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  • 黒崎麗華シリーズ

    黒崎麗華とは
    このサイトで掲載している『中学剣道少女~恥ずかしい穴まで身体検査~』の主人公です。
    作品としては2013年07月20日をもって完結としましたが、作者としてもお気に入りのキャラクターであるため、今後はサイドストーリー、if展開、後日談のような形で続行していくことに決定しました。

    といっても、やはり本来は完結した作品ですので、新作エピソードの公開は完全に不定期です。
    また、身体検査という縛りは無くすので、新作は検査羞恥とは限りません。
    第一作と関連性のあるストーリーとも限りません。

    麗華について知りたいこと、見てみたいエピソードがあればリクエストにて受付。
    (もちろん必ず答えられるわけではありませんが)

    中学剣道少女~恥ずかしい穴まで身体検査~
    全てはここから始まった・・・!
    というと大げさですが、これが公式原作のようなポジションになっていきます。
    所詮ネットの個人作品なので、「公式」というほどオフィシャルっぽさはないでしょうが。
    基本的なキャラクター像、スリーサイズなどのプライベートな数字情報は全てこちらに。

    黒崎麗華のオナニー生活
    麗華はどんな時に自分のアソコを触っているのか。
    いや、そもそもこの子はオナニーなんてするのか。
    性生活が明らかになる短編です。

    始に攻められる麗華
    本編登場の竹内始に色々されまくる麗華の話です。
    麗華はその後どうしているのか、正式な後日談に当たります。

    校長の脅迫
    時間軸は本編後ですが、if展開なので正式な時間軸というよりパラレルです。
    淫行を働く校長によって脅迫され、いいようにされてしまいます。


  • ボディチェックの権限 女刑事の羞恥体験

    
    
    
     壁に両手をついた男は、どこかのマスコミの記者らしく、しかしカメラの持ち込みは制限されて、紙とペンだけを持ち込むことになっている。
     ボディチェックを行う田中と山田は、気乗りはしないが男をまさぐり、仕事なので嫌々ながらも尻すら触る。二人はホモでも何でもなく、それなのに男の尻を触って調べるなど、生理的に辛いものでしかない。
     金属探知機には特に反応はなく、あとは形式的なチェックをすれば済むため、早々に切り上げて、二人は男を奥に通した。
     これが田中と山田の仕事である。
     科学研究所の警備員として配属され、ボディチェックを任された二人は、専用のチェックルームで外部の人間を調べてから、この先にある廊下へ通す。その廊下を渡った先の、各研究室や資料室には、決して外部に漏らしてはならない内容でてんこ盛りだ。
     もしも小型カメラでも持ち込まれ、隠し撮りでもされ、それが世間に発表されれば、田中と山田はたちまち首になるだろう。
     責任のある仕事に、しかしやりがいを感じる時もある。
    
     ――女だ。
    
     田中と山田には、ここを出入りする予定の名簿リストが与えられ、今日は一体何人のボディチェックを行うかが早くとも数日前には判明する。もろもろの仕事遅れ、連絡遅れや急なアポイントなどあれば、当日にリストが完成することもあるのだが、そんな名簿の中に女の名前があると、二人はやる気に満ち溢れる。
     今日のリストにも、佐波英子という名があった。
     確実に、女だ。
     じっくりと、たっぷりと、時間をかけて調べてやろうと、二人は既に邪念を膨らませていた。
     その時である。
    
    「田中くん。山田くん」
    
     一人の所長が、恰幅のよい体格に白衣を着込み、カールした立派な髭を生やした顔で、実に楽しみそうな表情を浮かべてやって来た。
    「所長!」
    「おはようございます!」
     二人は一斉に敬礼する。
    「うん、今日はわかっているね?」
     何かの意志を含んだ笑みに、二人はにたりとした思いを目に浮かべる。
    「はい!」
    「もちろんですとも!」
     田中と山田は、ますますのやる気に満ち溢れた。
     実のところ、この部屋には監視カメラが仕掛けられており、壁、天井、床にもそれぞれ複数箇所、あらゆる角度から映像を残している。それはもちろん、防犯を目的とした必要性あってのものなのだが、さらに別の意図も含まれる。
    「女性の刑事だそうだが、とても美人だよ。よろしく頼むよ」
    「はい!」
    「はい!」
     二人が同時に答えると、満足の笑みを浮かべて頷いて、所長は背中を向けて去っていく。両開きの自動ドアが左右にスライドして、その向こうに所長の白衣姿が消えて行くと、二人は改めて邪悪な微笑みを浮かべあった。
    「へっ、美人か」
     田中が悪巧みの顔を浮かべる。
    「どこまで行く?」
     と、山田。
    「そりゃあ、所長がわざわざ来たくらいだ」
    「ってことは、全部か」
     ここに出入りする人間は、必ず同意書へのサインを行っている。多少のことでも、法的に不利になることはない。加えて所長はコレクションを増やし、二人は鑑賞室でそのおこぼれに預かることも出来るのだ。
     全く、いい仕事だ。
     こんなことなら、毎日のように女が来ればいいのに。
    
         *
    
     拳銃や手錠といったものは、一度テーブルに置いてもらい、他にも金属類があるなら、全て一旦取り外す。
     ひとしきりテーブルに並んだら、室内設置の金属探知機を通ってもらう。
     女刑事、佐波英子。
     頭の高い位置でポニーテールを結んだ英子は、その毛先を背中の肩甲骨あたりまで垂らしている。一七〇センチを超える長身で、パンツスーツを履きこなしたスタイルで、長い足のラインが際立っている。
     いかにも気の強そうな、強靱な意志を宿していそうな切れ長の瞳は、勇敢にも何かに立ち向かっていく凜々しさに溢れている。
     いい尻をしていた。
     パンツスーツを内側から膨らませ、大きな山の丸みを帯びさせている英子の巨尻は、しかもパンティラインまで浮かべている。
     金属探知機を通過していく英子の尻を、田中は後ろからじっくりと視姦していた。
    
     ビィィィィィィ――。
    
     その瞬間、ブザーにも似た警告の音が鳴り響く。
     英子に表情を見られる心配がないのをいいことに、田中はにたりとほくそ笑み、口角を釣り上げていた。
    「ああ、すみません! 誤作動の可能性もありますが、何か小さな金属なんか身につけてはいませんか?」
     全てをわかっていながら、いかにも自分でも驚いているような顔をしている山田は、そこに少しの怪しげな表情も浮かべていない。なかなかの名演技を披露しつつも、さらにこの場合の説明事項について口にしていく。
    「万が一にも、許可のない撮影機材・録音器具等の持ち込みを許してしまうと、全て我々の責任になってしまいます。失礼とは思いますが、こちらの指示に従って戴けますか?」
     衣服の着脱についで指示する場合があるとの同意書に、この佐波英子はハンコを押してしまっている。身体への接触、胸や尻など恥部への接触について理解を求める文面もあり、つまりお尻を撫でても二人は罪には咎められない。
    「ええ、構いません。そちらのお立場も、理解はしているつもりです」
     そして、マイクロカメラや小型録音機を使った情報窃盗の数々について、刑事とあらば具体的な事例も把握していることだろう。いかに研究所の警戒心が強く、田中と山田はどんな小さな小道具の存在も見落としてはいけないか、厳しい立場は真実なのだ。
    「頭の後ろで手を組んで頂けますか?」
     山田の指示に英子は従う。
     田中がバックに回り、山田は前から、それぞれの手で所持品のチェックを始める。山田は両手で腰に触れ、オフィスジャケットのポケットを確かめつつ、しだいに脇下にかけて、上から下へとポンポンと、軽い力で叩いていく。
     田中は背中をまんべんなくそうしてから、すぐにしゃがんでパンツスーツの足首から太ももにかけてをポンポンと叩いていく。そのあいだにも巨尻を眺め、ここまで間近で観察しての迫力に興奮しながら、田中は尻まで撫で回す。
    「え、あの……」
     驚くような、戸惑うような表情が、尻しか見ない田中にも如実に伝わる。
     山田の様子を見れば、あちらも乳房のチェックを始めているようだった。露骨に揉みはしないだろうが、軽く手を触れ、包み込み、あくまでも何かを隠し持っていないかの確認のためと言わんばかりの手つきでいる。
     巨尻の素晴らしい膨らみを撫で回すのも、あくまで手早く、揉みすぎない。
     むっちりとした弾力を数秒間で味わう田中は、早いうちに手を離し、山田も同じく乳揉みを切り上げた。
    「特に目立つものはないようですが、ジャケットのボタンが金属ですね」
    「ええ、そうだと思います」
    「これに反応している可能性がありますので、脱いで頂いてもよろしいですか」
    「え? ええ、構いませんが」
     本当は抵抗がありそうな、若干の戸惑いを帯びながら、オフィス用ジャケット一枚を脱いでも、白いワイシャツ姿しか晒さない。特別に恥じらう理由もなく、ボタンに指をかけて外し始める英子は、実にあっさりと一枚目を脱いでいた。
     山田がそれを預かり、改めて手で探り回してポケットの中身も調べる。警察手帳やボールペンといったものは事前にテーブルに置いてあるため、文房具が出てくる余地もないジャケットは、あくまでもボタンが金属製なだけのようだった。
    「ではこれでもう一度」
     田中の言葉に促され、英子は再び金属探知機を通過する。
    
     ビィイィィィィイ――。
    
     鳴るように仕掛けてあるから、当然鳴る。
    「今度はそちらに両手を突いて下さい」
     壁に手を突かせた上、足は肩幅程度に開き、尻も少し突き出してもらっている。映画やドラマでボディチェックのシーンを見かければ、大抵はこのポーズではないだろうか。
     巨尻が目立つ。
     パンツスーツを膨らませ、大きな尻山にパンティラインも浮かべている。見れば見るほどむっちりとした感触が手の平に蘇り、欲望のままに触り尽くしたい衝動に駆られるが、ここは押さえてボディチェックに徹していく。
     もっとも、田中は自分のズボンの膨らみを近づけた。
     バック挿入を連想しながら、両手でがっしりと腰を捕らえ、触れるか触れないかといったギリギリの具合まで、勃起したものを迫らせる。辛うじてスリスリと、お互いのズボンとパンツスーツで、生地の表面が擦り合っていなくもない、本当に微妙な距離感を維持する田中は、そのまま腰のくびれをまさぐった。
     特に、何もない。
     ワイシャツのすぐ下に、張りのよいスベスベとした質感の素肌があり、直接触れればとても気持ちいいであろうこと以外には、特にわかることはない。
     上へ、上へと、肋骨の部分に触れる。
     この辺りで、指がブラジャーの生地に触れたとわかる。
     脇下の位置まで手を動かし、指先が横乳に届くようにしてやりながら、あくまで揉むのは皮膚の表面である。服の内側を調べるだけで、乳房に悪戯をしたいわけではない。そんな建前を通すための手つきで、横乳に当てた指は少ししか動かさず、脇下の肉ばかりに集中した。
    「髪は何で縛っていますか?」
    「普通のゴムですけど」
    「ピンなどは?」
    「ありません」
    「ブラジャーに金属のワイヤーなんかが入ってはいませんか?」
     と、これを尋ねた瞬間、ゴムとピンについては即答だったことに比べて、何秒もの間が開いていた。
    「それは…………たぶん、入ってます………………」
     声だけで、何かを諦める思いがひしひしと伝わってきた。
    「ではワイシャツを脱ぎ、ブラジャーも外して下さい」
     山田は容赦なく、かつ事務的に告げていた。
     脱いでいる瞬間は見せたくない、そんな恥じらいからか、二人には背中を向けたままにボタンを外し、背中越しにワイシャツを預けてくる。それを受け取る山田は、体温が残っているであろうワイシャツを探り回し、調べ上げ、丁寧に畳んでからテーブルに置いていた。
     もちろん、剥き出しの背中を視界のフレームから外してはいないだろう。
     背中のホックに手が回り、後ろ向きのままパチリと外され、やはり英子は背中越しに下着を手渡す。白いブラジャーを手にした山田は、ニタニタとしながら探り回し、それを田中にも渡してくる。
     受け取った田中は、やはり体温の残ったブラジャーの、カップの部分を弄り回し、タグを確かめるとE80と書かれていた。トップバストが一〇〇センチ、アンダーバストが八〇センチの乳房に合うことまで記されており、つまり英子の胸はこれと同じか、数センチの誤差があるかといった大きさらしい。
     英子が振り向き、胸を腕のクロスでがっしりと覆い隠した状態で二人を向く。
    「やはり金属ワイヤーですね」
     ここぞとばかりに、田中は英子の見ている目の前で、このブラジャーを調べてみせる。ワイヤーの感触を確かめるばかりか、カップの裏側にあるポケットにも指を突っ込む。厚さがほんの何ミリかの、柔らかなクッションが入っていた。
     しかも、田中はこれを山田に手渡し、そうすることで男同士で人の下着を共有しているところを見せつける。
     英子はいじらしくも顔を背けた。
    「では通ってみて下さい」
     田中が告げ、すると英子は胸を強く抱き締めての、肩を内側に丸めたたどたどしい足取りでアーチをくぐる。
    
     ビィィィィィィィィ――――。
    
    「そんな……」
     これで、いよいよ生の乳房を拝むことになる。
     両手を頭の後ろに組むように告げるのだが、もちろん英子はありありとした抵抗の色を顔に浮かべる。腕のクロスを解くどころか、むしろ力を強めたのは、ほとんど反射的なものだと田中には読み取れた。
    「………………」
     言葉などなかった。
     ただ黙って、本当に心の底から仕方がなさそうに、英子は腕のクロスを解き、どことなく震えながら後頭部に両手をやる。おなじみのポーズとなって、もはやEカップの大きな乳房は隠すことができなくなり、事務的な表情を装いながら、田中と山田は二人してそれを見る。
     なかなかの乳房だ。
     さすがの大きさで手前に突き出て、焦げ茶色の乳輪から、丸っこい乳首が硬く突起しているようだ。
     田中は横目で山田を見る。
     すると、山田は目で頷き、次の説明を開始した。
    「えー。諸外国の事例ですが、手術によって体内に盗聴器を仕込み、情報を盗み出したという事件があるそうです。これを受けまして、当研究所においても、下着類を外してなお金属探知が反応する場合、取り決めとして乳房への接触を行うものとなっています」
    「胸を……揉む気ですか……?」
     キッ、と、一瞬だけ、視線が鋭くなった。
     警戒しきった表情でいて、英子にとっては仕方がないことでもある。今のところ、騙されていることには気づいておらず、しかも同意書のことがあっては、諦めるしかないのは自分の方だと、英子もよくよくわかっているのだろう。
     瞳に恨めしそうな色が浮かぶも、ぐっと堪えてか、睨まんばかりの先ほどの視線は、まるで気のせいだったかのように、本当に一瞬で消えていた。そこにあるのは、ただ自分がこれからされることを思い、緊張と恥じらいを浮かべるだけの表情だった。
     真っ先に山田が揉みに行き、田中はというと、大好きな巨尻を眺めに行く。
    「同じ理由で、お尻への接触も増えますので、ご了承下さい」
     尻、胸。
     痴漢やセクハラを訴えやすい、そうした場所に物を隠すことの強みは、わざわざ解説するまでもないだろう。本当にそうされると厄介だから、調べることが可能なように、同意書の内容は男女問わずに同じ文面としており、職務上は必要性に応じて男の恥部さえ調べなくてはならない身だ。
     ペニスに盗聴器を埋め込む猛者など、さすがに存在しないだろうが、想定はしなくてはならないのが二人の仕事だ。
     女にありつく楽しみがなくては、男の尻を触る羽目になる仕事などやっていられない。
    「んっ、ん………………」
     前では胸を揉まれている。
     調べているに過ぎない手つきを徹底して、生真面目な顔で乳房の内部を探り込み、ありもしない盗聴器を見つけ出そうと揉みしだく。そもそも、手術痕がないので、この刑事にそんな恐れはないのだが、それでも揉むのが男だろう。
     刺激でも受けているのか、かすかで小刻みだが、巨尻が左右に動いている。
     ずっと眺めていたいものだが、調べるためにも田中は手を付け、左右の尻たぶを同時に揉みしだく。肉の内側に何かが隠され、手術で埋め込まれていることを疑う建前の、探している手つきを心がけ、ぐっと指を押し込み撫で回す。
    「どうだ?」
     田中は山田に問いかける。
    「いいや、こっちは何もない」
    「こっちもだ。すると留め具か」
    「パンツスーツの方も脱いで頂きますね?」
     もはや山田は有無も言わさず、すぐにしゃがんでパンツスーツの留め具に手をかける。あちらの視点からすれば、チャックを下げる瞬間の、ズボンがV字に開くことによって覗けるショーツが見えているはずだった。
     英子は後頭部に手を組んだまま動かない。
     もう、諦めているはずだ。
    「下げてくれ」
     山田が、田中に言う。
    「了解」
     じっくり、たっぷりと眺めていたい田中は、パンツスーツの左右に手をかけて、だんだんと下げ始めるにあたって、少しでも時間をかけていた。しだいしだいに、一ミリずつ丁寧にずり下がり、真っ白なショーツに覆われた巨尻が見えてくるのを楽しんだ。
     二人の男の顔が近づき、下半身を前後で挟み撃ちにされながら、間近で凝視される気持ちはどんなものであろうか。
     田中は尻を、山田は前を眺めている。
     尾てい骨のあろう位置まで下がり、さらにショーツ尻の面積は広がって、布地のしっかりと食い込んだ光景が広がっていく。パンツスーツの上からでも、尻の丸い形状はありありと見て取れたが、ならばショーツ越しにもよく浮き上がっているのは当然だった。
     純白ショーツの巨尻は、そのゴムによって少しだけ、おそらくは一ミリかその程度、尻山を凹ませている。尻の下限の、垂れ目にあたるラインは深い影を刻んでおり、プリプリとした魅惑のボリュームは田中の視線を吸引した。
     英子はショーツ一枚のみの姿となる。
    「ではお願いします」
    「はい」
     悲しいやら悔しいやら、そんな思いを抱えて、きっと今度こそという思いをいっぱいにして金属探知機をくぐっていた。ここまでボディチェックを受け続け、ここまで脱いで、これで駄目なはずはないと、だから本当に次こそはと、そんな気持ちが感じられた。
    
     ビィィィィィィィィ――――。
    
     もう泣きたい。
     英子の顔から、そんな思いが伝わって来た。
    
         ***
    
     佐波英子に命令を下し、同意書へのサインも行うように告げたのは、この町を守る警察署長の男である。彼はパソコンに取り込んだその映像を見てほくそ笑み、またとない優越感に浸っていた。
     科学研究所の所長から預かった大切な『資料』である。
     警察として、頂いた資料を入念にチェックするのは当然であり、誰もいない所長室で、背後の窓ガラスにはきちんとシャッターをかけていることまで確認してから、音量にも注意して動画を見ている。
     特に気に入っている部分はこれだ。
    
    『ではショーツをこちらにお渡し下さい』
    『さすがに……どうしてもですか……?』
    『お願いします』
    『そう言われましても……』
    
     ショーツ一枚だけの姿になりながら、それだけはさすがに脱げず、今まで以上に抵抗を示す英子の可愛らしさといったらない。顔は赤らみ、涙ぐみ、それでも同意書へのサインや取り決めなどの関係から、結局は英子が諦める。
     やがてショーツを下げていくのだが、アソコばかりは見せまいと、右手で秘所を覆いながら、左手だけで下げたのだ。
     すっかり腰をくの字に折り曲げ、そんなポーズだからこそ、巨尻の丸いフォルムが際立つワンシーンの良さといったらない。まるで全裸のへっぴり腰になりながら、泣きながら下着を差し出しているかのような場面の滑稽さ、情けなさ、この時の英子の心境を思うと興奮する。
     自分がどれだけ情けのない、格好悪い姿を晒していたか、英子に自覚はあっただろうか。
     ショーツを手渡した後の英子は、左手もアソコにやり、両手を使って秘所を覆い隠していたのだが、それでいて腰もくの字に折り曲げて、お尻をしっかり突き出している。その姿を例えるなら、オシッコが漏れそうで漏れそうで仕方のないポーズというべきか。
     トイレの方向を指してやったら、全速力で走って行きそうだ。
     さて。あのチェックルームの素晴らしいところは、床にも壁にも天井にも、ありとあらゆる位置に無数のカメラを仕込んでいながら、見た目では決して存在を見抜けない。その上、さらに、三六〇度の全方向からの映像を統合して、自由に角度を変えたり、位置やアングルをマウスで操作可能な動画を作ってしまう技術が導入されている。
     つまり、オシッコが漏れそうなポーズを真横から眺め、くの字に折れ曲がった身体の、巨尻のフォルムが際立っているところを楽しんでもよし。角度を変え、巨尻を画面いっぱいにアップすれば、まるで英子が知らず知らずのうちにレンズに尻を近づけて、そうして出来上がった絵であるようで興奮する。
     二人の男がショーツを調べ、生地の手触りや温もりを確認しつつ、布のどこかに何かが仕込まれていないかの調査も行っている。
     そんな男二人の場面を確かめてから、警察署長はクリックで映像を巻き戻し、今度は英子の表情をアップする。
     素晴らしいの一言だ。
     自分の見ている目の前で、無残にもショーツを悪戯されている。何としても阻止したいはずであろう光景を、ただ無力にも眺めているしかない気持ちは、歯がゆいどころの問題ではないだろう。
     武力行使さえ行えば、英子にとってそこらの男二人など相手にならない。
     全裸のまま戦っても、格闘なら英子が勝つだろう。
     しかし、理由もなく武力行使などできはしない、するわけにはいかない英子が、ただただ顔を赤くして、頬から炎でも噴き出しそうなほどの、羞恥にまみれた表情で、涙目でそれを見つめているのだ。
     そう、オシッコが漏れそうなポーズで。
     これほどみっともないことがあろろうか、こんな体験をして、よく生きていられるものだとさえ、警察署長は思っている。確かに、署長の命令で英子はこうなったのだが、女のここまで惨めな姿を見ることができて最高だ。
     そして、その英子がここに来る。
    
     こん、こん、
    
     あらかじめ時間を決め、そろそろ英子が来るとわかっていた警察署長は、動画から音を消しつつ、凜然とした英子がドアの向こうから入ってくるのに目をやった。
     一時停止した動画の中では、こんなにも惨めを晒しているのに、まるで何事もなかったかのように振る舞って、堂々たる姿勢で仕事の報告に来ているのは、さすがの精神の強さと言えるだろうか。
     しかし、見比べるとますます楽しい。
     そこに立っている英子は肌が白いが、動画の中では首から上が綺麗に赤い。同じ人物とは思えないほどの、涙目の潰を大きく育てた可哀想な表情さえ浮かべている。
    「どうだったかね」
    「はい。署長が仰る通り、あちらの機関では極めて重要な研究を行っており、その情報を探り出そうと、諸外国の組織や暴力団が狙っています。現状のボディチェック体制なら、そう簡単にスパイが入り込む余地はないのでしょうが、あれほどの宝庫とわかれば、犯罪組織もそうそう諦めはしないでしょう」
    「内部から、そういった連中に売り込みをして、手引きしてしまうこともありえるわけだ」
    「ええ、可能性としては」
     署長はさらに話しを聞き出し、かねてからの捜査関連――いくつかの組織が研究所を狙おうとする動きについての、英子が現状得ている感触を聞いていく。今後の警察の動きに関わる重要な内容は、もちろん耳に入れつつも、器用な所長はパソコンの画面を同時に楽しむ。
     映像を再生させ、肛門まで探られる場面を見た。
     動画内の英子は自分で自分の足首を掴み、尻だけが高らかとなる恥辱のポーズで、男に肛門を晒していた。ご丁寧なことに、カメラにきちんと映るよう、男は自分のポジションを気にかけながら、ちょうど横合いから、ジェル塗りの指を肛門に挿入していた。
     桃色の菊皺が指を飲み込み、羞恥で尻ごと震えるかすかな具合が、画面いっぱいにアップすることが可能だった、
     こんなことまでされて来たか。
     しかも、指を挿入するばかりか、二人して尻たぶを撫でている。肛門の内側を探られるばかりでなく、無駄にお尻を触られている英子の悲劇には、まったく勃起した逸物がズボンの中で破裂しそうだ。
     英子はひとしきりの報告を済ませ、さも自分はクールにこなしてきたような顔をして、署長に背を向け去って行く。
     その際の巨尻を目で追うが、あのパンツスーツの中身がこれか。
     署長は今一度画面に目をやって、両側から撫で回され、肛門にも指が出入りしている光景を楽しんだ。
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 あとがき

    前の話 目次

    
    
    
      初めて剣道少女を書き始めたのは2012年のおよそ九月前後、それから2013年の7月に完結という形になり、恐ろしいことに下手をすれば完結に1年以上かかっていた可能性があったわけです。しかし、どうにかモチベーションを保って執筆を行い続け、とうとう締めくくる運びとなりました。
    
     この話を書くに当たって、ずっと考えていたのは堕とさないということです。
    
     もちろん、書いている最中に何度かは、終盤としてはやはり快感への堕落が定番だし締めくくりにもしやすいかなと、考えたことはありました。しかし、それでは何か面白くないのです。そうして女の子が生きた人形のようになってしまうと、楽しい反応が見られません。心が折れてしまった女の子では悔しがったり恥ずかしがったりしてくれないではありませんか!
    
     そうした理由もあって、中盤あたりからは明確に『堕ちさせない』という自己ルールを持って書いていました。強い、気高い、生意気、高飛車等々、高みにいるタイプの女の子は折れたりせずに永遠に悔しがり続けるべきだと思うわけです。大事なところを視姦したり、あるいは本番ありなら挿入されてもこちらを睨み返している、なんていうのが最も興奮します。
    
     よくネタで「俺達の戦いはこれからだEND」なんてありますが、この作品は「黒崎麗華の恥辱はこれからだEND」のつもりです。話そのものは完結しましたが、まだまだ剣道部の部員が猥褻要因として残っていますし、「検査」という要素が消えてストーリーが終了になっても、何らかの形で辱めは続いているのです。そして、堕ちない、折れない、強い精神で耐え切ります。耐え抜くからこそ、何十回何千回でも悔しがるし、恥ずかしがります。報復だってするかもしれません。ですが、例え何らかの反撃をしても、その度にヤられていくのです。
    
     ちなみにどうでもいい話ですが、黒塚は甲田学人が大好きです。ノロワレ、断章のグリム、Missingといった作品が大好きで、HPにも二次創作やイラストがあるのはご存知かと思います。なので自分はところどころ甲田学人の影響を受けています。こちらはエロ小説ですし、リョナ要素は扱っていないので、痛みや残酷描写を行うことはありませんが、それでも彼の文章まわしをちょくちょく意識しています。ファンの方なら、もしかしたら「おや? この文章の書き方は」と気づくことがありまもしれません。
    
     では、そろそろあとがきもこのへんで。
    
    
     はつかねずみがやってきた。
     はなしは、おしまい。
    
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 おまけ

    前の話 目次 次の話

    
    
    
    
     医師に開脚を命じられ、悔しそうな表情で恥部を曝け出す黒崎麗華のイメージイラスト。
    
    
    
    
    
    
     作中でいうとノギスで恥部のサイズを測定され、さらに撮影されるあたりにあたる。抵抗の術を持たない麗華にできることは、猛烈な恥ずかしさにただただ耐え、涙目になりながらも医師や担任をにらみ返すことのみであった。
    
     アナルの皺を数えてみて欲しい。測定した通り、実際に23本になっているはずである。
    
     また、医師がまとめた検査結果の資料にも、これと全く同じ姿勢での写真が載せられている。表情や開いた足の角度には微妙な誤差があるが、とにかく上記のような姿勢での写真が『資料』という扱いで保存され、医学会のデータベースに永久に保存される。
    
     原則としてたとえ本人の要望であっても削除されることはなく、本人の死後にもこの写真は保存され続ける。 
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 最終話「黒崎麗華」

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     体を拭かれている。白濁にまみれた麗華の体を、濡らしたフキンで医師が拭き取っている。当然にように胸やアソコも拭かれたが、もはや麗華にとってそんなことはどうでもよかった。ただぼーっとしながら、麗華は体を拭かれるのを受け入れていた。
     全ての検査は終わったから、あとは解散するだけだ。部員達は始も含めて部屋を去り、三人を残すのみとなっている。精液が一通り取り除かれると、ようやく検査着を着せられて、意思と担任に連れられながら大学を後にする。車に乗せられて学校へ帰され、残されていた授業をほとんどうつろな眼差しで受け、その日は部活にも出ずに帰宅した。
    「お姉ちゃん。どうしたの?」
     帰るなり、玄関で出迎えてくれた小学三年生の妹のアケミに心配される。
    「別に……。何でもない」
     まさか話せるわけもなく、そもそも何もかもがどうでもよくなって、麗華はそそくさと部屋へ戻っていった。
     そういえば、報奨金がもらえるはずだ。
     医師の話では確か、治験となってちょっとした診察を受けるものだと、両親に話が行っているとのことだ。あんな屈辱的な思いをしたなどとは、麗華から打ち明けない限りバレる心配はないだろう。
     家で今まで通りでいられるのなら、別にいい。
     あとはもう、どうでもいい。
     麗華はベッドにうずくまり、何をするでもなく時間が過ぎるのだけを待ち、晩御飯に呼ばれて居間へ戻る。
    「姉ちゃん。元気なさそうだな」
     六年生の弟、アキラに心配される。
    「風邪引いた?」
     一年生のユウヤにも気遣われる。
    「何でもないよ」
    「ホントに?」
     幼稚園のショウコにまで心配そうな顔をされた。
    「大丈夫だってば」
     ここまで心配されると疎ましい。
     もう踏みにじられた尊厳はどうにもならないし、とても誰かに話せる内容ですらないというのに……。
     だから何も話すことはなく、麗華はただ黙々と食事を済ませる。
    「ごちそうさま」
     食事を済ませて、麗華はすぐに部屋に戻った。
     自分は堕ちたのだ。
     どんなに違うと叫んだとしても、始も、みんなも、もはや麗華を尊敬できる先輩とは思ってもらえないだろう。見られながらオナニーして、体をドロドロにされた淫乱な牝のようにしか見てはくれない。
     どうして自分は負けたのだろう。
     ドーピング検査で排尿を撮影されてしまった時か、それともその動画をダシに結局は検査に持ち込まれ、尻の穴までじっくり観察されてしまった時か。それとも、その検査中に撮影された記録が全てネットで公開されてからか。
     ともかく、麗華は欲望に勝てなかった。
     心のどこかでイきたいイきたいと思っていて、麗華の心は負ける言い訳のチャンスを虎視眈々と狙っていた。少しでも負けたって仕方のない場面がくれば、待ってましたとばかりに折れようとする気持ちがあった。
     あぁ、だからどうでも良いなんて思い始めたのか。
     麗華は自分の気持ちを自覚するが、自覚したからといってどうなるわけでもない。ただ何をする気力もなく、落ち込むことすらせずに、ただただベッドでぼーっとしていた。無気力な怠け者のように、ぼーっと天井を眺めていた。
    「私は……」
     もう元には戻れない。
     虚しい思いで胸にぽっかりと穴をあける。
     そんな時だった。
    「お姉ちゃん? 入るよ?」
     ドアを軽くノックしながら、アケミが恐る恐る遠慮がちにドアを開け、ヨタヨタ足で麗華の元へ歩んできた。
    「どうしたの? アケミ」
    「うん。あのね、お姉ちゃんに剣道教えて欲しいなって」
     アケミは照れたような顔でそう言った。
    「剣道、やりたいの?」
    「うん。だってお姉ちゃんすっごく強いから、私もお姉ちゃんみたいになりたいの!」
     小さな妹に力強く言われた瞬間、胸を強く打たれたような衝撃を感じた。今まで部員から憧れの眼差しを受けたことなら、それはいくらでもあった。しかし、家族はあまりにも身近な存在過ぎて、逆に盲点だったのだ。
    「私、みたいに?」
     麗華は俯く。
     アケミが見ているのは強かった麗華であって、堕落した麗華などではない。果たして、今の自分にアケミを指導する資格があるのだろうか。
    「私だって強いばかりじゃない。私だって負ける。どんなに踏ん張っても、結局は駄目な時だってある」
    「でも、お姉ちゃんはそれでも勝ったよ?」
    「……え?」
     麗華は首を傾げるが、アケミは力強く言ってくる。
    「だってそうでしょ! お姉ちゃんだって、最初から強かったわけじゃないの知ってるよ。昔はいっぱい負けてたし、あの時は初心者だったから、頑張っても勝てない相手はいたと思う。それでも頑張って頑張って、初心者じゃなくなって、前までなら絶対に勝てなかったような相手に勝ってきた。私、そんなお姉ちゃんの姿を知ってるもん!」
    「アケミ……」
    「だから私もね、強くなりたいなって。負けないように、負けたってくじけずにいられるようになりたくて、だからお姉ちゃんと同じ剣道がやりたいの!」
     ああそうか、何て大事なことを忘れていたのだろう。
     負けてもいいんだった。
     大切なのは勝ち負けではなく、例え負けても強い心の芯を保っていられる精神だ。芯さえ強くあり続ければ、自然と心も体も強くあろうとする。そうやって、進化の道を歩き続けていくことが大事なのだ。
     だとしたら、今からでも逆転できるだろうか。
     わからない。
     わからないが、やってみなくては始まらない。
    「わかったよ。アケミに剣道を教えてあげる」
    「やった。じゃあ約束ね?」
    「うん。約束」
     二人は指きりげんまの小指を結び、幼くも可愛いアケミに向かって、麗華は優しい笑みを投げかけていた。
    
         *
    
     そして、翌日。
    「全員そこに直れ!」
     竹刀を掲げ、麗華は男子部員を座らせる。
    「えーっと、なんスか?」
    「肌でも見せてくれるんですか?」
     すっかり生意気な口しか聞かなくなった後輩に向け、麗華は竹刀の切っ先を向ける。
    「お前達の根性はすっかり歪んでしまっている。いや、私もだ。私自身もこの前のようであってはならない。お前達には私の鍛錬に付き合ってもらうぞ」
    「えー……」
    「面倒ッスと」
     想像通り、嫌そうな反応が広まっていく。
     だが、麗華は負けなかった。
    「私は弱みを握られた。だからあんな目に遭った。お前達はどうして来た? お前達も弱みを握られたとでもいうのか」
    「それは違うッスけど――」
     反論する一人の部員がそのまま何かを言いかけるが、麗華はそれは遮った。
    「ならば! 欲望のままに昨日は皆私の元へやって来たというわけだ。そして、こう言っている私自身もどうなったか、その姿はみんなも見たかもしれない。だからこそ! そんな堕落した自分を鍛え直す必要があると思う。悪いがみんなにも付き合ってもらうぞ!」
    「けど先輩――」
    「文句がある奴はかかって来い! もし私を倒せるようなら、お前達、私に何をしても構わないぞ?」
     麗華がそう言った瞬間、部員達は沸きたった。
    「え? マジっすか?」
    「じゃあ俺、ちょっと挑戦しよっかなー」
     それぞれの竹刀を握り、男子部員は全員が立ち上がった。
    「いくぞ!」
     そして麗華は部員達と立ちあって――。
     挑んでくる全ての部員に面打ちを当て、降参させ、鍛錬に付き合うと約束させ……。
    「麗華先輩、勝ってもいいんですよね?」
     最後の一人、竹内始が竹刀を構えた。
    「勝てるものならな」
     麗華も気を集中する。
     負けはしない。
     いや、負けてもいい――良くないのだが、負けても折れないことが大切だ。誰にどう思われようと、自分は自分であり続ける。そうすれば、どこかに自分をわかってくれる存在は必ずる。
    「いざ尋常に、参る!」
     そして、麗華と始の立ち合いが行われた。
     この一本がどんな結果になろうとも、麗華は二度と折れはしない。それが相手を楽しませることもあるだろう。男は屈辱に歪む麗華を楽しむ。だが、それでも折れずにい続けてやる。最後の最後で勝つために――
    
     いつかあんな検査なんて無くしてやるために、今はとくかく剣を振るった。
    
     最後まで立ち続けているために、心を鍛えるために。
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 第28話「絶頂」

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      麗華は諦めの気持ちに落ちていた。ここまで来れば、もう何もどうにもならない。だったらどうにでもなってしまえばいい。
    「んっ……つはぁ……んんっ」
     麗華は俯いたまま黙々と秘所を貪り、快楽に浸り出す。
     途方もない絶頂の予感がほのかに疼き、麗華はほじくるように指を練り動かした。どうにでもなればいい。いっそのこと快楽を貪って、もうイってしまえばいい。
     しだいに麗華は一心不乱になっていき、周囲の目など忘れてしまう。
     イきたい、イきたい――。
     ただそれだけが、麗華の胸を占めている。
    「マジか……」
    「先輩が本当に……」
     それに唖然としているのは、むしろ部員達だった。どんなになっても心の底では抵抗し、最後まで折れまいとし続ける。それが黒崎麗華だと、誰もがごく当たり前のように思っていた。麗華が精神的にまで堕ちるなど、彼女の強さを知っている皆にはそもそも想像自体していなかった。
     皆が期待していたのはただ一つ。
     心の抵抗を残した麗華を好きに貶める。
     それだけであった。
    「おいおいおい」
    「これ本当にやばいんじゃ」
    「どうなっちまうの? 先輩」
     心配でもするような、あるいは焦ったような表情に部員達は染まっていく。そんな彼らの反応に首を傾げるのは医師だけであった。
    「おやおや、まるで不思議なものでも見るかのような。皆さん、一体どうしたのです? せっかく麗華さんが堕ちたんじゃないですか。これから絶頂しようというのに」
    「誰も麗華がああなるとは思っていなかったんです」
     担任は言う。
    「やっぱり剣道の実績ですね。強すぎたんです。強すぎて、誰にとっても雲の上の存在的なところがありましたから」
    「なるほど」
    「強い女を辱めるのは楽しかった。しかし、誰もその強さが消えるとは思っていなかったんでしょう。自分だってそうですから」
     担任は少し、残念そうな顔をする。
     もっと長持ち――いや、壊れることなどないと思っていたが、やはり女の子は女の子だ。むしろここまで堕ちることを拒んでいられたことの方が、本当は不思議なのだ。
    「あっ、んあ! あぁぁ――あん!」
     麗華のオナニーは激しく、背を弓なりに反らしながら喘ぎをあげた。淫らな姿だ。快楽にふけった牝が存分に喘ぎ声をあげ、ただ夢中で手を動かし続けている。淫乱そのものを見ているようだ。
    「あーあー。麗華先輩」
     ため息をつきながら、始がそこへ歩み寄る。
    「ひあ! ああん!」
    「気持ち良いんですか? オナニー」
    「気持ちいい――気持ちいい!」
     信じられない台詞である。
     女を堕とした喜びよりも、人でも殺してしまって焦るような気持ちが部員達には広がっている。こうなった麗華を一体どうすればいいのか。本当に麗華は壊れてしまって、このまま元には戻らないのか。
    「先輩」
    「先輩……」
     所詮中学生、部員達は調子に乗った自分達の行動を後悔する――始を除いては。
    「あ! あん! ひやぁぁ――ああ!」
    「乱れてますねえ? でも最高ですよ麗華先輩。先輩が堕ちるところ、せっかくだから見てみたかったんです。全く、僕は幸せですねぇ?」
    「あっ、駄目――駄目! も、もう――」
     駄目と口では言いながらも、手はだんだん速度を増していく。すっかり静寂の広まった室内に、その水音だけが無機質に響いていた。
     そして、麗華の内側には大きな快楽の塊がこみ上げて――
    
    「あっ! あああ――あぁぁあああああぁ!」
    
     噴水が吹き上がるような潮をあげながら、麗華は思い切り背筋を反らし、絶頂を迎える。力尽きた麗華はそのまま仰向けに倒れこみ、疲弊の息をあげるのみとなった。
    「ふぅ、出ました出ました。どうぞ、お医者さんの人」
     それを見て、淡々と射精した始は自らビーカーを手渡して、検査の全ては終了となった。
     これで麗華は解放される。
     しかし、その麗華は絶頂の余韻に顔を緩め、牝顔で果てているのだった。
    
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 第27話「崩れゆく麗華」

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      こんな……こんな……!
     くず折れた麗華は呆然として、信じられない思いで鏡の中の自分を見ていた。全身をドロドロに汚して頬を紅潮させた牝の姿など、どこが堕ちていないといえるのか。汚らわしい自分の姿に全身を掻き毟りたいほどの自己嫌悪に麗華はかられた。
    (これが私なんて……)
    「本当に汚れてますね? 先輩」
    「け、けどこれはみんなが……」
    「誰に言い訳してるんですか? いいじゃないですか。麗華先輩は好きで汚れたわけじゃないんですから、開き直れば」
     始は悪どく笑んでいる。
    「これはこれは傑作ですね」
     医師も麗華にニヤけている。
    「あの麗華がいい姿なもんだ」
     担任も口元で微笑んでいた。
     好きでここまで来たわけではないのに、好きでオナニーなどしていたわけでもないのに、そう思うこと自体が真面目な麗華には言い訳に思えてしまう。例え不本意な自体であろうと、穢れるべきではないと考えていたのだ。
     だが、今の麗華はドロドロという有様だ。
    「あーあー……」
    「どこにも先輩の威厳なんて残ってないよね」
    「なんていうか、画像がまわってる時点で色々終わってるし」
    「なんたって尻の穴まで見れちゃうからね」
     部員達も口々に麗華を貶め、蔑むような眼差しを投げていた。今までは尊敬の眼差しを向けてくれていた可愛い後輩達が、一人残らず麗華にいやらしい目を向けているのだ。どこもかしこも見られて精液までかけられて、威厳も何もあったものではない。
    「ほーんと、いい姿ですよねぇ」
     始の猫なで声に打ちのめされ、麗華は心から実感した。
    (みんなも、私は地に堕ちたと思ってる。例えどんなに折れまいとしたって、もう……)
     麗華はもう、とっくに威厳のある力強い先輩には戻れなくなっている。強く美麗な黒崎麗華は誰もが憧れていた存在だが、みんなの中からは既にその頃の麗華など消えていることを悟ってしまった。
     もっと早く気づいても良かったのかもしれない。
     しかし、麗華は意地でも堕ちまいとしていた。初めの検査を思い出し、そのせいで疼く体で自慰行為を我慢し続け、始のマッサージを利用して自分を満足させようとした。そう、満足させようと考えてしまっていた。あれが堕ちていないと言えるのだろうか。そして今の姿である。堕ちていないと言えるのだろうか。言えないのだろう。いくら一人で強がっても、誰にも堕落した先輩としか思ってはもらえない。
    「始くん……」
     麗華はか細い声を伸ばす。
    「はい。なんですか? 先輩」
    「どうすれば、出せるの?」
     確かめるように、ゆっくりと尋ねる。
    「麗華先輩の絶頂シーンが見れたら、出せますかね」
     やはり、始はそう答えた。
     それしか、もはや望まれてはいないのだ。
    「……いいよ。もういい。イってあげる」
     そして麗華は――
    
     今度は自分の意思で秘所に触れ、自慰行為を再開した。
    
    
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 第26話「イきたくない・・・」

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     アソコが疼く。
     白濁の臭気にまみれ、麗華は牡香にくらくらと酔ってしまいそうな自分を自覚する。秘所を貪る手が無意識のうちに活発になり、指先がいつの間にかクリトリスを貪っていた。
    「んん……ふはぁ……」
     熱い吐息を漏らし、麗華はみるみる色めいていく。堕ちてはいけないと思いながらも気がついたら夢中になり、膣に指まで入れようとしている有様だ。このままではいけない、駄目だ駄目だとわかってはいても、熱心に動く自分の右手をもはや制御しきれなかった。
    「先輩もすっかり気持ちよさそうだよな」
    (違う……!)
    「こんなにオナニー好きだったなんて」
    (別にそういうわけじゃ……)
    「みんなに見られながら感じるなんて、先輩って色々と素質あるんじゃないの?」
    (そんな事は……)
     恥ずかしく思いながらも、麗華は左手まで動かしてしまう。右手で秘所を、左手で胸を弄繰り回し、指先で乳首を捏ねて快楽に浸りこんだ。
    「はーい。かけますよー?」
     ドバドバとへその下あたりに吐き出され、精液が秘所へとつたっていく。麗華はそれを自分の体に塗りこむように、秘所と乳房をなぞっていった。
    (何をしているんだ。私は……)
     自覚はありながらも、しだいに暴走していく自分の手を止められない。麗華は乳首に塗りたくり、クリトリスを白濁でなぞっていった。
    「うわぁ、やらしー」
    「すっげーエロいじゃん」
    (全くだ……)
     もはや頭が下がってしまう。
    「淫乱ですね。麗華先輩」
     始にまで言葉を投げられ、屈辱感を味合わされる。それでも手は止まらない。自分がいかに乱れているのかが嫌というほど理解できて、自己嫌悪に沈んでいく。何度も自制心を働かせては止まろうとするが、ブレーキはもはや効かなかった。
     しだいに何かがこみ上げて――。
     膣奥から背中にかけて、電流でも走りそうな予感に襲われる。このままではイってしまう。再び人の見ている前で、本当に堕落してしまいかねない。
     絶頂の予感に麗華はようやく自分の腕を左手で押さえ込んだ。
    (駄目だ。イってはいけない……)
     人前だ。
     人前で絶頂などしたくない。
    (イくな! イっちゃ駄目だ!)
     麗華は必死に自分の腕を抑え、懸命に自慰を堪えた。しかし、それでもアソコは疼いて快楽を求め、引き寄せるような魔力で手を引き寄せる。欲望と理性のせめぎあいで、絶頂だけはと強い意思を保ち続けた。
    (イくものか、イくものか、イくものか、イくものか、イくものか、イくものか!)
    「かけますよー」
     多くいた部員の最後の一人だ。
     ドピュ――ドク! ドクッ、ドクン!
     精液をかけられ、白濁まみれの麗華はまるで頭の上から白いペンキでもかけられているような有様だ。
    「いい姿ですよ? 麗華先輩」
     にんまりとした始が顔を押し寄せ、穢れきった肢体を舐めるように見てまわす。頭のてっぺんからつま先まで、白濁にまみれた素肌を目に焼き付けた。
    「ふざけないで……。いつになったら終わるの……」
    「そうですねぇ、先輩がイってくれたら僕も出せるかもしれません」
     始はとんでもない事を言う。
    「ふざけるな! 絶対にイくもんか!」
    「やっぱり我慢してたんですね」
    「うぐ……!」
     不覚だ。今ので自分が絶頂寸前であることを認めさせられたのだ。
    「どうしてイきたくないんですか?」
    「人前だからに決まってる」
     麗華は顔を背ける。
    「オナニーしてるくせに」
    「――っ! 人に命令しておいて……!」
     あんまりな言い様に強く歯を噛み締めた。
    「じゃあ、ちょっと立ってくれますか?」
    「今度は何」
    「いいからいいから。こっちですよ」
     訝しげに思いながらも麗華はベッドを降り、始に導かれるようにして室内を歩む。壁に埋め込まれていた鏡――ちょうど全身が映るほどの大きな鏡の前に立たされ、麗華は自分自身の姿に息を呑んだ。
    「こ、こんな……!」
     全身がどれだけ汚されているのか、わかってはいた。しかし、どこもかしこも白濁まみれの髪まで汚れた自分の姿を実際に見せられるのは、想像以上にショックだった。まるで自分が自分でないような、こんなものが自分だとは信じたく無い思いにかられ、麗華は否定するように頭を振る。
    「違う……。違う! こんな……!」
    「これが麗華先輩ですよ? ドロドロに汚れて、とっくに堕落しているじゃないですか」
    「そ、それはみんなが……」
    「でも穢れてますよね? それが先輩の姿です」
     認められない。
     認めたくない。
    「そんな……。こんなものが…………」
     衝撃を突き付けられ、麗華は床にくず折れた。
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 第25話「かけられまくり」

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      屈辱に濡れながら、麗華は自らの秘所に触れる。大また開きでそれが皆によく見えやすいようにして、そして部員もじっくりと顔を押し寄せ覗き込み、そんな中で麗華は割れ目を指でなぞった。
    「くん……!」
     あまりの刺激だった。
     卑猥な声を聞かせまいと慌てて口を塞ぐ麗華だが、そんな事をしても出てしまったものは戻らない。
    「おおっ、色っぽい声」
    「気持ちいいんだねぇ?」
     部員達は一瞬のうちに歓喜に染まりあがる。
    (まずい……。このまま続けたら、私は……)
     助けを求めるかのような気持ちで、麗華は始に視線を送る。もういいだろう、許してくれと内心叫ぶが、しかし心の声を表に出せない。目で訴えかけるまでにはいかなかなかった。それよりも恨めしい気持ちと自尊心が上回り、恥じらいに苦悶しながらも目だけは相手を睨むような、羞恥と屈辱の入り混じった表情しかできなかった。
    「ほら、早く続けて下さいよ」
     始の顔は鬼畜だった。獲物を追い詰める狼が笑ったような、邪悪でいやらしい笑みだ。
    「くぅ……」
     麗華は歯を食いしばって、恥丘をなぞる。貝の膨らみを回るように、指をぐるぐると動かして、なるべく性器の外側に近い部分を愛撫する。割れ目やクリトリスは避けて通った。それでも沸きあがる快楽の並みが麗華を襲い、漏れそうな声を抑えるために、必死で口を押さえずにはいられなかった。
    「んっ……んん……ん…………」
     口を塞いだ隙間から、それでも甘い呻きが聞こえてくる。
    「可愛いね」
    「我慢しちゃってさ」
    「ひゅー!」
     堪えようとしている姿が、男子を余計に興奮させていた。
    「んん……ん…………」
    「ほら、ちゃんと割れ目をなぞりましょうよ」
     始に言われ、そこに触れざるを得なくなる。
    「んっ、んぁぁ……! あぁ……!」
     快楽にもがきながら、麗華は必死に耐えていた。堕ちてはならない、溺れてはならないと必死に自分に言い聞かせる。ボロボロの理性を保って踏ん張っていた。
    「俺、そろそろ出るわ」
     部員の一人がそう言って、麗華の前へ踊りでる。しごいていたペニスを麗華に向け、絶頂へ向けて手の動きを早め、そして――。
    
     ――ドピュゥゥン! ドピュピュ! ドク――ドクン!
    
     熱い白濁は振り撒かれ、麗華の乳房が塗らされる。
    (く、くそ! こんな扱い……!)
     ドロリとこびりついた熱気が、肌にじわじわと染みてくる。ツンとした牡香が鼻腔をつき、アソコが疼いて自慰快楽が増幅した。まるで自分の体が精液をかけられて喜んでいるかのようで、今にも堕落しそうな自分の状況にゾッとする。
    (駄目だ! 私は堕ちちゃいけない!)
     麗華は強く歯を食いしばる。
    「ほら、サボらない」
     始に言いつけられ、止まっていた手を不本意ながらに動かし続けた。自ら触れているせいで、自分の濡れ具合が嫌というほどよくわかる。手がぐっしょりと濡れ、秘所はヌルっと熱くなっている。
     激しい快楽に身をよじりながら、麗華は涙ながらのオナニーを続けていた。はしたない姿を後輩に目一杯拝まれて、できることといったらとにかく声を堪える事だけである。だがそれさえも、わずかな喘ぎの呼気を隠しきれてはいない。
    「んっ、んふぅ……んぁぁ……」
     手で口を塞いだ間からでも、十分にその乱れた呼吸音は伝わってくる。
     誰もがそれに興奮し、勃起したそれを夢中で捌いていた。
    「先輩! いきますよ?」
    「俺のも受け止めてください!」
     二人が麗華の前に躍り出る。
    
     ――ドクッ、ドクン! ドピュルゥゥゥウ!
    
     精液を振りかけられ、髪が、顔が、べたべたと汚される。肌に白濁が触れた瞬間の膣奥の疼きが、電流のように麗華の背筋をかけあがった。
    「くあぁ!」
     とうとう声が出てしまう。
    「あれ? 麗華先輩、ぶっかけられて感じたんですか?」
    「違う!」
     始に言われ否定するが、事実を確かめるかのように、さらに後輩が麗華の前へ出る。乳房を狙った射精でさらに谷間を汚されて、麗華はその熱気に喘いだ。
    「んっ、あぁ……!」
    「やっぱり、感じてるじゃないですか」
     始はにやける。
    「ち、違――――」
    「はいはい、次は俺いきますよ?」
     次の男子はベッドに上がり、背中にかけてきた。背筋に生温かい粘液がつたい、そこからじわじわと肌が痺れる。精子に反応するかのように膣奥が収縮し、そこを貪る手の動きは自然と早まっていった。
    (や、やだ……。これでは私はまた――)
    「次、俺ー!」
     はしゃぎあげた部員があがりこみ、今度は頭にかけてきた。白い液体がつじみに染み込み、髪の間をとおって額へ、うなじへ、あるいは耳の横へとつたっていく。
    (こいつ……!)
     尊厳などありはしない扱いに涙が滲んだ。
    「俺も出るわ」
    「だな。そろそろかけようか」
     麗華は何人もの精液を浴びる。時には顔、時には胸、背中や脚、あらゆる箇所を精液でべったりと覆い尽くされ、麗華は全身に白濁をまとっていった。頭から白いペンキでもかぶったかのように汚れきり、着実に快楽に溺れかけていた。
    (駄目だ……。堕ちちゃ……駄目だ……)
     懸命になって、麗華は眼差しを強く保とうとしている。だが、しかしふとした瞬間、ほんの少し気を緩めてしまった拍子に麗華は一瞬で溺れていき、一心不乱になってオナニーをする自分の姿を自覚した。
    (はっ! わ、私は! 何をしているんだ!)
     少しでも夢中になった自分を戒め、眼差しを保つ。
     しかし、麗華はの心は海の中心で荒波に晒されているようなものだった。彼女は荒波に耐え抜く屈強さを備えてはいるが、それでも油断しようものならたちまち波に飲み込まれ、溺れてしまう。
     麗華はそれほどまでに危うい状況で、ギリギリのところで踏ん張っているのだ。
    「かけさせてもらいますよ?」
     ドピュン!
    「俺も出まーす」
     ドクドク!
     かけられるたびに気が緩み、溺れそうになり、実際に何度も快楽の波に飲まれた。どうしてもオナニーに熱中してしまい、ふとそんな自分に気づいて自己嫌悪をする。その繰り返しとなっていた。
    
    
    
    
    


     
     
     


  • 中学剣道少女 第24話「股を拭き拭き」

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     仰向けになり、麗華は屈辱を堪えて脚を開く。蜜の堪った肉壷を始にまじまじと覗き込まれて、濡れている事実をまさに確認されている。知られたくない秘密を暴かれているような気持ちに、麗華はただひたすら耐えていた。
    「それじゃあ、拭き拭きしてあげますからねー」 
     始は子供でもあやすような声で股を拭いてくる。
    「おおっ」
    「すごい光景だ……」
     周囲を囲む部員達は、その麗華の有様に多いに興奮していた。それだけ、仰向けの開脚という姿勢で秘所を拭かれている女の姿は象徴的なものだった。
    「赤ちゃんだな赤ちゃん」
    (あ、赤ちゃんって!)
    「まさにお漏らしの世話されてるって感じ」
    (お漏らしなんて、こいつら)
     確かに濡れていることには濡れていて、床を何度も汚していたのだ。あまり否定できないのが悲しくて、とてつもない黒歴史を思い出したような自己嫌悪に襲われる。
    「しっかり綺麗にしましょうねー?」
     じっくりと布で擦られ、麗華は始に秘所を触られている。割れ目に沿って上下するのが刺激となり、麗華は息を乱し始めた。
    「――っ、はぁぁ……や、やめ……もういいでしょ?」
     じわじわと襲い来る快感に、恐ろしい予感が脳裏をよぎる。
     また、人前で絶頂する羽目にはならないだろうか。言いようのない不安が胸を締め付け、しかし愛撫は容赦ない。
    「どんどん溢れてきますねぇ?」
     垂れ流される愛液が活性油となり、表面で滑りがみるみる良くなっていく。痺れるような気持ち良さが増していき、快感が増幅した。
    「だ、駄目! 早く終わって……」
    「どうしてですか? まだ濡れてるのに」
     始はいやらしい笑みを浮かべて、指つきを変えてきた。今まで単に上下していただけだったのが、マッサージでもするような揉むような動きが加わり、しかも突起した肉豆まで割れ目のスライドのたびに狙われて、拭くというより、明らかに感じさせる目的になっていた。
    「あっ、くあぁぁ……」
     麗華は堪えきれずに喘いでしまう。
    「どうしたんですか? 麗華先輩」
    「べ、別に……っ! ひあっ」
     クリトリスを指で捏ねられた瞬間、電流が背筋を駆け上がるような激しい快感に襲われて、その都度麗華が淫らな奇声をあげていた。
    「あの黒崎麗華が感じまくってるよ」
    「やっぱスゲェ光景だよな」
    「これは貴重な瞬間だ」
     周囲の部員全てが見を乗り出し、取り囲む輪を縮め、麗華の痴態を覗こう覗こうと顔を近づけてくる。まるで赤ん坊のように扱われているその姿が、部員全ての目に焼き付けられ、担任や医師にも当然視姦されている。
     とてつもない状況だ。
     ここまで来て、未だに犯されていないのが不思議なほどの状況である。
     そんな状況において、麗華はひたすらに顔を赤らめ、自身の心とさえ対峙する。人前で股を拭かれ、その指愛撫の快楽におぼれてしまいそうな自分がいるのだ。今にも堕ちそうな自分自身を自覚して、麗華はどうにかギリギリで踏ん張っている状態だ。
    「素直になったらどうですか?」
    「ふざけないで!」
     堕ちることを煽られると、麗華はキリっと始を睨む。
     だが、こんな恥ずかしい状態のまま睨み返す表情など、むしろ男を喜ばせるエッセンスに他ならない。部員達はますます喜び、とっくに再勃起していた股間をさらに硬く盛り上げる。ともすれば輪姦でも始まらないかと恐ろく、そしてどこかで好奇心を抱く自分自身が憎かった。
    「そうだ。みんなで先輩にぶっかけませんか?」
     始がニッコリと提案する。
    「……何、言ってるの?」
     麗華はさーっと青ざめていた。
    「お、マジか?」
    「いいんじゃね?」
    「みんなでかけまくろうぜ? その方が始もヌけるって事だろ」
     部員達は口々に賛成し、麗華本人の了承など確認せずにそれぞれのペニスを取り出す。皆、一様に自分の一物をごしごしと捌き始めた。
    「ちょっとみんな……」
     麗華はペニスに包囲された。無残で情けない姿勢のまま、男という男に囲まれながら体を自慰行為のネタにされている。この大変な自体に麗華は混乱し、逃げようと脚を閉じかけるが始に押さえつけられる。
    「駄目ですよ? 動いちゃ」
     始は麗華の背中を抱き起こし、そして持ち上げた。
    「ちょっと! 始君!」
     開脚のまま、秘所を皆に見せびらかすような抱き上げ方だ。そんな形で脚を持たれていては、閉じようにも閉じられない。そのままベッドへ持ち運ばれ、麗華は柔らかなシーツに置かれた。
    「さあ、ここでオナニーをして下さい」
    「何言ってるの! するわけない!」
    「してもらわなくっちゃ困ります。だって、先輩不真面目なんですもん。手だけじゃ、さっきから僕全然射精できませんし」
    「そんな事言っても……」
     麗華は渋るが、
    「言うこと聞かなきゃ、まずいんでしょう?」
     断るという選択肢は与えられない。
    「この……!」
     麗華は悔しそうに顔を歪めながら、大事なそこへ手を伸ばした。