疲れを感じながらも、一心に頭を前後させ、舌遣いで唾液をまぶし込んでいる。
    「ああっ、いいよ? きららちゃん」
     うっとりとするプロデューサー。
    「――んっ、んぷぅ」
     大の男のそれはとっても太いので、まだ中学生になったばかりのきららには、口が塞がって苦しい感じだ。たまに息継ぎをしながら咥え直して、手淫に切り替えることでアゴを休ませることもして、長い時間をフェラチオに使っている。
    「そろそろいいかな?」
    「どぞー」
     プロデューサーに挿入してもらうため、きららは仰向けで脚を開いた姿勢を取る。肉棒が埋め込まれていき、太さで内側から圧迫される感じが根元まで達したところで、相手の腰振り運動が開始された。
    
     だ、駄目! この人、上手で……。
     声がっ、声が出ちゃう!
    
    「――あっぅ! んっ、んあっ、ふぁあああ!」
    
     きららはよがった。
     枕営業という形で、きっと今まで何人も抱いているプロデューサーは、巧みな腰遣いできららの弱点を探り当て、老獪な技巧で喘がせる。
    
    「ああああ! 駄目! も、もう! イっちゃうぅぅ!」
    
     きららは果てた。
     ぐったりとへばり、消耗でしばらくは起き上がれない。
     体力を使ったきららは、ほとほと思った。
    
     ――プリキュアかぁ……。
    
     きららが初めて変身したのは、つい数時間前までの話である。ゼツボーグという怪物が現れ、大事なファッションショーを邪魔された時、きららは腹を立てていたのだ。
    
     夢へ向かうための大事な道。
     それを邪魔する奴なんて許せない。
    
     だから一度は変身したが、ファッションモデルを目指すきららにとって、余計なことに時間を割いている暇はない。
     たくさんの仕事、ハードなスケジュール。
    
     そして、枕営業で使う体力……。
    
     これらのことを考えると、あんな怪物と毎回戦うプリキュアとしての活動など、とても両立できるとは思えなかった。
     だから、断った。
     もっとも、春野はるかに熱心に頼まれて、だったらハードスケジュールを体験してみないかと提案してみた。
     そうしたら、ハルハルは理解してくれた。
    
     プリキュアにならないって言ったのに、あんな笑顔で「わかった」って……。
     クラスのみんなは、ああじゃなかった。
    
     そうだ。
     あたしの100パーセントを200パーセントにすればいいだけだ!
    
    
    「私はプリキュアになる!」