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  • 第3話「風紀委員」

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     パンツは白とベージュは禁止、きちんと柄や色のあるものを履いてくる。
     普段は下着の色や柄など何だろうと構わないのだが、身体検査の当日だけは『地味な無地』が禁止されている。要するに目立たず大人しいパンツを履き、恥ずかしさを軽減しようなんて考えるなということだ。
     いつも顔を合わせているクラスの男子や先生達に裸を見せ、羞恥心を堪えることで心を鍛えよという方針である。男子も男子で、裸を見たからといやらしい顔は一切せず、紳士的に振舞うことが求められる。男に対する試練でもあった。
     そんな身体検査は何も開始からが本番ではなく、実のところ朝から学校の雰囲気は重々しく厳格なものに変わっていた。
    
     朝は下着チェックがあったのだ。
    
     登校した女子は校舎に入る前、必ずスカートをたくし上げる。風紀委員の男子に今日のパンツを見てもらい、確認した風紀委員はチェックシートにペンを走らせる。何色を履き、どんな柄をしていたのか。一人一人のパンツを用紙に書き込んでいくのだ。
    「色が白のようだけど、どうしたの?」
     禁止された色のパンツを見ると、風紀委員はまず理由を尋ねる。
    「水玉模様があって、ゴムの部分はピンクだから。地味ではないし大丈夫だと思って……」
    「なるほど、先生と相談してみよう。あくまで恥ずかしさをやわらげるようなパンツを履かせないためだから、白だからといって一概に駄目とは言われないはず」
     風紀委員は淡々と、事務的に述べた。
    「ただし、問題有りとされた場合は放課後まで没収。今日一日パンツ無しで過ごしてもらうことになるから、そのつもりで」
    「う、うん。わかった」
     麗奈とも同じクラスにいるその子は、不安がりながら校舎へ駆けていった。
    「一年B組、須藤麗奈です」
     次に麗奈の番となり、最初にクラスと名前を告げる。ためらいがちに、羞恥心をぐっと強く堪えるようにしてスカートをたくしあげ、黒色のパンツを見せた。
    「ふむ、黒か」
     風紀委員は屈み込み、まじまじと見つめてから用紙に書き込む。確認が終わるのを見て、麗奈はすぐに手に掴んでいたスカート丈を離すのだが、しかし風紀委員は言ってきた。
    「ブラジャーも見せてもらおうかな」
     基本的にはパンツだけだが、問題のある生徒の場合はブラジャーもチェックする。別に麗奈が問題児という事ではないのだが、この裁量しだいで自由に女子生徒を脱がせられる権限は、校則を破りそうな子よりも、むしろ風紀委員が自分で気に入った子に対して行使されるのが実情だ。
     これも心の鍛錬だと、学校側は黙認している。逆らえば不利になるのは女の子だ。
    「……私の闇に惹かれたか」
     ぼっそりと呟きながら、麗奈はブレザーを脱ぎ始める。ワイシャツのボタンを外していき、肩をはだけるようにして上半身を曝け出した。
    「上も黒、きちんと上下セットみたいだね」
     風紀委員は麗奈の胸元に顔を近づけ、淡々とした顔つきでブラジャーの胸を凝視する。視線で柄をなぞるようにして、肩紐に沿って目を動かし、さらに赤らむ表情までをチェックした。
     そして、チェックシートに書き込みをする。
    「行かせてもらうよ」
     今度こそ確認は終わったと判断し、麗奈はすぐに服装を直して校舎へ進んだ。
    
     だが、着替えも男女同じ教室だった。
     しかも、男子が先に体操着に着替え、次に女子がパンツ一枚に。という風に、順番が決まっている。男子が着替え終わるのを、生きた心地のしない気持ちで待機して、体操着を来た男子の前で、自分達だけがパンツ一枚という恥ずかしい格好にさせられる。
     ほとんど、男に脱衣シーンを見せるべくしての規則である。
     一人一人、大いにためらいの気持ちを抱えながら、たどたどしい手つきで脱ぎ始める。麗奈もまた机の上にブレザーをたたみ、靴下を脱ぎ、ワイシャツのボタンを外しきって、白い袖から腕を引き抜いてからスカートのホックを外す。
     ブラジャーを露出し、スカートを脱ぎ捨て、最後に乳房を曝け出すのが麗奈の選んだ着替えの順番だった。
     もっとも、男子には背中を向けて着替えていた上、すぐに腕で覆い隠したので、そのまま廊下へ出て教室移動を行い、身長計に背中を張り付ける瞬間になって、ようやく乳房を見られたわけだが。
    
     かくして身長とスリーサイズを測り終えた須藤麗奈は、次の検査へ向かっていく。
    
    
    


     
     
     


  • 第2話「下着を見せた体験」

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     有明文香が通う学校は中高一貫校で、大抵の生徒はエスカレーター式に高校に進学する。文香の学力であれば、もっと他所の難関校に行くことも可能だったが、結果として文香も普通の進学を選んでいた。
     他所の高校へは行かず、文香がこの高校に残ったこと。
     そして、文香の性への目覚め。
     それらのきっかけは全て学校で行われる発育検査の内容にあった。
     エッチなことへの興味自体は小学生の頃からあって、少女漫画でたまたま見かけた性描写に体が疼いた。そういう描写を含んだものを、古本屋でそうとは知らずに手に取って、主人公の女の子が美青年から性的なことをされる内容に疼きを覚えた。その事で自分にはそういう欲求があるということを自覚した。
     好きな人に触られたら、どんな感じがするのだろう。
     いやらしくも乙女のような興味を抱き、自分なりの理想の男子像を思い描いて、なんとなく憧れていた。さすがにいきなりエッチな妄想などしなかったが、キスをしたり、抱き締めてもらったりといったソフトな妄想はこの頃から行って、それが少しずつ発展して淫らな想像をするようになっていた。
     そして、思いがけず服を脱ぐ機会がやって来たのは、中学生になってすぐの時だった。
    
    「この学校の発育検査では、女の子の恥ずかしい部分についても検査しています」
    
     担任から、事前にそう発表された。
     男子を教室から隔離して、女子だけに重要な話は行われ、検査時は服を脱ぐこと、写真撮影があることなど、様々な事実を知らされ衝撃を受けた。あとで聞いた話によれば、男子にも恥ずかしい検査は実施され、その説明はそれぞれ男女別に行われていたという。
     初めて事実を知った時、文香はまず不安になった。
     知らない人に裸を見せるだなんて、検査のためでも絶対嫌だ。病院でも聴診器は服の上からしか当ててもらった事はなかったのに、いきなり脱ぐなどできっこない。逃げ出したい。お父さんでもお母さんでもいいから助けて欲しい。
     てっきり、何かの冗談かとも考えたが、重々しく告げる担任の表情が本気であることを語っている。本当に検査で脱がせるつもりなのだ。
     文香は本当に思い詰め、すっかり憂鬱になっていた。
     他の女の子達も同様に青ざめて、一人残らず血の気の引いた顔をしていた。
     嫌だ、やめて欲しい、そんな呟きで静かなざわめきが広がった。
     しかし、そこで担任から活が入る。
    「はいみんな! 胸やアソコにも病気があるのは知ってるよね? 乳がんとか子宮のガンとか聞いたことくらいはあるでしょ? 将来、他にも新種の病気が出てこないとは限らないよね。恐ろしい病気が生まれたりしたら大変でしょ?」
     担任は語る。
    「だからね。そういう時のために備えて、誰かのデータが必要なわけ。みんなの発育情報をだね、医者のみんなが病気と照らし合わせたりするために使うんだよ。そうやってみんなの健康は守られるの。わかるかな」
     言い聞かされ、頷きはしないものの、医学のためだという一点は理解した。
    「女性の中には性器の色合いだとか形状を気にして、悩む人もいるって話だ。ヒダが大きすぎないかとか、黒ずみすぎじゃないかとか。だけどアソコの悩みなんて、普通は誰にも相談できないね。で、自分のアソコはおかしいのか普通なのか、どちらなのかわからない。世の中のそういう悩みを解消するためにも、誰かからそういう場所のデータを取るしかないんだよ」
     高校生になった今なら何かしら反論ができたかもしれないが、当時の文香はそもそも不安で胸が一杯で、その直後に検査を行う理由を聞かされ、あれやこれやというまに全てを飲み込むしかなかった。
     検査で裸になるのは理由がある。だから逆らってはいけないのかと、悲しい事実を突きつけられて悲しくなった。
    「いい? あくまで検査! 過剰に恥ずかしがったり、床に座り込んだり、中々服を脱がなかったりしたら、それだけ検査は長引くってこと。みんなに迷惑かけたくなかったら、きちんと検査を受けるように!」
     しきりに検査であることを強調され、抵抗や反論の一切は担任の圧力によって封じられた。
    「といっても、いきなり裸なんてって思いますよね」
     一瞬、救いを期待した。
     もしかしたら全裸になる必要はなく、最悪下着姿で許されるのだろうか。などと淡い希望を感じたが、そんなものは即座に打ち砕かれる。
    「まずは練習として下着検査を行います。今から一人ずつ順番に並んで、先生の前でスカートをたくし上げていって下さい」
     救済どころか、今からパンツを見せろとの指示が出た。
     膨れ上がった不安が一気に弾け、文香は涙目になって表情を歪ませた。
    「あの……。先生! 本当に見せなきゃ駄目なんですか?」
     相手は男だ。
     どうにかならないものなのかと、藁にもすがる思いで文香は質問を述べてみる。
     もちろん、一蹴された。
    「見せなきゃ駄目だね」
     担任はあくまで譲らない態度を取っている。大人による強い口調による命令で、たった十二歳でしかない生徒達は萎縮する。教師相手にこれ以上強きになれず、逆らえない重い空気が教室に充満した。
    「さあ、早く並んで! 出席番号順に列を作って!」
     手を打ち鳴らしながらせかされて、生徒達はたどたどしく席を立つ。教卓に向かって列を伸ばし、縦に収まりきらない人数分は上からL字状になって、最後尾は教室の後ろの戸のすぐ近くにまで及んでいた。
    「それでは下着検査を開始します。順番の来た生徒はクラスと番号、氏名を述べて、その後ゆっくりとスカートをたくし上げて下さい」
     担任から注意事項が述べられる。
    「スカートはきちんと上までたくし上げ、先生が良しというまで絶対に降ろさないで下さい」
     クラス全員のパンツを拝むなど、担任は随分な役得だ。
     この時ほど文香が教師を恨めしく思ったことはなかった。
     出席番号順ということは、つまるところ名前順。
     有明文香の他にもアから始まる苗字の子がいたおかげで、幸いトップバッターにはならずに済んだ。心の準備をするだけのせめてもの猶予が与えられ、それでも処刑待ちでギロチンでも落とされる直前のような絶望感を味わいながら、すぐに文香の順番はまわってきた。
    「一年二組。三番、有明文香です」
     文香は震えながらスカートの丈を掴み、ためらいがちにたくし上げる。脚を出したまでは良かったが、やはり男にパンツを見せることへの抵抗が働いた。だからといって教師に逆らえるわけでもなく、見せることも刃向かうことも出来ない板ばさみに苦しめられた。
    「全然見えないよ。もっとちゃんと上げて」
     強い口調で強要され、かえって背中を押されることになり、文香はスカートをきっちり高く捲り上げる。担任の目は即座にパンツに釘付けになり、顔が一瞬のうちに赤くなる。耳まで赤く、全身が熱く火照っていき、まだ春なのに汗をかきそうなほど体温が上昇した。
    「ほーう? なるほど、これが文香のパンティねぇ? 可愛いじゃない」
     担任はわざわざいやらしい言い回しをして、顔を近づけ生地の素材や細かい柄を観察する。
     文香のパンツはチェック模様のラインを通した明るいグレーで、ジュニア向けのノンワイヤーのものだった。手前にリボンが添え付けられ、股間部分に対して斜めに白いレースが通っている。チェック模様は白と桃色のラインで彩られ、レースの華やかさも手伝って、グレーの生地でも地味になりすぎない。ほどほどにおしゃれな下着であった。
    「思ったよりしゃれているな。文香って三つ編眼鏡だろ? 真面目な印象があるから、下着も無地の大人しいものかと思ったが、想像していたよりもおしゃれなパンティだ。なかなか可愛いものを履いてるじゃないか」
     感想を述べられて、堪らずにスカートを下げそうになってしまう。
    「おい、先生が良いって言うまで下げないように言っただろ?」
    「は、はい……」
     鋭い反射神経で注意の言葉を繰り出され、文香は思わず手を止める。下げかけていたスカート丈を持ち上げ直した。
    「今日はそんなに暑いか? 涼しい時期なんだがな。その割には生地が汗ばんで、汗を吸ってる感じがするな。蒸れてるのか?」
     質問される。
    「はい……。少しだけ蒸れてます」
     文香は小さな声で答える。
    「ほーう。ちょっと蒸れ気味のパンティってわけか。ん? さっきトイレにでも行ったか?」
    「え? いえ……」
     不意にそんな事を聞かれて、意味がわからずに困惑した。
     どうして、急にトイレに行ったかなど聞くのだろう。
     まさか、パンツに残尿のシミでもあっただろうか。
     そう思った途端――。
     カァァァァ……!
     と、ますます顔が赤くなり、文香は堪えるように目を瞑った。ただでさえ恥ずかしいのに、おしっこのシミを見られるなんて、もう死んだ方がマシではないか。いっそ消えたい。透明になってしまいたい。
    「まあいいか。下ろしていいぞ?」
     文香は思い切りパンツを隠し、そそくさと席に戻った。
     そして、全員の下着検査が終了して、放課後を向かえるなり文香はすぐにトイレへ向かう。アソコは一体どうなっていたのか。すぐに自分のパンツを確認し、確かに薄っすらとした濡れシミがあるのを見つけたのだ。
    「これって……! もしかして、本当に……!」
     最悪だ! 本当に最悪だ! シミを見られた。
     もう生きていけない……。
     文香は魂の抜けた骸のようになり、便座に座りこんだまま、ずっと放心し続けていた。
    
     あとでわかったのだが、その濡れシミの正体は愛液だった。
    
     嘘だと思いたい一心でわざわざ脱いで確かめて、指でちょこんと触れてみれば、ねっとりとした糸が引いたのだ。尿ではない。当時はまだオナニー経験のなかった文香にとって、初めて見る膣分泌液であった。
     知らず知らずのうちに、見られることで感じていたのだ。
     自分はそんないやらしい女の子なのかと一度は悩み、思い詰めたこともあったものの、時間と共にふっきれて、今では逆に積極的に興味を持つまでになっていた。
    
         *
    
     それが、有明文香の中学一年生の頃の体験だった。
    
    「そういえば、あの検査の時期か……」
    
     過去へ思いを馳せながら、発育検査の日程を思い出す。
     中高一貫校である文香の学校では、中学から高校にかけて六年間を通して同じ検査が毎年実施されている。女子生徒は毎年のように服を脱ぎ、胸もアソコも、恥ずかしい部分は全て調べられる。
     そうして、中学一年から高校三年生にかけて、女子生徒一人一人の発育過程を記録されてしまうのだ。
     だから、今の学校にいれば毎年恥ずかしい思いができる。顔から火が出そうなほどの激しい羞恥に苛まれ、死にたくなるほどの思いができる。文香にとって、恥ずかしい体験に身を投じることは一種の性癖となっていた。
    
    
    
    


     
     
     


  • 恥ずかしい服装チェック

    
    
     あたしの学校で行われる服装チェックは、ちょっと恥ずかしい。
     別に初めのうちまでは平気だけど、それは校舎の門の前で行われる。きちんとした服装でなければ、中には入れてもらえないってわけだ。
     だから、実施日になると校舎の入り口に列ができる。
     あたしはそこに並んで順番を待って、まもなく服装チェックを受けることになった。
     まず、ブレザーやスカートの着こなしをまんべんなく確認される。男の先生が頭のてっぺんからつま先まで見てまわり、ボタンはついているか、ネクタイは締まっているか、靴下はだらしなくなっていないかを調べていく。
     すごくジロジロ見てくるから、ちょっぴり怖い。
     次はスカート丈だ。丈が短くなりすぎていないかを調べるため、膝とスカートのあいだに定規を当てられる。校則通りの長さになっていなければ、その場で調整するように注意される。
     恥ずかしいのはここからで、下着も検査される。派手な柄のパンツやブラジャーは禁止されているから、これも先生に確認してもらわなければいけないのだ。どうして女の先生じゃないんだろうって、いつも思う。
     あたしはブレザーとワイシャツのボタンを全て外して、胸をはだけた。あたしのブラジャーはピンク色で薄く刺繍が入っているだけだから、校則には引っかからない。それでも、先生はあたしの胸を散々凝視してきた。
     それから、パットを入れていないかをチェックされる。
     何故だかパットは禁止らしいから、ブラジャーの中身も確かめられてしまうのだ。両手で胸を鷲掴みにされて、しばらく揉まれる。先生はあたしの胸を丹念に揉みしだき、パットはないことを認めてくれた。
     今度はパンツの色だ。
     下着は上下セットなんだから、上が問題なければ下も同じなんだけど、それでも確認されてしまう。あたしはスカートをたくし上げ、先生にパンツを見てもらった。顔を近づけ、じっくりと視線を注がれて、ようやくOKが出る。
     最後は下の毛のチェックだ。
     どうしてそんな校則があるかはわからないけど、下の毛はきちんと剃らなければいけないらしい。あたしはスカートをたくし上げたまま、先生にパンツを膝まで下ろしてもらう。アソコを見られてしまうので、とても恥ずかしい。
     あたしはちゃんとツルツルにしていたから、しばらく凝視されたけどOKをもらえた。
    
    
    


  • 下着検査

    
    
    
     これより抜き打ち下着検査を行う。
     女子はブレザーを脱ぎ、廊下で横一列に並びなさい。
     我が高校では下着の色は白・ピンク・ベージュの三色と決められている。濃い色ではワイシャツから色が透けやすいため、その他の色は校則によって禁止しているのだ。
     よって、皆がルールをきちんと守れているかをチェックする。
     ではまず、ワイシャツのボタンを外して前をはだけなさい。きちんとブラジャーが見えるようにして、それからスカートをたくし上げるのだ。
     うむ、では順番に見ていこう。
     右から順にブラとパンツをじっくりと見させてもらうが、だいたいの諸君はルールを守ってくれているようだ。中には本当にブラが必要なのか疑問な貧乳、あるいは中央に谷間が出来るほど大きい者と、バストのサイズもそれぞれのようだ。
     パンツに関しても、基本的には白やピンクの布が股とぴっちり張り合っていて問題なし。たまに食い込みすぎて陰部の形が浮き出ている者、毛がちょっぴりはみ出ている者、記事が薄く皮膚の肌色が透けている者、それぞれあったが、ルールを破っているわけではないのでよしとしておこう。
     ところで彩夏くん、君の下着は黒だねぇ? 乳が大きいせいでカップから肉が少しはみ出ている。よく見ると刺繍が入っているようだが、パンツの方はどうだろう。ふむ、こちらも同じく花柄らしい刺繍が薄っすら浮き出ているな。
    「す、すみません! 今日はこれしかなくて……」
     なるほど、他は洗濯中か?
     学校があるのも考えずにうっかり洗ってしまうとは、彩夏くんも中々のドジっ子だ。
    「申し訳ありません!」
     なかったものはしかたあるまいが、校則は校則だ。
     罰則はきちんと受けてもらうぞ?
     ルールを破った下着は没収させてもらう。
    「わ、わかりました……」
     さて、彩夏くんは後ろを向いてワイシャツを下げる。こちらに向けて綺麗な背中を露出するので、こちらの手によってホックを外してブラジャーを取り外させてもらう。それから前に向き直ってもらい、しっかりと形の良い生乳が出ているのを確認する。
     では、今一度スカートをたくし上げなさい。
    「はい」
     次は彩夏くんのパンツのゴムに指をかけ、ゆっくりと引き下ろしていく。ふむ、下腹部の形は綺麗に整っていて、恥毛の生え具合にすら清潔感がある。もしや、家で丁寧に手入れでもしているのだろうね。
    「一応……」
     なるほど、心がけは認めよう。
     あとは下着のルールを破らないことだ。
     でないと、こうしてパンツも足から引き抜かなければいけなくなってしまう。預かった下着は放課後まで預からせてもらうので、学校が終わったら職員室まで取りに来なさい。
     もちろん、それまで授業はノーパンノーブラで受けてもらうことになる。
     よろしいね?
    「は、はい」
     いい返事だ。
     では、これで下着検査を終了する。
     
    
    
    


  • エッチな学園性活/服装チェック

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     教室へ向かうおり、観月は自分のアソコの具合を気にしながらも、あたしの事を気にかけてくれていた。
    「咲夜さん。ブラ……平気?」
    「まあ、何とか」
     あたしはそう答えるけど、実は恥ずかしい気分だ。
     だって、あたしの胸は一応それなりの大きさがあるわけで。ちゃんとブラをしていないと、歩く時に乳房が上下にぷるぷる揺れてしまう。だからバスから校舎へ入り、廊下を歩いている最中はずっと腕で胸を隠していた。いや、揺れないよう押さえていたっていう方が厳密かな。
     あたし達の席は隣同士だったので、一緒に座った。
    「がんばろ、観月」
    「うん」
     とりあえず、励ましあう。
     しかし、自分で言っておきながらあれだけど、こんな学校で一体何を頑張ればいいんだろうね。授業はしっかりやるとしても、その他もろもろエロイベントに関しては、頑張りたがってるのは男だけだろう。
     チャイムが鳴るとともに、あたしとしては顔も見たない担任の岡部が、相変わらず女子に変な視線を向けながら入ってくる。あたしや観月を目ににやついてから、朝の挨拶で色々と形式ばった内容を語った挙句、またもおかしなことを言い出す。
    「さて、入学からまだ間もない今日ですが、今から服装チェックを実施したいと思います」
     男子は期待に目を輝かせ、女子は不安で騒然とした。
     普通の学校だったなら、せいぜい髪の長さや色を見られる程度かもしれない。この学校となると、女子が恥ずかしい目に遭うのは確実だ。
     あたしもごくりと息を呑む。
    「我が校では特に髪型の制限や染髪の禁止などはありませんが、ただ一つ、ノーブラとノーパンだけは許可していません」
     ああ、どうせ服をまくらせるための建前だ。
     そんなもんをわざわざ禁止してくれなくたって、普通は下着くらいつけるっての。
     でも――。
     あたしはついさっき、バスの中で岡部にブラを奪われたばっかりであって、つまり普通の状態ではない――ノーブラだ。
     チェックのためには全体に胸を晒す羽目になってしまう、どうしよう……。
    「ブラを普段からしていないと、オッパイの形が崩れますからねえ。それに、いつもノーパンではパンツ好きの需要も満たせません。さあ女子は立って、さっそく服とスカートを捲り上げなさい」
     岡部は女子だけに指示を出す。下着の着用を見るってわけだし、そりゃまあ男子は関係ないのだろうけど、みんな躊躇って立とうとしない。
    「おいおい、どうしたんだ?」
    「検査でお前ら裸見せてんだぜ? 今更だろーが」
     男子達は女子に向かって心ない言葉を投げてくる。
     何が今更だ。
     だからこそ二度と誰にも肌は見せたくないっていうのが、このクラスの女子共通の思いだとわからないのか。わからないんだろうね。いや、わかったとしても、女子の恥じらいに何の気も遣わない男子達だし、早く下着を見てみたいって気持ちだけでいっぱいなんだろう。
     次々に野次を飛ばしてくる中、
    「俺も早く咲夜の下着見てーなー」
     あたし個人をせかす奴までいた。
    「女子のみなさん。もしも身だしなみに応じないのであれば、学校への反抗と見なして減点しますよ? 生活態度の面で十回の減点を受けた女子は、生活指導部にて相応の指導を下す決まりになっています」
     相応の指導――そう称した本番行為だ。
     そうなるのと、今度は裸体でなく下着を見せるだけで済むのとどちらがマシかというのは、さすがに一々天秤にかけるまでもない。女の子達はぞろぞろと立ち始めた。
     観月もしぶしぶ立ち上がり、自分のセーラー服とスカートを捲り上げて下着を丸出しにした。桃色のブラと縞々のパンツが露になる。
    「へー、可愛いねー」
     近くの男子が、興味津々に覗き込む。
     どいつもこいつも、下着を見ることに遠慮がなかった。
    「くそ、岡部死ね……」
     あたしもブラの恨みを抱きながら、席を立つ。涙を呑んでスカートを撒くってピンク色のショーツを見せるけど、下着がないことを思うと服は上げられなかった。
    「どうしたんだ? 咲夜。早くオッパイ出そうぜ」
     近くの男子がまた言ってくるのに、あたしは歯を食いしばりながら岡部を睨んだ。
     その岡部は座席の間を歩いて、女子一人一人の下着を確認し始める。
    「浅井レナ君。水色の下着とは可愛いですねえ」
     廊下側先頭に立つ、レナという子に向け岡部は卑猥な笑みを向ける。
     レナは黒髪のポニーテールを結んだ綺麗な子で、席が前の方にあるあたしの角度からでも横顔が覗けて見える。下着を見られる恥ずかしさに、あくまで無表情を装おうとしているものの、やっぱり羞恥心にもじもじしているような状態だ。
    「そういえばレナ君、今日は日直ですねえ。学級日誌を書くのと、後は放課後にも仕事があるので、私のところに来ていただきますよ」
    「……はい」
     返事の声はそっけない風だった。
     しかし、日直にも何らかのエロ仕事が待っているというのか……。学級日誌があるのは普通の学校と同じだとして、放課後に岡部のところへ行くなんて、確実に何かあるのは簡単に想像がついた。
    「さて、咲夜君」
     岡部はそれからあたしの前へ来て、屈んだ姿勢から見上げるようにして下腹部を観察してくる。やがて、言ってきた。
    「ところで何故ブラを見せないのでしょう?」
    「それはアンタが……」
     そうだ、お前が取ったんだ。なのに、さも知らないようなフリをして下着の着用チェックだなんて、ふざけているにも程があると思うんだけど。
    「おやおや、私がどうかしましたか? いいから胸を見せなさい。出来ないというのなら減点をつけますよ?」
    「くぅっ……」
     生活指導なんて溜まったもんじゃない。
     あたしは泣く泣く、生のオッパイをさらけ出した。
    「お? 咲夜ノーブラだったのかよ!」
    「なるほど、どーりで躊躇うわけだ」
     このぉ、たとえ下着があっても躊躇うに決まってるだろ。
    「ふむ、咲夜君はノーブラですか。これは立派な校則違反ですねえ」
    「っ! 人から奪っといて何を!」
    「奪う? 何の話でしょう?」
     岡部は口先ではとぼけながらも、表情だけはあからさまにニヤニヤしている。その顔はもう、あたしをわざと陥れてやったのだって事を、嫌というほど物語っていた。
    「咲夜君、減点1です」
    「くっ……」
     また生乳を見られただけでなく、結局は減点をカウントされた。
    「今後、減点の必要がないよう指導を致しますので、キミも放課後、私のところへ来てください」
     こいつ、日直のレナだけじゃなくあたしまで連れ込んで、好きに遊ぼうって腹か。
     許せないけど、どうにもできないのが悔しい。
     岡部はあたしの横を通り過ぎ、他の女子の点検を済ませていく。
    「観月君。何故、濡れているのですか?」
     観月の順番になったとき、岡部はしゃがんで中指を突き出して、恥丘を撫ぜ始めた。
    「うぅっ……何でって、そんなの先生が……」
     そう、他でもない岡部、お前が自分で触った場所でしょうが。日直の名目に加え、あたしにも飽き足らず、今度は観月まで陥れようっていうのか。
    「私が関係あるのですか? ないでしょう? 教えてください、観月君。キミはみんなに見られて感じているのかね」
    「そんな! 違います!」
     観月は慌てて否定する。
    「では、学校に来る前にオナニーでもしていたのでしょうか」
    「そんなわけ……」
     観月は顔を赤くしながら俯いて、言葉を詰まらせる。そこへ向かって、岡部は「どっちですか」とさらに強く回答を迫った。自分で痴漢をしておきながら、見られて感じたかオナニーをしたか、そのどちらかという事で返事をさせたいらしい。男子達がにやけている中で、これもとんだ羞恥プレイだ。
    「どっちですか?」
    「わ、私は――」
     観月は答えられずに俯く。
    「おやおや、回答できないのであれば減点をつけますが、よろしいですか?」
     くそ、何が減点だ。こんな学校とはいえ、仮にも生活態度のチェックを建前にした減点を、その二択の回答拒否ごときて行おうってのか。ブラの恨みだけでもこっちは怒りのゲージが溜まっていたのに、この展開のおかげでさらに溜まったよ。
    「触ったのはあたしよ」
    「咲夜さん!?」
     一番ぎょっとしていたのは、他でもない観月自身。
     岡部と周りの男子は、あたしの発言ににやっとしていた。
    「おやあ? どういうことですかな咲夜君」
    「口直しならぬ体直しってやつ? 検査で色々された分を、観月で上書きしてやったまでの話よ。何か悪い?」
    「いいえ? 当校はレズを推進はしていませんが、禁止もしていません。いいでしょう、そういうことにしておきましょうか」
     岡部は最後に、あたしににやっとした視線を見せながら、残る女子の下着チェックを済ませていく。
     全員のチェックが終了したところで、ようやく服を下ろさせてもらえた。