• タグ別アーカイブ: 尻フェチ
  • 健康診断は女子のお尻も検査する

     
     
    01 学校におけるお尻の検査 -志野川明菜 15歳-
    02 プライドの高い女 -神埼亜由美 17歳- その1 /その2 /その3 /その4 /その5 /その6 /その7
    03 美人教師 -佐倉美紀 23歳- その1 /その2 /その3 /その4 /その5
    04 体操着で下半身裸 -長谷川絵乃 14歳- その1 /その2
    05 保健室で明菜再び -志野川明菜 15歳- その1/その2
     
     


  • 思わず尾行したくなるムッチリ着衣尻 玲奈さん(23)

     「着衣」「巨尻」

     そこにこだわり抜いた作品です。

     着衣の種類は全部で四つ。
     それぞれのパートごとにわかれていた。

     ・白ミニスカ
     ・グレーペンシルスカート
     ・グレーレギンス
     ・赤ホットパンツ

     まずタイトルに「尾行」とあるからには、歩いている後ろから尻を嘗め回すアングル。
     歩行による尻肉の稼動、プルンと揺れている有様をまじまじと観察できるのもポイント。

     お尻を追跡したあとは、お尻を魅せるようなポーズをひとしきり披露。
     その後、男が出てきての絡みのシーンとなっていきます。

     お尻をモミモミしているシーンに時間をかける。
     着衣へのこだわりから脱がさない。
     脱がすとしても下着やストッキングは残している。

     この白ミニスカのシーンでは、モミモミのみで終了でした。

     グレーペンシルスカートでは、脱いだりはいたり脱いだりはいたりを繰り返した。
     スカートを剥いていく中から見えてくる下着尻。
     尻の下弦に引っ掛けて、持ち上げるようにしてプルプル揺らしたりもした。

     その後、着衣尻コキをやって、着衣の上に精液。

     レギンスでは騎乗位尻コキ。
     挿入時はその部分だけに穴を開けて入れている。
     騎乗位特有のお尻の動きを着衣の上から眺める面白さ。

     これが上下にバウンドし続けるシーンはとてもよい。

     ホットパンツのシーンではフェラチオからスタート。
     穴あきになっているので、やはり挿入は着衣の上から。

     他にもエロ動画を見てきた方々には、
     巨尻に腰をぶつける際の肉の波打ちといえば伝わると思いますが、
     尻肌にぴったり張ったホットパンツが波打ちます。

     レギンスの騎乗位では女性自身が動くので、お尻の上下バウンドが主ですが。

     ホットパンツの尻がプルプルと揺れているのは見ものでした。
     一切生尻を出すシーンはなく、たとえ脱いでもショーツは履いている。
     着衣尻というタイトルを完全に守り抜いた作品でした。

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  • 自転車愛好会のピチピチ桃尻女子大生がお尻穴あきサイクルウェアで羞恥サイクリング

    期待していたお尻のシーンが少なすぎるのがなんとも・・・・・・・

    ほぼ半分以上がセックスで占められています。

    しかし

    黒塚が期待していたのはコレですコレ↓

    このお尻だけに期待していたのに、このシーンが少ないのです。

    お尻を売りにするのなら、ただ座って漕ぐだけでなく、例えば立ちこぎ運転でお尻が上下に動く有様を映してもよかったと思うんです。上体を前へ寝かせ、腰を高め、お尻を左右に振りながら漕ぐ運転なんかもして欲しかった。パンツを脱いで肛門が見えるようにもして欲しかった。

    ところがセックスシーンの方がずっと長い。

    お尻のシーンは序盤に挿入されたオマケでしかないのが悔やまれます。

    とにかく言えるのは、もっとお尻を楽しませる工夫が欲しかったという一点でした。

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  • 第8話「リーナの屈辱」

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     そして、二日目。
     王様気分で高級椅子にふんぞり返ったジョードは、ニヤニヤとしながら自分の股に跪く一人の少女を見下ろした。
     ジョードの肉棒を咥えるリーナは、恨めしそうな悔しそうな目でジョードの顔を睨み上げ、涙目になって頭を前後に動かしている。
    「美味しいかい?」
    「ふざけんな! ヘドの出る味よ!」
    「駄目だねぇ? リーナちゃーん。こういう時はね? おチンポ美味しいですって言ってあげると男はとても喜ぶんだよ?」
     調子付いたジョードはリーナの頭をポンポン叩く。
    「誰が! アンタのブツなんてねぇ、ナメクジでも食べた方がマシなほど気持ち悪いの! たとえ嘘でもお世辞でも、こんなキモいものを美味しく感じる日なんて一生来ないわ!」
    「本当に駄目だねぇ? 悪い子だねぇ?」
    「フン!」
    「だったら、美味しいって言えるようになるまで続けてもらおうか」
     リーナの頭をポンと叩いて、口淫を再開するよう促す。ゾッと青ざめた表情で、脂汗をかきながら口を近づけ、涙を堪えるように再開した。
    「じゅるっ、んじゅっ、ちゅぷぅぅ……」
     本来ならば、愛し合う者同士の行為だろう。
     しかし、二人のあいだに愛はない。ジョードが一方的にリーナに行為を抱いただけで、リーナには他に好きな男がいる。ジョードなんかのものを口に咥えるなど、冗談でも考えたくのないおぞましいことだった。
     シェーム王国の価値観では、女の貞操は千枚の金貨にも勝る『財産』であるという概念で見られており、税金を支払うために『財産』を『納付』するのは、仕方が無いと諦めている男は数多い。不満を持つ層も存在するが、諦めた層もまた確実に存在していた。
     そもそも国の定めた学校教育により、女性とは貞操を捨てて初めて立派な成人となり、夫を迎える権利を得るのだと、シェーム王国の女はそのように教えられて育っている。権力者に貞操を捧げる行為は、いわば成人儀式のように見られており、そのことに何の疑問も抱かない女すら存在する。
     小さい頃から教育を刷り込まれ、大人の言い分に疑問を抱く人間は、多いとも少ないとも限らないのだ。
    「それにしても、リーナちゃんはフェラチオが下手だなぁ?」
     ジョードはやらせておいて馬鹿にする。
    「――くっ、んぷっ、じゅるるんッ」
     嫌なものをしゃぶらされた上、いざやってみれば技巧を貶され、リーナにとってみれば散々も良いところだ。
    「まだ二日目だしね。拙いのも仕方がないかなぁ?」
     初夜を買い取った男性は、七日間に渡って女としての作法を教える義務がある。ここできちんと性的な躾をして、出来上がった素晴らしい女を夫の元へ送ってあげるという建前で、それを本気で信じている国民も権力者も存在する。
     つまるところ、ありがたいおまじないとしても認識されているわけだ。
     ジョードはというと、別に迷信は信じていない。
     ただ、抱きたい女の初夜を欲望のままに買い取った。何度言い寄ってもなびいてこない。そればかりか別の男と勝手に結婚手続きを済ませ、これから幸せに暮らそうとするものだから、仕方がないのでジョードがじきじきに初夜を購入してあげたのだ。
     他に好きな男のいる気の強い女。
     それを好き放題にするために。
    「ちゃんと舌をくっつけて、ぐちゅぐちゅ水音を立てるんだよ?」
    「んじゅる! んぷっ、じゅくぅぅぅ!」
     ジョードをキッと睨み返しながら、リーナはその言葉に従った。
     ここで女が非協力的だと、納付率が悪いとして、七日間で払い切った扱いになるはずの税金の一部が、夫婦に課せられてしまうのだ。
     いくら一部とはいえ、それは当然重い金額になるため、生活にも影響する。
     リーナは言われた指示には従うしかない。
    「うーん。いいねぇ? キアランにもこの快感を早く教えてあげたいよ」
     ジョードはわざと、結婚相手の名を出した。
     その方がリーナにとっても、夫以外の男に従わされ、屈辱的な辱めを受けている実感が増すはずだからだ。
    「四つん這いになってよ。後ろからパコパコしてあげるからさ」
    「このクズ……!」
     悔しそうな顔でジョードを睨み返してから、リーナは涙を飲む思いで尻を差し出す。口や態度ではいくらでも反抗的な気持ちを表に出せても、要求自体には素直に応え、逆らうことなくジョードの挿入を待つしかないのだ。
    「自分で言ってごらん? ジョード様のおチンポを私のマンコに入れて下さいってね」
    「言うわけないでしょ!」
    「言えないんだったら、納付が不十分になるけどなぁ?」
    「……チッ! わかったわよ! ジョード様のおチンポを私のマンコに入れて下さい! ほら言ったわよ!」
    「誠意が足りないなぁ? やり直しだよ?」
    「……このッ! じょ、ジョード様のおチンポを私のマンコに入れて下さい!」
    「もう一回だねぇ?」
    「ジョード様のおチンポを私のマンコに入れて下さい!」
    「もう一回」
    「ジョード様のおチンポを私のマンコに入れて下さい!」
     何度言わせても、リーナの態度は悪かった。好きで言っているわけがない。怒りの感情がありありと滲み出た荒い声には、誠意の欠片もありはしない。
     だからこそ、ジョードは何度でも言わせた。
     少しでも誠意が感じられ、本当に欲しがっているように聞こえるまで、十回でも二十回でもやり直しをさせ、プライドが崩れるのを待ち続けた。
    「お、お願い……! もう何回も言ったでしょ?」
    「もう一回」
    「ジョード様の……ジョード様おチンポを! 私のマンコに入れて下さい! お願いします! お願いします! ジョード様!」
     もちろん、本気で欲しがっているわけがない。 
     リーナはただ、何度も嫌な台詞を言わされる地獄から、一刻も早く解放されたいあまりに許しを請い始めただけである。
    「お尻をフリフリして、僕を誘惑してごらん?」
    「そんな……!」
    「そうしたら、お望みのものを入れてあげるよ。君がそんなに欲しいっていうならね」
     そういう台詞をジョードの方から命令しておいて、まるで本当にリーナが人のおチンポを欲しがったという前提で話している。
    「さあ! 早くしろ! このジョード様を誘惑しろ!」
    「わ、わかったわよ! このクズ!」
     リーナは四つん這いの両手のあいだに頭を落として、悔しそうにうなだれたまま、途方もない屈辱の中でお尻を左右に動かし始める。
    
     ふりっ、ふりっ、ふりっ、ふりっ、ふりっ、ふりっ、
    
     腰の捻りでクイっと動き、リーナのお尻は左右に振られる。
    (悔しすぎる! 何よ! 何なのよ!)
     屈辱だけがリーナの本心だ。
     しかし、そのフリフリと振りたくられるお尻だけを見るならば、確実に牝の香りを振り撒いて、いじらしく初々しく、男を誘惑しようと励んでいた。
    「リーナちゃーん。君があんまり僕を誘惑して、僕を誘うもんだから、このジョード様が仕方なく相手をしてあげるよ」
    (やらせたのはアンタのクセに!)
    「はい。挿入っ」
     ジョードはリーナの腰を掴んで、肉棒を根元まで突き入れた。
    「――くっ、くぅぅぅ!」
     その刺激にリーナは大きく仰け反った。
    
     悔しい! こんなの悔しい!
     悔しすぎて、悔しすぎて、コイツを殺したって気がすまない!
    
     リーナの心はそう叫ぶ。
     そんなリーナの膣内をいい気になって味わって、何度も何度も腰を振った。尻を精液濡れにして、体位を変えて再開して、顔にかけてはまた再開。また別の場所に振り撒いて、また再開と繰り返す。
     リーナの全身が精液にまみれ、まるでバケツで白いペンキでも被せたような有様に成り果てるまで、その日のジョードはリーナのことを抱き続けた。
     性行為が済んでなお、ジョードはリーナを抱き締め、密着したまま眠りにつく。リーナはこんな男と触れ合うことに、肌が粟立つようなおぞましさを感じながら、ひたすら耐え忍ぶ時間だけが続いていた。
    
    
    


     
     
     


  • 第5話「水泳補習での露出体験 五」

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     じいぃぃ……。
    
     感じる視線が心地良い。
     水着姿で生徒の前に出て来た美東一菜は、順から感じる熱い視線に体中を疼かせていた。生肌で浴びる異性の目は、スーツやシャツの上から感じるものよりもずっと熱く、全身を痺れさせるようであった。
     例えば、最初。
     順の前へ近づいて、自分の乳房をギリギリまで近づけ、相手の胸板への衝突寸前まで持っていったのは、この谷間を見てもらいたかったからだ。
     なるべく、自然に振舞った。ごくごくさりげないように見せかけて、わざと見せつけていることなど悟られないよう気をつけながら、見せつけた。
     順の視線は釘付けになった。逸らそう逸らそうとする意識は見受けられたが、強すぎる引力に全く抵抗できていない。ほとんど逸らすことはなく、順は最後まで凝視していた。穴の空くほどの視線を注ぎ込み、じわじわと貪るように谷間を覗き続けてくれていた。
     ……恥ずかしかった。
     服の上からならいくらでも視姦されてきているとはいえ、生の谷間をここまで長く覗かせたのは初めてだ。他人に肌など見せなれていない一菜にとって、シャツもブラジャーも介さない乳房への視姦は未知の領域だった。
    (み、見すぎよ……順君……)
     心の中では、本当はそう呟いていた。
     表情は変わらない。変化に乏しい一菜の顔つきは、それほどの恥ずかしさを持ってしても羞恥心を表に出さない。赤面具合を見れば、かろうじて感情を読み取ることは可能だったが、当の順にそういった余裕はなかった。
    (すごく見てるわね……)
     口では教師らしい言葉を述べていたが、少しでも長く視線を注いでもらい、乳房を痺れで満たしていくのが心地良かった。
     恥ずかしいとは、本当はどういうことなのだろう。
     その感情は誰にも肌を見せたくない根拠であり、ストレスにもなりえるものだ。そんな感情に自ら浸り、自身の顔を赤く染めたいとするこの性癖はそもそも何か。
     どこか矛盾を感じるが、これも生物の仕組みなのだろう。
     男は色めく女体に興味を持ち、女性は自分の体重や体つきを気にかける。心のどこかに異性を引き寄せ、夢中にさせたい本能があるからなのだ。
     だが、一菜には恋人不在への危機感や焦りが無い。いなければいないで、どうとでもなるだろうという気持ちがある。もしかすれば、積極的な興味がないから、生物上の欲求が別の形で発現しているのだろうか。
     もっとも、今は自己考察はどうでもいい。
     この二度とないかもしれない機会を利用して、恥ずかしい思い出を手にすることが重要なのだ。こんな形でなければ、今でなければ、それはできない。
     だから限られた時間を噛み締めるように、一菜はたっぷりと谷間への視線を注いでもらった。おそらく勃起していたであろうから、そこは見ないように気を使い、彼に背中を向けながら体操へ移っていく。
     そして今。
     順が手を伸ばしたなら、背中の紐を引っ張り、簡単に水着を解いてしまえるであろう至近距離で、一菜は黙々と準備体操を続けている最中だ。
    
     じぃぃぃ……。
    
     うなじから背筋にかけ、腰周りまでもを見えない手で優しく撫でられていくような、くすぐったいような気持ち良さが全身を這い回る。腰のくびれをさすられて、太ももを痴漢され、お尻を思う存分に撫でられる。
     見えない手というよりは、皮膚上を駆け巡る不思議な痺れとでもいうべきか。
     教室でお尻を視姦される時は、普段はストッキングをはいているので、ショーツも含めて合計三枚の布が介在している。そこにお尻本来の形はない。ぴんと張り詰めた生地に潰され、せいぜい丸く膨らんでいるだけなのだ。逆にそれが、厚みある肉感をボリュームたっぷりに見せるのかもしれないが。
     今も水着のゴムがはみ出し肉を作ってはいるが、たった布一枚しかないお尻だ。本来の丸み、形状にかなり近い状態のものを見られている。たかがはみ出し肉など頭の中で修正し、順の脳内には最終的にはお尻本来の形があるはずだ。
     そう考えると、写真を撮られている気分になる。
     目に焼き付けることによる脳内写真で、きっと順の想像上には生尻がありありと浮かんでいる。物質的な形に残ることがないとはいえ、それでも記録を取られている気分なり、そのせいで疼いてくる。
     きゅんっ、と。
     アソコが引き締まるかのようだ。
    
     じぃぃぃ……。
    
     お尻の形をじっくりなぞり、割れ目や丸みをぐるぐると撫で回す視線の感触が嫌というほど伝わってくる。
     錯覚かもしれない。
     順の顔など見えないのだから、本当に順が自分を視姦してくれている保証はない。それでも異性が後ろにいて、思う存分に視姦ができる状況下に置かれている。
     その事実が目に見えない指を感じさせた。
     さーっと、人差し指が肌を優しくいたわるような。形無き指の感触がお尻をなぞり、割れ目に指を入れてくる。割れ目を上下にくすぐりつつ、尻たぶをぷるぷる揺らす。
     本当はわかる。
     人の視線の感触はきちんと肌で理解できるが、つきつめれば錯覚に過ぎない気もするから、そんな風に考えてもみる。少し現実的思考をしてみただけで、本当はそれほど激しい視姦でお尻が嬲られているのがわかっていた。
     ……本当に恥ずかしかった。
     いつもの視姦と違うのは、たった一人の相手に集中的に、至近距離から見てもらっているという部分だ。大勢に見られる方がそれはもちろん恥ずかしいが、二人きりだからこそ相手の視線の熱さに集中できる部分があり、おかげで視線愛撫の感触が如実に感じ取れ、それが肌を這い回る。
     こんなことは初めてだ。
     初めてだが、しかし……。
     時間には限りがある。補習をこなすことも考慮して、時間配分は常に気にしていなくてはならない。肩越しに壁掛け時計を見やりつつ、一菜は最後の体操へ移った。
     前屈だ。
     体を前へ折り曲げて、お尻を如実に際立たせる。もしも水着がなかったなら、きっと秘所まで丸見えになっているであろう姿勢を取り、下半身の恥ずかしい部位全てを使って、順の視姦を受け止めた。
    
     じぃぃぃぃい……!
    
     見ている。順は見ている。自分の股の隙間から見てわかったが、順はきちんと一菜のお尻を凝視して、力ない体操をやりつつ夢中になって眺めている。
     皮膚が熱くなるようだった。
     視線を照射された皮膚の部分がじわじわ火照り、熱く痺れるような感覚が充満し、それが尻たぶ全体を支配した。尻肉の領域を漏れ出し、秘所の部分まで包み込み、膣奥がキュウキュウと引き締まるような感覚に当てられた。
     この刺激に順がくらつくのは当然だった。
     目の前にお尻があり、布越しの秘所の土手まで拝み放題のこの状況では、さすがに理性の枷が一つ外れてしまったのか。
    (じゅ、順君……!)
     彼はぐいっと、尻に顔を近づけた。
    
     じぃぃぃぃいい……。
    
     より至近距離での、布の表面に見える細かな網目や、皮膚の毛穴さえも観察可能な距離から凝視して、順は限界まで目を大きく見開いている。
    (そこまで夢中になってくれるなんて……)
     嬉しさでもあるが、羞恥に打ちひしがれて俯きたくなる気持ちの方が強かった。だがしかし、そんな心理状態こそ、一菜の心が求めているものでもあった。
     猛烈な視線に加え、男の顔がお尻のすぐ後ろにあるという状況になったのだ。目が至近距離にあることはもちろんだが、順がその気になったなら、彼は一菜のお尻に顔を埋め込み、頬ずりまでできる。なんなら本当にお尻に触り、揉みしだくことさえ可能な位置にいるのだ。
     相手にそんな事を実行する気があるかどうか。そんなものは問題ではない。それが可能な状況に相手がいて、自分がそういう危機に直面しているスリルは、それ自体が一菜の全身を熱く熱く疼かせていた。
     さしもの一菜も、恥じらいが顔に浮き出た。唇を内側へ丸め込み、堪えるような表情になっていた。
    (触ったりしないかしら? そこまではしてこないわよね)
     手を触れられるのは本意ではない。
     見せたいだけだ。
     だが、こんな機会が二度とあるという保証はない。
    (もう少しだけ……)
     一菜は少しばかり勇気を出し、お尻を左右に振ってみた。
    「おお…………!」
     思わず喜んでしまう順の、それでも小さめに抑えられていた声が一菜の耳に届いてきた。
    
     ふり、ふり、ふり……。
    
     腰を左右に振り動かし、お尻がウキウキと踊るような動作を見せつける。ただでさえ釘付けだった順の視線は、ますます鋭く食い込んで、もはや視姦以外の全てを忘れている。
    (準備体操、おろそかにさせてしまったわね……)
     少し、反省。 
     それでも、一菜はもう少しだけ視線を味わう。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     こんな行動を取っているのは一菜自身だが、我ながら死にたくなってきた。教師である自分が生徒の前で、お尻を振るなどという卑猥な動作を取っている。そんな姿を見られるなど、本来なら屈辱以外のなんであろうか。
    (こ、こんなこと――いっそ死にたい……!)
     それなのに、
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     お尻は左右に振られ続ける。
     自分自身の行動で、自分自身が屈辱の底へ落ちていく。それは自分で穴へ飛び込んだら、思ったよりも穴が深くて抜け出せなくなった時のような感覚に近い。
    (何をしているのよ……私は……!)
     一菜の心は悲鳴を上げる。
     もう見ないで欲しい。という悲痛な思い。
     今の順が視線を外すわけがなく、
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     左右への動きを目で追って、愉快な光景を楽しんでいる。もはや教師が良い有様となって、たった一人の観客のための見世物と化しているにすぎなくなった。
     順は存分に一菜の有様を楽しんでいた。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     止まらない。止められない。
    (……いいわ。こうなったら、もう好きなだけ見なさい!)
     一菜は半ばヤケになって、煮るなり焼くなり好きにしろとでも言うべき心境で、もう少しだけお尻を振る。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     自分自身で陥った惨めな状況を必死に堪え、歪む表情を片手で隠したまま、小刻みなグラインドを繰り返す。
    (あと一分だけ……)
     この股のあいだからでも、壁にかけられた時計が見える。秒針がちょうどゼロからスタートするのを見て、一菜はそう心に決め込んだ。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     絶対に、なんとしてもあと一分。
     きちんと補習を行い、順に泳ぐ練習をさせなくてはいけない役目を、まるで穴から這い出る命綱のように思いながら、静かに時間終了を待ち始めた。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     それは無言のショーだった。淫猥な芸を見世物に一人の観客を喜ばせ、自分のこんな姿を見せることで、上から眺める順を良い気にさせていく。
    「いち、に。いち、に」
     かすかな小声だ。
     本当にかすかだ。もしかしたら無意識に、自分でも気づかないうちに出しているのかもしれないほど、順のその声は曖昧でわかりにくい。
     しかし、たった二人しかいない空間だ。せいぜい遠くの肯定から運動部員の声がする以外、なんら雑音すらない中で、小声だろうと一菜には聞き取れていた。
    「いち、に。いち、に」
     リズムを取られ、それに合わせて自分は尻を振っている。動物として、調教師に芸を仕込まれている気分になる。
     いっそ殺して欲しい。そう思える惨めさだ。
    「いち、に。いち、に」
     それでも声に合わせて動いてみせる。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     自分を哀れに見せることで見るものを喜ばせる。そういう方法論でのショーは存在するのだろうか。と、一菜は自身の惨めさから気を逸らすため、ふとそんな思考にふけってみる。
    「いち、に。いち、に」
     リズムの声で気が散るのと、尻をひたすら動かすのとで、なかなか思索に集中できない。
     時計を見る。
     あと十秒だ。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     気を紛らわすのは諦めて、どうせすぐに終わると思って惨めな自分を受け入れた。
    
     ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり、ふり……。
    
     秒針が進んでいく。
     三、二、一……。
    「さて」
     一菜はぴたりと尻を止め、さも何事もなかったように折り曲げた体を戻す。
    「順君。ちゃんと体はほぐせたかしら」
     尋ねると、順はびくんと肩を弾ませた。
    「あっ、あの……その……」
     順は答えにくそうにして口ごもる。今の今まで面白可笑しい光景を見せられて、それをじっくり視姦していたのだ。まさか教師の体に夢中になって、体操を忘れていたなど言えるわけがないのだろう。
     一菜としては、ようやく自分で飛び込んでしまった穴から抜け出せた気分であろう。
     少し大胆になりすぎたかもしれない。
     けれど、アソコがキュンと疼いた。
    「私は先に水に入るから、君はもう少しだけ体操してから入りなさい」
    「はっ……はい!」
     順は慌てて体操を再開する。
     まだ勃起しているかもしれないので、一菜はそれを見てしまわないよう視線を高めに、入水前のシャワーへ歩んでいく。一般的な男子としては、こんなところで股間が反応しているところなど、おそらく見られたくないはずだ。女の身で少年の機微を理解しきっているわけではないが、勃起をわざわざ見せたくないのが一般的感性――かもしれないと、そう当たりをつけて気を遣った。
     余計な気遣いということもあるだろうが、視線をそこへやるか否かで雰囲気が悪くなる事はさすがにあるまい。
     一菜はシャワーで身体を濡らし、つま先からゆっくりと入水して肩まで浸かった。
    
    
    


     
     
     


  • 第9話「お尻ずりずり」

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     日和は秘所を弄り続ける。
     身体の密着で腕が動かしにくかったが、包まれる温かさがそれ以上に心地良い。この中で快楽に浸かれることで、そんなことは気にならなかった。そんなことより、いつまでもこの温もりの中でうっとりしていたいくらいだった。
    「日和……」
     晴美も興奮している。味わうように日和の背中を撫で回し、腰に、うなじに、べったりと手を這わせた。温かい手に撫で上げられ、くすぐったいような感覚に背筋がゾクゾクして日和もしだいに興奮する。
     顔を首筋に埋め込まれ、すーっと、匂いを嗅がれた。
    「はうぅぅ……」
     日和はますますゾクゾクして、興奮で火照っていく。
     何よりも日和の気持ちを刺激するのは、抱き合うせいで当たってくる硬い突起物の気配であった。それはちょうどお腹の下、下腹部の付近へと押し付けられる。オナニーをする日和の腕には、当然、それがぶつかっていた。
     腕を上下にするたびに、きっと肉棒に摩擦がいっている。
    「日和……日和……」
     耳元で息を乱しているところから、晴美がそれに興奮していることなど容易に理解できた。
     気持ちいいのだ。
     オナニーのために動く日和の腕が、股下を擦る感触に晴美は快感を覚えている。
     ただ自分自身の快楽だけでなく、もう晴美に性感を与えてしまっているのだ。自分がそんなことをしている事実を思うと、日和は余計に赤面した。
    「向き、変えてくれる?」
    「……うん」
     日和は晴美に背中を向け、すると晴美は背中に密着するように抱きついた。背中全体に胸板をべったり押し付けながら、日和の腹へ腕を巻きつけ、首筋に顔を当てて匂いを嗅ぐ。これだけでも、日和はもうどうにかなりそうなくらいドキドキしたが、その上お尻に当たるべきものが当たってくるのだ。
     男の硬い硬い突起物が、日和の尻に押し当てられる。
     これがもう、効いていた。
     自分がこれから、どんな風にされるのか。どれくらい、晴美にカラダを食べられてしまうのか。不安なようでいて期待感もあり、日和は大人しく晴美のされるがままとなっていた。晴美の男としての欲望を受け入れるために。
     腹に巻きつく腕が、上へ上へとスライドした。そのまま乳房を持ち上げられ、ドキっとするような接触に身を竦める。
    「スカート。後ろの方を全部捲って?」
     耳元で囁かれた。
     お尻を全て出せというのだ。この、硬いものを押し当てられた状況で。
    「うん。こうかな……?」
     日和は恐る恐る後ろへ手をやり、丈を掴んでずりあげる。生の剥き出しになったお尻に向かって、肉棒が途端にぐいぐいと押し付けられる。
    「あっ……」
     享楽の声が上がった。
     晴美は押し込まんばかりに強く押し当て、腰をずり回して尻と肉棒の摩擦を作っている。さながら腰を振るようにしてみたり、押し当てたまま左右にぐにぐに動いたり、要するに股間を使って日和の尻を撫で回す。
     お尻が使われている。
     割れ目や尻肉に向かって如実に伝わる肉棒の形に、日和はいいようのない緊張を覚える。これが電車の痴漢だったなら確実に不快で気持ち悪いが、相手は晴美だ。想いの相手に自分を味わってもらえていると思うと、恥ずかしいようで、ちょっぴり嬉しい。だからなのか、こんなことをされて喜んでいる自分がいた。
     むしろ、晴美のものに興味すら沸いている。ふつふつと静かに煮えるような緊張があるものの、お尻に感じる肉棒の形に意識がいく。そこに神経を集中し、晴美の一物はどんな形状をしているのか、細かなフォルムまで想像しようとする自分がいた。
     自分はエッチな子だろうか。
     なんて、想像を巡らせる自分に対して思ってしまう。
    「向こう向いてみよっか」
    「え、あっちって……」
     晴美に体を動かされ、身体の向きが変えられる。
    「ほら、向こうには普通に人が歩いているよ」
     茂みの奥で見つかりにくいとはいえ、ただでさえあった緊張感がこれ以上ないほどに増幅して、日和の表情は石のように硬直した。仮に通行人がこちらをちらりと覗いたところで、確かに二人がなにをしているかなどわかるまい。カップルが密着して、愛し合っているようには映るだろうが、まさかノーパンのお尻にぐりぐりと押し当てられているなど、到底見ただけではわからない。
     だから、ばれないといえばそうなのだろう。
     しかし、日和にとってこれはばれるばれないの問題じゃない。それでなくとも野外なのに、こうして道行く一般人の姿を見せられれば、自分たちがいったいどんな場所で行為に及んでいるのかという事実を嫌というほど思い知らされる。
    「僕達って、すごいいけないことしてるよね。もし警察にばれたりしたら、これって捕まったり補導されるようなことだよね――たぶん」
     性に対する背徳感。罪の意識をほじくられる。
    「うん……そうだよね……」
     ぺろり。
    「――あっ」
     耳を舐められ、小さな鳴き声をあげた。
    「いけない子だね。日和って」
     腹に巻きつき、乳房をさりげなく持ち上げている腕の一本が、右手が日和の唇へと運ばれた。瑞々しい桜色の膨らみを撫で、口内へと指を差し込む。こうして伸びている腕は、やはりさりげなく乳房を潰していた。
    「私……いけない子……」
     だから、いけないお仕置きをされるのだ。
    「胸も、お尻も、大きくてたまらないよ」
     そんな言葉を囁かれ。挿入された指で口の中を犯される。日和はその二本を重ねた指を自ら舐め返し、火照った顔で目を細めながら咥え込んだ。
     そして、日和は再び秘所へ手を伸ばす。
    「うぅぅぅ…………」
     スカートの中をなぞり上げ、背中をゾクっとさせるような快感に肩を震わせた。
    「えっちな日和。このお尻はとってもすごいよ? ほら、割れ目に沿って腰を持ち上げるように動かすとね。一人のお肉がたぷんとくっついてくるんだよ」
     耳元で、晴美はお尻の感想を述べてくる。
    「ほら、わかる?」
     晴美は強く腰を押し当て、割れ目に沿って力強くスライドさせる。
    「こうすると、密着してるからお尻の肉が持ち上がるんだよ? でね、割れ目の中にぎゅうって包まれていくのがすっごく気持ちいい。日和のお尻、最高」
    「――うううっ、駄目ぇ……」
     自慰の手が激しくなり、日和は淫らに息を乱した。
    
    
    


     
     
     


  • 第4話「覗かせちゃいます!」

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     晴れて恋人同士。
     つまり、ますます見たいに違いない。
    『いま、何してる?』
     金曜日の夜、日和はメールを送る。
     晴美の彼女になってからの初メールだ。
     アドレスを交換したのは、帰り道のおりに連絡先を聞かれた時のこと。その時は大喜びで連絡先を交換したはいいが、お互いに話題不足の口下手同士だ。そのせいもあって、実はきちんと会話が弾んだ回数など、そう多くはないのが今までの現状だ。
     だからこのメールも、口数の少ない日和が急に喋り始めた形になるが、果たして返事は来るのだろうか。即時返信を求めるわけではないが、送信後の空白というのいつも不安だ。無視はされてはいないか、おかしな文面ではたなかっか。いざ送信した後になってから、気になって気になって仕方がなくなる。
     日和は既に風呂も食事も済ませているが、晴美もそうとは限らない。もし入浴中ならメールに気づくのも遅れるだろう。
     気長に待とうと思ってはみるものの、どうしても返事が気になって、スマートフォン前で構えるようにして待機していた。
    『もう寝る前なんだけど、まだ起きていようかな。で、読書中だよ』
     返事があって、安心した。
     五分以内だったことを考えると、晴美もちょうど起きている。
    『私は今、着替えでも始めちゃおっかなと思ってるよ。どうしちゃう?』
     そんな文面を、もちろんカーテンを開けてから送信する。これまでの半開きより、隙間は大きい。カーテンの片側を完全に開ききり、部屋を公開しきったのだ。もはや締め忘れなどという言い訳は不可能である。
     すぐに晴美側のカーテンが隙間を開け、晴美の顔が部屋を覗いているのがはっきり見えた。
    (よし、見てる)
     日和は体を横向きにして、晴美に横乳を見せるつもりでパジャマを脱ぎ始める。ボタンを丁寧に一つ一つ、上から順番に外していき、最後の一つまで取ったところで、まずは生の右肩を剥き出しにする。
    『僕、覗いてるよ?』
     好きな人の視線であれば嬉しいことなど、既に晴美も理解している。ギブアンドテイクが成立する以上、後ろめたさを覚えながらのオドオドした覗きなどでなく、バレることなど恐れもしない隙間の広さで、晴美は顔の半分近くを堂々と向けてきていた。
    『わかった。でも、私は覗かれてるなんて気づいてないかも。カーテンはやっぱり閉め忘れているだけで、誰かさんのエッチな視線になんて気づかないまま色々しちゃうかも』
    『了解』
    『覗きメールが欲しいな。ちゃんと送ってね』
    『了解。日和のことをじっくり眺めた文面を送ってあげる』
    『恥ずかしい……。でもちょっと期待』
     正座した足のあいだでスマートフォンを操作して、メールに返事を書いてからストリップを再開する。
     パジャマの右側を完全に脱ぎ去って、あとは左腕の裾が通っているだけとなる。
    『ブラの横乳が見えてるよ? 大きいね』
    (おっぱい見られてる……。大きさチェックされてる……)
     日和の胸はメロンとリンゴの中間か、あるいはメロンそのものか。中学生としては確実に大きいサイズがハーフカップのブラに包まれている。下乳しか隠さない、谷間は露出してしまう下着を、晴美がゴクリと息を呑む表情で凝視していた。
    (すごく見てる。恥ずかしい……)
     顔が火照り、頬が燃えるように熱くなる。
     家の隣接もそうだが、二つの窓はかなり近い。どちらかが窓を開け、腕を伸ばせば簡単に相手の窓をノックできるほど、建築物にしてはお互いスレスレの距離にある。
     晴美の視線はそれだけ至近距離からなのだ。
    『白だねぇ? しかもレース付きのブラジャーだねぇ? おっぱいがとても柔らかそうなのがね、ここからでもよーくわかるよ?』
     晴美はその都度羞恥を煽るようなメールを送り、目を通した日和は恥じらいに悶えている。
    (もうっ、恥ずかしいってば……)
     なので日和も返事を送信する。
    『恥ずかしい……』
    『恥ずかしがる日和も可愛いよ? そのおっぱい、じーっと見ててあげる』
    『うん』
     日和は既に耳まで染め上げ、頭が破裂しそうなほどの膨大な羞恥心にかられている。ともすれば気がおかしくなるのではというほどに、恥ずかしさという感情が全身を駆け巡り、血管中をまわって全身を熱くする。
    『ねえ、日和はなにかしてみせて?』
    『了解』
     下着越しだが、自分の乳首を指で摘んでみた。
    (……ほ、ほら! 女の子が……。女の子がいけないことしてるよ?)
     これがどこまで晴美の趣味に適っているかはわからないが、乙女がいやらしい遊びにふける姿を覗くのは、きっと楽しいことのはず。
     日和は自分の胸を揉みしだいた。
    『すごく興奮するよ。こっちを向いてよ』
    (は、はい……)
     日和は窓け体を向け、見せつけるようにして乳揉みを披露する。指に強弱をつけるような単純な揉み方しかしてはいないが、限界まで恥らいきった表情が晴美をより楽しませる。
    『おっぱいが指で潰れたりしてるのがわかるよ。とっても柔らかそう』
    (やだもう。実況しすぎ……)
     メールて逐一自分の様子を文にされ、視姦をされている実感に日和は実は興奮していた。
     恥じらいはきちんとある。
     思春期の女子中学生ほど羞恥心の塊のような娘は他にいない。視姦相手が好きでもない男であれば、普通の女の子のようにショックで寝込むなりの反応を日和もしていただろう。
     だが、相手はもう恋人だ。
     晴美の視線によって全身を撫で尽くされ、羞恥のどん底に叩き込まれることに日和は一種の悦びを感じていた。本来なら耐えようのない羞恥心だが、そんなものと日和は不思議と折り合いをつけて付き合えていた。
     きちんとお互いの気持ちを了承し合ったおかげで、これまでの覗き覗かせはカップルの羞恥プレイに変化している。
     言葉責めを受けても精神的負担がなく、むしろ晴美が喜んでくれているのがわかって嬉しいと思えるのは、晴れて気持ちが通じ合っているおかげであった。
    『ここからでも谷間がよく見えるよ? 日和のブラジャーって、乳房を真ん中に寄せ上げているんだね。もう視線が吸い寄せられちゃうから、目を離そうと思っても離せない』
     言葉で苛められることによって顔を歪め、日和は息まで熱くしていく。
    『ブラジャーは外せる?』
     一応、意思を確認してくれるのがありがたい。
    『生はまだ駄目。下着までだよ』
    『じゃあパンツも見せて?』
     座っていては見えにくいのだろう。
     日和は膝立ちになって今日のパンツを公開する。
     窓の高さはやや低めで、ベッドが足場になるのもあり、膝立ちをしただけでも下着の上下が鑑賞可能であった。表情まで含めて、晴美からは全てが丸見えだ。
    『レース付きのパンツだねぇ? 腰位にレースが巻いてる。で、その上に薄ピンクのリボンが通っているのはレースを縫い合わせるためなのかな? そういう感じで、リボンの縫い目が点線みたいに通って見えるよ?』
    (そんなに詳しく……。もう! 丁寧に書きすぎだってば……)
    『直接話したい。電話していい?』
     羞恥を煽るような言葉の数々が、今度は耳から入ってくるということだ。
    (無理無理! それは無理!)
     日和は首を振りながらスマートフォンを操作して、しかしメールを打つのではなく、無理だ無理だと思っておきながら、自分から電話をかけた。日和に芽生えたマゾヒズムが、より恥ずかしい思いをしてみたい欲求を生み出していた。
     着信コールが数秒続き、「もしもし?」と、すぐに晴美の声が耳に飛び込む。
    「あのっ、ええと……。こんばんわ」
     こんな格好でなにを話していいかわからず、浮かんだ言葉は挨拶だけだった。
    「こんばんわ。綺麗だね。日和」
    「そう……かな?」
     褒められるのは照れくさい。
    「日和のこと、いっぱい声に出してあげる」
    「……はい。お願いします」
     日和の性癖を晴美も理解しかけていた。
    「ブラとパンツがとっても綺麗だよ?」
    「そ、そう?」
    「もちろん、日和の方が綺麗なんだけどね。似合うっていうか。ハーフカップがぴったりと胸を包み上げているところとか、白いパンツから白い太ももが伸びていて、とっても眩しいというか。天国を見てる気分になるよ」
    「天国って、大げさすぎだよ」
     あまりに大仰な言葉を選んでくれるので、嬉しさにニヤニヤが顔に出る。けれど、すぐに自分の恥ずかしい状況を思い出し、羞恥の顔に立ち戻った。
    「ねえ、日和のお尻が見たい」
    「後ろ向けばいいかな」
    「うん。四つん這いね」
    (あぁ……。恥ずかしいポーズ取らされる……)
     日和は窓に背中を向け、膝立ちのまま手を下につく。電話をしながらだと肘をついた方がスマホを片手に持ちやすいので、自然と頭は低くなり、お尻だけが高いいやらしい姿勢になる。
     途端にお尻に視線が集中した。
    「可愛いお尻がよく見えるよ? これが日和のお尻なんだねぇ?」
    「いやぁ……」
    「白いパンツがお尻でまーるく膨らんでるねぇ? プリプリだねぇ? とても綺麗だよ」
    「んんぅ……」
    「なので……。えーと、お、オナニー……。のオカズに頂いても構わないかな?」
     散々言葉責めをしてきた晴美でも、淫語を口にするのに抵抗をみせていた。ここまできて素直にオナニーと口にできないところに可愛らしさを感じた。
     しかし、それはエッチな視線どころではない。男は成人向けの画像や動画を見ながら自慰行為をするものだと、知識の上では知っていたが、晴美はまさに日和でヌこうとしている。この下着姿を直にオカズに頂こうというのだ。
     本来ならば、好意などないそこらの男子に同じ台詞を言われたなら、どんなに気持ち悪くておぞましいはずの言葉だっただろう。
    「……どうぞ。お召し上がりください」
     ただ晴美に言われたというだけで、自分をネタにしてもらえる事にむしろ悦びを覚える。是非ともこの体で興奮し、気持ち良くなって頂きたかった。
    「では頂きます。アレを出したよ? 日和を見ながら右手で握っているからね」
    「……うん」
     今の日和が見せてやれるのはせいぜい下着までだ。全裸に耐えきるにはまだまだ慣れが足りてない。晴美は果たして、四つん這いのお尻だけでどこまで気持ち良いオナニーができるだろうか。
     もし晴美が望むなら、どんなはしたないポーズを取ってでもオナニーを手伝いたい。立派なオカズになってあげたい。
    「お尻をフリフリしてみてよ」
     そう思っていた矢先のリクエストだった。
    「そんなこと……。んん……」
     日和は恥を忍んで腰を左右に振り動かし、フェロモンでも放出して雄を誘う、魔性の女の気持ちになりきろうと努力する。もちろん日和になりきれるわけがなく、お尻の振り方もなかなかぎこちないものがあった。
    「ぷりぷり振っちゃって、可愛いねぇ? お尻が踊ってるよ」
    「そんなぁ……」
     羞恥の底で苦悶しながら、それでも立派なオカズになろうと、日和は一生懸命に腰を卑猥にグラインドさせ、お尻を左右に往復させ続ける。
    「その姿勢のまま窓にくっついてみて?」
    「うん。やってみるけど……。四つん這いじゃ足が壁につっかかるから、立ってもいい?」
    「いいよ」
     日和は一旦立ち上がる。
     膝で屈むようにして腰を低めて、ガラスにぺったりとお尻を押し付けた。
    「すごいよ? 日和。お尻がぺたって潰れているのがよーくわかるよ? ゴムボールを潰したみたいにこっちに向かってお肉の面積が広がってるよ?」
    「恥ずかしい……。言わないでぇ……」
    「ほら、そのままお尻フリフリし続けて?」
    「は、はい……」
     お尻をまるで窓拭き掃除に使うようなつもりで、日和は腰を左右にスイングする。ガラスのひんやりとした冷気がパンツ越しに肌に伝わり、ひやっとするのを我慢しながら懸命に拭き掃除に励んでいく。
    「こっちに向かって潰れているお尻がねぇ、左右にずるずる動いているよ? ものすごーくいやらしい光景だよ?」
    「言わないでってばぁ……」
     日和への恥辱はこんなものでは終わらない。
     晴美はなんとカーテンを開け、自分の窓を開いて顔をぐいっと押し寄せたのだ。
    「後ろを見てごらん?」
    「ひゃっ!」
     日和は軽く悲鳴をあげた。
     そこには突き出したお尻を覗き込む、晴美の顔があったのだ。二の窓の隣接具合はそれだけ距離の小さいもので、身を乗り出して顔を近づけることなど造作もない。ガラスで潰れたお尻をかなり間近で観察されることになり、ただでさえ膨大に膨れ上がっていた羞恥がさらに膨張を加速した。
     そうなるともう、声もまともではなくなってくる。
    「悲鳴も可愛い」
    「――も、もう! 開けるんだったら言って欲しいな」
     恥じらいのこもった震えで上ずった声は、日和がどれほどの羞恥を覚えているのかをまさに物語っていた。
    「開けました」
    「もう遅いよぉ……」
    「怒った?」
    「怒らないけど、びっくりしたよぉ……。恥ずかしい……」
    「パンツの生地までよく見えるよ? この距離だと毛穴まで確認できるね」
    「そんなものは確認しないでぇ……」
    「だーめ。ほら、お尻がサボってるよ?」
    「はい……」
     そして、日和は向こう十分間はお尻を振り続けた。潰れたお尻が窓に沿ってスライドし、左右に往復し続ける有様を、晴美は窓へ身を乗り出してまでじっくりと凝視し、これでもかというほどの熱い視線を注ぎ続けた。
     お尻はもうすっかり熱い。
     視線に熱され続けたお尻は皮膚の内側から火照りだし、全身まで温まっている状態だ。視線だけの愛撫は確実によりのお尻を撫で回し、女の子の秘密の部分に性的な欲求が芽生えて、ウズウズさせる。
     日和にとって、恥ずかしさはイコール悦びに変わり始めている。羞恥心と快楽が少しずつ同義になり、もっと恥じらいに叩き落されたい欲求が日和の中に生まれていた。
    「ストップ」
     日和はお尻を停止させる。
     すると、晴美はこう言った。
    「お尻の真ん中をツンツンしてるよ? わかる?」
    「え? そう、なの? わからない……」
     しかし、窓に貼り付けたお尻にかすかな振動が感じ取れた。ガラスの厚さでか、それとも意外に分散しやすいのか。どの箇所をつつかれているかなど日和からはわからないが、振動だけは確認できると伝えておく。
     すると晴美はこう続けた。
    「お尻の穴を狙ってるよ」
    「え? そ、そんな場所……」
    「肛門を指でつついてる」
     感覚はなくとも、指でガラスをトントン叩く軽快な音は確かに聞こえ、そのリズムがいかにお尻を責めたてているかを物語る。
    「私、そんなことされてるんだ。いやぁ……」
     日和は悩ましげに表情を歪める。ガラス越しでなく、本当にお尻の穴などつつかれたらどんなに屈辱的かを想像し、悶絶の表情で耐え続けた。
    「もう一回、おっぱい見せて?」
    「……どうぞ」
     日和はやっとのことでお尻を下ろし、膝立ちに戻ってブラ越しの乳房を見せる。
     次はどんな恥ずかしいリクエストをされるのか。期待感が正直ある。
    「晴美君。こちらからもお願いしていい?」
    「いいけど、なに? 日和」
    「あのね。なんかもうここまできたら、お互い窓を開けた方が話しやすいかなって」
    「そっか。開けたい?」
    「開けたい」
     どうせなら本当に声を聞きたい。
     晴美は黙って通話を切る。日和も自分の窓を開け、いよいよお互いを遮るものがなくなり、日和は緊張感を高めていった。
    「こんばんわ」
    「こんばんわ。日和」
     夢にまでみたラブコメチックな挨拶を交し合い、気恥ずかしいようで嬉しくなった。
     もっとも、初めてが下着姿になるとは思わなかったが。
    「窓まで開けっ放しになっちゃったね。晴美君」
    「あ、まだ閉め忘れって設定は残ってるんだ」
    「そうだよ? じゃないと、こんなことしてられないもん」
     日和は晴美の下腹部へ目をやった。窓位置の高さに隠されているが、今すぐ頼んで膝立ちになってもらえば、そそり立った肉棒の姿がわかるはず。あるいは身を乗り出して覗いてしまえば、晴美の股間が見えるはずだ。
    「んと、気になる?」
    「いやその……。見たいってことではないけど、私はちゃんと晴美君のオカズになれているかなあって、気になって……」
     恥ずかしいことをたくさんしたのだ。今この瞬間さえ、晴美はパジャマを着ているのに日和は下着姿である。着衣の差から生まれる惨めさが、お互いのあいだに身分の差を広げているような気持ちにかられている。
     ここまで身を捧げているのだから、満足してもらえなければ泣いてしまう。
    「すっごくなってる。日和はお尻もがプリッて膨らんでて、おっぱいもプルプルで本当に魅力的だもん」
    「……そんなに言われたら、恥ずかしいってば」
    「谷間をじーっと覗きたいな」
    「……はい。どうぞ」
     自分を差し出すようなつもりで、日和は少しだけ身を乗り出し、乳房を下へ垂らして谷間を覗き込みやすいポーズを取ってあげる。
     晴美はすぐに顔を近づけ、息が当たるほどの至近距離で谷間を視姦する。
    「すごくいい。シャンプーの香りがしてくる……」
     興奮で荒くなった息が谷間の乳肌にかかってきた。
     晴美は股間で右手を使っている。今まさに日和の胸をオカズにして、気持ち良くなっている最中だ。胸元に頭が来ているせいで、そのゴシゴシやる様子は背中に隠れているのだが、肘の動きを見ればオナニー中なのはすぐにわかった。
    「気持ちいい?」
     自分の胸がどこまでオカズになっているか、日和は知りたかった。
    「気持ちいいよ。すごく、気持ちいい……」
    「よかった。晴美君に満足してもらえて嬉しいな」
     日和は自分の谷間を覗くその頭を撫でてやり、耳やうなじを触ってあげた。さすがに手でしてあげたり、揉ませるのは早いと思うが、こうやって撫で撫でと可愛がってあげる程度のことなら問題ない。
     晴美は空いている片手を肩にかけ、ブラ紐を弄んだりうなじに指を這わせてきたが、彼氏なのでそれくらいは黙認して受け入れる。
    「……見たい?」
    「え?」
    「おっぱい。見たい」
     再び頼まれてしまったが、下着だけでも一応は激しい羞恥を覚えているのだ。まだまだ慣れが足りない中で上半身など曝け出しては、果たして生きていられるかわからない。恥ずかしさで死ぬかもしれない。
     だから、まだ見せる勇気がない。
    「……ごめん。それはちょっと、ごめんなさい」
     日和はとても申し訳なさそうに誤った。
    「い、いや……。無理を言ったのは僕だし」
    「でも、本当は見せた方が、その……。お、おっ、オナニー? ――も、気持ちよくなるんだよね? 見せたかったけど、いきなりなので勇気が足りません」
    「うん。わかった」
    「あ、そうだ! 変わりになるかはわからないけど、別のものを見せてあげるね?」
     日和は一旦、晴美に後ろを向いてもらうように頼み、そのあいだに背中のホックを外してブラジャーを脱ぎ始める。生のおっぱいを見せるわけではないが、下着よりも色っぽくなる方法があるはずだった。
    「いいよ? こっち向いて?」
     晴美が振り向くと――
    「す、すごい……!」
     ――日和の手ブラ姿が焼きついた。
     もはや体を守るものはパンツだけだ。恥ずかしいことこの上ないが、晴美が絶句しながら夢中になってくれているなら、恥を忍ぶだけの価値は十分あった。
     晴美は我を忘れて乳房を凝視し、手の甲を透かさんばかりに見つめている。
    「……どう?」
    「こ、興奮する! 今の日和、とってもエッチで色っぽいよ? 手ブラで潰れたおっぱいがはみ出ていて、主にそこに目がいっちゃう」
    「そっか。潰れてるのがいいんだね? だったら、モミモミするところとか、見たくない?」
    「見たい!」
     かなりの即答だ。
    「じゃあ、見てて? 恥ずかしいけど……」
     日和は自身で掴み込んだ二つの乳房を揉み始めた。
    「おお、すごい。揉んでる指の隙間からはみ出てるのがとってもいいよ?」
    「恥ずかしいけど嬉しいな。晴美君も、私を見ながら気持ちよくなってよね」
    「うん。日和でオナニーする」
     晴美は顔を乳房へ向けたまま、首から上は一切不動となって、一瞬たりとも目を離すことなく日和の胸を観察する。右手を股間で動かす以外は、一秒でも目を逸らすなど惜しくてたまらない食いつきぶりだ。
    「ねえ、日和のブラジャーを貸してほしいな」
    「ブラをって、どうするの?」
    「股間に挟んで使いたい。いいかな?」
     それが果たして気持ちいいのか。日和には純粋に疑問である。少しだけ迷い、やっぱり彼氏に捧げたい気持ちが押し勝ち、片腕で胸を守りながら手渡した。
    「どうぞ」
    「ありがとうね。日和」
     晴美は早速のように弄び、眺め回して匂いを嗅ぐ。
    「……か、嗅いだって匂いはないと思うよ?」
     体臭を探られるなんてたまらない。
    「そう? それじゃあ、使うね」
     晴美はカップで股間を包み、自慰道具に変えてゴシゴシ動かす。おっぱいを守るための大事な衣類が男のそんな部分へ使われていることに、なんともいえない気分を味わった。
    「気持ちいい?」
    「うん。気持ちいいよ。間接キスってあるけど、これで日和の間接おっぱい」
    「そうなんだ。なら、好きなだけ使ってね」
     日和は大胆に指を動かし、乳房へ沈め込むような揉み方をして、少しでも晴美の目を楽しませようと工夫した。はみ出る肉が良いというなら、指を広げた鷲掴みで強弱をつけ、指の間から出てくる乳肉を見せてやる。
     視線が痛いほどに乳房を舐め、刺激してくる。
     手の平の内側で乳首が尖り、自分自身も気持ちよくなっているのを日和は悟った。
    「頬の火照り方が、なんか色っぽくなってるよ? さっきまで恥ずかしくてたまらないっていう感じだったのが、今はエッチな顔になってきてる」
    「駄目、そんなこと言っちゃ……」
     言葉の上ではそう返すが、日和も自分の胸を揉むことに夢中になっていた。
    「エッチな日和」
     晴美の頭はほぼ不動だが、視線だけは時折パンツへ移っていた。日和はオカズだ。主食が乳房とするなら、パンツは副菜なのだろう。視姦によって摘まれ続け、日和の下腹部にもしだいに火が点り始めた。
    「ねぇ、私も……。あの……。じ、自分のアソコ――触っていい?」
    「ほ、本当? 日和のオナニー見せてくれるの?」
     晴美は勢い良く食いついてきた。
    「も、もうっ、オナニーなんて言い方……」
    「でも、オナニーなんだよね」
    「……うん」
     日和は恥ずかしそうに頷いた。
    「絶対見たい! 見せて?」
    「……わかった」
     左腕では胸をガードし、右手をアソコへ運んでいった。
     ごくり。
     晴美の息を呑む音が聞こえた。
     股間に手を当てたまではいいのだが、オナニーの開始がなかなか出来ない。もはや下着を見せるだけの羞恥心となら上手に付き合っていられるが、人前での自慰行為など当たり前だが初めてだ。緊張で腕が動かず、右手はただ添えられただけになっている。
     晴美は黙って待っていた。
     日和のオナニー開始を心待ちにして、相変わらずブラで肉棒を刺激しながら、楽しみに待ち構えている様子である。
    「……始めるね」
     やがて決心し、日和は指でアソコを貪った。
    「おおっ」
     晴美は食い入るようにじっくり見つめる。
     正直、ぎこちないオナニーしかできなかった。緊張で腕が硬くなり、擦り付ける動きはどこかガチガチだ。
     それでも指がアソコの表面をなぞり、上下に動く有様は晴美を強く惹き付ける。
     もっとよく見てもらおうと五本の指を広げきり、真ん中の中指だけを使い、アソコを上下に摩擦し続けた。
    「ね、ねえ……。なにか意地悪言ってよ」
    「……うん。それじゃあ、えーと。人前でオナニーなんてよくできるねぇ? そんなに見て欲しいならたっぷり見てあげるよ。ほら、もっと摩擦のスピードあげて?」
    「……は、はいっ」
     日和は摩擦運動のペースを上げ、摩擦熱を起こさんばかりに擦り続ける。じわじわと子宮の奥から熱くなり、切ないような甘い痺れが女性器の肉貝全体に漂い充満し、溢れるような快楽が襲ってきた。
    「気持ちよさそうだねぇ?」
    「ひぃ……そんなぁ……。そんなことぉ……」
     何かのスイッチが入ってか。
     日和のオナニーは活発化して、布地越しに爪で軽く引っ掻いたり、突起した肉芽を探るようにして快楽を貪り出す。愛液が滲み、やがては股間に染みが広がって、その一連の様子を晴美はまじまじと観察していた。
    「濡れてるねぇ? そんなに気持ちいい?」
    「言わないでぇ……」
    「言われたいって言ったのは日和でしょ? ほら、手がすごく動いてるね。日和がオナニーに夢中なのがよーくわかるよ?」
    「……夢中じゃないもん」
     しかし、指を駆使してアソコを揉みしだいているようでは、到底説得力などない。
    「見られながらオナニーして気持ちいいの?」
    「気持ちいい……気持ちいいの……。でも、恥ずかしくて死んじゃう……」
    「せっかくだから、もっと恥ずかしくなってみようよ」
    「そ、そんなぁ……。これ以上どうやって……」
     それでなくとも、触れれば熱いのがわかるほどの赤面ぶりだ。顔から火が出るという言い方がよくあるが、いずれは内側から焼けて燃え死ぬのではというほどの羞恥に日和は今も苛まれている最中なのだ。
     これ以上の羞恥に陥ればどうなるか。
     晴美は心にサディズムを芽生えさせ、ニヤニヤしながら提案する。
    「下半身は毛布で隠して構わないから、パンツを脱いで僕に貸してよ」
    「……嘘、パンツも?」
    「うん。パンツも」
     果たして、これ以上のことをして生きていられるのか。
     恥ずかしさのあまりに、日和は自分の生死を切実に心配するほどだ。
    「……どうしても?」
    「うん。どうしても」
     迷いに迷った挙句、膝立ちをやめて座り込み、毛布で下半身を隠しながらパンツを脱ぐ。
     全裸になった日和は晴美と顔も合わせられなくなり、羞恥のあまりに震えた腕で、愛液のこびりついた生暖かいパンツを手渡した。
     これで全ての下着は晴美の手に渡ったことになる。
     受け取った晴美はすぐに両側を引っ張って、ぴろんと広げて眺めまわす。 
    「アソコの部分が濡れてるねぇ?」
    「うぅ……」
    「裏返してみようか。うわぁ、粘液がべっとりついてて、触ると糸が引いちゃうよ? 日和はこんなに濡れていたんだねぇ?」
    「言わないでってばぁ……」
     自分のパンツの有様を声にされ、日和は全身を熱く燃え上がらせ、息さえ苦しげになるほどの恥ずかしさに陥った。
    「日和のアソコは熱くなっているんだね。ベトベトの部分が温かいからわかるよ? 日和の体温が残っていて、全体的に生温かいし」
    「んん……」
    「これを僕のに巻きつけて使ってあげる。気持ちいい……。僕のモノに日和の体温が巻きついているのが気持ちいいよ。こびりついた日和の汁を亀頭に塗りつけさせてもらってるよ?」
    「そ、そんな……」
     日和は想像した。
     ブラジャーだけでなく、これでパンツも股間に使われたことになる。一度肉棒を包んだものを身に纏い、明日はその下着で一日を過ごす。間接キスになぞって考えるなら、それは乳房に肉棒を押し付けられたり、性器同士が接触するのと同じことでもある。晴美はそのことでニヤニヤして、きっと良い気分に浸るのだろう。
     自分が晴美のための存在になっていく。
     それはとても魅力的なことに思えてきた。
    「わ、私も……。晴美の目の前で、全裸でオナニーの続きをします……」
     まるで教会で己の罪を懺悔するかのように、日和は自ら告白した。
     日和は毛布をひざ掛けのようにして下を隠しているが、内側にあるアソコへ触れ、愛液で指を滑らすようにしながら、貪り尽くすような勢いで活発に手を動かした。
     体は完全に晴美へ向けている。
     正座で折り曲げた足を柔軟性の許す限り左右に開き、可能な限り窓際へ体を押し出す。乳房を隠す左腕からは、より乳肉がはみ出るように意識する。オナニーの右手は、それが自慰だとわかりやすいように意識して動かしていた。肘を連動して動かせばわかりやすいかと思い、そう心がけてやっている。
     股間を見せこそしていないが、お互いに正面を向き合ってのオナニーだった。
    「ねえ日和。自分のアソコを実況してよ」
    「え? ええと、濡れていて……。それから、クリトリスが……突起してて。指でぐるぐるなぞる感じにしています」
    「気持ちいい?」
    「うん。晴美は?」
    「日和のパンツが気持ちよくって、さっきからすぐに出ちゃいそうだから、達しないように右手を休憩させながらやってるんだよ。ブラジャーも股間に当てっぱなし」
    「そっか。私はね、クリトリスを指で可愛がるみたいに――あっ!」
    「今の喘ぎ声」
    「……はい」
     お互い、自分の快感具合や触り方を実況しながら感じ合った。特に少女のアソコは多様な触り方ができるので、今触れているのはクリトリスか、それとも皮か、膣口か。全てを声に出して説明し、乙女の情報を握った晴美は、勝ち誇った顔で肉棒を心地良さに染めていた。
    「男の子って、白いのが出るんだよね」
     ネット上で得た知識でしか知らない日和は、本人に確認せずにはいられない。
    「そうだよ」
    「精液はつけないようにして欲しいな。洗い直さないといけなくなるし」
    「了解。ちゃんとティッシュに出すよ」
    「……でも、透明な汁だったら、少ししか出ないよね? 履けなくなるほどじゃなかったら、少しだったら汚してもいいからね?」
     日和はひどく恐る恐る、そんな下着をつけたい望みを明かす。
    「わかった。透明なのだけ、日和の下着につけておくよ」
    「……うん。お願いします」
     それからは快感に集中していた。
     実況するでもなく、言葉を交わすでもなく、日和はひたすらアソコを貪り、指先で愛液を絡め取る際の色めく表情を晴美に見せる。気持ち良くなっている顔をオカズにさせ、晴美に満足してもらうべくして快楽へ落ちていく。
     甘い快感にうっとりと目が細まり、性感へ集中したおかげで恥じらいが一時的に薄れていたその時だった。
    「そろそろ、出すね」
     晴美はティッシュを数枚重ね合わせ、そこへ射精していた。
    「出した?」
    「うん。日和のおかげですごく気持ちよかった」
    「一人でするより良かった?」
    「うん! 物凄く良かった!」
    「……じゃあ、また一緒にしようね?」
    「是非お願いします」
     自分達のしていた行為を思い、二人は気恥ずかしいような顔で苦笑する。
     股間にしっかり使われていた下着を返してもらい、晴美の透明汁が染みているであろうことを思いながらパンツとブラジャーを着替えなおす。
     そしてパジャマを着た日和は、おやすみ前のスキンシップとして、お互いの頭を撫でたり触り合ったりをひとしきり行い、何度も顔をくっつけ合ってから窓を閉じた。
     とても幸せだった。
     すぐそこに彼氏がいる中、眠りにつける。窓とカーテンという隔たりこそありものの、これだけ物理的距離が近いのだ。
     一人じゃない。
     二人の心の中では、今夜は立派な添い寝だった。
    
    
    


     
     
     


  • 女レッド 犬のお散歩

    
    
    
    
     真昼の街中、犬の散歩をする光景があった。
    
     犬といっても、それは人間の首にリードを繋げたマニアプレイの光景である。
     しかも、特撮番組に出るような戦闘員が、赤いタイツの女を引き連れている。
     赤タイツのデザインには装飾が施され、言ってみれば格好良いスーツとなっている。戦隊番組のレッドを彷彿させるものだった。
     マスクは外され、凛々しく見える素顔が丸出しだ。
     そんなレッドが四つん這いで歩いており、戦闘員がリードを握っている。
     まさしく、敗北したヒーロー屈辱的な姿――。
     そんな光景が街中にあった。
    「くっ……!」
     レッドは歯噛みする。
     全身を包む赤タイツは、肌にぴったりとフィットして、その体つきを如実に浮かせている。しかし、一部分が切り取られ、丸い尻だけは綺麗に露出していた。
     四つん這いの足が動くたび、そのお尻は左右に振れる。
     プリッ、プリッ。
     と、大きな桃の膨らみは揺れており、そのボリュームと柔らかさがよくわかる。
    「いやぁ、いいケツっすねぇ?」
     尻を眺めて、戦闘員が言う。
    「だ、黙れ!」
    「ははっ、まさか子供一人の命くらいで、本当にこんなことするだなんてねぇ? さすがヒーローッスよ!」
     悪の組織の手先であり、町の小学生を捕えた張本人が、その正義の魂をわざとらしく褒め称える。
    「卑怯者……!」
     レッドは肩越しに戦闘員を睨みつけ、歯が砕けんばかりの歯軋りで音を鳴らした。
     それだけなら、十分な凄味があった。正義感からなる怒りの眼差しには、しかし敵を容赦なく食い殺さんとする、激しい炎を宿している。目つき一つで敵を萎縮させ、弱気な者など一瞬で退散させかねないほどの凶眼だった。
     そんな凄味ある目つきにしても、戦闘員の視界からすれば、丸出しのお尻とセットである。
     しかも、彼女は抵抗をしない。
     反抗的態度こそあれ、悪の組織が子供を人質にしている以上は手出しができない。もし彼女が反撃でもしようものなら、ただちに人質が殺されるという状況下なのだ。
     子供の命という盾。
     そうやって武力を封じられているレッドが、切り取られたスーツからお尻を丸出しにして、そんな有様でありながら肩越しに睨んでくる。首輪が巻かれ、リードで繋げられていることまで考えれば、とても愉快な光景だ。
     睨みつけ、反抗的な言葉遣いをする。
     たったそれだけの抵抗しか、今のレッドにはできないのだ。
     その事が大いに実感できて、戦闘員は実に愉快で楽しげな表情になっていた。
    「どうした? 早く歩けよ」
    「うっ……! 畜生……!」
     屈辱を堪え、レッドは進む。
     人口の多い街中ということもあり、当然、老若男女多くの人が行き交っている。散歩の老人、OL女性、学生服を着た男女のグループや、大学生と見られる若者。
     多くの通行人が行き来する中、レッドはこんなことをさせられている。
    「おい、見ろよ」
    「嘘……! あれレッドだよね?」
     注目が集まっていた。
    「レッド……」
    「本当に負けたのか?」
     犬の散歩を目撃した通行人らは、ぎょっとして立ち止まり、レッドの歩くお尻を見届ける。一人で外出していた者は、ただ呆然とする。仲間同士のグループは、ヒソヒソと声を合わせて目の前の光景について語っている。
     そして、戦闘員が言葉を投げかける。
    「ほーら、みんな見てるぜ?」
    「……くっ、くぅぅっ!」
     まるで体が痙攣して見えるほど、レッドは屈辱に肩を震わせていた。
     パシャッ、パシャッ。
     それはシャッター音声。
    「ははっ、撮ってやがんの」
     人々の無情な行いを見て、戦闘員はますます愉快に笑う。
     彼女は今日まで、人々の自由と平和のために尽くした戦隊の一人である。数々の怪人を打ち倒し、既に数え切れないほどの被害者を救済した英雄だ。
     しかし、そんなヒーローの無残な姿を見て、人々の取る行動は写真を取ることだった。何人もの若者がスマートフォンを彼女に向け、それぞれのシャッター音声を鳴らしてお散歩姿を保存する。
     ツイッター、フェイスブック、2ちゃんねる。
     ヒーローの姿はいたるところに晒されて、それが瞬く間に拡散したネット上では、話題と議論が巻き起こされる。晒し行為を叩く声もあれば、それを正当化する声も、開き直って堂々とエロスを嗜む歓喜の声もある。
     いずれにせよ、この場にいる限りの人々だけでなく、もっと不特定多数が彼女の画像を既に見て、使っている。それはおそらく、日本の人口の半数近くにも上っていた。
     画像どころか動画モードの者すらいて、貴重な映像を撮ることに腐心していた。
    「ほら、見ろよ」
     戦闘員はスマートフォンの画面を出し、ネットの現状を見せつける。
    「……!」
     レッドは顔を歪めた。
    「お前の守ってきた人々ってのはさ、まあ所詮こんなもんなんだよね。よく正義感とか燃やせるよねー。ご苦労ご苦労」
     正義を馬鹿にする言葉をかけ、戦闘員は尻を叩いた。
    
     ペチ、ペチ、ペチ、ペチ――
    
     尻を楽しげにタップしながら、実に愉快に語っていた。
    「せっかく今まで戦ってきたのに、やってらんないねぇ? お前が過去に救った人々も、みーんなこの画像見てるよ? この呟き見ろよ。お前のケツでオナニーしたってさ」
     レッドはうな垂れた。
    
     ペチ、ペチ、ペチ、ペチ――
    
     尻をペチペチ揺らされながら、そんな言葉を聞かされる。やりきれない思いのレッドは、人質さえいなければ、と。猛烈な歯がゆさに苛まれながら、視姦と尻叩きと、それが晒されている現状を胸で堪えた。
    「どうなの? お前、こういう奴ら守るの?」
     ぐにっ。
     戦闘員は両手で尻たぶを掴み、ぐにぐにと捏ね始める。
    「おーい! 住民のみなさーん? 今日はこの女レッドが、日本の人類のために肛門を晒してくれるそうですよー?」
     その場にいる人々に呼びかけて、戦闘員はスマートフォンを片手にする男を寄せ集めた。ほとんどの、会社員や学生を含めた、この場にいた限りの男が尻に群がり集合し、一目覗き見ようと顔を寄せる。
    「……くっ! くぅっ、うぅぅ……!」
     視姦という名の、それは苦痛に耐える呻きであった。
     人々の目という目が、両手で開かれた割れ目に注目し、桜色の雛菊皺を観察する。痛いほどの視線が突き刺さり、まるで肛門を焼き尽くされる心地に、羞恥と屈辱に悶絶した。
    「うっ、うあぁぁ……!」
     心理的苦痛に対する、低い低い悲鳴。
     だが、人々はお構いなしだ。
    「さあ、みなさん! 拝めるのは今だけですよ? 後悔しないように撮影しちゃって下さい!」
     その瞬間――
    
     パシャ! パシャ! パシャ! パシャ!
     パシャ! パシャ! パシャ! パシャ!
    
     何度も何度も、執拗なまでにシャッター音声が響き始めた。ありがちなシャッター音声から、メロディーじみた音まで混ざり合わさり、お尻が磨り減って思えるほど、レッドの肛門は撮り尽くされた。
    
    
    
    


     
     
     


  • 催眠アプリで女にギョウチュウ検査をしてやりたい


  • 肛門検査犯

    
    
    
     この広い世の中には、俺みたいの仲間がいたんだなー。
     なんてことに関心したのは、俺が今までしでかしていた手口がとうとうバレて、逮捕されたあとの話だ。
     さて、これは2013年に起きた事件。
    
    
     小学生の兄妹が留守番する家に「ぎょう虫検査」と偽って上がり込み、わいせつな行為をしたとして、強制わいせつと住居侵入の疑いで三十歳の会社員男性を逮捕した。
     逮捕容疑は2月23日午前9時10分ごろ、兄妹が留守番していた防府市内のアパートを訪ね、「ぎょう虫の検査をしよう」などと言って室内に侵入、下着を脱がせ、セロハンテープや粘着テープを下半身に貼ったりはがしたりした疑い。(実際の事件より引用)
    
    
     取調室にて、俺はこの新聞記事の模倣犯なのかと尋ねられたが、俺はその時になって初めて世の中には俺と同じ仲間がいたのではと感じたのだ。アナルの視姦が大好きで、肛門とは羞恥心の強い思春期真っ盛りの処女を恥ずかしがらせる羞恥器官だと思っている。
     スカトロには興味がなく、脱糞や放屁はどうでもいい。
     じーっと見つめ、恥じらいに震えさせたい。
     それこそが、俺の欲望だった。
    
         ***
    
     俺が取った手口はまず身辺調査であり、近くの小学校の登下校風景から目星を付けた少女を尾行などして、約数日かけて自宅や両親不在の時間帯などを確認する。予め業者の装いをした服を用意した上、俺は計画実行日を迎えてインターフォンを押しに行く。
    「はい。えーっと、どちら様で?」
     小学生の押さない声が、音声越しに聞こえてきた。
    「ええ、わたくしは厚生省の阿世直人と申しまして、実はこの辺りの水道水には有害な物質が混入していたことが判明しました。そのため――」
     俺が唱える嘘八百は、言うまでもなく創作である。厚生省になど務めておらず、阿世直人というのも偽名に過ぎない。
     会社で営業などの経験を持つ俺にとって、さも公的機関から派遣された正式な職員であるように振る舞うのは容易かった。小中高などの十代学生は経験に乏しい部分があり、巧妙な手口を見破る正しい目を養っているとは限らない。
    「いまうちには親がいなくて……」
     それが子供の常套句。
     当然、小さな女の子としては、見知らぬ男にドアを開けてはならないと、親からも学校からも教わっているに違いない。
    「ええぇ!? 困るなぁ! 今日中にやれって言われてるんですよ!」
     俺は必要以上に大げさに取り乱し、モニターに向かって大仰な身振り手振りさえ交えた名演技を披露する。
    「え、でもぉ……」
    「時間がないんですよ! 他の家にも行かないと行けませんし!」
    「ちょっと親に電話して確認を……」
    「いいからいいから! 早くお願いしますよ! こっちだって仕事こなさなきゃクビとかかかっちゃいますからねぇ!?」
     追い詰めるように困らせていき、時間がない、忙しいなどとまくし立てることで、相手に考える時間を与えない。考える余裕を与えれば、冷静になって「これはおかしいのでは?」と疑惑を持たれかねない。
    「……わかりました。いま行きます」
     カチャリ。
     鍵の開く音と同時に玄関の戸は開かれ、俺はとうとう小学生女子の家に上がり込む。あとはリビングのテーブルにでも座りながら、この住宅付近の水道水に関するデータや混入した有害物質の資料などを片手に説明を行っていく。
     それらは全て創作であり、そもそも何も混入していない。リアリティさえあれば小学生を騙すのは容易く、あとはサクサクと話を進めた。
    「こうした理由から、あなたのお尻の穴を検査する必要があるんです」
     と、俺は言う。
    「うぅ…………」
     少女は顔を引き攣らせていた。
     名前は小宮山薫。十二歳。
     ピンク色の可愛いシャツとジーパン姿の薫は、黒髪のお下げと黒縁眼鏡で地味っ気を強調しているが、顔立ちはかなり良い。弱気な性格では覇気がなく、声も小さい、主張の少ない子なのだが、シャツを押し上げる胸元は十二歳としてはなかなかだ。
    「恥ずかしいことについては理解しますが、病院にも肛門科って場所があるでしょう? きちんと調べておかないと、あとあと命に関わるかもしれないんですよ!? わたくしは一人でも多くの住民を救うために仕事をしてるんです!」
     俺はやや興奮気味に声を荒げてみせることで、なにやら立派な使命感でも背負っているような態度を演じる。俺がやらねば、役目を果たさねば! という鬼気迫る表情で、俺はとにかく押しの一手で強引に頷かせる。
    「は、はい……」
     頷いたが最後だ。
    「では! こちらの書類に名前と年齢と、過去の病歴なんかも書いてね? ああ、風邪とかはいいから、大きな持病とかがあったら、それだけ書いてね」
     俺はファイルから記入用紙を取り出して、ボールペンも持たせて書き込ませる。これもリアリティを考慮した演出であり、元々が嘘なのだからそれ以上の意味はない。
     薫はもう、どこか俺の話を信じきっていた。
     これからお尻を出さなくてはならない恐怖なのか諦めなのか、それとも既に羞恥に表情を歪めているのか。黒縁眼鏡の奥にある眼差しは諦観じみており、どうして物質混入なんて起きたのだろうと、検査が必要な事態が起きたのだろうと、それが自分なのかと運命を呪っていることが、この俺にはよくやかった。
    「まずはジーパンから脱いじゃってください」
     俺は医療器具や検査キットなどをわざとらしく並べていき、ただでさえ信じ込んでいる薫に対して、駄目押しのようにこれが正式な検査行為であることを強調する。
     薫は震えた手でチャックを下げ、ジーパンを脱いで下半身はショーツのみ。十二歳の太ももは大人の俺には随分と細く見えるが、滑らかな素肌が光沢となって脚全体を輝かせる。小学生のくせに随分と生意気なボディの持ち主と見た。
    「……脱ぎました」
     シャツをぐいっと下げることにより、薫は隠そう隠そうと努力している。すっかり俯いて前髪を垂らした頭からは、真っ赤に染まった耳が確かに見えた。
    「まずは仰向けに横たわってね?」
    「……はい」
     薫は全ての言うことを聞くようになっていた。
     寝そべってもシャツを下げる手をどけないので、そんな恥じらいの仕草をもう数秒間だけ眺めてから、両手は横にやるようにと注意する。シャツの丈をだいたいヘソあたりまで持ち上げることにより、ショーツを丸見えにさせた。
     白地に黒い丸を散らした水玉模様だ。シマウマというわけではないが、白と黒のコントラストは何となくシマウマ柄を連想させる。
     触診と称して腹に手を置き、俺は指先で臓器を調べるように押し込む。もちろん何がわかるわけでもないが、ボディタッチを楽しめればそれでいい。
     四つん這いの指示を飛ばせば、ショーツの丸尻がこちらを向く。
     そのあいだに三脚台とビデオカメラを用意して、そんな薫の姿を映すように設置。犬のようなポーズで、この俺にお尻を差し出している有様が、余すことなく記録に残るはずである。何か言われても必要な機材だのそういう決まりだの、語気を荒げて押し切れば、気弱な薫を押し切るのは難しいことではない。
     パンッ、と。
     叩くかのように両手を乗せると、薫はビクっと肩を弾ませた。触診という言葉を使って撫で回し、すぐに太ももの中間ほどの位置まで下げた。お尻の丸出しになった薫は両手をついた肩のあいだに頭を落とし、ただただ俯ききっている。
    「ではお尻の穴をじっくりと拝見します」
     尻たぶを鷲掴みにした両手で、俺は灰色に薄く黒ずんだ皺のすぼまりを鑑賞する。どうやら肛門右下にはホクロがあり、その下のアソコの割れ目は美白肌に桃色を帯びたような果実的色彩で、陰毛はせいぜい産毛程度にわずかな三角形を作り出している。
     俺はお尻側にも三脚台のビデオカメラを設置して、お尻の穴をアップにした動画を撮る。
     あとは楽しむだけだ。
     粘膜を採取するとして綿棒を差し込み、まるで肛門から尻尾を生やしたような絵図を鑑賞してみる。肛門括約筋に何度か力が入ったことで、上下左右に何度か揺れた。
     細菌の付着までに三分はかかると言い張ったが、便の付着などはどうでもよく、そんなことより床に置かれた薫の両手がギュッと拳に固まって、いつのまにか肩を強張らせて震えながら耐えていたのが、実に見ものなわけである。
     触診ということで指の腹を押し当てマッサージ。
     ワセリンを使って指を挿入。何度か出し入れを行った。
     さらに肛門に力を入れ、皺をパクパクさせる運動を命じると、ギュゥゥゥゥと力強く窄まりを見せては緩み、締まっては緩み、締まっては緩み、実に楽しい光景が動画に残る。
     さてはて、次はまんぐり返しだ。
     姿勢を変えた場合の検査も要ると言い張ることで、腰を高く持ち上げる。M字に割れた幼い太ももの狭間には、まるで熱湯で茹でたかのように赤く染まった恥じらい顔がよく見える。こんな風に上からじっくりと恥部を見下ろされるというのは、果たしてどれほど屈辱か。恥ずかしいのか。その全てを表現しようと表情筋は力強く歪みきり、俺を目を合わせるのが辛くてか気まずくてか、視線は左右に泳いでいた。
    「しかし、すまんねぇ? これも仕事でやってることだから」
     さも世間話であるように、そして申し訳なくて仕方のない気持ちを抱いている装いで、気の良い明るさでもって声をかける。
    「…………」
     返答はない。
    「こういうお尻の穴が見えるポーズって、アソコも一緒に見えちゃうからねぇ?」
    「う…………!」
     表情がピクンと動く。
    「それに知ってた? 自分の肛門にホクロがあるって」
    「…………知りません」
     気の弱い小さな声は、すっかり羞恥に震えている。まるで指摘されたホクロの存在そのものを認めずに、真っ向から否定したいかのように、首をかすかに横に振った。
    「そうそう。肛門の写真も必要だからね。ちょっと撮って見せてあげるよ」
     俺は三台目になるビデオカメラを構え、肛門にピントを合わせてシャッターを押す。シャッター音声と同時に焚かれるフラッシュで、薫が反射的に目を瞑ったのは、決して光が眩しかったからだけではないだろう。
    「ほら、薫ちゃんのお尻の穴にはホクロがあるんだよ?」
     表示される撮影結果の画像を見せてやると、そんなものは見たくないように全力で、勢いよく髪を振り乱して顔を背ける。
    「だめだめ、大事な説明があるからちゃんと見る」
     と言って、自分の尻穴をきちんと拝むことを強要。
    「うぅぅぅぅ…………!」
     画像に目を向ける薫の顔は、いっそ拷問の苦痛に耐える苦悶の表情とすらいえた。
    「これが薫ちゃんのお尻の穴だよ?」
    「…………はい」
    「これはまあ健康的なんだけどね? 色合いがグレーって感じでしょう? もしも症状が出ていたら――――」
     俺はもっともらしい学術的な知識を述べるが、台詞さえ専門的に聞こえればいいので、もちろん本物の医学知識などではない。リアリティを高めるために、医学書などの知識から学んだことを述べはするが、全ては納得させて押し切るための手口なのだ。
    「あと一息だからね?」
    「はい……早く終わらせて下さい……お願いします……」
     涙ぐんだ懇願は切実そのもので、願いが叶わなければ今すぐ死ぬ勢いである。可哀想なほどに弱りきった薫の声と、その顔は――萌えた。
     残念ながら、向こう一時間以上は楽しませてもらった。
     再び触診と称したマッサージを施して、この俺に尻穴を触られている顔を鑑賞する。ビデオカメラを動画モードにした状態で、アナルヒクヒク運動をやらせると、より一層羞恥に歪んだ表情が撮影できた。
    「あとはそうだね。肛門の皺の本数かな」
    「………………はい」
     まだあるんだ、と。正直にそう言いたげな、ほとんと諦めきった表情がそこにはあった。わざわざ声に出して数えれば、唇が内側へと丸め込まれ、横に背けた顔の頬はより強張る。
    「十二本。小宮山薫ちゃんの肛門の皺の本数は十二本で、今の年齢と同じだねぇ?」
    「………………」
    「ほら、ちゃんと言いなさい。私、小宮山薫の肛門の皺は十二本ですってね」
    「な、なんで……」
     当然、これには薫も疑問を浮かべる。
    「いいから」
     語気を強めれば、たったそれだけで薫は諦めた。元より検査を信じ込み、その果てに情けのないポーズまで取らされて、今から反抗する気力がある方がおかしいのだ。
    「……私、小宮山薫の肛門の皺は十二本です」
     あとは定規で直径を測る。
    「直径1.1センチ。はい」
    「私、小宮山薫の肛門の直径は1.1センチです」
    「よくできましたー。検査結果は良好だから、きっと薫ちゃんは大丈夫だよ」
     これが俺の手口。
     俺はこうして、次々と少女達を騙していった。
    
         ***
    
     大島勝美。十七歳。
     この子はジャージを部屋着にしているのか。ジャージ姿で俺を迎え、ほとんど抵抗なく俺をリビングに案内した。その尻山は高々と聳えており、丸く膨らんだ横幅がジャージの布地を内側から押し上げている。素晴らしい巨尻の持ち主だ。
    「さあさあ、どうぞどうぞ」
     勝美はお茶まで出して、俺の話に何度も何度も、コクコクと頷いていた。これが俗に言う聞き上手という奴であろうか。
    「へえ? そうなんですかー」
    「わっ! そりゃマズイですねー」
    「ほほう。これはなんとも……」
     バリエーションある豊富な相槌で、表情をコロコロと入れ替えながらも、きちんと俺の話す内容を頭に加えてくれているので喋りやすい。
    「じゃあ、まずはジャージから脱ぎましょうか」
    「うーむ。とうとうこの時が……」
     どんなに素直な性格で、必要性を信じ込んでいたとしても、男の目の前で脱衣行為を披露するのに抵抗を持たない女子はいない。ジャージのゴムに指を引っ掛け、脱ごうとした勝美はやや数秒だけ抵抗感に固まったが、すぐに下半身は下着一枚。
    「四つん這いになってね」
    「……うっす」
     色は黒。無地のスポーツショーツは巨尻に沿って張り付くようになっており、割れ目のラインに布が食い込み形が如実に浮き出ている。ゴムの端からはみ出る尻肉と、アソコの縦筋を浮かせた土手が、俺を一層のこと興奮させた。
    「記録の必要があるから検査状態は撮影するけど、顔は映さないしプライバシーは守るから安心してね?」
    「マジかね。撮影かぁ……」
    「大丈夫。すぐに終わるよ」
     パンッ、と。肩でも叩いて友を励ますノリで、俺はお尻に平手を打ち、そのまま鷲掴みにして指を食い込ませる。
    「ぬおッ、ほあァ――」
     ショーツをずり下げ、検査を始める。
     勝美はほとんど大人しく指示を聞き、検査中は自分からは喋らなかった。いや、それともこちらが話しかけることでスイッチの入るタイプなのか。どちらにせよ、俺が言葉を発することで活発な頷きを披露して、全てを素直に受け入れた。
     そして、まんぐり返しである。
     脚のM字に割れた狭間から見える赤面顔は、長時間煮込んだ茹タコのようであり、まるでお湯から引き上げたばかりのように蒸気を上げている――否、本当に顔から煙を出せる人間など存在しないが、存在しない蒸気が見えそうな気がして来るほど、冗談のように赤い顔は羞恥に歪められていた。
    「いやー恥ずかしいでしょう」
     世間話を振る程度の感覚で、俺はそんなことを言ってみせる。
    「そ、そうですねー。ちょっとヤバイです。死んじゃいますってコレ!」
     赤すぎるほど赤い顔から出る声は、面白いほどに震えている。妙にテンションが高いところはむしろ恥じらいの現れで、どこかパニックじみている。必死になって恥ずかしさを誤魔化そうと、だからこそ無理にでも明るく装っているのがありありと伝わった。
    「しょうがないしょうがない。健康被害なんてあったりしたら、本当に死にますからねー」
    「アハハ! そりゃ言えてる!」
    「割と冗談じゃないんですよ? 死亡データも見たでしょう?」
    「わかってますって、まあ何とか我慢しますよ」
     俺は両手でお尻を鷲掴みにして、顔だけは真剣そのものを装いながら、丹念に揉みしだく。指を埋めれば五指の狭間からたっぷりと肉が盛り上がり、弾力が指を押し返そうとしてくる感触を味わった。
    「しかし、大きいお尻だよねぇ?」
     そのボリュームは手の平には包みきれない。
    「いや! いやいやいやいや!」
    「お尻の穴も綺麗だし、アソコの毛も整ってるねぇ?」
    「そんなことありませんからね? いや、ありませんからね?」
     必死なあまりに勝美の声は裏返る。
     しかし、事実だ。皺の本数の少ない放射状の窄まりは、清潔な薄桃色に輝いている。肉貝はヘラで掘り込んだかのような直線美を成しており、三角形の陰毛は明らかに切り揃えたものだとわかる。
     秘所の割れ目には透明な蜜が滲んでおり、俺は指に絡め取っては本人に見せつける。指と指のあいだに糸を引く、自分自身の愛液を見た勝美は、「ひゃあ!」と悲鳴を上げて顔を横向きに背けてしまう。
    「ちょっ――ちょっ――それはっ、それはっ……!」
    「よくあるんですよ。羞恥心だけでアソコが濡れるって、産婦人科の方なんかの話でも聞くくらいですからねぇ?」
     そう言って俺は、勝美のアソコを愛撫する。割れ目のまわりをぐるぐるとなぞっていくようにしながら、やがて縦筋のラインに沿って指を上下に擦り付けた。
    「いっ、うぅぅぅ…………」
     指で広げて中身を見れば、滑らかな桃色の肉ヒダが明らかになる。陰核包皮は二ミリか三ミリほどの大きさか。膣口は星型にも似たジグザグ状に開いており、限界まで広げているのに明らかに肉棒の入るサイズじゃない。
     つまり、処女。
    「はぁぁぁぁぁ……。だから私死んじゃいますって! 死んじゃいますよ?」
     涙ぐんですらいる声で、勝美は懇願のように訴えかける。
    「だめだめ、まだまだ撮影も残ってるんだから」
     おもむろにデジタルカメラを構えると、勝美の顔は「ひっ!」と引き攣る。
    「や、やっぱりお尻の穴を……?」
    「そう。大正解」
     動画モードのレンズを勝美に向け、肛門はもちろんのこと顔さえも映してやり、羞恥に歪む冗談じみた赤面を記録に収める。チラチラとカメラや俺を気にかけながら、やっぱり目など合わせていられず横に背ける。
     ちゃんとこっちを向くようにと注意すれば、
    「い、いひっ、えへへへへ――――」
     勝美はかなり強引に笑い始めた。ついに気でも狂ったか。頭のネジが外れてしまったのだろうかと、俺は心配を装い尋ねた。
    「大丈夫ー?」
    「平気平気! へっちゃらですよ!」
    「本当に? 全っ然、お顔が真っ赤だよ?」
    「えへへぇ……どうにでもなっちゃえぃ…………」
     深い諦めの海にでも沈んだか。
     俺は勝美の尻穴に指をぴたりと押し当てて、一本ずつ丁寧になぞっていきながら、その本数を声に出してカウントした。
     一本、二本、三本、四本――。
     表情筋の鳴動で、歪みの効いた顔つきは常に変化に富んでいる。唇が丸め込まれたかと思いきや、きつく歯を食い縛ることで顎に力が入ったり、目をつむるためにまぶたの筋肉が極限まで硬くなるなどが鑑賞できた。
    「大島勝美さん。あなたの肛門の皺は八本です」
    「は、八本! 八本ですか! はははぁ……!」
    「ではお尻の穴に力を入れたり抜いたりさせて、パクパクさせて下さい」
    「え? あ、はい!」
    
     ぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ――――。
    
     精一杯に力んだ肛門括約筋が、放射状の八本皺を小さく縮める。脱力すれば縮んだ皺は元の長さに立ち戻り、このアナル運動は俺が良しというまで延々と続くことになる。
    
     きゅぅぅぅぅぅ……きゅぅぅぅぅ……きゅぅぅぅぅ…………。
    
     皺が窄まる時には尻肉も硬く強張り震えており、筋肉の力みがお尻をプルプルと振動させている。勝美の表情はもはや全てを諦めきったものとなり、流れに身を任せるまま肛門をヒクヒクさせ続けた。
    「上手だねぇ?」
    「いや! いやいや! こんなの褒められましても!」
    「ははっ、すまんすまん。続けて下さい」
    「…………は、はい」
     これの実施時間は向こう十分。
     さらにこのあとは体温計を挿入して、直腸検温で時間を稼ぎながら、何かと話しかけては世間話を楽しんだ。
    
         ***
    
     十三歳のムスっとした少女は、俺に恨みのありそうな目つきに涙を滲ませ、やはり茹タコじみた赤面ぶりを披露しながら、このアナル運動を行っていた。
    
     ――ひくっ、ひくっ、ひくっ、ひくっ、ひくっ、ひくっ、ひくっ。
    
     中学一年生の幼い菊皺は、活発なまでに収縮を繰り返し、M字の脚の向こう側ではきつく歯を食い縛る。この世の全てが気に食わないような不機嫌ぶりで、表情を極限まで強張らせたキツいはずの表情が真っ赤に染まり、蒸気まで上げているのは見ものだった。
    
     小学生の肛門、中学生の肛門。
     それから、高校生――。
    
     ありとあらゆる少女のお尻の穴を鑑賞して、その恥ずかしがる姿を大いに楽しんだ。
    
     そして、ある日突然のようにインターフォンが鳴らされた。
    
    「おはようございまーす。こちら警察ですが」
    「いらっしゃいますよねぇ? 開けて下さい」
    
     俺は、捕まった。
    
         ***
    
    【とある新聞記事の内容】
    
     十歳から十八歳の少女が留守番する家に「厚生省の検査」と偽って上がり込み、わいせつな行為をしたとして、強制わいせつと住居侵入の疑いで三十歳の会社員男性を逮捕した。
     付近の水道水に有害物質が混入、検査の仕事を受け持ったなどと称して、複数の少女の家に上がり込み、下着を脱がせて、肛門に綿棒や体温計などを挿入したり、肛門括約筋に力を入れたり抜いたりさせた疑いがもたれている。