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  • 催眠入試面接 樫野天美

    
    
    
     ドアノックの音がよく響く。
    「どうぞお入り下さい」
     高校入試の面接官を務める俺は、内申点などの資料を片手にして、入室してくる中学三年生の女子を見やった。
     この面接は一対一だ。
     俺は簡素な机に資料を置き、受験生は正面に用意してある椅子へと座る。そうして一人ずつ生徒の内面を見ていくが、今この子にはとても好感を抱いた。
    「受験番号三十二番。○○中学。樫野天美(かしの・あまみ)です」
     声のはっきりとした女の子だ。
     それに微笑ましいルックスといえる。
     今にも尻尾を振って懐いてきそうに思えるのは、チワワのようにつぶらな瞳を輝かせ、小柄な愛想が垣間見えるからなのだろう。真面目な優等生の顔つきでも作ろうとしているのか、どうにかこうにか表情の形を整え、この面接に対して、本当に真剣に取り組もうとしていることがよくわかる。
     しかし、緊張がありありと浮かび上がり、肩も表情も強張って、きっと本人がイメージしているであろう、物言いのしっかりとした真面目な生徒になりきれていない。
    私生活ではもっとはしゃいだ部分のあるタイプと見える。元気というかテンションが高いというか、けれど本番では緊張しやすい性格だと、長年の教師経験から俺にはわかった。
    「どうぞお座り下さい」
    「失礼致します」
     微妙な声の上ずりからも、緊張しつつも頑張っている部分が見える。
    「それでは早速の質問ですが、樫野天美さん。当校の志望動機を教えて下さい」
    「はい。私の将来の夢はパティシエです。製菓・調理の実習があり、各業界に人材を送り出した実績のある貴校こそ、私が目指さなくてはならない学校であると考えています」
    「製菓関係の授業などは、当校以外でも取れるわけですが」
    「いいえ! あの有名な先生がいらっしゃるのは貴校です! 私はこの学校でなければいけないんです!」
     肌を炙るような熱気と、ありもしない風圧を俺は感じた。
     ――本物だ。
     当たり前の話だが、やれ小学生や中学生の頃から将来を見据え、どんな道のりを辿ってその職につくべきかと、明確なビジョンを見ている子供は少ない。よしんば夢があっても、どうすれば実現できるかのレールが見えていない子がほとんどだ。
     樫野天美は違う。きちんとしている。
     そういう未来を見据えた人間にしか出せない気魄とオーラがこの子にはある。何年もかけて数多くの生徒を見ている教師という人種には、さらには面接官などやって人を選ぶ立場にある人間には、人のそういうオーラを察知できるのだ。
     とはいえ、述べられた言葉自体はまだ浅い。
     ――将来は何をやりたい、だからこの学校。
     ――この学校に有名な先生がいる、だからこの学校。
     誰にでも言えることだ。
     しかし、手元の資料によれば、小さい頃からお菓子教室に通い、製菓コンテストで入賞及び優勝といった実績を持つ逸材であり、五教科の成績も悪くない。行事もきちんと取り組み、とても素直で良い子だという中学担任からの評価もある。
     この時点で合格でも良さそうだが、もう少しだけ見極めたい。
     いや、楽しみたい。
    「では樫野さん。起立して下さい」
    「……っ? はい」
     何だろうかと、微妙に首を傾げつつ、天美は言われるままに立ち上がり、綺麗に背筋を伸ばした気をつけの姿勢を取る。
     そして、俺は明らかにおかしい発言を行った。
    
    「スカートをたくし上げなさい」
    
     いくら面接官の言葉であり、大人が子供に行う指示であっても、さすがに素直に従うわけがないだろう。
    「はい。失礼致します」
     何の疑問もなく、天美はスカートを持ち上げた。
    
     ――俺の催眠能力だ。
    
     俺が面接で人を見極めることに向いているのは、少しばかり特別な能力を持って生まれて、それが子供の才能を見抜くための役にも立つからだ。どんな性格で、どれくらい真面目だったり、しっかりしているのかを調べるには、催眠でじっくり喋らせるのが確実だ。
     もっとも、経験則から催眠をかけずとも大抵は見抜けるが。
    「可愛いパンツですね」
    「う……」
     天美の顔はみるみるうちに赤らんだ。
     俺の催眠能力は、どんな指示でも疑問なく従うようにさせられるが、屈辱や羞恥心といった感情まで消し去るわけではない。パンツを見せれば、パンツを見せたなりの恥じらいがあり、天美の頬は可愛らしく染まっているのだ。
     まず、俺はその表情を楽しんだ。
     それが面接に必要な行為だと思い込み、合格のためにこそ恥を忍ぶ。きちんと宿題を済ませるのと同じような、先生の言うことはきちんと聞くべきような気持ちから、スカートをたくし上げている天美の姿は――。
     恥ずかしいけど、見せなくちゃ……。
     といった具合に、素直さの中に諦めの感情を混ぜ込んでいる。
    「とてもいいセンスをしている。可愛らしくて興奮するよ」
    「あ、ありがとうございます」
     天美のショーツはチェック柄だ。
     チェックの中でも、ギンガムチェックと呼ばれる格子柄は赤と白だ。真っ赤なラインが幾つも交差することで、白い正方形のボックスが形成される。ゴム部分にはレースが通り、髪のサイドリボンのように可愛く、太ももの上に位置した片側だけに、大きな真紅のリボンが装飾として取り付けられていた。
     俺は質問を続行した。
     得意な菓子は何か、いつもどのくらい練習するのか、研究資料をノートにまとめたりなんてしているのか。
     ショーツを眺めながら、俺はその答えを聞いていた。
     まるで茹で上がったような赤面のまま――
    
    「わ、私がパティシエを目指すきっかけは、幼稚園の頃に見たアニメで、お菓子作りの作品を見ていたからです。小さかった私は自分でもやってみたいと母親にねだり、初めはクッキー作りを手伝わせて貰いました。幼稚園児の頃ですから、やったことといえば型抜きでしたが、自分の好きな形にクッキーが焼けたことが嬉しくて、その後もたくさんのお菓子作りに挑戦したいと母親にねだり続けていました」
    
     ――スカートを握る拳に力を込め、肩の力んだ羞恥の震えを起こしながらも、天美は真面目な受け答えに徹していた。
    「一旦、スカートを下ろしなさい」
     俺が指示を出すのは、天美の喋りを中断するタイミングだ。
    「はい」
     天美はホッとした顔でスカートを下げるが、俺はすぐに次の指示を行う。
    「全裸になって下さい」
    「え?」
    「もう一度言います。全裸になって下さい」
     俺の催眠能力は、そんな指示でさえ疑問を抱かせない。
     あくまでも面接の一環に過ぎないのだと思い込ませる。
    「……わかりました」
     合格のためだと、天美は覚悟を固めた表情で、ぎゅっと唇を丸め込んだ恥じらい顔で、まずはワイシャツに通したリボンを引き抜く。
     ブレザーのボタンを外すごとに、その内側にある白い面積が広がっていく。
     一枚目を脱ぎ終われば、丁寧に畳んで椅子に置き――。
     今度はワイシャツのボタンを上から下へと、少しずつ左右に開けるごとにチェック模様のブラジャーが見えてくる。腹部が、ヘソが覗けて見え、やがて上半身は下着姿となる。ショーツと同じギンガムチェックに、肩紐をレースで華やかにした可愛いブラだ。
     綺麗にワイシャツを畳む手つきは素早い。
     テキパキとした行動だけを見るなら、あたかも脱衣への抵抗など無いように見えるのだが、顔の赤みは確実に増している。さっきまでは肌色だった耳でさえ、気づいてみれば茹タコよりも赤い有様だ。
     スカートのホックに手をかけて、完全な下着姿になると、もう涙まで堪えている。
    「大丈夫ですか?」
    「はい! 合格のためです!」
     受け答えのため、マナーを守ってか真っ直ぐ気をつけの姿勢を取るが、顔だけは恥ずかしいとばかりに天井へ向いている。頬の筋肉が極限まで持ち上がり、これ以上ないほどの力でまぶたが閉ざされているのが、顔の微妙な角度のおかげでよく見えた。
    「さて、樫野さん。私が脱衣を指示した意図は何だと思いますか?」
     当然、受験者はそんな質問など想定しない。
     天美はこの場で答えを考えることになる。
    「この面接に望む心意気を示すためと考えます!」
     自分が面接官の目を見ていないと初めて気づいて、天美は慌てて顔を正面に向け、強い意志を表明せんと瞳を開く。
    「それは裸で気を引くという意味ですか?」
    「違います! 度胸を示すためです!」
    「わかりました。ではブラジャーも外して下さい」
    「はい!」
     背中に両手を回す顔からは、心の叫びが聞こえてくる。
     夢のため! 夢のため!
     本気でパティシエを目指す気持ちがあるからこそ、それが必要なことだと思い込む天美は、恥ずかしいことより合格を優先している。
     ブラジャーが外れた中からは、ふんわりとした触感のありそうな、けれど巨乳には程遠い美乳が現れていた。
     球体の端だけを切り取ったような、薄くて厚い形状は、さしずめ皿のような膨らみというのが相応しいか。
     まるで砂糖菓子を積もらせて作ったように、どことなく甘い香りが漂うようで、見ているだけでクラクラと酔いで頭が揺れてしまう。乳首の色も、純白の上に優しく添えた桜色として飾り立てられ、こちらに向かって硬く突起してきていた。
    「さ、さ、最後の一枚も脱ぎますか!?」
    「そうですね。こちらへ来て頂いて、脱いで私に渡して下さい」
    「では失礼致します」
     わざわざ頭を下げて一礼してから、俺の机に距離を詰め、腰の両側に指を差し込むなりショーツを下ろす。
     ずるっ、と。
     後ろから眺めたなら、ショーツという名の皮が向け、中身の尻が丸出しとなる瞬間をよく拝めたことだろう。
    「どうぞ。お受け取り下さい」
     前屈じみて身体を折り畳み、その先で足首からショーツを取り出す天美は、まるで王に何かを謙譲しているように、深々と頭を下げていきながら、両手でピンと伸ばして俺に手渡す。
     どんな気持ちだろう? どんなに激しい感情を沸かせているだろう?
     羞恥心の強い乙女が下着を手渡す。面接官と受験者という関係の中で、合格のためには逆らえない気持ちで屈辱を飲み込み、痙攣じみて震えた両手で俺にショーツを受け取ってもらおうとしている。
     顔の見えない今一瞬なら、俺に対するマナーはいらない。
     きっと、ありとあらゆる羞恥や屈辱の浮かび上がった表情で、歪みに歪んだ顔つきが、そこにあるはずなのだ。
    「よろしい」
     愉快な気持ちで受け取ると、手の平に天美の体温が伝わる。
     顔を上げた天美は、一歩二歩と、後ろへ下がる。
     アソコの毛は薄っすらとしていた。細い方なのだろう。灰色の草原はささやかに、割れ目の部分はぴったりと綺麗な一本筋だ。
     天美はそれを隠しもしない。
     片足に体重をかけたり、手で隠して姿勢を崩すのは、そのまま不合格の恐れに繋がる。本当は隠したいのが、そもそも脱ぐことすら嫌だったのが、表情からありありと伝わるが、そんな自分の気持ちを抑えてでも、天美は合格を見据えていた。
     首の部分を境界線に、上とした下とで赤面と美白肌に分かれている。
     触れれば火傷しそうなほどに染まりあがり、頬や唇の周りから、眼輪筋や眉間にまで力が入り、筋肉が震えている。目尻に溜まった涙の粒は、もう少しで流れ落ちそうなまで育ち、肩から指先にかけても力んでいた。
     天美の目はどこかショーツを見ていた。
     楽しい玩具のように弄り回し、クロッチの裏側にあるおりもののシミを眺めてさすっていると、いかにも返して欲しくてたまらない視線が俺の手元に突き刺さる。
    「もう一度初めの質問を行います。我が校への志望動機を教えて下さい」
     ここからは全裸で受け答えをしてもらう。
    「はい。先ほど言いました通り、私の夢はパティシエです。この学校の授業を通して、製菓についてより深く学び、また進学先として合格率の高い○○大学を目指すことも考えています。また有名な先生もいらっしゃるため、私の将来にはどうしても欠かせない学校だからです」
     心まで丸裸なのだ。
     本気なのだとよくわかる。
    「パティシエになって、店を開きたいとか。考えているんですか?」
    「いい、教えていきたいと思っています。以前、この学校の見学に訪れた際、小さい頃からお菓子を作り続けた私ですが、そんな私が感銘を受けてしまうような助言を頂きました。お菓子作りに強い学校だとは知っていましたが、ここなら学べると、あのとき本当に実感しました」
    「教わることで感動したから、自分も教える立場になりたいと」
    「はい。ですから一度は菓子職人といての仕事に就き、それから夢を目指す子供達の背中を押してやれる立場につきたいなと」
    「才能のある子や、無い子もいると思いますが」
    「だからこそ、才能を見抜いてあげる目は大切です。それに特別な才能がなくても、本当にお菓子作りが好きであれば、何か良い道が必ずあります。プロのパティシエとして華やかな活躍をするだけが人生ではありません」
     自分なりに考え込んではいるのだろう。
     実年齢よりも大人と見たが、肉体に関してはまだ中学を卒業していない。胸の成長にはまだ将来性があり、毛もこれから濃くなるだろう。今のくびれはかすかだが、これから発育が進めば、よりくっきりとした腰のカーブが出来上がる。
    「オナニー経験はありますか?」
    「……あっ、あります」
     天美の声は上擦った。
    「エッチですねぇ?」
    「うぅ…………」
    「セックスの経験はありますか?」
    「……いいえ」
    「では処女ですね」
    「は、はい……」
    「アソコに手をやり、実際にオナニーをして見せてください」
    「……はい。わっ、わかりした」
     何も疑問を抱かないようにしているのだから、躊躇うことはあっても、何故そんな指示が出るのかという戸惑いが出ることはない。
     天美は自慰行為を開始した。
     背筋を伸ばし、両足とも真っ直ぐに合わせてある。正しい姿勢のまま右手だけが、アソコの上で割れ目をなぞり、顔がだんだんと俯きがちになっていく。
     感じろ……感じろ……。
     俺は催眠の念を送っていく。
    「んっ、むふぁ……」
     かすかな息の乱れが聞こえてきた。
    「気持ちよくなってきましたか?」
     人前でオナニーを見せびらかし、それが気持ちいいのかと答えるわけだ。頷くことの恥ずかしさは途方もないはずだ。
    「は、はい……」
    「確認しますので、机の横のところまで来てください」
     俺は椅子の向きを変え、ちょうど目の前まで来てもらう。手の届く距離にもなれば、羞恥に歪んだ表情はよりよくわかる、俺と視線を合わせるのも辛くてか、瞳が上下左右に泳ぎ回っているのが見えた。
     綺麗な割れ目へと、俺の指で触れてみる。
    「ひっ、うぅ……!」
     太ももの上に置かれた拳が、みるみるうちに硬く震えた。
    「なるほど濡れていますねぇ?」
     煽りかける俺の言葉がよく効いて、天美の瞳が揺れ動いた。
    「休め」
     姿勢の指示で、天美の両手は腰の後ろへ回っていく。足が肩幅程度に開くことで、より性器に触れやすくなった。
    「あっ……っ、ん……んひぁ……あぁ……あっ…………」
     中指を立てて挿入すると、表面を流れ落ちるようにして、手の平にも手の甲にも、天美の愛液が伝ってくる。上下に動かすにつれ量は増え、中指の皮膚全体が愛液のコーティングを帯びていく。
    「ひっ……んぁ……あっ、あうぅ……んぅ…………」
     気持ちよくてたまらない脚の疼きが見て取れる。ピストンによって腰が震え、首でもよがって顔があらゆる方向に振られている。脳が沸騰している勢いの赤面ぶりは、よく温まった顔の熱気が、俺まで伝わってくるかのようだ。
    「ではこれから、奉仕による採点を行います」
    「ほ、奉仕ですか……?」
    「いかに面接官が喜ぶかによって、合否判定に影響が出ますので、自分なりによく考えて性的奉仕を行ってください」
    「……そんな――いえ、はい!」
     躊躇いや遠慮は、さっそく得点に響くと考え、天美は自分の悲痛な声を咄嗟に抑え、やる気に満ちた表情を表側には浮かべていた。
    「……まずはその――手で――致します!」
     天美は俺の下に跪き、たどたどしい手つきで素早く、全ての躊躇いを抑えてスムーズにベルトを外す。俺の肉棒を手掴みして、初めてに違いない手つきで上下にしごき、これ以上ないほどに強張った上目遣いで俺の顔色を伺った。
     この面白いところは、本当は抵抗に満ちた女の子が、合格のために必死になり、恥じらいも何もかも心の奥底に封印しようと努力する姿である。
     俺は肉棒に神経を集中した。
     柔らかい手の平は、どこか迷いに満ちた指圧を加えている。これでやり方は正しいのか。自分はきちんと、相手を気持ちよくさせているのか。それが天美にはわからないから、不安でたまらないわけだ。
     熱意だ。熱意を伝えろ!
     奉仕努力が評価に繋がるぞ!
     と、俺はそのように念を送った。合格への気持ちが強ければ強いほど、奉仕に励むようになる操作である。天美の心意気が、ダイレクトに行動に反映されるのだ。
     天美の手コキは活発化となった。
     何としても快楽を与えてやろうと、合格を賭けて一生懸命になった気持ちが手の平に宿されていた。
    「強く握りすぎてはいませんか? お加減はいかがですか!」
     それは熱意の眼差しだった。
     熱血のスポーツマンが、勝利へ向かって闘志を燃やす。ライバルとの戦いに血を滾らせる。そんな熱い場面でしか、決して見かけることのないような、火の宿った瞳で、天美は俺のムスコをしごいている。
    「問題ありません。続けて下さい」
    「わかりました! ――ちゅっ!」
     あまつさえ、亀頭にキスまで行っていた。抵抗や躊躇いの気持ちを振り切って、えい! と、そんな掛け声の聞こえてきそうな、思い切った口付けで、俺の鈴口と天美の唇は触れ合った。
     すぐに唇は離れ、ただの手コキに戻るが。
    「――ちゅっ」
     二度目のキスが行われた。
    「――ちゅっ」
     三度目。
     何度も唇を押し当てて、やがては先っぽだけをわずかに含んだ状態で、上目遣いで俺を見ながら手コキを続けた。
     ――絶対に合格してみせますからね!
     そんな熱意の篭った声が聞こえてきそうだ。
    「ちゅぅぅぅぅぅぅ――」
     カウパーまで吸い始めた。
     なんたる努力か。
    「はむぅぅ……んっ、じゅるぅ……」
     ついには咥えて、フェラチオまで始めていた。
     拙いながらも、自分の熱意を面接官にアピールするための気持ちが、この舌使いにはたっぷりと込められている。
    「仕上げです。壁に両手をついて、お尻を突き出して下さい」
    「はい!」
     天美は迷わずそうしていた。
     恥じらいなど、それを上回る熱意によって振り切っていた。
    「では最後の『審査』を行います。絶対に動かないように」
    「はい!」
     そして、俺はバックからの挿入を行った。
    「んあぁぁ……!」
     一瞬だけ仰け反るように、弾んだ首が高く持ち上がり、すぐに脱力した天美は、自分の肩に頭を落とした。
    
     ――じゅぷっ、ずぷっ、にゅぷっ、ぬぷん!
    
     お尻に腰をぶつけるように、ゆさりゆさりとしたピストンを行うと、尻肌からの打音と膣穴からの水音が混じりあい、静かな室内に鳴り響く。
    「――んっ! んんっ、んっ! んぁっ、あっ、んんん!」
     天美はじっと堪えていた。
     きっと、床だけを見つめて辛抱強く、こんな形で処女を失っている事実に耐え、快楽さえも我慢している。
     さすがに素晴らしい。
     合格に賭ける思いは本物だ。
    
     合格! 合格! 合格!
    
     やがて、俺は天美の尻に射精した。
     天美はというと、服を着替えたあとで、退室のマナーでさえも守って、最後の最後まできちんとしていた。
    
    
    


     
     
     


  • 催眠セックスの実験

    
    
    
     性交指導実施のためにある指導室には、面談用の机やソファーの他にも、ベッドや浴室まで完備されている。バイブやローターにローションから、ソーププレイ用のマットさえ置かれているが、俺が行うセックスは仕事でもあるのだ。
     この高校は研究機関と契約を結んでおり、ブレインリングの装着データを絶えず提出し続ける対価として、多額の費用を援助してもらっている。それらの金は修学旅行の予算や部活動の部費といった形で生徒にも還元され、ほぼ全員が漏れなく恩恵を受けているといってもいい。
     ブレインリングは催眠、洗脳、常識改変といった力を持つ機械の首輪だ。
     今回俺が行うのは動作確認。
     個人の脳に直接的な影響を与え、催眠や常識改変にあたって情報を流し込む関係上、開発当初から脳や精神に障害が残る可能性が心配されてきた。十年以上の研究により、そうした障害の危険性は取り除かれ、全ての改変行為は操作一つで気軽に解除可能になってはいるが、バージョンアップの際に不具合が出ていないかはその都度テストすることになる。
    
     姫川椎名――17歳。
     彼氏持ち。
    
     どことなくお嬢様っぽい、おしとやかで優しそうな顔立ちの椎名は、とても真面目で非行などには縁がない。
     担任をやっている俺でもあるが、今のところ遅刻は無し。休み時間中は大人しく本を読み、たまに友達と喋っているが、大きな声で騒いだり、走り回ったりする姿は一度として見たことがない。
     極めて大人しいタイプだが、一年生の頃に告白され、他クラスの男子と付き合っているようだった。
     まず行うのは、俺のことを彼氏と誤認させた状態でのセックスである。
    「えっへへ。勇樹くん。目がエッチになってる」
     俺は既に椎名を全裸にさせ、肉棒を握らせていた。
     いや、積極的に手コキをしてくれているのだ。シャワーを済ませた後、椎名の待つベッドに上がるなり、腰に巻き付けたタオルの中身に興味津々といった顔をして、自分から肉棒の世話を始めてくれたのだ。
     ブレインリングを使えば肉体関係の有無を聞き出すのは造作もなく、交際半年で処女を捧げたという椎名は、機会を見つけては彼氏と交わり合っているそうだ。
     学校内のベッドを使用することには疑問を持たせず、さらに椎名の目には、俺の本来の顔が映っていない。個人の体臭や肌に触れた感触に至るまで、全てが中田勇樹という恋人のものに変換され、椎名の中では完全に、彼氏と行う甘いセックスの時間ということになっている。
     つまり、俺が見ている椎名の姿は、彼氏以外の男には決して見せない女の顔だ。
    「こんなに硬くしちゃってー」
     俺が仰向けに横たわると、椎名は俺の顔を追うように倒れてきて、下の方では手コキを続けながらも、耳元に唇を接近させる。
    「キスしていい? っていうか、するよ!」
     実に楽しそうに、嬉しそうに、ご馳走の香りによだれを垂らした表情といっても過言でない顔をしながら、椎名は恋人の唇を貪った。手でのしごきは活発に、キスにも力を尽くして何度も啄み、俺の口内に舌まで入れた。
    「ねえねえ、今日はいかがなさっちゃう? なんでもするよ? この前みたいに、ご主人様って呼ぼうか?」
     椎名の彼氏はそんなことをさせているのか。
    「それとも、私が責める?」
     勇気という少年は、SとMの両方の気質を持ち合わせているのだろうか。少なくとも椎名は攻めにも受けにもまわるらしい。
     俺はご主人様のおチンポに目一杯のご奉仕をさせることにした。
    「かしこまりました。ご主人様」
     椎名はすぐに俺の脚へ移動して、仰向けである俺の肉棒に四つん這いで食らいつく。両手で茎を立たせてしゃぶりつき、淫乱としか思えない積極ぶりで、じゅるじゅると音を立てるようなフェラチオを始めたのだ。
    「はじゅぅぅぅぅぅ――ずっ、ずずぅぅぅ――ずっ、じむっ、ちゅるっ、ちゅっ、じゅむぅぅぅぅぅ……じゅりゅぅぅぅ……」
     口内の温かさに肉棒を包み込み、舌も使って奉仕してくる後頭部が、俺の股で上下に振りたくられている。見れば向こう側に聳える尻も、ご主人様への奉仕が嬉しくてたまらないかのように、左右にフリフリと動いていた。
     しかし、この子は決してビッチではない。
     ブレインリングから得られた情報は、スマートフォンによく似たタッチ画面式のデバイスで確認できる。そこで愛情値の表示を見れば、平常時は90だった数字が、現在は最大値の100を示している。
     交際関係であったり、あるいは結婚している夫婦における愛情値の平均が、90前後という数字になる。
     椎名の発情値は愛情値の増加と比例しており、一言でいえば彼氏だから興奮している。
     よく尽くし、そして甘い時間を大切にしたがる傾向にあるというだけで、淫乱値に関しては平均より低い。ブレインリングの設定では、淫乱値とは、常日頃から股でものを考えたり、誰にでも体を許す可能性の高さという定義としてあり、なので一般的な女子は、発情値が上昇しても淫乱値が上がるわけではない。
    「ご主人様のおチンチン……じゅっ、じゅむっ――とても、美味しいです……ずずっ、ずむっ、はぷっ、ちゅるぅぅぅぅ……ずずずっ、ずりゅぅ……」
    根本から先まで舐め上げ、側面の部分にも唇をよく這わせる。周りに唾液を塗りつけていく表情は、美味しいものを口にして幸せそうにしているそのものだ。そんな椎名と目が合うと、より嬉しそうに微笑んで、今一度咥え直して激しいフェラチオに励んでいった。
     俺は予告なしに射精した。
     ほぼ直角の、天に向かった肉棒から、白い噴火の精を放つと、椎名は「んっ!」と、驚いた呻き声を上げてから、すぐさま唇に力を入れた。全力で締め上げながら、喉奥に触れんばかりの奥まで咥え、どうにか受け止めようと頑張る姿は、本当に健気というより他はない。
     それでも、急に出した精液は、飲もうとしても飲み干しきれず、竿を伝って陰毛の中に紛れてしまう。
     ごくりと喉を鳴らした椎名は、すぐに俺に謝罪した。
    「も、申し訳ありません! ご主人様! 直ちにお掃除致しますので!」
     一体、勇樹はどんな仕込み方をしたというのか。
     陰毛の茂みに吸い付いて、ペロペロと舐め取ろうと、吸い上げようと努力する。竿の部分にも舌を這わせ、亀頭にかけて掃除に励み、俺の肉棒と陰毛には、唾液で濡れた痕跡以外は綺麗に取り除かれていた。
     そして、四つん這いで尻を向けた。
     まるで本当に罪を償いたくてたまらないかのように、土下座のごとく額を下につけ、尻だけは高く掲げる。
    「ご主人様。椎名のイケナイおマンコに、どうかご主人様のおチンチンでお仕置きをして下さい……」
     もちろん、俺はコンドームを付けるなり挿入した。
     肉棒をギュっと圧する膣の力が、とろけるような刺激を与え、俺の根本から先端にかけてが天国に連れていかれた。
    
     パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!
    
     俺の腰と、椎名の尻がぶつかり合う。肌と肌の打音が響き、そのたびに尻肉はプルプルと、ゼリーやプリンに振動を加えたように震えている。肛門がキュ、キュ、と窄められ、初めは俺が腰を振っていたものの、いつの間にか椎名の方から振りたくり、もはや俺が動くこともなくなっていた。
    「あぁぁぁん! あっ、あん! ご主人様! ご主人様ぁぁ! 気持ちいいです! わ、わたしっ、すごく幸せ――あん! あぁっ、あん! あん! あん!」
     射精が近いことを告げると、今度は逆に、力の限り尻を押しつけ、コンドーム越しの精液を膣内で受け止めようとまでしているのだ。
    「あぁぁ……! 出てますっ、でてますねっ、ご主人様ぁっ、すごく熱いですぅ……」
     幸せそうな声を出し、俺の射精が終わると、次にはコンドームを外しにかかり、それを縛ってシーツに放ると、四つん這いでのフェラチオに移っていた。
    「まだ元気だな。勇樹、もっとする? あ、まだご主人様って呼んだ方がいい?」
     ともかく椎名はエロかった。
     学校生活での様子からは想像もつかないほど、心は一途だが、恋人に対してはどこまでも一生懸命に奉仕をする。淫らになってたくさん喜ぶ。勇樹も大人しい性格と聞いているが、二人きりの時なら、教師やクラスメイトが知らない別の顔を持っているのかもしれない。
    
         *
    
     性交指導の名目により呼び出し、担任である俺とのセックスを義務付ける。
     そのような設定を入力して、正常位での挿入に至る俺だが、先週の『勇樹』とのセックス比べ物にならないほど、椎名は静かに耐え忍んでいた。
    「んっ、あぁぁ……ゆう……きぃ……」
     肉棒を根本まで押し込むと、椎名の顔はみるみるうちに罪悪感に満ちていき、俺とのセックスを明らかに我慢していた。
     今回の設定において、貞操観念に対する影響は一切与えていない。たとえ義務付けによって仕方がないことだと割り切っても、恋人に操を立てたい女子であればあるほど、自分は彼氏に対して申し訳ないことをしているのだと、悲痛な顔を浮かべるのだ。
     俺に対する愛情値が低下している。
     さらに、性感値を先週のセックスと同等の数字に引き上げても、椎名の顔から罪悪感が消える様子はない。こういう義務が存在することに、不満さえ隠せない、どこか不機嫌でもある表情で、目が何かを言いたげだった。
    「んっ、あ……あぁ……んぅ…………ふっ、あ、ふぁ…………うっ、んぁ…………」
     喘ぎ声も静かなもので、ブレインリングの効果に反している。感度操作に不具合の可能性があるのかと思いきや、快楽の度合いに関して答えさせると「物凄く気持ちいいですけど?」と反抗的に返してきた。
     嘘をつかせない効果に関して、不具合の報告はされていない。
     つまり、これが椎名自身の、好きでもない男で感じていることへの、純粋な反応らしい。
    「彼氏とはどうやって出会った?」
     ピストンを止め、俺は尋ねる。
     他人の肉棒が入っている状態で、本命との馴れ初めについて話すのは、乙女にとっては果たしてどんな気持ちであろうか。
    「本を読んでいたら、自分も同じのを読んでるって、声をかけられました。勇樹は何となく雰囲気が綺麗で、大人しそうで、私もちょっと気になっていたので、向こうから声をかけてもらえて舞い上がっちゃいました」
    「それで、お喋りをするようになって、仲良くなった?」
    「そうです。アドレスも交換して、いつの間に電話もするようになって、そしたら急に映画に誘われました。嬉しくて、初デートだと思って出かけて行って、それから何度か一緒に出掛けましたけど、ちゃんと告白されたのは初デートから一か月後くらいです」
    「へえ?」
    「告白されて、嬉しくなって、目を瞑りました。で、キスしてくれました。あとは、何か月かしたらセックスもするようになって、時間がある時はエッチしながら、普通に恋と勉強を両立しています」
    「先生と彼氏。どっちのおチンチンが大きい?」
    「……せ、先生ですけど? 大きかったら何だっていうんですか」
     愛情値がないと、こういう具合か。
     軽く揺すってやるように、ゆさゆさとまろやかなピストンで刺激を与え、椎名の膣はヒクヒクと反応する。気持ち良さを我慢している表情は、硬くなった乳首に指を絡めてやると、より頬を強張らせて耐え忍ぶ。
    「先生の方が気持ちいいだろう?」
    「だっ、んぅ……だから……なんですか……かっ、関係っ、ないです……」
     喘ぎ交じりにつっかえながら、反抗的な態度は変化しない。デバイスのタッチ操作でもして、ブレインリングの力を借りれば、椎名の頭の中を俺に染めることなど容易いが、そんなことをしなくても俺は色んな生徒で楽しめる立場にある。
     俺が姫川椎名一人に固執する理由がないのは、彼氏さんにとっては不幸中の幸いだろうか。
    「……ゆっ、んんっ、ゆ、勇樹のっ、おチンチンが入ってるとっ、繋がってるってだけで……楽しいんですからね? そりゃ、最初は――で、でもっ、んっ、あんっ、すぐっ、上達してぇぇぇ……くっ、んはぁっ……はあっ、私の弱点がわかったとか、コツがわかったとか言って意地悪な感じで責めて来るようになってきたんです!」
     快感については否定できない。
     しかし、それでも彼氏とのセックスの方が楽しいことを、椎名は殊更に主張していた。嘘を付かせない効果をかけているので、その一つ一つの言葉の全てが、椎名の一途で情熱的な部分を証明していく。
    「なるほど。ちゃんと好きな人とするセックスは楽しいだろうね?」
    「そうです! だ、だからっ、本当にっ、はっ、ああっ、あん! 早くぅっ、くぅぅっ、済ませて下さい! 彼氏いるんで!」
     俺は腰を振りながらも、椎名の顔の横にデバイスを置き、画面上にあるものを表示するように設定した。
    
     なんで! なんで先生なんかで気持ちよくならなきゃいけないの?
     別にこんな上手じゃなくていいのに……。
     性交指導ってだけで最悪なのに、勇樹以外で感じるとか、本当にありえない……。
     やだもうっ、早く終わって?
     あっ、んん!
     感じなきゃいけないなんて……困るよぉ……!
    
     ブレインリングには装着者の心の声を取得する力があり、それを次々と文面に表示することが出来る。
     そして、仮に椎名本人が画面を見ても、誤認催眠で俺を恋人と思い込んでいたように、都合の悪い情報は視覚からカットされ、真っ暗な画面にしか見えないのだ。
    
     あっ、あふっ、むっ、ムカつく!
     勇樹より上手なのが否定できない――気持ちいいの否定できない――。
    
     俺はより大胆なグラインドで抉り抜き、背中が丸く反り返るまでに喘がせた。
    「あぁぁぁ! あっ、あ! あ! あ! あっ、あん! あん! あん!」
     快楽が大きくなればなるほど、より多くの文面が画面を流れる。
    
     な、なんでこんんなにいいの!? こんなの知らない!
     本当に勘弁して! 勇樹以外で喘ぎたくないの!
     いいから! こんな気持ちよくなくていいから!
     ――頭真っ白になりそう――ダメダメダメ!
     勇樹ぃぃぃぃぃ――せ、せめて勇樹の意地悪な声だけでも聴きたいよぉ……!
     あ、あれさえあれば、勇樹に「お前すっげー感じまくりじゃん? どうしちゃったの?」とか「顔がエロエロになってんな?」とか言われながらセックスしてる妄想してイケるのに!
    
     流れ続ける文面を見るに、どうやら自分のセックスを自分で盗聴して、あとで彼氏の好きな台詞を聞いて楽しめるようにしているらしい。特に意地の悪い言葉攻めが椎名の好みで、スマホにもMP3で入っているとか。
    
     い、イカされる! やだ! やだやだ!
    
     椎名は髪を振りたくり、快楽を拒みたがる様子を強めていた。
     その必死に首を左右に動かし、よがりながらも顔を顰める姿さえ眺めていれば、文章など見なくても絶頂直前にあることはよくわかった。
    
     気持ちいいだけでも嫌なのに!
     先生でイク必要なんてないし!
     ヤダっ、やだぁぁっ、なんでイカなきゃいけないの?
     もう無理っ、無理っ、ごめん勇樹!
     イクの我慢できない!
     げ、限界……!
    
     椎名は絶頂した・
    「ひぐぅぅぅぅ!」
     何も知らない人間に声だけを聞かせれば、何の悲鳴かと勘違いさせかねない。どこかおかしな声を上げ、極限まで背中を反らした椎名は、上半身の綺麗なアーチで、ビクビクと痙攣じみて震えていた。
     スイッチでも切れたようにぐったりした後、いかにも悔しげな、不満げな表情で、俺から顔を背けてしまう。
    
     最悪……イカされた……。
     イカされたくなかったのに……。
     しかも、まだピクピクいってて元気だし……。
     気持ち悪い……気持ちいいのに気持ち悪いっておかしいけど、なんかやだ……。
     口直しじゃないけど、アソコ直ししたいな。
     勇樹でイキたい。
     いつまで入れてるんだろう。
     終わったなら抜いて欲しいな。
     それとも、まだ続けるのかな。
     やだなぁ……。
     
     何というか、イカせてもなお、俺に対する感情が淡泊なのは、別に寝取りたかったわけでもないのに、若干落ち込みたくなってくる。
     まあいい。
     ブレインリングはシステムのバージョンアップを行ったが、特に不具合なく動作して、心の声を文章表示する機能もスムーズに動いている。
     しかし、個人的にもう少し楽しみたいな。
     ええい、愛情値を弄ってしまえ。
    
     あれ? なんか急に楽しくなってきた? なんで?
     ま、まあいいや。つまんないよりはマシだし。
     勇樹の方が楽しいけどさ。
     おチンチン。入れっぱなしにするなら早く動かせばいいのに。
     でもまたイカされちゃったらどうしよう。
    
     明らかに反応が変わっていた。
     一回、二回と、ほんの軽いピストンで、試しに少しだけ突いてみたところ、ヒクヒクと締め付けるような膣圧が帰って来た。
    「……す、するならすればいいと思います」
     今度は動かないことが不満であるように、椎名はボソっとそう言った。
    
     う、動いた!
     気持ちいいな……声も出そうになってくるし……。
     でも、勇樹ごめん……なんで先生とセックスして楽しいのか私自身さっぱりわからないけど……。
    
     そりゃ、感情指数をタッチ操作一つで弄られたからとはわからないだろう。
     俺は体位を変え、四つん這いの尻に腰をぶつけた。
     きゅっとくびれた腰を片手で掴み、右手では画面をチラチラと伺いつつ、シーツを両手で握り締め、あんあん喘ぐ姿を目で楽しむ。
    「あっ、あん! あん! あっ、せんせっ、いいっ、いいです! あっいい!」
     尻を鳴らす音がパンパン響き、そのうち椎名の方から前後に身体を揺すり始めた。
    
     これ、好きっ、勇樹もよく後ろから、お尻ペンペンしながらしてくれるっ。
     先生は叩かないんだ……。
    
     叩いてみるか。
     俺は左手を振り上げて、尻たぶをぺちんと打ち鳴らす。
    
     うそっ、してくれた!
     ドSモードの勇樹みたいで興奮する!
    
     勇樹みたいで、という条件込みで興奮するあたり、さすがは一途といったところか。
     ペチペチと叩いていると、締まりがよくなり、肉棒が搾り潰されそうな快感に見舞われ、射精感が込み上げる。
    
     あはっ、どうしよう!
     勇樹だったら、このあと仕返しって言って私がお尻叩いてあげて、私がドSになる番だったりするんだけど、先生相手じゃ、ちょっとまずいかな。
    
     カップルで性癖の範囲が広いのは恐れ入る。
     残念ながら、俺がM側に回ることは遠慮させて頂くが、代わりにゴム越しだが射精でもくれてやろう。
    
     ああっ、出てる! 熱いの来てる!
     ――あっ!
     か、軽くイっちゃった……。
     そうだ……お礼しなくちゃ……。
    
     お礼だと?
     俺が肉棒を引き抜くと、すぐに椎名はこちらを向き、コンドームを外しにかかる。精液のよくこびりついた肉棒を舐め始め、せっかくのお掃除フェラを俺は仁王立ちで味わった。
     れろぉぉぉぉぉぉ……と、根本から先端にかけて舐め上げる時、生え際に唇を近づけようとするあまり、椎名の顔面に肉棒を乗せてしまったようになる。根から亀頭へ這った舌先が、チロチロと鈴口をくすぐって、今度は横の生え際に吸い付いた。
     ハーモニカを加えるように、唇に挟んで上下に擦り、ちゅうちゅうと汚れを吸っている。右側を舐め上げている顔が、俺に視線を合わせると、ニカっと可愛く微笑んだ。そして左側も同じように吸い上げて、舐め取って、亀頭のまわりもペロペロと舐め回す。
    
     先生のおチンチンも悪くないな。
     まあ、好きな人が一番だけど。
     先生のことも嫌いじゃないし、楽しい時間になってよかったよかった。
    
     かなりの心変わり。
     いや、俺が書き換えたわけだが。
     面白いのでもっと色々試してみよう。
    
         ***
    
     彼氏への愛情値を消し、代わりに俺への愛情値を最大にした状態。
     ついでに淫乱値も上げている。
    
    「いっぱい奉仕してあげますね! 先生!」
    
     俺がベッドの横から脚を下ろし、そのあいだの床に座らせると、椎名は楽しそうに嬉しそうにパイズリをしてくれた。豊満な乳房で圧をかけ、ヨダレを活性油にしてよくしごき、自分の谷間に顔を埋めるとペロペロと舐めてもくれる。
    「んっ、じゅっ、じゅむっ、ずむっ、じゅっ、ずずずずっ」
     とても頑張っている椎名が、どんな心の声を放っているか確かめた。
    
     先生のおチンチンすごく元気だっ。
     私だって元気になっちゃう。
    
    「勇樹くんはいいのか?」
    「勇樹? えっと、誰でしたっけ?」
    
     これはこれで彼氏が可哀そうなので、後でこの改変は解除してやるが、今ばかりは俺の女として扱わせて頂こう。
    「先生っ、私は対面座位を希望します」
    「いいだろう。自分で跨ってみろ」
    「はい! お任せ下さい!」
     椎名は大喜びで俺に跨り、自分から肉棒を受け入れると、ずっぷりと下の口に咥えて上下に弾み始めていた。
     明らかにキスを求めた表情で、わざとらしく目を瞑り、唇を差し出さんばかりに顎をくいっと突き上げる。そんな椎名の唇を貪ると、向こうから舌を差し出し、だから俺も自分の舌を絡めつけ、ディープキスを楽しんだ。
    
     楽しいっ、楽しいっ。
     ずーっと一緒にいたいな。
    
     俺の背中に腕を巻き付け、強く抱き着いてくるものだから、俺の胸板で乳房が潰れる。ゆさゆさとした上下の動きが、肉棒に刺激を与え、射精感が天へと向かう。
    「出ます? 出ますか?」
     期待に満ちた上目遣いがそこにはあった・
    「ああ、出るぞ?」
    「いっぱい出して下さいね? 出したらお掃除しますからね? 元気があったら二回でも三回でもしましょうね」
     甘えた声で言われると、俺はますます興奮して――。
    
     どびゅッ、どく、ドクドク――びゅるぅぅぅ――。
    
     コンドーム越しの精液で、俺は椎名の膣内を温めた。
     そして、ウキウキとした様子でお掃除を始め、余裕のあった俺の様子に、椎名の方から二回でも三回でも求めて来た。
    
         ***
    
     心のない人形状態でのセックス。
    
    「………………」
    
     さすがに無反応。
     生きているだけで、何の個人的な性格や表情を持ち合わせない。命じれば動くだけの人形に騎乗位をやらせてみると、仰向けの俺に静かに跨り、極めて単調な弾みを見せた。激しさもなく、淡々としている上下の動きで、乳房はプルプル揺れてはいるが、あのはしゃぎっぷりと比べてギャップが凄い。
    「あっ、あぁ……あ……あぁ……あぁぁ……あ……あっ……」
     一応喘いでいるのか。
     実に静かなものだ。
    「気持ちいいか?」
    「はい……気持ちいいです……」
     これもこれで面白いか。
     しかし、タッチ操作一つで設定を切り替え、俺を恋人だと思い込んでいる状態に変更。
    「あぁぁん! 先生! 先生!」
     まさしくスイッチの切り替えだけで、椎名は激しく腰を揺さぶって、キスを求めて自ら前に倒れて来る。俺の胸板に乳房を潰し、ディープキスで舌を貪り、それでいて尻が大胆に弾んで水音がグチュグチュ鳴る。
     ――人形に戻す。
    「………………」
     簡単に目から光が消え去った。
     一度始めたディープキスは、それでも継続されていき、俺の唇を椎名はベロベロと美味しそうに舐め回す。重ね合わせて舌を差し込み、前歯や歯茎を撫で回し、こちらからも舌を出せば絡め合わせる。
     結合部はクチュ……クチュ……と、ゆっくりと持ち上げた尻を、脱力によってすとんと落としてしまう動きが、単調な機械も同然に繰り返される。
    
     恋人モード。
    
    「あぁぁん! せんせっ、先生っ」
    
     人形モード。
    
    「……………………」
    
     ひとしきりの切り替え遊びを楽しんで、俺はたっぷりと射精した。
     十分遊んだし、そろそろ返すか。
    
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 最終話

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    「――――――――――――――!」
    
     晴香は声にならない悲鳴を上げていた。
     まんぐり状態のまま、まず一人目の男子の指先で肛門を揉まれ、晴香は恐ろしく悶絶している。唇を丸め込み、頬の肉に力が入り、まぶたも力の限り閉ざされている。赤面度合いも極限まで色を増し、ジュワァァァァと湯気が上がっている。
     試しに額に触ってみると、風邪でも引いたかと思う熱さになっていた。
     顔から火が出るほど、なんて言い回しがあるが、これだけ熱ければ、そのうち本当に発火するんじゃないだろうか。
    「うひひっ」
     二人目が尻穴をグリグリする。
    「なんで……こんな…………」
     晴香は熱にうなされるかのように髪を振り乱し、額から脂汗を滲ませる。悩ましげに首をよがらせ、表情は羞恥に歪みきっているその姿は、まさに俺が求めていた晴香の姿そのものだ。
     身内から受ける仕打ちも恥ずかしいだろうが、全くの赤の他人からされるのも、それはそれで違った感情を覚えるはずだ。
     三人目、四人目。
     列を作った男子達は代わる代わるに尻穴をツンツンして、それぞれの指遣いでマッサージを施している。アソコが丸見えな以上は当然じっくり視姦していく。そして、そうされている晴香の有様は全て動画に収められ、今や晴香の感じている恥ずかしさは、完全に計り知れない領域に達しているはずだ。
     真っ直ぐ上を向くことなく、ほとんど顔を横向きにしているのは、正面を見てしまうとカメラレンズと視線が重なるからかもしれない。
    「さーて、俺の番か」
     五人目は中指を真っ直ぐ伸ばし、指のお腹をそーっと乗せて、ぐるりぐるりと、まわすような揉み方で肛門を揉んでいく。
    「もうやめてよぉ…………」
    「それはお兄ちゃんに言うんだね」
    「うぅ…………」
     晴香はもう、決して目を開けなかった。
     まぶたを強く閉じたまま、顔面の筋力の許す限り表情は歪められ、恥ずかしがる気持ちを表示したまま固定されきっていた。
     そうして五人目が終了し――。
    「可愛いねぇ? 晴香ちゃん」
     六人目な指でツンツンとノックして、執拗に叩いていた。
     七人目は顔をギリギリまで接近させてアソコを眺め、息まで吹きかけてから離れていく。
     八人目は片手で尻を鷲掴みにして揉んでいた。
     九人目と十人目に至っては、わざわざ両手で尻たぶを掴み、左右の親指で中央を揉み解す方法で肛門を弄っていった。
     そして、十人が終われば俺へと戻る。
     俺は改めて晴香の肛門をグリグリしてやり、上から表情を眺めてやった。
    「どうだった? みんなにお尻の穴をマッサージしてもらった気分は」
    「最悪! すっごい最悪!」
    「そう? 晴香ってば、すっごく真っ赤で可愛かったよ?」
    「バカ! バカバカ! 死ね!」
     うわぁ、涙を溜め込んだ目で物凄い睨んでくる!
     その表情とってもいいよ?
    「今、お尻に力が入ったね?」
    「うるさいよぉ! バカぁ!」
     恥じらいに震えた声は俺の耳をよく癒す。
    
     ぐりっ、ぐりぃ、ぐりん――。
    
    「んんんん――――!」
    
     ぐりっ、ぐりっ、ぐりっ、ぐりっ――。
    
    「うぅ――――!」
    
     さて、そろそろ剥がすか。
     俺は今まで押し込んでいたフィルムの角を指先で摘み、まるでセロテープでも剥がしていくかのように、ゆっくりと持ち上げていった。
    
     ぺりんっ、
    
     と。その粘着力によって、肛門のシワをほんの少しだけ持ち上げながら、晴香のお尻からギョウチュウ検査シートは離れていった。
    
    「はい、終了~!」
    
     俺はにこやかに微笑んでいた。
    
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第18話

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     教卓で四つん這いとなった晴香のお尻は、俺達のいる教室側の方向へ向けられている。白いショーツが丸く膨らみ、ゴムから尻肉をハミ出している。逆V字となった太ももの隙間からは、セーラー服が垂れることで腹とブラジャーの下弦が覗けて見えた。
    「もぉぉ!」
     晴香は黒板方向へと俯き、握り拳を固めた腕が肩の先から震えていた。
    「可愛いよ? 晴香」
    「何がよ。こんなことさせておいて……」
     晴香の声の震え具合は、喉が痙攣しているのではと思えるほどだ。
    「さあ、そのパンツをきちんと膝まで下げてごらん?」
    「みんな見てるのにぃ……」
     大げさな例えになるが、晴香にしてみれば、本当に死ねと言われているぐらいの厳しい命令なのかもしれない。
     晴香は一時的に膝立ちになり、やや前のめりの姿勢でショーツの両側に指をかける。
    「お?」
    「脱ぐか脱ぐか?」
     約二名が期待の声を上げた。
    「ちょっ、脱ぎにくい……」
     晴香は言う。
    「だーめ。脱ぎなさい」
     俺は再度命じた。
    「最っ低!」
     文句しかない目つきで肩越しに俺を睨み、晴香はそれから、ショーツを下へとスライドさせ始める。
     ショーツが脱げるにつれて、割れ目のラインが見え始め――。
    「おおおお?」
    「見えてきた見えてきたぁ!」
     男達のテンションは上がっていく。
    「……だ、だからやりにくいってば」
     そして、晴香の手は止まる。やりにくいあまりに一瞬だけ中断して、けれど動かずにいてもまた俺に注意されるだけ。晴香は止めた手をすぐに動かし、俺の指示通りに膝の位置まで下げきった。
     お尻が丸出しになった。
     四つん這いに戻ることで、割れ目の穴が開けて見え、アソコも丸見えになっている。桜色の雛菊皺と、貝殻のように美しいアソコの合わせ目に、俺達の視線は一気に集中して、晴香の顔から立ち上る恥じらいの蒸気がみるみるうちに濃くなった。
     もうね、水の蒸発するジュゥゥゥゥって音が聞こえてもおかしくないよ。
     存在しない真っ白な濃い湯気が見えてくるようだよ。
     そして、晴香の顔はそれほど熱いわけだ。もしかしたら、触れば「アチッ」って手が引っ込むくらいにはなってるかも?
     白いお尻の肌も桃色がかって、ほんのりと赤みがまぶされている。食べたら美味しい桃のように見えてきて、実はその肉は甘いんじゃないかとさえ、想像がよぎっちまう。
     俺はそんな晴香の尻穴にギョウチュウ検査シートを貼り付けた。
    
    「――――――っ!」
    
     晴香は見るからにピクっと反応していた。
    「さあ、いくよ?」
     添えるかのように、そーっと乗せたフィルムを介して――。
    
     ぐにぃっ、ぐにん、ぐにっ、ぐにに――
    
     肛門へのマッサージを開始した。
    「おおっ、始まった始まった」
    「どんな気持ちなんだろう」
    「俺達が見届けてやるからなー」
     男子三人分の声がかけられ、その他全員も少しずつざわめいている。視線に篭る淫らなニヤけが強くなり、晴香のこの屈辱的な姿は存分に視姦されていた。
     晴香から、声はない。
    「~~~~~~~~~っっっ!」
     ただ、心が何かを叫んでいた。
     言葉というわけではない『何か』としか言い様のない叫びは、晴香の心の中から、まるで絶叫のように響いている。
     きっと、答えは単純だ。
     それだけ恥ずかしくって、屈辱的でたまらない。
     ただそれだけのシンプルな感情が、まともな人間の許容を超えて叫びのように現れている。
    「~~~~~~~っ!」
     もしかしたら、これは精神に対する拷問と同じなのかもしれない。
     これが痛みを与えるための拷問だったなら、今頃は本当の絶叫が部屋中に満ち溢れ、校舎の外にまで恐ろしい声が漏れ聞こえていたはずだ。
     ただ、恥ずかしさ――。
     だから晴香の絶叫は、心の中だけの話で済んでいる。
    
     ぐりっ、ぐりっ、ぐり――。
    
     だからこそ、俺は丁寧に肛門をほぐしてあげた。
     そもそもこのポーズ自体、四つん這いでお尻を高く掲げること自体、犬でもしないような人権無視の行いである。性交渉のできる二人きりならいざ知らず、不特定多数の前でこんな姿を要求されるのは、晴香にしてみれば、尊厳を剥奪された気分に違いない。
    
     ぐりっ、ぐりっ、ぐり――。
    
     このまま終わる手があるだろうか?
     勿体無い。
     もっともっと、楽しんでやる。
    「仰向けでまんぐり返し」
    「……え?」
     力の抜け切った震えの声は、恥じらいが篭ったという意味で熱っぽい。顔の温度が上昇しているに違いない晴香の声の艶は、とても平常時のそれとはいえず、声さえ熱湯で茹でたかのようにふやけていた。
    「聞こえなかった? 仰向けでまんぐり返し」
    「そんなぁ……」
     悲しい声を上げながら、晴香は身体を反転させる。
     表返った晴香は、涙を溜め込んだ表情で、唇を内側に丸め込んだ頬の強張った顔つきで、必死に耐え忍んでいる。自ら膝を胸元に抱えた股の丸見えなポーズで、俺は再び肛門をグリグリしながら表情を眺めてやった。
    
     ぐにぃっ、ぐにん、ぐにっ、ぐにに――
    
    「こ、こんなことするなんてぇ…………!」
    「せっかくだ。みんなにもしてもらおうよ」
     俺は教卓の黒板側へ回り込み、かといって黒板消しのところにあるカメラを俺自身の体で邪魔しない、適度な斜め位置へ移動した。
     みんなを呼び寄せ、教卓の回りに集合してもらう。
     カメラを持った月子も接近して、まんぐり返しの姿勢を上から映した。
    
    「これから、みんなで一人ずつ順番にお尻の穴をグリグリしてあげてね?」
     
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第17話

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     俺の妹、泉野晴香。
    「なーに? 朝からこんな場所にさぁ……」
     だるそうなムスっとしたような、決して機嫌が良いとは言えない顔で、晴香は毅然として両腕を組んでいる。両足を肩幅ほどに開く姿は、まるで俺を上から見下ろしているような態度に見えた。
    「これより、ギョウチュウ検査を開始します」
    「はぁ?」
    「これからの指示には全て従ってもらうからねぇ?」
    「んん? まあ、お兄ちゃんの言う事は聞くけどさ」
     晴香は首を傾げていた。
     俺の考える羞恥プレイの内容を伝えていないだけでなく、きっと検査という理由で女を裸にさせるマニア性癖も知らないのだろう。いきなりギョウチュウ検査とだけ言われても、何のことやらさっぱりなのは、考えてみれば仕方が無い。
     あれから、翌朝。
     いよいよ妹にギョウチュウ検査プレイを実行すると決めた俺は、催眠効果の命令を利用することで、やはり早朝の視聴覚室に呼び出した。
     もちろん、十人の男子も既に来ている。
     撮影を担当するための月子もだ。
     男子十人は全員とも、晴香を見ながらニヤニヤとした表情を浮かべ、その顔つきの露骨さに晴香は軽く引いている。ここにやって来た瞬間もそうだったが、今も「うげぇ……」と気持ち悪がる顔を浮かべて、晴香は彼らを決して快く思っていない。
     きっと、透けてみえるのだろう。俺も含めて、みんなが晴香を見ながら、生々しい卑猥な想像をしている。視線を一身に浴びる晴香には、そのいやらしさが十分に肌で感じ取れているのかもしれなかった。
    「これから行うギョウチュウ検査では、みんなの前でお尻を出して、お兄ちゃんの手で肛門に検査フィルムをグリグリすることになっています」
    「ちょっ――――――――!!!」
     晴香は見るからに青ざめた。
    「どうしたのかな?」
    「どうしたじゃないわよ! なにその変態プレイ!」
    「恥ずかしい?」
    「当たり前じゃない! なに馬鹿なこと言ってんの? 馬鹿!」
    「ちゃんと言う事は聞きなさい」
     俺は強気に出た。理不尽で屈辱的な命令を下したこの俺が、当然の主張をする晴香に向かって、まるでわがままな子供を諌めるような叱り口調を使ったのだ。
     そして、晴香の中では兄の命令は絶対化している。妹なら兄の言う事は聞くものだという常識感が、催眠効果で晴香に根付き、たとえどんな指示でも聞くようになっている。別にそこまで試すつもりはないが、催眠下にある相手なら、死ねと命じれば死ぬかもしれない。
     晴香が俺に逆らうわけはなかった。
    「…………うぅっ」
     晴香は黙った。
    「教卓の上に乗りなさい」
    「う、うん」
     やや気弱になりながら、晴香は上履きを脱いで教卓に乗り上げ、とりあえず膝立ちで脚は閉じ合わせたままこちらを向く。
    「乗ったね?」
    「乗ったけど」
    「それでは、次にスカートをたくし上げてもらいます」
    「んな! こんな人前で? 何よそれ!」
     さすがに声を荒げていた。
    「言う事が聞けない?」
    「き、聞くけど……。別に人前じゃなくても……」
    「だーめ。みんなの前で」
    「なんでよ! だったら、せめてカメラくらい!」
     そこで晴香が指したのは、撮影担当の月子であった。月子が手に持つハンドカメラはもちろんのこと晴香を向き、さらに三脚台に立てたビデオカメラも設置してある。あとで表情が映るようにするため、四つん這いの顔が映せる黒板の位置――つまり黒板消しを乗せるためのあの場所にも、もう一台のカメラを用意してある。
     合計三台のカメラがここにはあった。
     男子十人がニタニタしながら待ち構える中では、ただパンツを見せるだけでも、一体どれだけ恥ずかしい思いがするだろう。
    「さあ、たくし上げてごらん?」
     と、俺は言う。
    「早く早くー」
    「僕達も晴香ちゃんのパンツに興味があるなー」
    「白かな? それともピンク?」
    「赤だったりして」
     援護射撃であるかのように、男子陣は次々に言葉を放ち、その一つ一つが晴香の精神へと突き刺さる。
    「――もう! お兄ちゃんのばかぁ!」
     恨めしそうな視線で俺を睨みながら、晴香はスカートの裾を掴み、徐々に持ち上げていく。
    「――お? お?」
     太ももの見える面積が広がるにつれ、期待を込めた一人の声が上がっていた。
    「馬鹿ぁ! やりにくいでしょ?」
    「ごめんねー?」
     悪びれもしない謝り方で引いていく。
     晴香はたくし上げを続行した。
     既に太ももを半分以上晒していた晴香は、途中で躊躇い手を止める。まるで崖から飛び降りる勇気が出せず、その下を見つめて震えるばかりになっているかのように、止まった手は数秒以上は動かなかった。
    「どうしたのかなぁ?」
    「うるさい!」
     煽ってくる男子に怒鳴り返すと、晴香はようやく決心した顔になり、目を閉じながら、一気にスカート丈を持ち上げきった。
    
    「おおおおおお!」
    「白じゃん! 白、白!」
    「拍手拍手!」
    
     パチパチパチパチパチパチ!
    
     いやぁ、素晴らしい!
     それまで、ほんのりと赤いだけだった晴香の表情は、一瞬にして染まり変わり、首から上だけが別色領域と化した茹でタコのような赤面顔を披露する。見せているのはパンツ一枚だというのに、既に顔から蒸気が上がっており、頭がぐつぐつと沸騰しているかの様子だ。
     ジュワァァァァ、という音が、今にも聞こえてくるかのようだ。
     スカートを握る手は固く力が入っており、力むあまりに震えている。腕や肩ごと筋肉が強張り、肩さえも震えている姿は、まさに屈辱を全身で表現しているといってもいい。みんなに見られることでの感情が肉体に滲むあまりに、晴香の体中がプルプルと震えているのだ。
     そして、俺は改めて口にする。
    「白だねぇ?」
    「――――っ! うぅっ!」
     ただ言葉を放っただけで、まるで針が刺さった痛みに喘ぐかのように、晴香はビクっとして肩を縮める。
     そう、白なのだ。
     真っ白! 純白!
     シミ一つない新品のような白さのパンツは、色合いの加減でか、蛍光灯の光を纏ってやんわりと輝いて見える。
    「で? いつまでこうしてればいいわけ?」
     震えた声で晴香は言った。
    「十秒くらい?」
     と、俺は答える。
    「じゅっ、十秒ね? はい、いーち、にーい――」
     妹は勝手にカウントを開始した。それも恐ろしい早口で、実際にしたら、五秒かそこらにしかならないんじゃないかと思える速度で、みるみるうちにカウントを「十」まで進め、せっかくたくし上げたスカートさえも、勝手に元に戻してしまう。
    「はい! 終わり!」
     と、大慌てで高速で隠す姿からも、見られる時間をたった〇.一秒でいいから減らしたい気持ちが伝わってきた。
     もちろん、撮れたよね?
     なんて、月子に目配せしてみる。
     すると月子はコクンと頷いた。
    「じゃあ、晴香ちゃーん。次は四つん這いになってから、同じようにパンツのお尻を丸出しにしようね」
    「……え? え?」
    「カウントは無し。お兄ちゃんが良しというまで、ずーっと、みんなに見せたままにしておかなくてはいけないよ?」
    「そんなぁ!」
     晴香の表情が悲痛に歪む。
     今にも泣きそうになりながら、晴香は四つん這いの尻をこちらに向け、今度は純白に包まれたお尻を丸出しにして曝け出す。
    「おおっ、可愛いねぇ?」
    「太ももはスベスベだし」
    「最高だよ? 晴香ちゃん!」
     男子十人の言葉が口々に晴香を責め、晴香はますます沸騰している。頭どころか、顔全体を余すことなく煮え込ませ、耳から頬まで、アゴから額まで、首から上の全ての部位からジュワァァァと蒸気を噴出していた。
    
     これから、晴香はどうなるのだろう?
     パンツだけでこんなことになっちゃって、お尻の穴なんて見られたら、晴香はどんなことになっちゃうのだろう?
    
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第16話

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     ぐにゅ、ぐにっ、ぐにぃ……。
    
     俺は有坂朋美の肛門にマッサージを施している。
     テニスウェアのスカートが捲くれ、ショーツの膝まで降りたお尻は、小ぶりながらもプリっと丸い可愛い。
    「――うっ、うぅぅ」
     検査フィルムを当てられた朋美は、四つん這いの姿勢のまま、泣きたいかのように両腕に顔を埋め込んでいる。髪から覗く耳は真っ赤で、肩に力が入って震えている。敏感な尻肌さえもが恥じらいに赤らんで、白かった素肌が火照って見えた。
    
     ぐにゅぅぅぅぅぅ……。
    
     指に力を込め、フィルムを押し込む。
    「は、早くぅぅ……!」
     なるほど、早く終わって欲しいらしい。
     俺はフィルムから指を離すも、フィルムの付着したお尻をしばらく映させ、十人の男子達にそんなお尻を視姦してもらう。ひたすら視線が突き刺さるばかりの、アソコまで視姦されるだけの時間を数分間過ごしてもらい、それから次の順番へ移った。
    
     竹達ユリカ。
     背番号入りのサッカーユニフォームを着た少女。
    
     もっとも生意気な性格をしているユリカは、いかにも不服そうな面持ちで教卓に上がり、いざ男子達に向けてお尻を出す。
    「おお~!」
    「いいケツ!」
     男子達は一斉にユリカの尻を褒め称え、ユリカは思わず股の下から手を伸ばす。反射的に恥部を隠そうとしたのだろうが、手の平で覆いきれるのはせいぜいアソコだけだ。指の届かない肛門は丸見えのまま、たった今行われた恥じらいの動作はきちんと動画に残されている。
    
     ぐにゅぅぅぅぅぅ……。
    
     検査フィルムを押し当てた。
    「くぅっ」
     ユリカは見るからに歯を噛み締め、屈辱を顔に浮かべる。
     背中にある背番号が、サッカー少女を辱めている実感を俺に与えて、俺はとてつもない満足感に満ち溢れた。
    
     ぐにん、ぐにゅん、グニィィィ――。
    
     指先で肛門を揉む面白さ。
    「どうだい? みんなが見てるよ?」
    「だ、だから男っていうのはさ……」
     声が震えている。すごく震えている。
    「そうだねぇ? みんなエッチな目で見てるよ」
    「うぅぅ……!」
     耐え切れなくなった様子のユリカは、握り拳を固めた両手のあいだに額を当て、机に頭を押しつけながら、一生懸命になって屈辱を堪えている。脚のあいだの奥を覗けば、シャツの垂れた隙間からスポーツ用のブラジャーがチラりと見え、そして赤面している顔のアゴと唇も確認できた。
    「ユリカちゃんのおマンコは、毛を剃ってあるからツルツルでしょう? みんなでよーく確認してご覧?」
     十人の男子はそれぞれ身を乗り出すような前かがみの姿勢を取り、秘所の本来なら毛が生えているはずの一帯に注目する。
    「おっ、マジだツルツルじゃん!」
    「剃ってるんだねぇ?」
    「パイパンだ! パイパン!」
     目の前のアソコを話題に盛り上がる男達。
     自分の体を話のタネにされ、動画まで撮影している気分はどうだろう?
    
     ぐにゅっ、ぐにぃ、ぐにぐに、ぐにぃぃ……。
    
     俺は指をくねらせ、技量を駆使するかのように肛門を揉みほぐす。肛門括約筋に力が入るのを感じ取り、俺は時間をかけてこのプレイを楽しんだ。
     そして、五分以上後――。
     ユリカをギョウチュウ検査から解放すると、彼女は彩奈よりも朋美よりも素早く、凄まじい速度でショーツとズボンを履き直し、俺と男子十人をキッと睨んだ。
    「…………」
     何か捨て台詞を残したそうな顔で、目に涙を溜め込んだ表情は、いかにも悔しそうだ。悔しがる気持ちがありありと伝わってくるものだった。
    
     最後は神崎美奈子だ。
    
     制服である美奈子はスカートを翻し、ショーツを下げてお尻を出す。ストリップショーから挿入まで経験している美奈子の場合、本来なら最も恥ずかしい状況には慣れている。少しは度胸がついていてもおかしくはないのだが、催眠アプリには羞恥心を薄れさせない効果があり、むしろ経験があるだけ恥じらいを覚えやすくなっているのだ。
     そんな美奈子のお尻に俺達の視線は注がれる。
    「ちくしょう…………」
     美奈子もまた、握り拳を固めるあまりに腕が震えていた。
    「お尻ヒクついれるよ」
    「肛門可愛いねぇ?」
     男子達の煽りに顔を染められ、肩までブルブル震わせている。
    
     ぐにぃぃぃぃ……。
    
     指を押し込む。
    「このっ、こんな人前で――」
     震える声、震える肩。
     美奈子は四つん這いの肩のあいだへ頭を落とし、深々とうな垂れたまま、顔から蒸気を上げている。握り拳は固く震えて、肛門括約筋も力んでいる美奈子からは、今にも存在しない湯気が立ち上ってくるかのようだった。
    
     かくして、四人のギョウチュウ検査は終了した。
    
     いや、月子も加えれば五人分か。
     それぞれの恥じらう姿を堪能しきった俺は、合計五人分の動画も手に入れて、とてもとても満足していた。
    
     ――残るは妹、晴香のみ!
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第15話

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     列の先頭である彩奈は、月子の前――すなわちビデオカメラの前へ立つ。
    「騎野彩奈です。よろしくお願いします」
     まずは名前を述べてから、教卓を見守る十人と俺の視線の中で上履きを脱ぎ、教卓の上へと上がっていく。
     彩奈はバスケユニフォームだ。
     ユリカはサッカー、朋美はテニスウェア。
     運動部に所属する三人にはそれぞれのユニフォームを着てもらい、美奈子だけが今は制服を着用している。せっかくのスポーツ少女である以上、何がしかのプレイをするには、やはり各種競技に適した格好をしてもらうのが一番だ。
     彩奈はそして、教卓の上へ――。
     四つん這いの姿勢を取り、俺達男子の目の前で、自らズボンを引き下げ、桃色のパンティに包まれた柔らかそうな尻を丸出しにする。
    「おおっ」
    「お花の柄入りじゃん!」
     男子達は言葉を投げかけるように設定している。
    「くぅ…………!」
     彩奈はさっそく恥ずかしそうに、両手をついた肩の隙間へ頭を落とし、脳みそを沸騰させんばかりの感情に見舞われている。たかがパンツ一枚でも、衆人環視の中で、撮影担当の月子や順番待ちの残り三人にまで見られている計算である。平然とケロっとしていられる方がおかしい状況だ。
     そうした中で、彩奈は机に片手をついた状態で右手を後ろへやり、自分自身の手で、カメラにお尻を映されながら、パンツを下へと下げていく。
    「おおー!」
     歓声が上がった。
     大切な秘所とお尻の穴が、同時に丸晒しとなり、俺を含めた男子全員の視線が放射状の雛菊皺へと集中している。カメラの中にもお尻の穴は大きく映り、わずかにキュンと皺が窄まる一瞬が記録された。
    「あ、あんまり見ないで! お願い!」
     恥じらいのあまり、彩奈は懇願していた。
     自ら脱いでおきながら――もちろん催眠による指示で初めから逆らえないわけだが、自分で脱いでから訴えかけてくる滑稽さは、十人の男子をむしろ喜ばせた。
    「自分で見せといてどうしたぁ?」
    「恥ずかしくなっちゃったかァ?」
     一人一人が意地の悪い言葉を投げていく。
    「当たり前よ。少しくらい目を逸らしてくれても……」
     そうすることで、顔とお尻が同時に映ることを知ってか知らずか、彩奈は肩越しに男子を振り向き主張している。
     俺は言った。
    「駄目だよ? ちゃーんとみんなに見てもらわないと」
    「そんなぁ……!」
    「ほら、お願いするんだ。お尻の穴を見て下さいと」
     この命令の言葉に彩奈は逆らえない。
     必ず、従う。
    「わ、わたっ、わたしの……! お尻の穴を――。み、見て下さい!」
     ものすごーく、声が上ずっていた。絵に描いたような緊張感に溢れた声は、あまりにも高く裏返り、耳だけで相手の恥じらいが伝わってくる。その上、肩越しの振り向き顔がこちらを向き、真っ赤な頬から湯気を立ち上らせているのだから、もうたまらん。
     最高だ! 騎野彩奈!
     膝まで下げられたユニフォームのズボンとパンツ。
     そして、背中に記された背番号。
     ポニーテールが良く似合ったルックスと、染まり上がった顔!
     素晴らしすぎてものも言えない。
     果たして、どんな気持ちだろう?
    「仕方ない。見てやるか」
    「えーっと? 色合いは?」
    「割と黒ずんでるよなぁ」
    「まあ、肛門なんてそんなもんだろ」
    「それより、アソコの方は綺麗だぞ」
    「あ、マジだ」
     男子達は口々に彩奈の下半身にコメントを述べ、それら全てが本人の耳に届いている。彩奈の頭はぐつぐつと沸騰して、顔は完全に茹でタコのようになっている。ショートしてしまった頭から、存在しない煙が上がってくるのが、俺にはしっかり見えていた。
    「ではフィルムを押し当て、これから肛門をグリグリします」
     俺はギョウチュウ検査シートを目の前で準備する。
    「――ひっ!」
     このビビリよう。例えるなら、自分を撃つための拳銃に弾が装填されたぐらいの緊張感を覚えているわけだろうか。
    「では、行きましょう」
     俺は肛門にフィルムを乗せ、真っ直ぐに伸ばした指の腹をフィルム越しの肛門へ沈める。グニグニと肛門を揉むように、丹念に指を使ってフィルムを押し込み、十人の男子にその様子を眺めてもらおう。
    「うわぁ、すげぇ!」
    「かなりマニアックじゃん」
     男子らは口々に言う。
    「ねえ、どんな気持ち?」
    「俺達が見届けてやるからな?」
     誰が見届けてなんて欲しいものかと、彩奈は思っているに違いない。
     しかし、見届けられてしまうのだ。
    
     ――グニ、グニ、グニ、グニ。
    
     指で肛門を揉む様子を、男子は身を乗り出して観察している。月子の手にあるビデオカメラも、肛門へのマッサージを集中的に撮るために、レンズをやや近づけていた。
    
     ――グニ、グニ、グニ、グニ。
    
     順番待ちの三人の女子は、この光景にひどく引き攣っていた。
     ユリカ、朋美、美奈子。
     全員がそれぞれの表情で緊張を顔に浮かべ、これから自分が受ける仕打ちに完全に目を奪われていた。
     待っている方も、果たしてどんな気持ちだろう?
     全員、こうされることが確定しているのだ。
     決して、避けられはしない。
     従うことが義務だと思う込んでいる彼女達は、きっと死刑囚にでもなったぐらいの気持ちで、彩奈の公開処刑を見守っているに違いなかった。
    
     ――グニ、グニ、グニ、グニ。
    
     丹念に揉み込んだ末、まずは彩奈のギョウチュウ検査を終了する。
     そして、次の子の順番へ――。
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第14話

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     そして、学校――。
     俺は朝早く、とてもとても早く登校した。
     六時代のうちから家を出て、月子と一緒に登校した俺は、七時ちょっと過ぎくらいに教室に辿りついたわけであるが、見事なまでに誰もいない。どのクラスの座席もすっからかんなのは当然のこと、職員室にすらごく一部の教師しか来ていない有様だ。
     なるほど、この時間帯はそういうものか。
     これは良かった。
     都合がいい。
    「おはよー!」
     元気な挨拶と共に現れるのは、俺が処女を頂いている騎野彩奈だ。活発な彼女らしい腹から声の出た挨拶は、この静まりきった校舎にはよく響く。
    「ちーっす」
    「あー眠い……」
     続けて現れるのは、竹達ユリカと有坂朋美。
     生意気さの強いユリカは肩にバッグを引っ掛けながら、やる気の薄い朋美は本当に眠そうな顔をしながらそれぞれ教室へやって来る。
    「なーんでこんな時間から呼び出すかなぁ」
     そして、神崎美奈子も登校してきた。
     俺が今まで催眠をかけたクラスメイトが勢ぞろいだ。
     呼び出したのだ。
     俺の命令を聞くことになっている彼女達に、今日は朝早くにギョウチュウ検査シートを持って来るよう言いつけ、今まで操ったクラスメイトの残り四人にも同じようなプレイを行うと決めていたのだ。
     月子はもう済ませちゃったので、この場では免除だが……。
     彩奈、ユリカ、朋美、美奈子。
     この四人に関しては、これから同時に順番に行っていく。
    
     それも、ギャラリーの見守る中でだ。
    
     登校してきた女子達に続くように、俺の催眠を受けている十人ほどの男子達が、次々と教室に現われては自分の席にバッグを置く。
     もうね、何事だろうね。
     こーんな早朝に十人以上の生徒が同時に登校してるって、キセキの時間帯か何かかね。
     まあ、仕掛けたのは俺自身だけど。
     とりあえずは、みんなが席に荷物を置き、机に教科書やら何やらを入れるくらいは待ってやり、俺はそれから教卓に立って、机の上に両手を置いて若干身を乗り出す動作を交え、まるで教師が授業開始を告げるかのように宣言した。
    「これから、女子のギョウチュウ検査を行います」
     この言葉と同時に、四人の女子は同時に表情を引き攣らせる。
     逆に男子は期待に満ちた表情を浮かべ、女子を見ながらニタニタしていた。
    「騎野彩奈さん」
    「はい!」
    「竹達ユリカさん」
    「うぃー」
    「有坂朋美さん」
    「……はーい」
    「神崎美奈子さん」
    「はい」
    「これより、あなた達四人のギョウチュウ検査を行いますが、ここでは本来のような一人で家でするような方法は取りません。この教卓で四つん這いになり、皆様にきちんと様子を眺めてもらいながら、一人ずつ順番にお尻の穴をグリグリしていくことになります」
     四人の顔には見るからに緊張が走っていた。
    「あ、あはは……」
     苦笑しながら青冷める彩奈。
    「マジかよ……」
     戦慄するユリカ。
    「うぅ……」
     ダルそうだった顔をさらに気だるくしている朋美。
    「死刑宣告じゃねぇか」
     完全に文句しかなさそうな顔の美奈子。
     それぞれ反応は違っていたが、四人が四人なりに検査の様子を想像し、十人もの男子にお尻を見られなくてはならない運命に今から顔が染まっている。俺を含めれば男子は十一人という計算になるし、女子も勘定に入れるなら、合計十四人からそんな様子を見られるわけだ。
     どんな気持ちだろう?
     まさに死刑宣告でも受けた気分だろうか。
     まあ、確かに公開処刑みたいなもんだ。
     なんたって、尻の穴なんかを一人一人に視姦されてしまうわけだからね。
    「月子。撮影はしっかり頼むよ?」
    「はい」
     月子は細い指先でビデオカメラを操作して、撮影の準備を開始する。
    「では四人とも教卓の前へ並び、一人ずつ順番に四つん這いになってお尻を出しなさい」
     俺の指示で彩奈を先頭とした列が作られ――。
     そして、第二のギョウチュウ検査は開始される。
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第13話

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     さて、いよいよギョウチュウ検査だ。
     先に行われていた放課前のホームルームでは、既に俺達の手元に検査用のフィルムを閉じた紙袋が配られている。三人とのセックスはそれを受け取った後のことで、それから家に戻った俺は部屋に月子を連れ込んでいた。
     俺は内心ウキウキしていた。
     これだけセックスに慣れておけば、羞恥プレイの最中に勃起が気になりすぎたり、我慢ができなくなることはないだろう。
    「月子。お尻を出しなさい」
     俺は命じた。
     すると井上月子は俺のベッドで、俺にお尻を向けた姿勢でスカートを捲くり上げ、真っ白なパンティを下げていく。
     目の前に現れたアヌスを俺は視姦した。
    「へぇ? これが月子のお尻の穴かぁ!」
    「いや、恥ずかしい……」
    「でも綺麗だよ?」
     俺は猫なで声で肛門の感想を聞かせてやり、月子の恥じらう台詞を聞く。
     何故、朝っぱらから月子が家にいるのかというと、月子の都合を一応尋ねた上で、一晩くらいなら他所の家に泊まれそうだというので泊まってもらい、夜は月子と同じベッドの中で眠りについた。
     そして、この朝――。
     俺は四つん這いの尻を丹念に眺め回し、じっくりと目で味わっていた。
    「ヒクヒクしているよ?」
    「いやぁぁ…………!」
     俺の行う言葉の責め苦が月子を大いに恥じらわせる。
     この日のため、俺はわざわざ三脚に立てたビデオカメラまで用意して、これから行うプレイの全てを動画に残すつもりでいるのだ。自分のお尻が撮られていると知る月子は、嫌よ嫌よと言いたげに尻を振り、ベッドに顔を強く埋め込む。シーツを握る手の握力は強く、肩に力が入って身体も震えていた。
     それにしても――。
     なんとも、良いお尻である。
     美白のあまりに部屋の電気が反射して、ほのかに輝いてみえるほど、俺に向けられた月子の尻は輝いている。
     下半身を高くした姿勢では、尻の割れ目とアソコが両方とも丸見えになるため、閉じ合わさった肉貝と放射状の菊皺を同時に視姦できる。黒ずみの薄い桃色がかった肛門の色合いは綺麗なもので、アソコも白い貝殻のようで決して美感を損なわない。
    「よいしょ」
     ちょうどレンズの正面にお尻が来るように、俺はビデオカメラの三脚を移動した。
    「ではギョウチュウ検査を始めます」
    「はい。よろしくお願いします」
     果たして、月子はどんな気分だろう?
     これから俺の指で肛門をグリグリされ、その様子を全て撮影される。それを自らよろしくお願いさせられるなど、恥辱も良いところに違いない。
     俺は検査シートを手に取って、それを肛門に近づける。
     せっかく撮るわけだから、俺自身の体がビデオの邪魔になってはいけない。このため俺は月子の背中の横へ移動し、上から覗き込むような姿勢で、肛門へフィルムを乗せた。
     そして、指で押し付ける。
    「――――っ!」
     月子が震えるのがわかった。
    
     ――グリ、グリ、グリ、グリ。
    
     押し当てた中指の腹に強弱をつけ、左右に捻るかのようにする。検査そのものは、ほんの数秒当てていれば完了するが、そう一瞬で済ませてはつまらないため、たったこれだけの動作に何分もかけてやる。
     一分、二分――。
    
     ――グリ、グリ、グリ、グリ。
    
     まるでカップラーメンの待ち時間のように、月子はたった数分を永遠のように感じているに違いない。
     三分、四分――。
    
     ――グリ、グリ、グリ、グリ。
    
     フィルム越しの肛門が、キュンと強く引き締まった。
    「いま、お尻に力が入ったね?」
    「そんなこと……」
    「万が一ギョウチュウがいたら大変だからねぇ? きちんとフィルムにくっつくよう、もっとヒクヒクさせてごらん?」
    「…………はい」
     肛門括約筋に力が入り、皺の収縮する様子が指先でわかる。力の出し入れによって、皺が直腸に丸め込まれるたび、押し当てているフィルムも少しだけ中へ巻き込まれていた。
     五分、六分――。
     それだけの時間を経て、俺はようやく肛門から指を離す。
     しかし、だから終了というのでなく、尻の検査フィルムの貼られた有様を数秒以上は動画に写し、それからようやく、肛門からフィルムを剥がして月子を検査から解放した。
    「はい。終了」
    「ありがとうございました」
     お礼の挨拶も、あらかじめ言うように指示したのだ。
     どんな気持ちだろう?
     こんな変態プレイをしてもらったお礼を言うなど、大層な恥辱に間違いない。四つん這いの姿勢から起き上がり、顔をこちらに向けた月子の顔面は、湯気が立ってもおかしくないほど赤く染まりきり、表情は完全に恥じらいに歪みきっていた。
    
     ――は、恥ずかしい。
     ――もう生きていけない!
    
     そんな叫びが表情から聞こえてくる!
     さ、最高だ!
     月子のそんな表情が見たかった!
     頬を強張らせ、唇を丸め込み、すっかり俯きながら両手を膝元でモジモジさせる。下を向いていても、髪から覗く耳さえも赤く染まって、例え表情を見なかったとしても、月子の中に沸いている羞恥心は手に取るようにわかった。
     俺はビデオカメラを三脚から取り外し、月子のそういった様子を撮影する。
     やっとのことで録画を止め、次に再生モードの操作を行った。
    「それじゃあ、月子ちゃん。今までの動画を見てみようか」
    「え? あ、はい」
     俺は月子の隣に座り、たった今まで行われていた検査フィルムが尻穴にグリグリされている有様を月子本人に見せつける。
     動画を覗いた月子は――。
     ジュワァァァァ、と。
     赤面で熱くなりすぎた顔から、もう完全に湯気が立っている。
    「わ、わたしっ、こんなこと……!」
     動画を見ることで、自分が今まで受けていたプレイをありありと実感しているのだ。
    「僕の指にね。月子ちゃんのお尻の穴がヒクンとしてくるのがよーく伝わってきたよ?」
    「うぅぅぅ…………」
    「どうだった?」
    「どうって! これ、もう……。生きていけないよぉ……! 死んじゃいたいくらいだよ。こんなのぉ……!」
     表情から見える悲痛な叫び。
     いっそ、本当に死んだ方が楽かもしれない。
     それほどの感情に見舞われ、月子は顔から湯気を上げ続けた。
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい 第12話

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     結論からすると、俺は朋美に恋愛感情を植え付けた。
     俺に惚れさえすれば、もしや積極性が上がって頑張るのではと思ったが、アプリ操作をするなり朋美はこういうのだ。
    「あのさ。むしろ太郎が私にシてくんない?」
     手マン、クンニ。
     そういうことを俺から朋美にしろってわけだ。
     それをマットに寝そべりながら言うのだから、朋美の面倒臭がりな性格は本物だ。いっそテニス部などより、幽霊部員の許されるどこか別の部活が良かったのではと思うが、まあ部活なんぞ追求しても仕方がない。
    「しょうがない。まずは朋美を濡らすから、二人は俺に見えるような形でオナニーしろ」
     朋美の横へ座りつつ、俺は二人に命令する。
     すると、やはり彩奈がユリカをリードした。
    「じゃあ、こうしよっか」
     まずは自分が膝立ちとなり、その脚を肩幅程度まで広げ、アソコを弄り始める。ユニフォームのズボンをお尻が出る位置まで下げている二人は、ただ立っているだけでも大事な部分が丸見えになっているのだ。
    「ちーっす」
     ユリカは彩奈の動きにならってついていき、同じように膝立ちでオナニーを開始した。
     そうした二人の姿を目の保養にしながら、俺は寝そべった朋美の股へ手を伸ばす。秘所の縦筋に合わせて指を上下すると、何かを感じるかのように腰をくねらせ、少しずつ顔を赤く染め上げていた。
     そういえば、ユリカや彩奈もさっきより顔が赤い。
     オナニーで感じたからか? いや、違う。
     催眠アプリにある羞恥心にまつわる効果だ。この催眠効果を受けた場合、恥ずかしさというものに決して慣れることはなく、むしろ経験が溜まれば溜まるほど、露出を恥ずかしく思う気持ちは増幅される。
     いつかはパンチ一枚を見られただけで、全裸を見られるほどの気持ちを覚えるようになってしまうのだ。
     つまり、この三人の気持ちを例えるなら――。
     どんどん恥ずかしくなってくるにも関わらず、俺の指示なので秘所を隠したりは出来ない彼女達は、火で延々と熱し続けられているようなものだ。長時間熱すれば熱するほど、物体は熱を溜め込み熱くなるが、同じように三人も羞恥心という名の炎に熱され、しだいしだいに恥じらう気持ちが強められている。
     俺にオナニーを見られている二人の状況。
     アソコを触られている朋美の気持ち――。
     羞恥プレイといえるほど、羞恥など今は欠片も重視していないが、つまり普通にエッチなことをしているだけでも赤面チックな表情が拝めるわけだ。
    「濡れてきたねぇ?」
     俺は朋美に言葉を投げかける。
    「い、言わなくても……」
    「いいや? とっても濡れてきているよぉ?」
     朋美の割れ目をなぞる俺は、その狭間から滲んでくる愛液を指に絡め取り、朋美の顔へ近づけ見せつけるように糸を引かせてやる。
    「……ううっ」
     恥ずかしそうに顔を背けた。
    「二人はどうかな? 彩奈ちゃんは?」
    「え? ああっ、うんうん! 少しだけ……」
     恥じらいがちに彩奈は答える。
    「ユリカちゃんは?」
    「まあまあ」
     一言で答え、ユリカは赤面したまま顔を背けた。
     だいぶ準備は整ってきたらしい。
    「ようし、お前らマットに並んで寝るんだ。膝も両方持ち上げてな」
     二人は朋美を中心に仰向けとなり、胸の手前に膝を抱えたアソコが丸見えの姿勢を取る。
     彩奈、朋美、ユリカ。
     三人の女子が濡らしたアソコを晒して並び、俺は三人を順番に味わっていくため、まずはユリカの上に覆いかぶさり挿入する。
    「おぶっ、うぅぅ…………」
     初めて挿入する感覚にユリカは呻き、俺が腰を振り始めると、生意気そうな顔の唇を口内へと丸め込み、赤ら顔で耐え始める。ユリカの中での俺とのセックスは、やはり義務付けられた強制的なものというわけなのだろう。不本意そうな表情を犯すのは、それはそれで癖になる。
     激しい運動によっても処女膜が切れると聞いたことがあるが、ユリカから破瓜の血が流れてこないのは、そのせいなのかもしれない。
     一旦引き抜いて――。
     次は彩奈に。
    「――あぅっ、きっつぅぅ」
     内側から圧迫される感覚に顔を引き攣らせつつ、しかし彩奈はユリカよりも朋美よりもノリのよい調子で受け入れている。
    「どう? 気持ちいい?」
    「うん。とってもいいよ?」
    「よかったー。私も初めてだから、さ」
     脂汗をかいているあたり、初めての痛みはあるのだろう。結合部を覗けば、破瓜の血が少しばかり流れていたが、俺は構わずピストン運動を繰り返す。
     そしてまた、一旦引き抜き――。
     センターの朋美へ挿入する。
    「あぁっ、いいっ」
     腰を押し進めていくと、朋美は髪を振り乱しながら棒を受け入れ、淫らな声を漏らしている。感度は良好、彩奈よりも破瓜出血は少ない。初めてされるにしては感じやすく、朋美はしだいに大きな声を漏らして鳴いていた。
    「――あっ! やん! あっ、あん!」
     よがるような髪の振り乱し方が官能的で素晴らしい。
     俺はまた一旦引き抜き、ユリカへ移動して挿入する。
    「――おっ、おう!」
     ユリカの声をしばし聞き、また引き抜いては移動する。
    「――だ、駄目ェ!」
     彩奈の鳴き声。
    「いやん! あぁっ、あ! ああん!」
     朋美の声。
     俺は引き抜いては挿入を繰り返し、三人の女子のマンコを順々に堪能する。それぞれのユニフォームが俺の目を楽しませ、まさにスポーツ少女を犯している実感が俺の心を満足させた。
     そして、俺は射精する。